人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

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【人】 透明女子会 ヒナコ

>>1:296
「お嬢さん、怪我はない──?」

[紳士のような言葉が降ってきたので、
 わたしは杖を拾いながら、はたと視線をあげた。

 紺色の髪が風に揺れていた。
 静かな瞳がこちらを見ていた。

 わたしは あ、と息を呑んで、いいえ、と首を振る。
 メルヤさんに頼んだときと同じくうまくは立ち上がれない
 ことを悟ると、杖を軸にしてよろよろと立ち上がった。]

   大丈夫、です。ありがとうございますっ。
   なんだか、ぼーっとしちゃって。

[ぺこりと頭を下げた。
 ふと花の香がして微笑む。]

(3) 2015/06/07(Sun) 02時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ


   ここは、きれいで、いいですね。
   ものをかんがえるのには、静かで。

   オスカーさんは、ここにはよく来るんですか?

[そんな問いを向けたのはきっと気紛れだけど。
 しりもちをついたところを見られた恥ずかしさを
 ごまかしたいからでもあった。**]

(4) 2015/06/07(Sun) 02時頃

透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/07(Sun) 02時半頃


【独】 透明女子会 ヒナコ

/*
2

(-11) 2015/06/07(Sun) 20時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

  ……はい。

[オスカーさんの言葉に、
 わたしは中庭に転がる小石のひとつを杖でつついた。
 確かに、滑る。危ないかも。
 杖の握り方のアドバイスもちゃんと聞いた。

 そこに気遣いが含まれていたことには
 気づいていたけれど、
 素直にその暖かさを受け取って、
 ありがとうございます、って言って、微笑んだ。

 幼げな顔だちに、いたずらめいた笑みを浮かべて
 オスカーさんは続ける。]

  晴れの日に読書。
  素敵だなあ。のんびり、本の世界に浸れて……。
  大きな木……あれかな。

(59) 2015/06/07(Sun) 20時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ


[わたしはそっとあたりを見回す。
 中庭の大きな木。

 あの木に登って、音楽を聴いて、居眠りをする。
 なんて穏やかで素敵なことなんだろう、と思って
 にっこりと笑った。
 背中に翅があるわたしには、難しい事だ。

 ただし、と続いた言葉に、うーん、と呟く。]

  ……それって……そんなの、
  ちょっと哀しいです。
  外で昼寝するのもままならないなんて――

(60) 2015/06/07(Sun) 20時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[病気とはいえ とわたしは続けて、それから少し考えた。
 わたしはこのひとの病のことは、
 なんとなくしかわからない。
 時々若返っている、ということくらい。
 98のおじいさんだ、という言葉は、>>0:163
 わたしの耳には届いていなくて、実年齢は知らないのだ。

 このまえオスカーさんを中庭で見つけた時は――]

  ……そういえば、この前
  眠っているオスカーさんの傍に、
  何か、いた気がします。
  すぐに消えちゃったんですけど……。

[あれはけものだっただろうか。
 何かふしぎなものだった気がする。]

(61) 2015/06/07(Sun) 20時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 
  わたしの羽は……
  蝶に触ったときに、出てきたんですけど。
  オスカーさんも、夢から逃げ出した何かのせいで
  病気に罹ったんですか?

[どんなものだったんだろう? と気になって、
 質問を重ねてみた。]

(62) 2015/06/07(Sun) 20時頃

透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/07(Sun) 20時半頃


【人】 透明女子会 ヒナコ

[視界が高くなると楽しいよ。
 そう言うオスカーさんは歳相応の少年に見えた。
 >>74

 ダメって言われても、と肩を竦める様子には
 つられてくすくすと笑う。>>75
 何かを見た、という話をすると驚かれたようで]

  ……はい。
[ちらり、とベンチを見る。
 立ったまま長話もなんだし、と思って頷こうとすると
 ジュースくらいは、といわれて
 今度はわたしが目を丸くした。]

