66 【突発】世界滅亡のお知らせ。
情報/ プロ/1日/2日/エピ/終了
ログ/メモ/履歴/村一覧
視点:
P1/P2/P3/P4/P5 [全7P]
////書///

【人】鳥使い フィリップ 09/28 20時頃
(14)
[疲れきった足で、大樹に背を預けるように座り込んだ。]

 ねぇ、ミスタ。
 もうすぐ来るのかな?

[崩れ行く色の無い空を見上げて、肩の上の鳥に問いかけた。]

【人】受付 アイリス 09/28 20時半頃
(15)
ユグドラシルってゆのは、百科事典に載ってた大きい樹のこと。
本当はどうなのかよくわかんないけど、夢で見たの。

街がなくなって、世界のすべてから色が消えて、
ユグドラシルさえも枯れかけて、
でも、そこに一羽の鮮やかな鳥がいるのよ。
あたしはそれを見にゆくの。

[コールドスリープでくりかえし見続けた景色]
[生気の抜けたような笑い方をする少年にちょっと首をかしげ]
[差し出された右手に、少女は自分の左手を重ねた]
[そのまま、握手ではなく、引っ張るように手を繋ぐ]

ざぐえええ? あ? ……うん、トニーね。トニー。
あたし、名前はアイリスよ。

魔物ってなに?
百科事典にのってるような、狼男とか、妖精とか?

【人】受付 アイリス 09/28 20時半頃
(16)
あたし、キャット・イン・ザ・ボックスに乗って来たの。
銀色の四角い乗り物よ。
一人乗りだけど、あたしがちっちゃいから、
窮屈だけどトニーも入れるはずよ。

[ぐいぐい、自分の来た方向にトニーを連れて行く]
[乾いた風が、少女の春色スカートを揺らして吹き抜ける]

【人】鳥使い フィリップ 09/28 22時頃
(17)
 …ミスタ?
 何処へ行くんだい?

[鳥は唐突に肩から飛び立つ。
 色のない世界に、たったひとつの鮮やかな色。]

【人】靴磨き トニー 09/28 23時半頃
(18)
[ぐっと手を繋がれて驚きつつ]

魔物って、魔物なんだけどな。
妖精は魔物とは違うんじゃねえかな。狼男も。

魔物っていうのは、もっとこう得体の知れないっつーか、形のない恐ろしいもんだよ。まあこの世界にはいないのかもしれんけど。

って、アイリス!
どこに連れてくんだよ!?
おーい、そのキャット何たらって一体何なんだ!
俺は……

[少女にぐいぐいと引っ張られ、どこかへ向かう。
しかしその表情は、誰かとやりとりできて嬉しそうだった**]

定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
【人】受付 アイリス 09/29 08時半頃
(19)
キャット・イン・ザ・ボックス。
時間とか空間とか次元とかそういうものを超えちゃうナニカよ。
そして可能性の箱よ。
箱を開けるまではみんなが生きてるか死んでるか、
世界がまだ存在してるか滅亡してるか、
両方の可能性がおなじだけあるの。

あたしは箱を開けてしまった。砂漠を見てしまった。
──だからもう、元には戻れないのよ。

[説明するというよりは、ただ独り言のように]

【人】受付 アイリス 09/29 08時半頃
(20)
妖精って魔物じゃないの……?

[少女にとっては、狼男も妖精も、十分得体の知れないものだったが]

でも、そうね、形のないものは確かにこわいや。
どうやって対峙すればいいかわかんないもの。

[トニーの手を引きながら銀色の箱の元まで来る]
[本当に、なんの装飾もない、ただの四角い銀色の箱]
[少女が人差し指で触れると側面が開いた]

狭いけど。ちょっとのしんぼうよ。たぶん。

[トニーに先に乗ってもらおうと振り向いて、彼の表情に気付く]
[さっきまでは生気の抜けたような笑顔を貼り付けていた彼の変化]
[少女もつられるように頬が緩みかけたが]
[なぜか逆にむっとしたような表情を作って、トニーを引っ張る**]

ほら、乗って乗って。
すぐに出発しちゃうんだから!

