人狼議事


313 【完全RP村】朝焼けの穹に、さあ一杯。

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羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/07(Sun) 08時半頃


羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/07(Sun) 09時頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

──消えた楽譜>>53>>54──

[特にするすると中空を漂っていた蛇が
何かを見つけたようだ。>>54
ひらひらと舞う紙面を
興味深げに眺め、はくり、と咥えると
カウンターの狐の元へとやってきた。]

おや。
これはヴェルヌイユ様のものでしょうか。
やはり星は、とびきりの音色を捧げたようですね。
無くしてしまうとは、さぞかしお困りでしょう。
お返ししなければ。

[蛇はさっと頭を引いて、狐の手から逃れた。
自分で返したいらしい。]

(70) 2022/08/07(Sun) 09時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[──が、蛇には元の持ち主までは分からず
珍しい『紙』らしきものを額に貼りつけた客人が
持ち主と判断した。

突如、カウンターで休んでいたツェンに向かうと
額の札にぐいぐいと頭を押し付け始めた。]

ああ……ツェン様、申し訳ありません。

[と、狐は止めに入ったが
周囲の客人の方が早かったかもしれない。
ツェンはカウンター席にいるので
カウンターにいる客人達には
この騒ぎがよく見えたことだろう。]*

(71) 2022/08/07(Sun) 09時半頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/07(Sun) 09時半頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

──ソルフリッツィ様の戦闘
     >>0:143>>0:148──

[話しかけると、紅色の瞳を向けられた。>>0:143
狐は目を伏せたまま、穏やかに微笑んでいる。
敬称で呼べば、端的に
様付けをされる様な覚えはない、と答えられる。
この用心棒は、愛想や、世辞や、その他諸々の
余分な飾りをそぎ落とした言葉を使う。
その率直な無骨さは、いかにも武人らしかった。]

はい。

[そう、応えるのも何度目か。
しかし狐は改めない。それもとうに知れたこと。]

(72) 2022/08/07(Sun) 10時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[現地生物の生態について
思考を巡らせる>>0:144のは
数多の戦いを潜り抜けて得た、
生き延びるための智慧か。]

はい。

[端的な相槌だけをうった。
未知の生態の解析は、武人の方が詳しいだろう。
智慧も及ばぬくせに、賢しらな口を利いて
彼の思考を乱すつもりはない。]

間違いでしょうか。

[問いかけとも相槌ともつかぬ言葉は
置き去りにされた。]

(73) 2022/08/07(Sun) 10時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[軽やかな足音を一つ残して、兵が、消えた。>>0:145

目を伏したままの狐に、跳躍した兎の影が落ち、
すぐにそれさえも消えた。
窓から漏れ出ていた光さえ及ばぬ上空へ
跳んだのだろう。

跳ね上げられた僅かな砂煙が
ゆっくりと流れていく間も、
狐は微動だにしなかった。]

(74) 2022/08/07(Sun) 10時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[きっと上空を見上げれば
満天の星々が、鎧へと輝きを捧げ
煌々と輝いているのだろうけれど。>>0:146

……お見事。我々は良き守護者を得ました。

[ただ、囁いた。]

(75) 2022/08/07(Sun) 10時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[ようさりが光食む場所>>0:148
兎が振り返り放った言葉は
聞こえているのか、いないのか。
けれど、狐の問いへの答えが返ってくれば]

はい。喜んで。

[狐は穏やかに微笑んだまま合掌した。]*

(76) 2022/08/07(Sun) 10時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

──閑話・夜伽? >>0:151──

[細く扉が開いて、亜空間の冷気が部屋に流れ込む。]

どうぞ。

[狐は、穏やかに来客に呼びかける。
ソルフリッツィが訪れた部屋>>0:151
黄色い星光虫の灯が、光の亡骸のように
ゆらぎもせずにともっていた。
灯はほの暗く、部屋の隅々までは見えないが
奥の寝台に、長襦袢一つで、
今しがた身を起こしたばかりの狐が、
扇子で口元を隠したまま座っていた。]

(80) 2022/08/07(Sun) 12時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[狐は目を伏したまま、空の手を差し延べた。]

どうぞ。

[幾度となく顔を合した用心棒は、
今は無骨な甲冑を脱ぎ、
柔らかな肉と皮には薄い貫頭衣をまとわせただけの
無防備な格好で、
そのくせ目ばかりが炯々と輝いている。
熱気さえ伴うほどの視線に煽られながら
狐は、寝台へと来訪者を迎え入れた。]

(81) 2022/08/07(Sun) 12時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[一人用の寝台が、小さく抗議の声を上げる。
二人の距離は息がかかる程に近づいて、
頬の毛が草原のように凪いだ。
狐はまつ毛の影を頬に落としたまま、
夢を見るように囁いた。]

……どうぞ。

[ここのところ、そういうことが幾度かあった。]*

(82) 2022/08/07(Sun) 12時半頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/07(Sun) 12時半頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

