人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

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【人】 透明女子会 ヒナコ

― 翌朝 ―
[
 迫るのが宵闇ではなく暁である事を
 気が動転していたわたしは、気づかなかった。]

(2) 2015/06/09(Tue) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[こんこん、とナナちゃんの部屋をノックする。
 しんと死んだように静まり返った病院内。
 やっぱり、という諦観が先に来た。
 悪い予感を「寝ているのだろう」という楽観に置き換えて
 見ないフリをして、そっと部屋を覗いた。

 だれもいなかった。
 そして、  なんにもなかった。 ]

[こんな時間に、何故?
 ああ、きっと食堂か何かに水を買いにいったんだ。
 そうじゃなかったら、タルトちゃんのところに
 遊びにいっているに違いない。

 だって約束したのだもの。
 ナナちゃんと、うたをつくるって。

 レター用紙と鉛筆と。杖を持って覚束ない足取りで
 ――丁度、”何か”を片付けている
 看護婦さんの姿を見た。]

(3) 2015/06/09(Tue) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

   ナースさん……。その箱、何。

[声が震えていたのに、彼女も気づいたのだろう。
 気まずそうに黙った後、「早いわね」なんて
 わたしの問いを無視した。]

  ねえ、ナナちゃんは……ナナオさんは、どこ?

[ ――かつ、かつん。かつん、かつんかつん]

  どこ? どこにいっちゃったの? ねえ。知らない?

[ナースさんに必死に追いすがるわたしは、
 彼女からすればきっと気味の悪いものに見えたのだろう。
 醜いむしけら。にんげんにすがる、きたないむし。
 ――べつにそれでいいから、ちゃんと安心させてほしい。

 ナースさんの腕をつかむ。
 無理に覗き込んだ箱の中に、
 ナナちゃんの部屋で見た小物をひとつ、見た。]

(4) 2015/06/09(Tue) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

  「ナナオさんは……、
   ナナオさんと五木さんは、診察中よ。」

[  うそ  だ。

 五木さんは、図書館で姿をよく見たゆかたの子だろうか。
 がん、と頭を殴られたような感覚に陥る。
 目をそらしたナースさんの腕を、離した。

 ポケットに手をつっこんで
 からり、晴れの日の太陽のように笑った姿も。
 タルトちゃんに恭しく頭を下げる姿も。
 嘘をついたほうがいいと涙ぐんだ姿も。
 うたのことを話して、ほほえむ姿も。

 みえない、きこえない、ふれられない、
    あえない、あえない、
     もう、あえない?      ]

(5) 2015/06/09(Tue) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

( わたしも”かくり”されれば会えるのかな )

[ ナースさんは「部屋に戻りなさい」とわたしに促して
 さっさと歩いていってしまう。

 わたしはレター用紙をぎゅっと握った。
 明日はないかもしれないって知ってたはずなのに

 ――ああ、]

  ナナちゃん……!!

[ 泣いたところで、零れ落ちるのは液体ばかり
 無様な虫けらの涙ばかり。
 ひとしきり泣いて、泣いて、泣いてから、
 よろよろと、どこかへ歩きだした**]

(6) 2015/06/09(Tue) 02時半頃

透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 02時半頃


【人】 透明女子会 ヒナコ

[ わたしはふらふら、病院内を歩く。
 部屋に戻る気にはなれなかった。

 ──大事なともだちもいつかは連れてかれる
 わたしもきっと例外ではなく
 いつかあの白衣に連れ去られる。

 それがそう遠くないことを、
 わたしは悟っていた。
 ……そのまえにできる精一杯はなんだろう。
>>2:274
 地面を見下ろせば、点々と続く赤い道標。
 それが血だと察するのに時間はかからない。
 わたしは昨日のシーシャさんの掌を思い出し
 小さく溜息をついた。]

(21) 2015/06/09(Tue) 09時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ 桃色の艶やかなおさげが見えたから、
 また、視界が潤んでぼやけて、
(もう泣くもんかと思ったところだったのに)]

  ……ナナちゃんが、
[うわ言のように呟いてから
 大丈夫、と聞かれてそれを繰り返す。]

