人狼議事


92 【バトルRP】歴史英雄譚

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稲荷のお告げ (村建て人)

[泥人形たちは主を失くしたからか、ぐずぐずとその場に解けていく。]


『もう少し、なのに』


[泥からふつふつと、真っ黒な影が立ち上る。
それは怨嗟の声を張り上げ――――]


『この世界など、こんな世界など、要らない!

我を救ってくれなかった世界。

こんな世界なんて――――!!!』


[慟哭は膨れ上がり、泥がぼこぼことあたりで沸き立つ。
黒い闇が、庭園の緑を染めていく。
水を、木を、葉を黒く泥に埋もれさせ。]

(#0) 2012/06/05(Tue) 00時半頃


稲荷のお告げ (村建て人)

[――――と。

水晶から放たれる柔らかな光が、その輝きを強めた。
まるで影を抱きしめるように、広がり、泥に触れる。]


「――――もう、やめてください。」


[それは、ユダの声]

「あなたをこんな苦界に落としたのは、私。
ならば私があなたの苦しみを支えましょう。

だから――――」

[ユダははっきりと言う。]


「―――あなた自身の歩んだ道を、否定しないでください。」

(#1) 2012/06/05(Tue) 00時半頃


稲荷のお告げ (村建て人)

[青い光が触れた泥は、白く乾いていき、さらさらと崩れていく。
青い光に照らされ、影はその形をはっきりと映し出す。

それは、かつて救世主と呼ばれた、弱弱しい男の影。]




「英雄たちよ――――」


[ユダの声が響く。]


「―――彼に安らかな眠りを。」


[声ははっきりと告げる]

(#2) 2012/06/05(Tue) 00時半頃


稲荷のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2012/06/05(Tue) 00時半頃


稲荷のお告げ (村建て人)

[刺さった剣を、影は知っていた。]


『私は――――』


[剣が刺さったところから、まるで血液のようにきらきらと光がこぼれる。
脳裏にふと、懐かしい景色がよぎった。
病んだ人を助け、苦しむ人を支え、何の見返りがなくとも幸せだった。]



『――――…ああ、そうだったのか。』



[自分の痛みだけを叫ぶ者が、神に救われるわけがない。
己が、見失っていたもの。

影からこぼれる光は、勢いを増し、あたりを包み込んだ。]

(#3) 2012/06/05(Tue) 01時半頃


稲荷のお告げ (村建て人)





         [――――――…]


 

(#4) 2012/06/05(Tue) 01時半頃


稲荷のお告げ (村建て人)

[水晶の中が、白くやわらかい光に満ちる。
それを見届けたと同時に、水晶の前に立っていた男は崩れ落ちた。


―――ユダ。


かつてイエスを裏切った男。


その顔は、柔らかく微笑んでいた。
そして、深く長く息を吐き―――――]

(#5) 2012/06/05(Tue) 01時半頃


稲荷のお告げ (村建て人)



「――――…ありがとう。」



[そして、水晶の光は、ゆっくりと消えた。**]

(#6) 2012/06/05(Tue) 01時半頃


稲荷のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2012/06/05(Tue) 01時半頃


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