【人】靴磨き トニー 09/29 12時半頃
(21)
[少女の説明には、ちんぷんかんぷん]

よ、よく分かんねえけど、乗り物なんだな?
まあ歩くよりはいい、か……?

[少女が箱を操作するのを怪訝な表情で見つめながら。
せかされて、少年は少しだけむっとする。
そして箱に押し込まれ]

確かに狭いな。
おい、くっつきすぎだろあんた。
もう少し何とかなんねえのか。

[ちょっと怒りながら、その口調は朗らかだった]

【人】鳥使い フィリップ 09/29 18時頃
(22)
[鮮やかな色の鳥は、色の無い空を舞う。
 何かの気配を見つけて、その上を大きく旋回した。]

【人】受付 アイリス 09/29 19時半頃
(23)
[ぎゅうぎゅうに詰め込まれた箱の中で、]

し、仕方ないでしょ、ほんとは一人乗りなのよ!
あたしだってトニーにくっつきたくてくっついてる、わけじゃ、
ないんだからね……!

[じたじた]
[言葉では不満を漏らすトニーの顔は見えないから]
[くっついてる部分から伝わる、生きた人間のぬくもりに]
[どこか抗うように、身をよじらせる]

──『目的地付近です』
──『対象物を発見しました』
──『浮上します』

[きゃんきゃん吠えていたから聞き逃してしまったかも]
[箱は微かに震えながら、──終焉の地へと浮上する]

−→終焉の、大樹の近く−

【人】受付 アイリス 09/29 20時頃
(24)
つ、ついたよ! ほら! もうー!

[じたじた]
[少女は幾らか頬を染めながら空気に抗う]
[正面のスクリーンに縦一文字を描くと、箱の側面がぱかりと開いた]
[吹き込んでくる埃っぽい風]

──……。あ。

[視線を向ければ箱の外は色のない世界だった]
[すこし、少女の動きが止まる]
[頭上に色鮮やかな鳥が舞っているとも気付かずに**]

【人】鳥使い フィリップ 09/29 20時半頃
(25)
 本当に、来るのかな…

[不安気に、鳥が舞う空を見上げる。
 ここに来るまでに見かけたのは、ぎょろりとした目だけが印象的な、酷くやつれた人くらいだったか。]


 ……ん?
[聞きなれぬ音。
 軋む金属音と共に、色のない世界に一輪の花が咲いたように見えた。]

【人】受付 アイリス 09/30 00時頃
(26)


──……ほんとに、来ちゃったんだあ。


[溜息のように紡がれた言葉]
[夢に見た景色]
[いちばん好きなワンピースを着て]
[お気に入りのアクセサリーを身につけて]

[だって世界が終わってしまうから]

…………。

[一歩]
[また一歩]
[少女は箱の外の地を確かめるように、足を出す]

【人】受付 アイリス 09/30 00時頃
(27)
[羽音]
[少女は頭上を見上げた]


……あ。


[剥がれ落ちてゆく空、失われる世界の色]
[そのなかでたったひとつ鮮やかなもの]

[鸚鵡]

[大きく旋回するその姿を、ただ]
[どこか切なそうに、少女は見つめる]
[──トニー以外の人間の気配にも気づかないまま**]

定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
流浪者 ペラジーが参加しました。
【人】流浪者 ペラジー 09/30 08時半頃
(28)
…夢にみた場所。

――ここが、終わりの世界。

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。 09/30 09時頃

【人】靴磨き トニーは、メモを貼った。 09/30 09時半頃

【人】鳥使い フィリップは、メモを貼った。 09/30 09時半頃

【人】受付 アイリスは、メモを貼った。 09/30 13時頃

【人】受付 アイリスは、メモを貼った。 09/30 19時半頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。 09/30 20時半頃