  大丈夫、 うん、だいじょー……っ

  ……………………。

  ねえ。 ケイトリンさんは、
  どこにも、いかない、よね、

[硬化してからだが動かなくなってる事は
 約束できるはずないと知っているはずなのに──
 ケイトリンさんの顔を見ながら震える声で
 言えたのは、それだけだった。*]

(22) 2015/06/09(Tue) 09時半頃

透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 09時半頃


【人】 透明女子会 ヒナコ


  …………

[ケイトリンさんの眼鏡の奥、
 アメジストが不安げに揺れた気がした。
 唇から零れる息はどこか震え、
 わたしの名を呼ぶ声は――。>>25

 ほんとうはわかっている。
 そんなの。
 叶えられるはずのない懇願だということは。
 ひどい問いを向けているということは。]

  ……そう、だね。

(努力って、なにを?とはいえなかったんだ。
 わたしも羽を大きくしない努力なんてわからない)

(44) 2015/06/09(Tue) 19時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

  わたしも、……連れて行かれたく、ないよ。
  
  ごめんね、ケイトリンさん。

[目元を拭って謝った。
 何に謝ったかは、言わなかったけれど
 二人とも、どうかしたの、って声がきこえてくる。
 そっちを向くと、メルヤさんがいた。]

  メルヤさん。

[「何かあったの」、と
 ケイトリンさんがその問いに答える。]

(47) 2015/06/09(Tue) 19時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

  ……わたしは忘れないよ。
  誰が連れてかれたとしても。

[忘れられないんだよ、という
 メルヤさんの握りこぶしを見ながら
 小さく呟いた。

 足早に歩いていく彼を見送る。>>45
 ケイトリンさんの体のうごき、随分と固くなった。
 メルヤさんの包帯も、あの綺麗な鱗も、
 随分と増えたのだろう。

 わたしは息を詰まらせて――]

(48) 2015/06/09(Tue) 19時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

  ……ねえ、 ケイトリンさん。
  もうなきごといわないから、ひとつだけいいかな。
  ……手にね、触っても、いい?

[院内服のポケットに
 レター用紙と鉛筆をつっこむと
 唐突にそんな事を言った。

 叶うならば温度を確かめるように
 ここにいることを確かめるように
 彼女の掌を握っただろう。]

(51) 2015/06/09(Tue) 19時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[手を握ることはできただろうか。
できなかったとしても、
「ありがとう」だけは伝えたかったから
 そう、口にする。

 望んだところで、命の灯火が消える前に
 理想郷に行って帰ってくることなんて
 できない、できないから。
 
 どこにでもいける切符なんて
 本当は持ってないから。
 今できる最善を尽くしたいと思った。]

(71) 2015/06/09(Tue) 20時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

  ケイトリンさん。もう大丈夫だよ。
  ありがとう。

[漸く彼女に笑いかけて、
 ゆっくりと歩きだす。
 無表情でも優しい彼女に、
 これ以上心配はかけさせたくなくて。]

  ――せんせいには、気をつけて

[そんな言葉をかけたのは、
 連れて行った彼への怨みと
 もうひとつ。

 ケイトリンさん”も”
 いなくなってしまったら――と、
 なんとなく感じていたから。]

(72) 2015/06/09(Tue) 21時頃

透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 21時頃


【人】 透明女子会 ヒナコ


[触れた掌は少し冷たくて
 それを暖めるように触れても
 マッチ売りの少女の凍える掌のように
 なすすべはもはや、ないように思えて]

 ( ――いかないで )

[ 零れ落ちる碧玉は、
 彼女のいたみや悲しみを代わりに
 あらわしているようでした。]

  うん、大丈夫。

[
 いつも誰にでも優しくて
 気丈に振舞うようにみえるケイトリンさん。
 人形のように綺麗なひと。
 何かを不安に思っていたり、
 辛かったり、しないだろうか。 ]

(80) 2015/06/09(Tue) 21時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

( ――……いかないで、 )

[ それを言えないから、
 縋ってしまえばきっと、お互いに辛いだけだから
 わたしはわたしから、彼女から離れる。 ]

  ――また、……

[本を読もうね、とすら、言えなかった*]

