人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

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双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 20時頃


【人】 双生児 オスカー

── 朝、病室 ──

[……雀が鳴いている。
 枕元にはうずたかく積まれた本。
 背表紙を眺めて、何冊か記憶にない本を見つければ、ぱらぱらと捲って中身を確認する。
 一節を覚えているもの、そうでないもの。
 斑に抜けた部分だけをちょこちょこと読んで記憶を補うのが薬の代わり。

部屋の片隅に置かれた身長計を確認すると、今日はどうやら若返るような忘却はなかったらしいことが判る。

 うーんと一つ伸びをして、トートバッグに借りた本を詰めると、まずは食事だとばかりに部屋を出た。]

(44) 2015/06/11(Thu) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー

── →廊下、 ──

[廊下を歩けば厭でも気付く。
 いつもなら一日経てばいつも通りのスタッフが、昨日以上に思い雰囲気を隠して歩いている。]

 ──やぁ、婦長さん。今日は誰かな。

[ナースステーションをのぞき込み、事務仕事をしている婦長に声を掛ける。
 彼女はじっとオスカーの方を見つめていたが、彼が騒いだりふさぎ込んだりしないのを知っているからかも知れない。
 あまり言いふらさないでねと言いながら、メルヤとケイトの名を教えてくれた。]

 そうかい。
 仲良くしていたタルトには私からやんわり伝えておくよ。

[いつでも自分のことを気遣ってくれた青年と、引き離された恋人達の片羽がどうなったのかは判らない。

 ひどい目に遭っていなければいいと心の片隅で思いながら、ちょっと手を挙げてナースステーションを離れた*]

(45) 2015/06/11(Thu) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー

[廊下を歩きながら中庭を眺めても、今日は誰もいない。

 ──それもそうか。
 あそこでさざめいていた少女達の、中心となっていた娘は真っ先にいなくなった。
 別たれた恋人達には語らうべき相手がいない。

 好んで中庭をうろつく自分がここにいるのなら、そこが閑散としているのは道理だ。]

(48) 2015/06/11(Thu) 22時頃

【人】 双生児 オスカー

[途中、いくつもの空き部屋の前を過ぎる。

 ──あの部屋の主は見たことがある気がする。
 ──この部屋には主がいたのかすら知らない。

 頭の中で部屋数を数えながら、覚えている部屋の主達のことを思い出す。

 発症例が少なく、治療の術もなく、かろうじて施せるのは対症療法のみ。
 ここはそんな数多の奇病を抱えた人たちを、衆愚の目に見えないところに隔離するための場所だと理解している──真実がどうかは知らないが。

 ひょっとするとここに収容された患者達にだって、何らかの治療法が研究されているのかも知れないが。
 それをうかがわせるようなものは何もない。]

(49) 2015/06/11(Thu) 22時頃

【人】 双生児 オスカー

[──だから──


  だから、ここはまるで、終末施療院[ホスピス]のようだ、と。


 いつもそんな印象を抱いている*]

(50) 2015/06/11(Thu) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

── →食堂 ──

[食堂には誰かがいただろうか。
 本のずっしり入ったトートバッグを抱えたままトレイを調理師に差し出すと、メインだ、と言われてやたらと巨大なフランスパンを据えられた。]

 いや、これはメインじゃなくて主食じゃない?
 おかずは何が?
 ……じゃあ、手抜きしないでオープンサンドくらいにはしてほしいな。
 私はじじいだけど育ち盛りだからね。
 そこのポテトサラダとサラダ菜をはさむくらいでも全然かまわないよ。

[食い意地の張った爺さんだ、なんて笑われながら食事を手に入れて、もぐもぐと平らげる。

 もしその場に少女達がいたなら、世間話のようにケイトとメルヤは転院したと告げるだろう。
 急なことだから誰にも連絡できなかったみたいだと、素知らぬ顔で嘘を吐く*]

