17 吸血鬼の城
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――ああ、眷属の死には、
墓を用意せねばならないのですね。
[思い出したようにぽつり、呟き]
あれは、短い間とはいえ
我が同族として……逝ったのだからな。
墓くらいは用意してやろうと思っているが。
[呟きに応える
城主の意思は既に影へと伝わっている筈]
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─廊下:回想─
…そう、ですわね。
ベネットさま。
───おねえさまが、貴方をお守り下さいますように。
[華奢な銀のナイフから手を放し、心からの微笑みと切なる祈りを送るのです。>>4:272
儚い祈り。
決して叶えられることのない、その祈りを。]
(32) 2010/06/24(Thu) 00時半頃
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─???:いつかの時─
『……マリーねえさま。あっ…、…』
[遠い時。もう戻らない時。]
『ふふ、内緒。内緒…』
[慕わしい優しいひとと、年の離れた兄の姿。 微笑みをかわす様子に、幼い少女は物陰にそうっと隠れました。]
『───…に、なってくれればいいのに。』
(33) 2010/06/24(Thu) 00時半頃
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[無邪気な願い。
───けれども、それが決して叶えられぬことなど。 美しい乙女に、命の期限が切られていることなど。
幼い身には、知りようもなかったのです。]
(34) 2010/06/24(Thu) 00時半頃
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[苦笑にも似た吐息を洩らす。
情事の名残は其のままに]
[思わず襟でも正そうとしたものの、
両手の塞がるに気づいて、主と同じく吐息を零した]
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─廊下─
…ね。 どこか、資料の置いてあるところは…あって?
[そんな問いを影に向けてみたのは、ベネットたちと別れてから程なくのこと。 存外あっさりと案内をする様子に気抜けしながら、その後をついて歩いたのです。]
─→書庫─
(54) 2010/06/24(Thu) 01時頃
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─書庫─
わ…、すごい本。
[扉を空けた途端、どこか黴臭いような、書庫特有の匂いが鼻をつきます。 それへと僅かに眉を顰めて、恐る恐る静かな室内へと足を踏み入れました。所々、ぽつりと灯るランプは、あたかも来訪者を知っていたかのよう。]
……どれから見たらいいの?
[途方に暮れた声が、思わず漏れます。 いくつかの棚、古びた手記、いつのものかも分からぬ日記──]
(58) 2010/06/24(Thu) 01時頃
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[甘く繰り返された城主の言葉
それは心の奥深くまで沁み込んで――。
いつのまにか其れは真実として心に根付く。
傍に居て良いと言いながら
城主の心は何処か遠く感じられて
女は幾度となく傍にある為の許しを請うた。
無くした記憶の中で一度は抗った女は
仮令記憶を取り戻したとしてももう抗うことはない。
十二年の歳月のうち別の感情が芽生えていたから――]
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─書庫─
[途方に暮れたように棚を眺め渡し、書を手に取ります。
めくっては、戻し。 それを幾度か繰り返した後のこと。]
これは──…?
[それは、比較的新しい日記のようでした。 棚の奥の奥、まるで何かから隠すように密かに仕舞いこまれたそれ。]
(65) 2010/06/24(Thu) 01時頃
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『…、もう帰ることはないでしょう。』
『……、…嗚呼。魔の血が、濃くなってゆく。』
『記憶を──…紙に、封じ…・・・』
『さい、ご。どうか…、…』
(66) 2010/06/24(Thu) 01時頃
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この字、まさか…。
[書き手の署名のない、ひとつの日記。 流麗で優美な筆記体は、女性の手になるものでしょう。]
……ねえさま、なの…?
[ぽつり。 零れた憶測は、闇の中に静かに消えるのでした。**]
(67) 2010/06/24(Thu) 01時半頃
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[幾度も幾度も囁く言葉。
其の意味を真に理解していなくとも
似た色が惑わせて行くのだろう]
――…
[傍にあれと言う癖に
城主の傍には見えぬ壁が立ち塞がっている。
其処を越えようとするものは
数百年の歳月のなか、現れた事が無く
何時しか己自身ですら、忘れ果てていた]
[悦楽に身を委ね
人を恐怖と憎悪で歪め壊し
満ち足りた其の後に襲う虚無
孤独に苛まれ
消滅の恐怖に怯え
取り憑かれたかのようにまた人を襲う
負の連鎖は
たとえ周囲に薔薇を散りばめようと
埋まる事は無いのか]
[宴の最中であると言うのに
何時に無く胸の内が酷くざわめいている]
[――愛しいお兄様。
そう口にする事はあれど
私のお兄様。
私だけのお兄様。
そんな台詞を聲に出す事を憚られた。
所有を示して良いのは兄だけだと思っていた。
それを口にして嫌われてしまうのが怖かった。
だから女はただ想うだけ――]
[婦人に向けられた言葉]
[ざわめきのようなものを感じて呟く]
旦那様――…
[立ち並ぶ墓標、その慰めは誰のためのものか]
嗚呼、聞こえている。
[白薔薇の囁きに、溜息混じる聲を零す]
己の――人間の尺度ではかろうとするのは愚かな事だな。
此処を何処だかも知らぬらしい。
たかが食事と、同族の死を同じとするはずが無いだろう。
ひとと我等は違うのだから。
其れとも人は食事のたびに墓を立てるのか?
慰めかどうかなど、愚かなことを問う。
眷族なれば墓に入れる
食事を終えた後のゴミは捨てる
それだけの事だと言うのに。
伝えておけ。
……此処は私の城。
お前たちの世界とは、違うのだと。
[魔の城で人の常識など通用するものかと。
嘲りを含む聲を投げた]
[目覚めたときの昂揚は遠く。白薔薇は憂う]
――…はい、それは。
然りと、お伝えいたします。
[言いよどむような間の後]
……ただ、わたしはふと……
あれほどの同胞の死を、旦那様が見つめておられたこと。
今までそれに気づかずにいたことを、知りました。
――…嗚呼
[何の事かと、ふと思い出す]
もう、数えることも止めてしまった。
あれは……宴に招き眷族としたもの
街で浚い、血をわけたもの……
眷族を幾人か傍においた事はあったが
皆先に逝ってしまうのでな。
[眷属とした者の死に心は痛んだけれど
死は人であった頃の記憶と近くて
触れることを出来るだけ避けていた]
――…私も死んだら其処に眠るの?
[城主と白薔薇の聲にことりと首を傾げる]
出来ることなら……
私は海の泡になりたいわ。
[見たことない青を思いながらそんなことを呟いた**]
――……ただそれが、
とても寂しいことだと思ったのです。
[並ぶ墓標をみやれば、
主が声に応えるように呟いた]
……お前は……どうだろうな
此処に眠るは、眷族ばかり
幾度も私と交わったお前は、若しかしたら
純血の我等と同じく
灰となり消えるのかもしれぬ。
[幾度か見た、同じ純血の一族の死
最後に立ち会ったのはもう思い出せぬほど昔]
嗚呼、だが私のローズ
死ぬなどと……お前まで私を置いて何処へ行くのだ**
寂しい、か……
[最早感じるこころなど
凍てついて久しいと、思うのに]
私には、解らぬ。
[己の胸の内が、解らない。
ただ、墓が一つ増えるたび
帳面に名前が一つ増えるたび
胸の何処かを風が吹き抜けていくだけ**]
……海の泡になどなるくらいなら、
刺してしまえばよろしいのに――
[かすめた囁きに、ぽつり呟いた]
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