66 【突発】世界滅亡のお知らせ。
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【人】流浪者 ペラジー 10/02 20時半頃
(34)
―― 世界樹の根元 ――
[辿り着いた巨樹の根元。
そこには、蹲る男が一人。]
――やあ。僕はペラジィ。君は?
[僕は彼に近づき、経験上、通じる可能性が最も高い言語を選んで話しかけた。
幾つもの『世界』を渡っていると、時々、自分の常識と全く違う言語体系に出会って面食らう事がある。
発音が困難、なんて、まだ可愛い方だ。一度など、語順に全く規則性のない言語の世界に迷い込んで、結局滞在期間中、誰とも意思疎通が図れないままだった。]
【人】流浪者 ペラジー 10/02 20時半頃
(35)
『……逃げろと、言ってるだろう。』
[僕の不安をよそに、彼から帰ってきたのは聞き慣れた言語だった。つまり、僕の母国語と同じ。僕は多少、ほっとした。週末の地で、言葉も通じない人間と最期を迎えるなんて御免だ。]
君も、終わりを見た人?
もう、何処へ逃げても同じだよ。滅びの未来は定まった。
――ほんの短い間だけど、よろしく。
[握手を求めて、利き手とは逆の手を差し出す。が、彼はそれを無視して。]
『俺に…俺に構うな。
もう、放っておいてくれ……』
[頭を抱え、小さく震えながら。僕は彼を刺激しないよう、極力優しい調子で、続けた。]
ここで会ったのも何かの縁、じゃないかな。
他にも人影が見えたけど…誰かに会った?
[彼はもう、何も答えず。
僕は、小さくため息をついた。]
【人】流浪者 ペラジーは、メモを貼った。
10/02 21時頃
【人】流浪者 ペラジーは、メモを貼った。
10/02 23時頃
【人】流浪者 ペラジーは、メモを貼った。
10/02 23時半頃
【人】流浪者 ペラジー 10/03 20時半頃
(78)
― 世界樹の根元 ―
[随分骨を折って、僕はようやく彼の名前を聞き出した。
なにしろ彼―サイモンには、こちらと意志を疎通するつもりが皆無なのだ。
すべてをあきらめ、投げ出したのは僕も同じ。それでも、僕は他者への興味を失ってはいない。
個性というものはこんなに態度を違えるものなのか、と、僕はそんなすごくどうでもいい事に感心していた。やっぱり、人間は面白い生き物だ。
――残念ながら、僕は人間ではないけれど。]
【人】流浪者 ペラジーは、メモを貼った。
10/03 20時半頃
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