66 【突発】世界滅亡のお知らせ。
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【人】牧人 リンダ 10/02 01時頃
(7)
どうかな
私は駄目なお姉ちゃんだったから
[彼の声は出会って間も無いというのに
不思議と静かに胸の内へ染み込んだ
思うのは弟の最後の瞬間だったけれど
別れがきちんとしていたかといえば明確な答えは出ない]
……?
[黙って彼を見詰めていた
時折相槌を入れながらも言葉を聴いて居たが
突然苦しみ出した姿に眸を見開いて]
ど、……どうしたの?
ねえちょっと、大丈夫?!
[必死で声を掛ける
崩れるように倒れ掛かられると重みでふらついてしまう]
【人】牧人 リンダ 10/02 01時頃
(8)
―――っ
[元々、同性の中でもどちらかといえば
力は無いほうに類すると思う
だから持って十秒程度が彼を支える限界だった]
あッ
[二人は地面へ崩れ落ちてしまう
寄り掛かる形の彼が上で
私がその下敷きになる態だ]
【人】牧人 リンダ 10/02 01時半頃
(9)
は、
[背中から地面へ打ちつけられた
その衝撃と痛みで思わず声が漏れてしまうが
幸い大きな怪我は無さそうだ]
重い
………でも、ちゃんと
生きてる人の、温もり
あったかい
[彼の体重の幾らかが私の身体に圧し掛かる
胸元に来た彼の頭を撫ぜながら呟いたのは]
【人】牧人 リンダ 10/02 01時半頃
(10)
もしもあなたが此処で終わるなら
[歪んだ空
彼の髪を撫ぜながら仰ぐのは
蠢く七色のカーテン]
お願い
私も一緒に連れて行って
[この場で終わるのならもう
余計なものなんて見ないで済む
余計な事なんて考えなくて済むのだから]
【人】リンダは、ドナルドの結末を待つようにゆっくりと彼の髪を梳いている。
10/02 01時半頃
【人】牧人 リンダ 10/02 01時半頃
(13)
?
[しがみ付かれるとその力強さに吃驚してしまう
髪を梳く手は止めぬまま
もう一方の手で背中を撫で]
大丈夫?
未だ何処か痛む?
[小さな声で囁いた
まるで身体の大きい子供のようだ]
【人】牧人 リンダ 10/02 02時頃
(15)
凄い顔してる
真っ青
[ぼそぼそと囁く声は彼にしか届かない
けれど別に終わりの地で誰が聞くと言うのか
彼の眸をじっと見詰め]
何が視えたの?
話して、呉れるよね?
[それは問い掛けというよりも
何処か詰問に近い色合いを帯びていたと思う
彼の負担を少しでも軽くしてあげたいのもあったけど
何よりその光景に彼が押しつぶされてしまうのが
私にとっては怖かったからだ]
【人】リンダは、ドナルドにどれだけ乱暴に抱かれようと一切抵抗はしなかった。
10/02 02時頃
【人】牧人 リンダ 10/02 02時半頃
(17)
装置。
[違和感は在った
けれど其れを否定も出来ず
言葉は力を帯びて強引に胸の奥へ踏み込んだ]
壊したり止めたりは―――
[口にしながらも漠然と思う
それは恐らく十中八九無理なんだって
そんな奇跡が起こるのなら世界はこうはならなかった]
ねぇ
……怖い?
[反転し、起こした半身に
今度は此方が凭れる形で問い掛けた]
【人】牧人 リンダ 10/02 03時頃
(19)
そう
良かった
[きっと此れは彼の本心なんだと思う
背に回された腕が私の身体を優しく包んだ
双眸を伏せ、彼の胸元へ額を当てると]
怖くないって言われたら
どうしようかなって思ってたの
一緒よ
私も、凄く怖い
[くすりと笑った
なんだか可笑しな話だなとは思う
こんな歪んだ感覚を共有した事が嬉しく感じるのだから]
【人】リンダは、ドナルドに額を預けた時にぽろりと落ちた帽子に遅れて気付いた。
10/02 03時頃
【人】牧人 リンダ 10/02 03時半頃
(20)
だから
[胸元で眸を開いた
懇願する声は過去を引き摺って
発した音よりも随分と重かった]
私はずうっとあなたの傍にいたい
終わりまでずっとずっと
あなたが私を嫌いでもいいの
傍に、居たい
[其れが駄目ならそのときは―――。
けれど其れは音になる事無く胸の内にしまい込んだ]
【人】リンダは、そっと傍の帽子を拾い上げた。
10/02 03時半頃
【人】牧人 リンダ 10/02 03時半頃
(21)
未だ本調子じゃ無さそう
[拾い上げた帽子を彼の頭へぽふりと乗せた
微笑して手を伸ばし頬を撫ぜると]
見ててあげるから
少し寝るといいよ
[ね?と小さく首を傾いだ]
【人】リンダは、ドナルドが眠りにつくまでずっと彼の傍に居た。視線を感じたなら微笑んで。
10/02 03時半頃
【人】牧人 リンダ 10/02 13時半頃
(29)
―― 瓦礫の街 ――
もう眠っちゃった?