(54) 2015/06/11(Thu) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

── →図書室へ ──

[食事が終われば、調理師にさらにお八つを請求して、パンプディングのカップを手に入れた。
 調理師のおやじは、どうやら今朝はとことんまでパンを使い倒したいらしい。
 野菜ジュースの紙パックをもらってバッグに入れると、本を返してまた新しいものを借りるために図書室へ向かう。

 廊下を歩いていると、ぎこちなく歩く男が一人>>53。]

 おや、トレイル──だったっけ?
 おはよう、君とは話したことがあったかな。

[追いついたタイミングで、彼にそう声を掛けた*]

(55) 2015/06/11(Thu) 23時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 23時頃


【人】 双生児 オスカー

 それはよかった。
 君に記憶を捏造する症状がないなら大丈夫って訳だね。

[声を掛けると、一瞬の警戒の後に零される苦笑が目に入る>>56
 こぼれ落ちるの一言に、この男も記憶が欠ける症状があるのだろうと見当をつける。
 肩をすくめる仕草と表情にお互い様とでも言いたげな空気を感じて、相手も自分の症状はよく知っているのだろうと思う。

 ブルネットの男が背後に隠した花には気付かないフリをして、向けられた問いに、肩に掛けた鞄ちょっと揺すって見せた]

 ふふ、爺の一日なんてほとんどが散歩と暇つぶしみたいなものさ。

 本の内容がどうやら人身御供になるらしくてね。
 薬代わりにあれこれ読んでいる次第だよ。

(61) 2015/06/12(Fri) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

 トレイルも日々の退屈に耐えかねての読書かい?
 それとも、何か調べ物でもあるのかな。
 歩くのが辛いようなら、私が代わりに探してきてもいいけれど。

[この先には、我々患者の用があるような施設は図書室とトレーニングルームくらいしかない。
 トレイルの様子ではトレーニングルームには用はなさそうだと考えて、余計なお世話かも知れないけれどと問うてみた。]

(62) 2015/06/12(Fri) 00時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/06/12(Fri) 00時半頃


【人】 双生児 オスカー

 そうかい。
 私は比較的そういうのは得意だからね。
 少なくとも起きている間は忘れることはないから、どうしても困ったら言ってくれるといい。

 ──秘密にしたいことなら尚更、直ぐに忘れてしまうから好都合だよ?

[言葉を濁すトレイル>>66に、オスカーは戯けたような口調で彼の顔をのぞき込んで悪戯っぽく笑う。

 気負うようなこともなく、気に病むような様子もなく。
 相手を安心させるための一材料に病気の症状まで口実にして笑うのは、既に自分の症状を受け入れてしまっているせいだ。]

(74) 2015/06/12(Fri) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

[そして。
 何かを思い詰めたように腕をこわばらせる>>66男から発せられた問い>>67には、少しだけ懐古と申し訳なさが入り交じったような表情を浮かべて。]

 ──いいや。
 こんなことを言うと、君たちには嫌みに聞こえるかも知れないけれど。

 歳を取ると、記憶も、人も、内から外からどんどん欠けていくのが普通になるからね。
 戻らないとわかっているものが増えすぎて、追いかけている時間がいくらあっても足りなくなるんだ。
 だから、忘れるくらいがちょうどいいと思っているよ。

(76) 2015/06/12(Fri) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ──記憶も、人間も、失ったものを追いかけていては、今が見えなくなってしまうから。

 もちろん、忘れるのは寂しいし、失うのは悲しいけれど、ね。

[長い人生を振り返るような遠い目をして、そう笑った*]

(77) 2015/06/12(Fri) 01時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/06/12(Fri) 21時頃


【人】 双生児 オスカー

 時間があったから枯れただけさ。

>>80諦観の入り交じる男の笑みに、幾分自嘲気味に肩をすくめて首を振る。

 自分はいくらか恵まれていただけだ。
 生活に倦むこともなく、いつも自分の目標を追いかけて。
 応援してくれる周囲に恵まれ、そして死なないだけの糧を得られるだけの運に恵まれた──言い換えれば、今までの人生に満足しているから、こうしていられる。
 それだけのはなし。]