  えっ……あああ、

[それはオスカーさんに悪いのでは、というのと
 断るのもどうなんだろう、というのとで
 ちょっと小声でうろたえた後、]

(116) 2015/06/08(Mon) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

  ……ありがとう、ございます。
  リンゴジュースで。

[そんなリクエストをひとつ。
 走っていく様子に、
 わたしは申し訳なく思いながら小さくベンチに座った*]

[ほどなくして戻ってきた彼の話を、
  静かに聴いている。]

  ――記憶が、夢から逃げ出してくる……。

[まるで御伽噺のような病状。
 ここの患者は皆不思議な病気の持ち主だけれど、
 記憶が逃げ出す上に若返るなんて。]

(117) 2015/06/08(Mon) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ 老人介護施設、という単語に、
 視線を上げてオスカーさんを見る。
 どれだけ若返ったのだろう。
 どれだけ、記憶を喪ったのだろう。

 動物のようなもの――。
 それが逃げ出した記憶のとるかたちらしい。]

  ユニコーンっていうと、物語に出てくる……。

[一角獣。勇敢で、美しい白馬。
 逃げ出す前の記憶も、そんな
 綺麗なものだったのかもしれない。]

(118) 2015/06/08(Mon) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ 一気に若返ったその人が一週間で
 煙のように消えてしまった――。>>89

 浦島太郎の逆だ。素敵な記憶を喪う分若返っていく。
 ――最後には消えてしまう。
 それは、とても怖いことのように思えた。

もし自分がその病気だったら、
「気のせいか」なんてとても思える気がしなくて]

[貰ったジュースをそっと口に含んだけれど、
 あまりにもあまりな話に、味がする気がしなかった。]

  きゅうじゅう、はち……?!
  わたしとそんなに変わらないように見えます……。

[びっくりした。
 いまはつややかな掌は、以前は皺だらけだったのか。
 思わずオスカーさんをまじまじと見てしまって
 「ごめんなさい」と謝った。]

(119) 2015/06/08(Mon) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ


  …………そう、ですか。

[用事とかはなかったかい? と問われて、
 わたしはふるりと頭を振った。]

  大丈夫です。ぜんぜん。むしろ
  ……おはなししてくれて、ありがとうございます。
  だって……

[わたしはオスカーさんにつられるように頭を下げた。]

(120) 2015/06/08(Mon) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

「ひーなーこー」

[そんな呼び声が聞こえたから、そちらをはたと見る。
 トレイルさんの姿がそこにあった。]

  トレイルさん。
  ……あっ、ありがとうございます!
  うん……。無事そうでよかった。

[そうだ、ナナちゃんの様子を見に行ってくれていたんだ。
 そう思いだして、感謝の言葉を叫び返すと、
 そちらにも、ぺこりと会釈した。

 ずる、と足を引きずりながら歩いていく彼を
 微笑みながら、複雑な気持ちで見送る。]

(121) 2015/06/08(Mon) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ それから、オスカーさんに向き直る。
 赤にも、鳶色にもみえる目を見て、視線を落とす。]

  わたしが見た時は、兎に似てたかなぁ……
  すぐに、どこかに行っちゃったんだけど。
  逃げてく記憶は、どこに逃げていっちゃうんだろう。

[生きていた証から逃げ出されて、まきもどされて、


 いつか。
  積み上げた年月の分だけ
    たくさん 手元にあったものは、  ]

(122) 2015/06/08(Mon) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

   なんていうか、
   なんていったらいいかわからないけど……。

[記憶がなくならなければいいですね、とか。
 それって嫌味にしか聞こえないんじゃないかとか。
 悩んだ。]

   大事な記憶が、ずっとそばに「居れば」いいのに。
   ……って、思いました。

[言えた感想は、とっても下手だった。
 オスカーさんの中に、まだその記憶があればいいな、と
 そう思って、もう一度ぺこりと頭を下げた。
 掌は、湿っていた。*]