(81) 2015/06/09(Tue) 21時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

― 廊下 ―

[てんてんと続く血の痕は
 途絶えてしまっているようだった。
 視線を落として歩き続けていると、
 小さく欠伸を零す背中に
 ぶつかったかもしれない。>>39]

  ……っふ、
  おはようございます。

[見上げた先に、痛んだ白い髪は見えただろうか。*]

(82) 2015/06/09(Tue) 21時半頃

ヒナコは、キルロイさんの絵を、思い出していた。

2015/06/09(Tue) 22時半頃


【人】 透明女子会 ヒナコ

[ 
 ケイトリンさんの体がまだ強張らず
 メルヤさんの鱗がまだ少なかった頃の
 病院の皆が元気にわらう絵は――。
 なんだか、いまはとても遠いものに思えた。*]

(101) 2015/06/09(Tue) 22時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ


[見上げた先にその人の姿があったから、
 驚いて、それからぎゅっと唇を噛んで、
 頬をむりやり持ち上げた。]
  
  や、やあ! 元気…………うん。

[嘘は長続きしない。
 赤くなった目元は、見えてなければいいなって
 そう思ったけれど、シーシャさんは言いよどむ。
 うまく誤魔化せなかったみたい。

 続く言葉にびっくりして 目を見開いて 
 塗りたくった「大丈夫」の壁がぼろぼろはがれる]

  …………っ

[だめだなぁ、と内心で嘆いたってこころは止まらない
 たまらず、振り返ったシーシャさんの
 懐に頭を押し付けた。]

(102) 2015/06/09(Tue) 22時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ


  ごめ、なさ、

[ぐずぐず泣いて泣いて、
 ナナちゃんが行っちゃった、だとか、
 先生なんて、とか、
 そんなことを、うわごとのように言って]

  シーシャさんだって……、
  大丈夫じゃ、ない、……よっ
  指…………。

[ふとした折に血のにおいと、痛々しい指先に気づいて
 わたしは、心配げに彼をみあげた*]

(103) 2015/06/09(Tue) 22時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[「泣けるときに泣かねえと、」
 そういうシーシャさんの気遣いを感じながら、
 ぽん、ぽん、と撫でられるままに、彼の胸に縋る。]

  (ごめんなさい)

[
 弱いから、誰かにこうして頼ってばかり。
 背に回された腕に、目を見開いて
 びっくりしたけれど その暖かさにまた涙が溢れて
 シーシャさんの背に縋るように手を伸ばした。

 いなくなってしまったナナちゃんの事を思えば
 やっぱり、胸の穴は塞がらなくて
 それでも「泣いて海が出来るくらい泣きな」と
 言ってくれるひとの優しさに、少しだけほっとする]

(136) 2015/06/10(Wed) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 自分だけは、失くさないでいられる……?
 
[ (シーシャさんは?)
 その一言に、内側に違う誰かを持つ彼の事を、思った。]

[血のにおい。
 手の傷を見れば、昨日より酷い。
 見上げたシーシャさんは、わたしから目をそらした。]

   …………。
   だめ、だよ。大丈夫じゃないよ。

[わたしは涙を強引に拭うと、
 シーシャさんの手首を掴んで、ぶんと首を横に振った]

  ……せめて洗ってください。
  ばい菌が入ったら、だめ、だから。

[そういうと、わたしは彼の袖を引いて、
 手洗い場のあるところまでついてきてもらおうとする]

(137) 2015/06/10(Wed) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[大きくなる羽は「わたし」への最終通告。
 それでも、今ここにある光景を。
 わたしの頭を撫でる彼の手の暖かさを
 覚えておきたいと、ねがう。 >>148]

(152) 2015/06/10(Wed) 01時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[シーシャさんがもごもごと呟いている。
>>149
 いつものことだから心配なんだ、と
 そっと袖口を引いて彼を手洗い場まで
 連れて行く。]

  ……きずぐちからばいきんがはいると、
  最悪、切り落とすことになっちゃう、って……

[そんな脅しめいた言葉を呟きながら、
 さあっ、と蛇口から溢れて流れていく水を
 シーシャさんの手にかけて、
 こびり付いた血や傷口を、そっと洗おう。
 ちょっと沁みるのは我慢して貰おう。