 私は弱い人間だからね。
 君らのように十代やそこらでここに来たなら、絶望のあまりどうにかなっていただろうな。

 世界には星の数ほど人がいるのに、その中でなんで自分が──ってね。

(111) 2015/06/12(Fri) 21時半頃

【人】 双生児 オスカー

 君たちは本当に──そこら辺の大人よりも忍耐強くて、努力家で、立派だと思うよ。

[言って、オスカーはもうだいぶ上の方に行ってしまった、トレイルの顔を見上げる。
 上目遣いになる視線の奥に、見守るような慈愛の色が浮かべて。]

 そうだね。
 私たちは、たくさんのものを手のひらから零していくし、ここで手に入れられるものは少ないから。

 心に決めたものを拾いに行くのも、大事だと思うよ。
 ──見つけたら、手放さないようにね。

[男の寂しげな声>>81は、もう戻らない何かを懸命に呼ぶようで。
 それが見つかればいいと、心の底から祈って*]

(112) 2015/06/12(Fri) 21時半頃

【人】 双生児 オスカー

── 回想・食堂にて ──

[食堂には何だか着かれた様子のタルト>>と、その前で食事を摂っているヒナコがいた。
 彼女が手を振ってくるものだから、体よくそこに着席して話しをすることにする。]

 やぁ、この程度の荷物ならどうってことないよ。
 私の場合、頭の中身とは反対に、身体がだんだん元気になっていくからね。

[笑いながらそう言って、そのうち振ったら耳から何か出てくるかもね、と頭を振ってみせる。]

 ところでタルトは何で打ち上げられたクラゲみたいになっているのかな?
 もしかして、調理師のおやじに食事を盛り盛りにでもされたかい?

[食傷気味な顔をしているタルトの頭をぽんぽんと撫でて、その顔をのぞき込んでみたりする。]

(116) 2015/06/12(Fri) 22時頃

【人】 双生児 オスカー

[──そして、話の途中で思い出したように。]

 そうだ。
 さっき婦長さんに聞いたんだけどね。

 ケイトとメルヤは転院したそうだよ。
 急な話だけど、何でもどこかの病院で新しい治療法が見つかったって話だ。
 昨日の今日の話だけれど、医者って言うのは忙しい職業だからね。
 一日も待てないっていうことで、夜のうちにここを出ることになったんだと。

[そんな風に、メルヤとケイトがいなくなったことを告げる。
 本当は、そんな明るい話ではないだろうと見当はついている。
 けれど、幼い子らに残酷な現実を突きつけたくはなくて。

 だから知らずのうちに口数が多くなる。
 オスカーはよく喋るタイプの嘘つきだ──普段からそれなりに喋るから、そこまで違和感はないはずだけれど。]

(117) 2015/06/12(Fri) 22時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/06/12(Fri) 22時半頃


【人】 双生児 オスカー

[──オスカーがかつて入所していた老人介護施設では、突然人がいなくなるのは、イコールその人が亡くなったということではあったが。
 人生の最終盤を過ごす人々の集まる施設だったから、皆それなりに穏やかだった。

 ──○○さんが亡くなったそうだよ。
 ──そうかい、あまり寝付くこともなかったのは幸いだったねぇ。

 人がいなくなるたび、そんな会話は何度交わしたか知れない。]

(124) 2015/06/12(Fri) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

[けれど、まだ幼い子らの世界は狭い。
 幼くして親から引き離され、見舞いに訪れる人もないこの場所で。

 目の前から誰かがいなくなると言うことは、まだ幼い少女に取っては死よりも辛い別れだろうと思う。

 暗くならないように理由付けはしたはずだったが、やはり安心させるには至らないのだろう。

 話を聞いたヒナコの顔は曇り、それを見たタルトの顔もたちまちのうちに曇っていくようすは、見ているのも胸が痛い。
 それでも、暗い顔をすると少女がまた苦しみ出す筈だからと心象を表に出すことはなかったが。