[寝たほうが良いと言って置いて
その15分後に私は彼へ甘えたような言葉を向けた
彼の手へそっと手を重ねると]
ユグドラシルは、ね
本来は人にとって希望にもなりえるの
大きな大きな願いの集まりだから
[ぼそぼそと一人呟いた]
【人】牧人 リンダ 10/02 14時頃
(30)
終わりを識ること
見えないものが見えるようになること
[触れた手は滑り
彼の頬へ優しく触れた
暖かい
人の温もりだ]
それはきっと
幸せなことなんじゃないかって
私は思うわ
【人】牧人 リンダ 10/02 14時頃
(31)
でも皮肉ね
人の願いが集まった結果が
終わりを報せる象徴だなんて
[遠く聳える大樹を見遣った
人の音は久しく届かない
傍の彼の呼吸音と歪んだ空
幻想で世界を包むベールは静かに揺れている]
あなたには未だわからないだろうし
最後までわからないで居て欲しいの
大樹があなただけに与えた
本当の、―――"意味"。
【人】牧人 リンダ 10/02 14時頃
(32)
私が今、あなたに触れているのは
きっとそんな意味があるの
だから
[そ、と手を離すと
少し悲しげに、けれど努めて明るく笑った
温もりを与えてくれた彼だけに]
私はあなたの傍にいるわ
私のことを、忘れないでね
【人】リンダは、ドナルドを見詰めながらそっと立ち上がった。
10/02 14時頃
【人】牧人 リンダ 10/02 14時頃
(33)
"すぐに戻ります"
[傍の瓦礫から適当に小さいものを拾う
地面にがりがりと文字を書き残すと]
二人分、探してくるから
[くすりと笑ってふらふらと*歩き出した*]
【人】牧人 リンダ 10/03 00時半頃
(52)
―― 瓦礫の街 ――
っ、く
[彷徨うのは瓦礫で覆われた街の片隅。
なんとか動かせそうな大きさのものを動かし
私は建物だった残骸へと踏み入った]
……奥までは無理そう
[途中から向こう側は完全に
瓦礫でふさがれてしまって進めそうにない
だけど、]
二つ、か
[その少し手前に缶詰が4つ落ちていた
うち、二つはひしゃげて中身が飛び出していた
なんとか使えそうなものは、二つ
それを大事そうに拾い上げた]
【人】牧人 リンダは、メモを貼った。
10/03 00時半頃
【人】牧人 リンダ 10/03 00時半頃
(54)
ねぇ、とり
[ポケットの中の"彼"へと語り掛ける
勿論、答えは返らない]
二つで足りるかなぁ
[微苦笑を浮かべては]
足りないだろうね
[あの体格では足りないだろうなぁと思いながらも
来た道を引き返していく]
【人】牧人 リンダ 10/03 00時半頃
(55)
……
[二つの缶詰を手に彼の元へ
空は相変わらずの様子だったけれど
食べ物を確保できたことが嬉しくて]
あ
……起きた?
[彼の元に辿り着けば
にっこりと微笑んだ]
【人】牧人 リンダ 10/03 01時頃
(59)
ん?
[彼の目の前へと歩み出て
そっと両手を差し出すと]
何って食料。
お腹空くでしょ?
[どうぞ、と缶詰を二つ差し出した]
【人】牧人 リンダ 10/03 01時半頃
(63)
でしょ
[彼の言葉に小さく頷いた
横に座るとしまった、と一瞬思う
缶詰を開ける道具が無い、と後悔したのも束の間]
……わぁ
[彼の慣れた動きに感嘆の声を上げた
差し出された缶には少し驚いて]
―――、私はもう
少し食べて来たから
全部食べて?
[悲しそうに首を左右に振った]
【人】牧人 リンダ 10/03 01時半頃
(65)
……
[彼の眼差しが痛い
逸らしてしまいそうになるけれど
それは余計に疑いを持たせてしまうだけだ
じっと見詰めたまま]
傍に居たいの
だからあなたに全て食べて欲しい
足りないならまた探してくるから
だから
[そんな話を彼は言ってるんじゃない事くらい解る
けれど彼に食べてもらわなければ意味がない
私が此処まで無傷で居られた理由
極力余計な心配はさせぬよう
悲しさを振り払うように朗らかに笑った]
【人】牧人 リンダ 10/03 02時頃
(67)
うん
[探してくる。
そんな言葉が本当に嬉しかった
彼が食べる様子をまじまじと見詰め]
ふ
[うめえよ、と笑うなら
その度に、にこっ、と一瞬笑う
真顔が見られれば笑い
見られれば笑い、少し間抜けかもしれない]
【人】牧人 リンダ 10/03 02時半頃
(69)
うん
……きっと
行かなきゃ駄目だと思うから
[彼の手を取ると確り握って
向こうに佇む大樹を仰ぐ]
……
[忘れないでいて欲しい
傍に居たい
そしてそれが私の存在出来る*理由なのだから*]
【人】牧人 リンダは、メモを貼った。
10/03 02時半頃
【人】牧人 リンダは、メモを貼った。
10/03 21時半頃
【人】牧人 リンダ 10/03 23時頃
(84)
―― 世界樹の傍 ――
もうじき着くと思う
[二人で手を繋ぎ歩き出してどれ程の時間が過ぎたろう
長いような短いようなはっきりしない時間だった
ぽつぽつと幾つか会話を交わしもしたが
それはどれも他愛の無いもので]
ねぇ
あなたは何を願うの?
何の為にあそこに行くの?
[ふと、気になった事を問い掛けた]
【人】牧人 リンダ 10/03 23時半頃
(87)
私?
[握られた手に篭められた力
此方からも強く握り返すと微笑して]
私は何度も言ってるもの
あなたの傍に居たいだけ
[そ、と視線を目的の大樹へ遣った
遠く、白いフードと蹲る人影が見えた]
あなたが行くから私も行くの
[ね、と小さく頷いた
あの人影は生きた人なんだろうか]
情報/
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視点:人 狼 墓 少 霊 全
P1/P2
[全2P]
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