──ソルフリッツィ様・朝焼けと光の輪──

マスター。これはお珍しい。

[すっとカウンターの横に立った影に
狐は小さく呟いた。>>34
寡黙な彼が鮮やかな手つきでカクテルを作る横で
狐は思慮深く目を伏せている。

店主が直々に腕を振るったカクテルは美しい。
時間の流れとともに移ろう明け空の表現は
見事の一言に尽きた。
陰影のグラデーションは、一時たりとも同じ姿を取らず
計算されたようであり、全くの偶然でもあるような
宇宙の神秘そのものを表しているようだ。]

(84) 2022/08/07(Sun) 14時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[さて、と狐は腕まくりをすると
光の輪を獲りにプランターへと向かう。
淡く輝く実をじっと見つめていたが
二、三度まつ毛を揺らめかせた後に
実はそのままに、若い葉を何枚か摘む。]

おいで。

[カウンターに戻り、囁くと、蛇がやってきて
摘み取った葉を食んだ。かさり、音がする。
次の瞬間には葉は藍色に乾燥していた。]

(85) 2022/08/07(Sun) 14時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ


ありがとうございます。

[狐は扇子のようにその葉を広げると
ふぅ、と細く息をかけた。
葉は形を失い、
砂のようにさらさらと崩れ落ちる。
それはシロップに降り注がれ
濃い紺色に染めた。]

(86) 2022/08/07(Sun) 14時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[そうしてできたカクテルは、
マスターのレシピをベースにしていたが
底に注いだシロップは、
薄墨よりも夜明けに遠い、暗い色。]

お待たせいたしました。
残念ながら、光の輪が熟すまでには
あと数刻の時が必要でした。それはまた後日。
代わりとは言いませんが、
葉の命の色をいただいてこちらのカクテルを。

[言いながら、おそらくはモイと話していたであろう
用心棒へと差し出した。]

(87) 2022/08/07(Sun) 14時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

底に沈めたのは、
白みゆく空の、朝焼けの向かいに在る色です。
遠い遠い昔、科学ばかりが発達する前、
全ての命が宇宙の与えた本能のまま、
闘争と共に生きていた頃は
この色は搗色(かちいろ)と呼ばれ、
「勝ち」と通ずるとして武人に愛されました。
貴方にはこちらの色の方がお似合いかと。

[狐はグラスから手を離すと、丁寧に合掌した。]

(88) 2022/08/07(Sun) 14時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ


ソルフリッツィ様に、武神の祝福があらんことを。
……おや

[その時、偶然に凪いだ風がモイの花を揺らし、
ひとひらの花弁がカクテルの上に舞い降りた。
波紋を広げる水面に、狐がそっと言葉を落とす。]

これは縁起がいい。鳳凰は太陽を司ります。
どうやら、太陽神もご加護を授けたようです。

[ぽぅ、と花弁が滲んで、徐々にカクテルを染めていった。
地平線から萌え出る陽のように。]*

(89) 2022/08/07(Sun) 14時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[モイに、そして楽譜に、タイミングよく凪いだ風。
目には見えぬ力を辿るようにゆっくりと首を動かした。]

今夜は良く風が吹きます。
……不思議な偶然もあったものですね。
そうは思われませんか、ヘリンヘイモ様。

[視線を伏せたままに動かした顔は
蠱惑的な女性>>83へと向いているらしかった。]*

(90) 2022/08/07(Sun) 14時頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/07(Sun) 14時頃


羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/07(Sun) 14時半頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

──よこどりティム様>>0:161──

[右車両へ向かうティム>>0:161を見送りながら
狐は小さく呟いた。]

……ヤツデ様にお出ししたのは
酩酊の強いものでしたね。さて……

[苦味を含んだかんきつは
酔い覚ましに効くのだと、
狐に教えたのは誰だったか。
ウォッカをうんを薄くして
縁を隕塩で彩って。
そうしてできた、ほとんどジュースのカクテルは
他の店員の手を渡ってかどうか、
とにかく無事に届けられたはずだ。]*

(93) 2022/08/07(Sun) 14時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

──トマト魔ツェン様>>0:@22>>@0──

はい。かしこまりました。

[彼が差し出したのは>>0:22
ライスまで真っ赤に染まったカレー。
トマトを愛しトマトに愛された
トマト魔のためのトマト、ではなくカレーである。
トマトライスであってケチャップライスではないのがミソ。
ちなみにトマトは意外と高い、念のため。]

(94) 2022/08/07(Sun) 15時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[歯触りが損なわれぬギリギリまで
熟した宇宙トマトを一つ取り出して
ぽこぽこと音を立てる湯に、優しく沈める。
数刻の後に冷水にとり、
薄皮を丁寧に剥きながら、
狐はツェンの話>>0に耳を傾けた。]

そうでしたか。忘れてしまったとしても、
何かご事情があったのでしょうね。
……漂っていたこと以外に
何か覚えていることは?