 小さく咳き込み出すタルトを見て、宥めるような微笑みを向ける。]

 タルト、大丈夫だよ。
 治療の中には大変なものもあるからね、タルトはそういうのを見ると苦しくなってしまうだろう?
 そのためにも、やっぱりここを離れないといけないんだよ。

(125) 2015/06/12(Fri) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

[穏やかに嘘を重ねて、笑顔を凍り付かせタルトの背をさする>>122ヒナコに目を向ける。]

 ──ヒナコ、慌てないで。
 困ったときには笑うといい。
 暗い顔をしていると、そのうちそれが現実になってしまうよ。
 タルトも苦しむ。

 笑いなさい、それが何よりの薬になる。

[少し強めに言って。
 タルトにあげようと、昨日作っていた小さなカードをヒナコに向ける。

『私が咳き込んでいたら笑ってください。
 あなたが慌てると、私は苦しくなります。
 あなたが悲しむと、私は息ができなくなります。
 楽しいことを思い出して、嘘でもいいから笑ってください。』

 ラミネートされたカードの表にはそんな言葉。
 喘鳴にあえぐ少女の対症療法を知るものばかりが周りにいるわけではないと、昨日メルヤに症状を聞いて、文面を考えたものだ。]

(126) 2015/06/12(Fri) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

 本当だよ。
 タルトはまだ小さいから知らないかも知れないけれど、お医者さんは一人で何でもできるわけじゃないんだ。
 それぞれいろんな専門があって、たくさんの人がかかる病気ほど、専門の人も多いしいろんなところにそれ用の設備があるんだ。

 けれど、ここにいる人たちの病気は、そんなに数が多くない。
 だから、診てくれる人がいるなら、設備があるなら、患者である私たちがそこに駆けつけないといけないんだよ。

[刺すような視線を向けてくるタルトには半分の真実で説明を。
 もちろん嘘は、“我々の各症状に対する専門医がいるかどうか”と言うことだけれど。]

(127) 2015/06/12(Fri) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

 ナナオとゆりは──ごめんね、その子たちとは会ったことがないから、聞いてきてはいないんだ。
 せっかく仲良くなったのにお別れするのは、寂しいし悲しいよね。

[もう笑っているのに耐えられないと嘆く少女に、少しだけ眉を寄せて謝る。

 ──人の気持ちに堰を築くことなどできない。

 少女が暴れ出しそうなら自分が押さえるからとヒナコには合図を送り。
 泣きわめく少女の目の前に膝をついて、少し強引に手を握って受け止めようと]

(133) 2015/06/12(Fri) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ──うん、今は信じられないだろうけれど。
 でも、きっと──みんな、いつかタルトに会いに来てくれるよ。

[元気になっているかも、形があるかどうかも判らないけれど。

 そんな言葉を押し隠して宥めるくらいしか、全能ならぬ自分にはできないけれど。

 ──そうあればいいと、願っている。
 この子らが、元気になって外の世界を見られればいいと、切に。]

(137) 2015/06/12(Fri) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

── 現在・図書室前 ──

 行っておいで……とは言っても、私もこれを帰さなくてはいけないのだけれどもね。

[図書室の扉の前。
 立ち止まった男は先ほど後ろに隠した手の中の何かを見つめ>>140て。

 自分に何かあったら世話をしてほしい>>140、と。
 紫色の可憐な花を示してそう言った。

 名も思い出せない小さな花を、自分はいつか見たことがあっただろうか?]