(123) 2015/06/08(Mon) 00時頃

透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/08(Mon) 00時頃


透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/08(Mon) 01時頃


【独】 透明女子会 ヒナコ

/*
そちらか!
ナチュラルに誤解してるヒナコと中の人だった……。

(-32) 2015/06/08(Mon) 01時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

  ……。思い出話、ですか。
  なんだか、かわいい。

[ >>145
 わたしは想像する。あの時駆けていったけものが
 オスカーさんの奥さんのところにいったところを。
 とっても微笑ましい光景だ。

 それから、彼に奥さんがいたこと、
 彼はまだ大事な記憶をなくしていないことを
 だんだんと理解して、ほっとして

 茶化すように言われた言葉には、
 「まあ」、なんて下げた頭を上げて
 口元を手で押さえて、ころころと笑ったのです。

 きっと、いい夫婦だったんだろうなあ、なんて。]

(175) 2015/06/08(Mon) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ


  ―― とっても、すてきなひとだったんですね。
  オスカーさんの、奥さん。

[わたしは杖をついて立ち上がる。
 教えてもらったとおりに扱い方を気をつけて、
 それから、オスカーさんににっこり笑って ]

  ジュース、ごちそうさまでした。
  ……お話がきけて、よかったです。

[空を一瞥して、
 部屋に戻りますね、なんて言ってから
 ふと ]

  …………もしも、今日のこと、忘れちゃっても
  覚えてますから。わたしは。

[そう言ってから唐突に]

(176) 2015/06/08(Mon) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ


  ――オスカーさん。さいごにひとつだけ。
  オスカーさんの好きな花は、なんですか?

[それだけを聞いて、何か答がきけたなら。
 「ありがとう」をもう一度だけ言って、
 中庭を出ていっただろう。*]

(177) 2015/06/08(Mon) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ……。

[オスカーさんから聞いた話を、歩きながら反芻している。
 哀しいような、穏やかになるような、
 不思議な気持ちを抱えながら。

 りんごジュースの紙パックは持ったまま。
 部屋に戻ろうと思ったけれど、一度食堂に向かって
 おじさんに「おにぎりありませんか?」と問いかけ
 袋にいれたものを一つだけ、頂いた。

 今、食堂には誰もいなかったけれど
 ナナちゃんと言っていたあれを考えるのに、
 食堂では騒がしくなるかも、と考えて

 踵を返す。
 歩いていくと、白衣が此方に向かってきた。]

(190) 2015/06/08(Mon) 03時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

  ……せんせい。今日も忙しそう、だね。

[そういうと、
 せんせいは苦笑を零して「指は大丈夫か」とか、
 杖はどうした、とか、聞いてきた。

 大丈夫です、と返すわたしは、無表情。
 指を治療してもらったのに、無表情。

 (何年もここにいると、ばかでもわかる。
 ……こうやってせんせいがばたばた忙しい日は、
 たぶん、たぶんだけど――)

 じわりとそれまでの恩なんて忘れて
 黒いものが滲む。
 普段はふわふわとしたこころが、その時ばかりは
 がっちりと重くなって、地に足をつけて、
 せんせいに刃をむけるのが、わかった。]

(192) 2015/06/08(Mon) 03時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ―― …………、
   せんせ、こんどは……、
   だれをつれていくつもりなの?