[ヘタ周りをナイフでくるりと抜き取れば
奥に眠っているのは星型の小さな種たち。
星雲にも似た柔らかなゼリーを纏った種を
起こさぬように丁寧にスプーンで掬いだす。
店内のBGMと
誰かが食器の鳴らす音が、やけに大きく響いた。]

(95) 2022/08/07(Sun) 15時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[客人は記憶の底を探り、じっと口を噤んでいたが
やがて短く囁いた。]

……ツェン。

[狐はその音を繰り返す。
種を取り除いたトマトを置いて、狐はもう一度繰り返した。
ツェン。
それが誰を──あるいは何を示すのか、
分からなかったけれど。]

では、貴方をツェン様と呼びましょう。
全ての記憶を失ってもなお覚えていた
貴方にとって重要な言葉。
それだけはもう忘れぬように。

[そう伝えたころには、
もうカレーの準備はできていただろう。
甘い酸味の湯気を上げる皿を
こと、とツェンの前に置いた。]

(96) 2022/08/07(Sun) 15時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[幾分か血色を取り戻したものの
まだ疲労の匂いの残るツェンに、狐は囁きかける。]

時として、過去とは残酷なものです。
忘れていたほうが幸せなほどに。
ですが、ご自身の身に何が起こったか
思い出せぬのは歯がゆいでしょう。
好ましい味、好ましい会話、好ましい音楽を得て
どうぞ心安らかにお過ごしください。
清き呼び水であれば、好ましい記憶の方から
あなたに寄り添ってくれるかもしれませんから。

[せめて、この店の中でぐらいは
心穏やかな時間を過ごせるように、祈りを込めて。]

(97) 2022/08/07(Sun) 15時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[──と、心から願っていたのだけれど。
願いむなしく、楽譜を咥えた蛇が
ツェンに頭突きをぶちかますのは
もうしばらく後のこと。>>71]*

(98) 2022/08/07(Sun) 15時頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/07(Sun) 15時半頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

[──ジェルマン様の毒ごっくん>>38>>39──]

[狐は丁寧に合掌した。
悪くない、という表現は
おそらく客人にとっては賛辞なのだろう。]

お口に合いまして幸いです。
……お気をつけて。毒針の氷は、
雫が飛んだだけでも皮膚が爛れます。
──常人ならば。

[安全な味を『興覚め』と称する男>>39にとって
毒とは甘美な味なのだろうか。
だからこそ、危険と知りながらも
躊躇うことなく青い氷を選んだか。]

(99) 2022/08/07(Sun) 15時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[警告をものともせずに
酒へと落とされた青い氷は
触れた毒と反応して、より鮮やかな色になる。]

はい。こちらの方が美しい。
この色を実際に目にするのは初めてです。

[それは取りも直さず、
過去には青い氷を選んだ客などいなかったことを
告げていた。]

(100) 2022/08/07(Sun) 15時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ


危険な毒とは華美なものですね。
その美しさは、敵に見つかっても
打ち勝つものだけが持てる、力の証。
だからこそ、危険と知りながらも
魅了される者が後を絶たないのでしょうか。
毒を孕んだ酒にも。毒を孕んだ気質にも。
……さて。

[空のグラスを下げながら、狐は囁いた。]

貴方には、どのような力が与えられるのでしょうね。*
 

(101) 2022/08/07(Sun) 15時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

──モイ様>>8──

モイ様のご注文は
冥王のグレネードですね。かしこまりました。

[名を呼べたのは、客人同士の会話を聞いていたからか。
少女の注文に頷くと>>8
狐はグラスを手に取った。
見るからに未成年の客人への
アルコール提供は、星によっては違反になるが
ここは見た目で年齢の測れぬ宇宙の果て。
第一彼女は種実なのだから
特に問題は無いだろう。]

(102) 2022/08/07(Sun) 17時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[狐が作ったカクテルは
愛らしい少女には似合わぬ、
立ち枯れた木肌のような、酷く寂しい冬の色。
ウオッカベースに熟成した星屑を溶かしたもの。
その奥底に沈められたのは
血の色をした冥王シロップだ。]

(103) 2022/08/07(Sun) 17時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ


お待たせいたしました。
冥王グレネードです。
決して他のお客様には譲らず、
モイ様だけでお飲みください。

この赤いシロップは冥王の果実から絞っています。
かつて、冥王の実を口にした乙女は
4つ食べてしまったが故に
12の巡りのうち4までを
寂しい冥府で過ごすことになったとか。
……あぁ、モイ様は大丈夫です。
鳳凰の実たるあなたのことは、
冥王でさえもそうやすやすと攫えません。
 

(104) 2022/08/07(Sun) 17時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ


──それとも

[狐はあくまでも穏やかな口調で続けた。]

乾きひび割れた大地にこそ太い根を下ろし、
荒れ果てた冥府を癒す、一本の大樹と成りますか。
 

(105) 2022/08/07(Sun) 17時頃

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