【人】鳥使い フィリップは、メモを貼った。 09/30 21時半頃

【人】鳥使い フィリップ 09/30 21時半頃
(29)
[鮮やかな色を残したままの鸚鵡は、
 バサリと翼をはためかせて舞い降りる。
 
 朽ちた瓦礫の上へ降り立ち、少女と少年の姿を見据えた。]

定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
牧人 リンダが参加しました。
【人】牧人 リンダ 10/01 09時半頃
(30)

 おはようございます
 こんにちは
 わたしはきょうもげんきです

 なかなかあのとりがなかないから
 わたしはすっかりあきてしまったみたい
 どうにもならないんです
 どうにもどうしようもならないんです

 こんばんは
 ごきげんよう
 
 つぎにあえるのはいつになりますか?
 

【人】牧人 リンダ 10/01 09時半頃
(31)

 ……?

[私はそっと首を傾いだ
 目前には掌程度の大きさの硝子片が落ちている
 覗き込めば其処に人の姿が見えたのに]

 聞こえてませんか?

[この姿はどういう訳か
 私と瓜二つの容姿を持ち同じ行動を取る
 なんて意地悪なんだ
 数時間ぶりに会えた人間だと言うのに]

【人】牧人 リンダ 10/01 10時頃
(32)

 私はリンダ。
 リンダ・アディントンと言います。

[自己紹介に添えたのは友好の証だ
 私なりの精一杯の微笑みだったりする
 けれどあちらも同じ名を名乗り
 あろうことか同じように微笑んだりしているじゃないか]

 あなたは……
 あなたも、リンダ?
 リンダ・アディントン?

[繰り返される遣り取り
 微かに"街"の名残を残す荒れた地で
 ただ少しでも温もりが欲しくてそっと手を伸ばした]

【人】牧人 リンダ 10/01 10時頃
(33)

 ……

[冷たい]

 ……

[数時間前に見た人間の体温と同じだ
 此れも駄目なのかもしれない
 ううん、違う]

 こんにちは
 こんにちは
 こんに、

[きっと届かないのだと初めから解っていた
 けれどそれを認めたくは無かった]

【人】牧人 リンダ 10/01 10時頃
(34)

 もう

[ポケットから取り出したのは
 親指ほどの大きさの人形だ
 髪の長い大きな眸の
 綺麗な綺麗な、男の子のお人形だ
 それを硝子片に見せるように映したけれど]

 ――――、鳴かないの

[この人形が定時になっても喋らなくなったのは
 一体何時からだっただろう
 辛さを、寂しさを隠せない眸は
 そっと地へと*堕ちた*]

【人】牧人 リンダは、メモを貼った。 10/01 10時頃

双生児 オスカーが参加しました。
【人】双生児 オスカー 10/01 11時頃
(35)
あぁ、間違い無い。
此処だ。



──はは。
本当に、何も無いや。

【人】双生児 オスカー 10/01 11時半頃
(36)
[目に映る風景の中、形を留めるモノはある。

けれど、無い。
何も、無い。

だって此処は───…]

僕は着いたよ、ホリー。
あの時君と視た景色の場所に。

君は、*どうするのかな。*

【人】双生児 オスカーは、メモを貼った。 10/01 11時半頃

【人】流浪者 ペラジー 10/01 13時頃
(37)
……酷いところ。

[いくつもの『世界』を、僕は流れてきた。
が、これ程までに荒れ果てた場所は初めてだ。

ここで、世界が終わることを、僕は知っている。
ずっと、『世界の終わり』から逃げて来た。

だが。

ひとつまえの『世界』で、パートナが死んだ。
僕には何も、なくなってしまった。生きる理由が、全て。

だから、ここに来た。]

情報/ プロ/1日/2日/エピ/終了
ログ/メモ/履歴/村一覧
視点:
P1/P2/P3/P4/P5 [全7P]
////書///