[ にっこりとわらったのが、じぶんでもわかった。
 せんせいの背が強張ったのが、見てとれた。

 ”さいしょ”はわたしが9さいの時。
 こっちにきて初めて仲良くなった女の子。

 桜の花がだいすきだと言った、わらうととても可愛い子。
 左目から桜の花に良く似たそれが生えて、
 やがて体がぼろぼろになって連れて行かれた。

 次はバラがすきな活発な女の人。
 ラベンダーの香を纏ったひともいた。
 ピエロもいつしか舞台袖にひっこむようにいなくなった
 ナナちゃんはああ>>1:123いったけれど――。]

(193) 2015/06/08(Mon) 03時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[いつか”治せない”このひとに誰もかも
 ――もしかしたらナナちゃんだって、
 連れて行かれるんじゃないかって
 そう思うと、わたしは。 ……わたしは。]

  「……大丈夫だよ。きみには関係のない話だ」

[そんな言葉を投げかけて、安心させたつもりなのかな。]

         うそつき。

[『ぼくはあなたがきらいです、Doctor Fell
 りゆうはよくわかりません。
 だけどこれだけはよくわかるんです。
 Doctor Fell、ぼくはあなたがきらいなんです』]

     ……だいきらいだよ、せんせい。

[音にならない呪いを放つ。
 せんせいの背が消えるまで、その姿を見送った。**]

(194) 2015/06/08(Mon) 03時頃

透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/08(Mon) 03時頃


透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/08(Mon) 03時頃


【独】 透明女子会 ヒナコ

/*
よっと
半吉[[omikuji]]

(-45) 2015/06/08(Mon) 07時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

― 少し前の事 ―

  マーガレット。

[柔らかに咲く白と黄色を思い出して、
 わたしはにっこりと笑った。
 続いた言葉には、ちょっと目を見開いて、
 びっくりしたけれど。]

 ――せいそ、で、かれ……
 ぜんぜん、そんなことないですよ

[ぶんぶんと頭を振って、
 照れているのはわからなければいいけれど。
 わたしはしっかりとその花の名前を覚えて、]

(258) 2015/06/09(Tue) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[(本当は、オスカーさんがどこまで
 何を覚えているかはわからないけれど、
 おぼえていよう、と思った。)]

  わたし、忘れません。今日の事。
  それじゃ……また。

[ありがとう、と告げて、
 オスカーさん>>235に踵を返す。

 大きな木の葉が風にゆれて、
 ざわざわと穏やかな音を立てていた。*]

(259) 2015/06/09(Tue) 00時頃

透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 01時頃


【人】 透明女子会 ヒナコ

― 自室にて ―
 
[あのあと、わたしはふらふらと自室へと戻っていた。
 メルヤさんの部屋あたりから
 なんだか騒がしい物音がしたけれど
 そちらを覗くには疲れていたのか、

 ぽん、とベッドに座り込む。
 わるい予感がわたしの胸の中を蠢いて、
 ざわついている。

 棚からがさごそと一枚の絵を出した。
 キルロイさんが描いた、みんなで旅行に行く絵だ。

 今びょういんにいるひとも、
 今はここにいないひとも、そこには描かれている。
 わたしは、この絵がとても好きだった。]

(271) 2015/06/09(Tue) 01時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ


  ……明日になったら、
  また、会えるよね?

[どうしてそれを呟いたのかわからない。
 絵の中のナナちゃんに触れた指先は冷たい。

 がさごそ、貰ったおにぎりを齧って、
 それからレター用紙に向き合う。

 ああでもないこうでもないと、考え続けているうちに、
 うつら、うつらと眠りに誘われた**]

(272) 2015/06/09(Tue) 01時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[――ひらひらと、くらやみのなかをとんでいる。
 わたしはちょうのすがたでそらをとんでいく。

 ちょうのゆめのあいだにひととなるのか
 ひとのゆめのあいだにちょうとなるのか

 きっとそのきょうかいがあいまいになったとき
 わたしというものは、
 とてもあやういものになるのだろう。
 そんなことをぼおっとおもった。


 そうなるまえにしんでしまえればいいのに。

 
 きれいなはなたちがみえた。
 さくら、ばら、らべんだー、……まーがれっと
 ……。
 ああ、――おもいださなくちゃ ひとであることを]

(280) 2015/06/09(Tue) 01時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ


[ わすれないよとつたえなきゃ

  ――あのひとのことも、  *] 

(281) 2015/06/09(Tue) 01時頃

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