 洗う間に、少し、考える。
 残された時間はきっと有限だ。]

(153) 2015/06/10(Wed) 01時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ


  シーシャさん。……わたしね、
  誰が連れて行かれたとしても
  ――ううん、連れて行かれてしまうから

  ずっと、ここのみんなの事、
  覚えておこうって思うんだ。
  忘れたくないって思うんだ。

  シーシャさんのことも、……それから。

[シーシャさんは、彼の中のもう一人のことを
 知っていた、だろうか。
 ――わたしの記憶にはなかったから、]

  …………「私」さんのことも

[ちいさなちいさな声で、そう言った。
 院内服のポケットの中、
 折ったレター用紙の感触をふいに感じた*]

(154) 2015/06/10(Wed) 01時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ


[シーシャさんが本を抱えなおす。
 本に関しては見たことがあまりないものだと感じたけれど
 シーシャさんの掌のほうに意識が向いていて
 深くそれに触れることはなかった。]

  ウソじゃないよう。

[じわり、と傷が痛んだのだろうか。
 一瞬強張った指先に、わたしは「いたい?」と聞きつつ
 小さく微笑んだ。
 痛むならまだ、大丈夫と
 触れられることに関しての気恥ずかしさだとかは
 先ほどで消し飛んでしまっている。]

[「私」さんの事。
 シーシャさんがそのひとの事を知らなければ
 きっとわからない、反応がないこと。
 小さく呟き落とされた単語に、
 彼が「知っていること」を悟る。]

(175) 2015/06/10(Wed) 09時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

  …………きらい?

[ああ、ああ。
 あのひとも、そうだったような、
 お互いに嫌いあっているような……違うような。]


  うん。


[ひな、と呼ばれて顔をあげた。
 静かに彼の言葉に耳を傾ける。
 シーシャさんは言う。

 わたしが 皆が 覚えていようとする中に
 「私」さんがいるのは嫌、だと、]

  だから、あの時。
  「私」さん、「いらない」なんて……。

(176) 2015/06/10(Wed) 09時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[蛇口の水が止まる。
 わたしの感情は溢れる。
 シーシャさんの塗れた手を握って
 また逸らされた目をみあげた。 ]

  ずっと、思ってた。
  どうして……「私」さんは、「シーシャ」さんと
  仲良く、できないのかなあって。

  「私」さんが「シーシャ」さんの記録を捨てて
  忘れられる記録なんてはじめからいらないって
  そういうなら――
   
  シーシャさんも「私」さんも、
  同じ「あなた」だと思ってたから――

  わたしは意地でも、
  ふたりのことを覚えていようって、思ってた。

(177) 2015/06/10(Wed) 09時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[洗ったばかりの傷口は痛々しい。
 この掌で何度、声にならない悲鳴を
 刻み付けてきたんだろう。]

  シーシャさんは
  ……「私」さんのせいでいなくなっちゃうのかな
  それとも、もっと違うもののせいで……?

  ……やだなあ。
  シーシャさんがいなくなっちゃうのは、いやだなあ。

[ほんの少しぶっきらぼうに見えるところもあるけれど
 そっと、優しさを添えてくれるような
 そんなあったかいひとだから。

 いやだって、幼子みたいに駄々をこねたって。
 願いが叶うはずもないのに。

 わらおうとしたけれど、頬がうまく動かなかった。]

(178) 2015/06/10(Wed) 09時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ 傷ついた掌を両手で包む。 

 コインの片側だけを忘れるなんて
 そんなことはきっと、できない。
 だけど――彼の「ワガママ」を、聞きたい、とは思う。]


 …… うたをね、つくって、うたおうと思うんだ。

 シーシャさんがいなくならないように、

 シーシャさん「の」事を ずっと覚えていられるように

 あなたのことをうたおうと思うんだ。

 ねえ。
 そしたら、シーシャさんは、聴いてくれる……?
 
[『・・・お互い、頑張ってみない?』
 そう、記憶の中のナナちゃんが、鮮明に微笑んだ。*]

(179) 2015/06/10(Wed) 09時半頃

透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 09時半頃


【独】 透明女子会 ヒナコ

/*
うまくまとまらないのですorz

(-50) 2015/06/10(Wed) 09時半頃

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