(150) 2015/06/13(Sat) 00時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ……。

[じ、とトレイルの手の中の小さな花を見つめ、
 トレイルの顔に視線を移してさらにじっと見つめて。

 もしも>>141と言いながらもほとんど確信しているような声音は、視線は、彼の身に自覚的な何かがあっただろうことを伺わせる。]

(151) 2015/06/13(Sat) 00時半頃

【人】 双生児 オスカー

 そうだな、私が世話をするにしても、ちゃんと覚えていられるかどうかは疑問だからね。

 判ったよ、誰か適当な人を見繕って、その人と世話をすることにするよ。

[知り合い一人一人の名を挙げて、世話をしてくれるかどうかコメントするトレイルの視線は、そのたびに少しだけうろりさまよう。

 真摯な声を上げて、小さな花を差し出す彼に微笑んで、]

 あぁ、任されよう。
 来年の今頃には庭をこいつで埋め尽くしてやればいいのかな?

[なんてにやりと笑い、薄紫を受け取った。]

(152) 2015/06/13(Sat) 00時半頃

【人】 双生児 オスカー


[──触れた手の温度は、低かった。]
 

(153) 2015/06/13(Sat) 00時半頃

【人】 双生児 オスカー

 そうだな──

[抱えた本を返しておこうかとの申し出>>158に、少しばかり考える。
 本当はまたいくつか本を借りてのんびり読書でもと思っていたが、返しておこうとまで言うのなら、きっと人にはあまり構われずに何かしようと思っているのだろうかとも思う。

 そういえば、パンプディングと野菜ジュースが鞄の中に入っていたなと思い出した。]

(161) 2015/06/13(Sat) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

 それじゃあ、お世話をする相手は早めに確認しに行った方がいいだろうし、起きてるうちに協力者を探す用事もあるし……お言葉に甘えようかな。
 バッグはカウンターに預けておいてくれればいいから。

 それと、食事がまだなら、その中にお八つが入っているよ。
 頭が回らないと捜し物も捗らないだろうし、こっそり食べるといい。

[そう言って、彼に本とお八つの入ったトートバッグを手渡す。

 安心したように笑い、手を振る男を見送って。
 扉が閉じられるのを見届け踵を返した*]

(162) 2015/06/13(Sat) 01時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/06/13(Sat) 01時半頃


【人】 双生児 オスカー

── 回想・図書室にて:続 ──

[咳き込み、泣きわめくタルトに困惑しているのだろう。
 ヒナコは必死に表情を作る努力をしていた>>131ようだけれど、言葉になった不安や疑問は伝染する。
 ……共感能力の高い少女達ならなおのこと。

 いたたまれなくなったように視線をさまよわせ、医師を呼んでくる>>132と言ってまろぶように食堂を出て行った。]

 ……タルト、落ち着いて。
 私はここにいるから。

[痰の絡んだような喘鳴を繰り返し、胸元に少女は踞る。
 痛いほど握りしめられた手を引き寄せて、比較的自由だった残りの手で背中を抱き込んで優しく撫でる。

 小さな身体は、興奮のせいかまるで燃えるよう。
 苦しげな息の下、こちらを見つめてくる少女から目は逸らさない。
 彼女が安心できるようにとあやしながら、少女が落ち着くのを待った*]

(163) 2015/06/13(Sat) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

[──呼ばれてきた医師は、タルトに鎮静剤を投与する。

 しがみつき、すがるように見つめてきた幼い瞳が閉じられるまでに、そう時間はかからなかった。

 そして少女は連れられていく。
 行けば戻れぬその場所へ──いや、けれど。
 会いたがっていた人たちに、もしかしたら会えるかも知れない。

 もしそうなら、彼女のために喜んでやらねばなるまい。

 けれど──もしかすると。
 そこは今度は、絶対的な離別を経験するかも知れない。
 でももうそこは、おそらくあちらに行くまでもなく蒸発するだろう私の手の届かぬ場所だ。

 ──彼女が平穏であるように、ラミネートカードを握らせて。
   ただ祈って見送った**]

(169) 2015/06/13(Sat) 02時頃

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