人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

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双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/06/05(Fri) 22時半頃


【人】 双生児 オスカー

[話しかければ、少女は人なつっこい笑みを浮かべてお姫様だっこをねだってくる>>136。]

 初めましてじゃないのか、それは失礼。
 タルトって言うんだね。
 眠っている間に忘れてしまうんだ、ごめんね。

[ちょっとしゃがんで、視線を合わせて少女の話を聞く。]

(205) 2015/06/06(Sat) 11時頃

【人】 双生児 オスカー

 ……そうか、タルトは9歳になったんだね。
 すぐに追い抜かされてしまいそうだなぁ。

[楽しそうな少女の声に、胸がちくりと痛んだ。

 根本的な治療、とおぼしきものが施されたことがないことから、自分たちの病気に治療法などないことは判っている。
 おそらく、ここはそういう患者達を押し込めておく施設なのだろうと、ここから出る方法などないだろうことを、オスカーは察している。

 ──だから、彼女も。

 頭の片隅をよぎった考えは表に出すこともない。
 無邪気にはやく、と催促するようすにほほえんで、軽い体をひょいと抱き上げた。]

 お姫様だっこは……よっと、これでいかがかな、お嬢様?

(206) 2015/06/06(Sat) 11時頃

【人】 双生児 オスカー

[ぱっとほころぶ少女の顔>>146は、記憶の片隅に残ったひ孫のことを少しだけ思い出させる。

 ──あの子も、今頃これくらいの歳になっただろうか。
 
 ふっとそんなことを考えた。

 考えたところで、自分にはそれを確認するすべなどないし、家族ももう死んだものだと思っていることだろう。
 その程度には、自分は十分に生きたのだ。]

(207) 2015/06/06(Sat) 11時頃

【人】 双生児 オスカー

[キャッキャと喜ぶタルトとしばらく遊んで、食堂にやってきたケイト>>0:262に挨拶程度のことばは掛けただろうか。

 勉強する>>149という彼女を見送ったあと、放りっぱなしになっていた食器を片付けて中庭に出た*]

(208) 2015/06/06(Sat) 11時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/06/06(Sat) 11時半頃


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/06/07(Sun) 00時半頃


【人】 双生児 オスカー

 →中庭

[渡り廊下を通って中庭まで下りる。

 こざっぱりと整えられた庭を歩きながら、過ぎ去った時間を何とはなしに思い出す。
 
 普段ならあまり思い出すこともないそれを意識したのは、きっとタルトと戯れたせいだろう。
 外の世界に居るはずの家族は、もうきっと自分のことは死んだものだと思っているだろうけれど。]

(287) 2015/06/07(Sun) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

── 失われた記憶、懐古 ──

[──オスカーは映画監督だった。

 とは言っても、誰もが知る超大作を飛ばした訳ではない。
 彼が好んで撮ったのは、何気ない家族の幸せだとか、密やかで叶うことのない恋だとか、幼子の冒険だとか。
 そういう箱庭的な世界を描いた、動きの少ない小品を好んで撮った。
 一部の映画評論家からは詩的だとか美化しすぎだとかと評価されていたけれど、それでも、いつでも一定のファンが居てくれた。

 制作費を回収してスタッフにいくばくかの分け前を配れば次の制作費にも事欠くような、無名の監督ではあったけれど。
 それでも、80で大病を患うまでずっとカメラを回し続けていられたのだから、大成功はせずともそれなりに恵まれた人生と言えるだろう──そう、それは理解のある家族に恵まれたということでもある。]

(289) 2015/06/07(Sun) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

[撮影台に上がらなくなってから暫くして、妻が先立った。
 お互いに少しからだが不自由になってきたし、そろそろ施設にでも入ろうか、と言っていた矢先だった。

 彼女が好んで着けていた首飾りと共に、介護施設に入居したのは90少し手前のことだ。
 そろそろお迎えが来るだろう、と、先に財産は全部処分してきた。

 それから。
 意外と長く生きているものだなぁ、なんて思いながら長閑とした日々の生活を送っていたその中で。

 ある日、ほとんど寝たきりだった入居者の一人が、突然起き出してきたのが、思えば始まりだったのだ──]

(290) 2015/06/07(Sun) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ぼんやりとした記憶に浸っていると、木々の向こうに青い羽を生やした少女の姿>>280が見えた。
 慣れない様子で杖をついて、ふわふわと歩いている。
 
 昔撮影した幻想映画にも似た姿でふわふわと歩いていた彼女は、突然杖を取り落として履き物を脱ぐと、空の色をした羽をはためかせた>>282

 ふわりと彼女の姿が宙に浮いて見えた>>284のは、果たして気のせいだったのか──]

(292) 2015/06/07(Sun) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

[少女が空に向かって手を伸ばす。
 ふるえる羽は彼女をどこへ連れて行こうというのか。
 それとも、ただ気まぐれに飛び上がってみただけなのか。
 彼女の心をはかり知ることはできないが、その姿は祈りにも似ていた。]
 
 ──。
 
[幻想的な姿に見とれていたのはほんの一瞬だったのだろうか。
 バランスを崩して尻餅をつく彼女>>286を現実に見いだして、何か手助けしたほうが良いだろうか、と近寄って声を掛けてみる。]
 
 お嬢さん、怪我はない──?*

(296) 2015/06/07(Sun) 02時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/06/07(Sun) 02時頃


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