人狼議事


306 【誰歓5発言RP】かたりかたるるかたりべの

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【独】 懐刀 朧

/*
明さんへの縁故
85

(-8) 2020/08/23(Sun) 23時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2020/08/24(Mon) 00時頃


【人】 懐刀 朧




        …… 彼奴らは、いったか。



[人として生きる者。人にあらざる者。
嘗て人であった者。人のかたちを為す者。為さぬ者。

語り部たちが過ごした宿が夢の跡へと燃えゆく様を、
結えた髪の鋒先より ぽたりと滴を垂らしつつ眺め、
送り火にも似た怪火にかんばせを染めさせていた。

去りし者も、手合わす者も、散りし花瓣も、
影もかたちも消え失せたあとで─────漸くと。
いつか吹き消した蝋燭の余煙を仰ぐように天を見、
それから足元にある、残されたものへ視線を落とす。]
 

(43) 2020/08/24(Mon) 22時半頃

【人】 懐刀 朧



   ……生憎、地獄の釜の蓋が開こうとも、
   己が一度沈んだのは三途川ではないのでな。
   萍水の身には、決まった行先など何もない。

   斯様に立派な手土産を貰っても────


[既に語ることを終えたあとかたへ、遅れて答え>>2
手渡された風呂敷の結びをしゅるりしゅるりと解き、
掌へ乗せた南瓜を、軽々と宙へ放る。>>4
美味しく出来ている筈だ、と小さな影は言っていたが、]


            " 能 "
   ─────斬るしか用途がないのだ、己は。

 
 

(44) 2020/08/24(Mon) 22時半頃

【人】 懐刀 朧


[音もなく、再び南瓜が掌上に戻る頃には、
皮に緻密に掘りだされた模様が黄を映えさせていた。
宿で供されていた食事には舌鼓を打ったものの、
男は本来、飲食の類を必要とはしないが故のこと。

出来上がったそれを幻の残火に埋め、蒸焼きながら、
怪談として語った身の上と、逗留の日々を振り返る。]



   昨今の" でぃじたる " 化では、
   夜行も催しきれぬ程使い捨てが横行するとか。
   そちらの方が後腐れがなくて良いと己は思う。

    …  要らぬ念など、覚えずに済むからな。


 

(45) 2020/08/24(Mon) 22時半頃

【人】 懐刀 朧


[男は懐刀の付喪神であった。

雨が降ろうが槍が降ろうが、
物であるが為に老いもなく、壊れなければ死にもしない。
行き届かぬ手入れが身を錆びさせてはいるものの、
妖に近い性質を帯びながら ただ彷徨い流れていた。

それが偶々、此の迷い家へと行き着いただけ。
終わりがくれば、限りなく人の居ない場所を往くばかり。

人にとってよくないものとなろうとも、
護る為に打ち出された刀に宿る八百万のひと りが故に、
怪談として語った恨みの情はいつまでも灯しておられず、
それどころか、もう恨みたくはないとすら思っていた。
         殺め

斬ってしまわないかと内心肝を冷やしはしたが、
斯様な事態が起きる前に、別れが来たのは僥倖だった。]
 

(46) 2020/08/24(Mon) 22時半頃

【人】 懐刀 朧



   しがらみは断つに限るが、
   此処での日々は、しがらむほどのものではない。
   …… だから、話の種にはなるだろう。
   語り草へ芽吹かせるほど、交わる営みもないが。


[残火に埋め蒸した南瓜を鞘で掘り出し、触れると
綺麗な断面から、絮と種とが湯気をあげて顔を覗かせる。
調味も施さずにひとかけを頬張りつつ、男の指先は
ぴかぴかと淡黄にかがやく種一粒をつまみあげた。]


   ────── 然様ならば、此れにて御免。


[懐の中へと収めたのち、森深くの樹々を分け入って、
粼粼たる川のせせらぎへと足音を紛れさせ、それ限り。]**
 

(47) 2020/08/24(Mon) 22時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2020/08/24(Mon) 22時半頃


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