66 【突発】世界滅亡のお知らせ。
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【人】牧人 リンダ 10/05 23時半頃
(86)
……
[残された僅かな時間
空を仰ぎ
大樹に視線を移し
ゆっくりとドナルドへ移す]
私はリンダ。
[今の今まで彼にだけは意図的に名乗らなかった
きっと其れが最後の言葉になると
何処かで自覚していたから]
【人】牧人 リンダ 10/05 23時半頃
(87)
あなたと過ごした時間は
とても短かったけれど
[一度俯いて]
" "よ、―――ドナルド。
[顔を上げると
彼の名を確りと呼び柔らかく*微笑んだ*]
【人】リンダは、さらさらと足元から光の粒子のように*解けていった*。
10/05 23時半頃
【人】牧人 リンダは、メモを貼った。
10/05 23時半頃
【人】長老の孫 マーゴ 10/05 23時半頃
(88)
いっしょ、に?
[首を傾げる。]
私、オスカーと……いっしょ?
………。
うん。
とっても、嬉しい。
[おそらくは、今までで一番の笑みを浮かべて。
オスカーの手をとり、握った。]
【人】小悪党 ドナルド 10/05 23時半頃
(89)
[遠く、世界の輪郭が煙る。溶け落ちる度に伸びる梢]
俺は、最後まで俺でいられるかな。
[幻視の中の存在が自分を浸食しているのがわかる。
さまざまな摂理がゆるやかに理解できてしまう]
……なんで俺だったんだろうなぁ。
[一番最後に消える、世界のひとかけら。何故自分はそれに選ばれてしまったのだろう。
そこにも意味はないのかもしれない。
それを完全に理解した時、自分は自分でなくなってしまうのだろう]
【人】鳥使い フィリップ 10/06 00時頃
(90)
[次第に身体は透き通り、輝く塵となって消えていく。
人ではないそれは、世界を終わらせるために生まれたのだろうか?
それも、全て壊れて消えてしまえば、無意味なのだろうけれど。
高い高い空の上、鸚鵡は一際甲高い声で啼いた。]
【人】長老の孫 マーゴ 10/06 00時頃
(91)
[きえてゆく
せかいが
きえてゆく
わたしも
でも、怖いとは思わなかった。
だって───……]
いっしょ、だもん。
【人】小悪党 ドナルド 10/06 00時頃
(92)
[世界は無情でも、その御使いはとても情け深いようで。
世界樹の御元に侍る彼らもまた、同じ滅びの定めを辿る。
上を見上げれば膨れ上がる若葉の中を羽ばたく赤。
世界は未だとても美しい]
……リンダ、
[告げられた名を、繰り返して。彼女の方へと手を伸ばす]
ありがとう、な。最後まで……、
[あぁ。生きたい、生きていたい。
ずっと、ずっと自分で在り続けたい]
リンダの、願い、俺は叶えてやれたか?
【人】小悪党 ドナルド 10/06 00時頃
(93)
[伸ばした指先が頬に触れるのと、
彼女が崩れて消えるのと、どちらが先だったろう]
リンダ、
[傍にいたい、と。繰り返し言った彼女。
それはそのまま結局、誰かの傍にいたい、誰かに望まれたいという自分の願いで]
ありがとう。
[――…あぁ、苦しい。
なんの意味もなくたって、世界の終わりはこんなにも静かで、明るくて、恐ろしくて、そして、]
【人】双生児 オスカー 10/06 00時頃
(94)
[マーゴの手を強く握って、笑う。
ホリーよりも世界の終わりを選んだ、その理由を忘れるまでは孤独はむしろ心地良かったんだろう。
だからホリーを追わなかった、求めなかった。
でも、理由を忘れてからは半身がいないことが辛かった。
視て探すことは出来ただろうけれど、引き換えに半身を忘れるかもしれないと思えばそれも怖くて。
だからずっと、一人でいた。
笑うことも、驚くこともなかった。
マーゴに会うまで、ずっと。]
【人】双生児 オスカー 10/06 00時頃
(95)
…僕も。
君と一緒が、嬉しいみたいだ。
此処で君にあえて良かった。
ありがとう、マーゴ。
君のおかげで、―――
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