17 吸血鬼の城
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─サイモンの部屋─
い……や……。
[ローズマリーの唇が、いっそ優しく甘く兄の首筋へと寄せられます。
悦楽の色、蕩けるような歓びの色。 ───けれども、生命を失わせる「死」そのものの色。]
……っ。
[兄は。
ついに、ローズマリーの吸血鬼たる所以を言葉で明かすことはありませんでした。それは、過去の形見への感傷であったのでしょうか。それとも、未来へ託す希望であったのでしょうか。
けれども、それが明かされることは遂になかったのです。 ───そう、永遠に。]
(17) 2010/06/21(Mon) 00時頃
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いやああああーーーーーーーーっ!!!
[上がった叫びは、誰のものであったのでしょう? 遠く遠く、自らの声さえも遠く聞こえるのです。
もつれるような足が、2人の元へと向かいます。 ───もっとも、阻むものがあるなら捕えることは容易なほどに、足取りはひどく不確かに。]
(19) 2010/06/21(Mon) 00時頃
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嗚呼……良い、悲鳴が聞こえる。
[満足気な囁き]
良い子だ
私のローズ
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兄さま……兄さま…?
[歩む心地は、あたかも夢の中を歩むよう。
イアンの叫び、翡翠色の静かな視線、黒薔薇の淡々たる瞳の色。 それらも今は届かず、崩れ落ちた兄の元へとふらり。歩み寄ります。
呆然と見下ろした兄の姿に、生命の光は最早なく──]
サイモン兄さま……。
[同じく崩れるように、兄の傍らに座りこみました。 血の気を失った兄の青い顔、はらりとかかる黒い髪。 その傍らに座るドレスの色は、血のような赤の色。]
(38) 2010/06/21(Mon) 00時頃
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どう、して……?
[問いは宙に浮くかのよう。 虚ろなはしばみの瞳に涙は浮かばず、白い指先が僅かに震えて兄の頬を……その輪郭をなぞります。
つと下りる、その首筋には僅かに血を零した2つの傷跡。]
………… ……。
[ゆるゆると視線が向かうのは、瑠璃色のドレスの端へ。 次第に視線が上がれば、兄が愛しく引き寄せた細い腰。 やがて見えた亜麻色の髪に縁取られる白い顔は、ふやりとぼやけて見えていました。]
……どうして…?
(43) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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お気に召したなら……良かった。
[満足げな聲にほっと胸を撫で下ろし]
お兄様……
そちらも騒がしいようですが……
従者のいずれかを向かわせましょうか?
嗚呼、思った以上に
愉しかった。
[胸を撫で下ろすローズマリー
彼女がサイモンに囁いた言葉も
彼の恍惚とした表情も
其の先に待つ未来故に、城主を酷く満足させた]
いや……元凶は部屋に戻ったようだ。
[騒がしいと言うのには、もう済んだと短く答える。
実際の所、始まるのはこれからかもしれなかった]
私のローズ
黒薔薇に、あれの監視を怠るなと
それだけを。
[兄の言葉に嬉しそうな表情が過る]
それなら……
[緩く頷き従者への言伝を繰り返す]
あれの監視を怠るな、ですね。
――…伝えておきます。
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腐り、はて──…
[黒薔薇の言葉に怯えたように>>47、兄の頭を掻き抱きます。 ぼやける視界、瞳から零れるものに気付く余裕はありませんでした。
死の香る部屋の中、それでも瑠璃を纏う姫君は、一層美しく微笑むのです。亜麻色の中の銀を、翡翠の瞳を見上げるはしばみ色の双眸に、大粒の涙が溢れていました。]
マ、リー……
[震える唇が僅かに開き、声を押し出そうと震えます。 けれども言葉にはならず、ただ視線だけが嫣然たるひとへと向けられました。]
(70) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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良い子だ。
後で……部屋へ向かう。
啜った其の血を、私にも分けてくれ。
[循環を目的と言いながら
城主の狙いは彼女の記憶を薄め
純血種に近づかせる事にある]
さて……集った人間達は
どう出るか
是から、愉しくなると良いが
私たち二人ではゲストが手持ち無沙汰になるやもしれんな
花売り メアリーは、サイモンの遺体を引き寄せるようにして抱きしめ──
2010/06/21(Mon) 01時頃
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い、や。いや、いやよ。 お兄さま、お兄さまが眠っているもの。
……ねえ、マリーねえさま。 サイモンお兄さまが、お…っ、お花を……
しろいばら、を───…
兄さま、兄さま……っ!!
返事をして─────!!!!!
(78) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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[血の供宴に、上気したローズマリーの頬の色。
麗しき双薔薇の冷たい面差し。 永遠に暮れることのない、黄昏の城──
それらも全て、夢のよう。]
(85) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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花売り メアリーは、記者 イアンの声にびくりとして息を呑み──
2010/06/21(Mon) 01時頃
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あぶない?
………あぶなくはないわ。 だって、マリーねえさまがいらっしゃるもの。
[死した兄を腕に抱いて、そうこたえたのです。]
(87) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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ゆ、め───…
[翡翠の瞳に浮かぶ色を読み取ることは叶わず、変わらず懐かしく──慕わしいその瞳を、はしばみ色の瞳が揺れるように見つめます。 言葉を唇で繰り返し、ぼんやりと兄の胸元へと白い薔薇が添えられるのを見下ろしました。
───そうして、幸福そうにも見える兄の死に顔を。]
それは、しあわせなの?
……ねえさまにも、しあわせな ゆめ なの…?
(93) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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────…。
[ローズマリーの言葉に、視線が自然と兄の手元へと落ちるのです。>>89 白薔薇の化身のような、美しい青年が黙って添えてくれた白い薔薇、変わらず咲き誇る白い薔薇が痛々しいほど鮮烈に、視界に映りこむのでした。]
『逃げろ、おまえらだけでも……逃げろ。』
[兄の言葉が脳裏に蘇ります。
差し伸べられるイアンの手。>>90 それをぼんやりと見上げて、理解を拒むようにゆるゆると首を振りました。]
マリーねえさまは、マリーねえさまよ…。 ………ほら。
(98) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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花売り メアリーは、ふらりと立ち上がってローズマリーの元へと歩み寄る。
2010/06/21(Mon) 01時半頃
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──…マリーねえさまの、銀の羽根。
[彼女がこの髪飾りをつけだしたのは、いつの頃からであったでしょう。 とても大切なものなのだと、微笑んでいた姿は──遠い、黄昏時の見せる夢幻であったでしょうか。時の止まった城の中、記憶も同じく黄昏の色に染まるかのようでありました。
──つ、と。
ほそい指先が、城主の妹君の髪へと伸ばされます。]
(102) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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苦しくても、しあわせなゆめ。 しあわせでも、苦しいゆめ──…
……ねえさまは、ゆめを、──…ころしたの…?
[翡翠を見つめる、はしばみの色。 遠い昔に相対したように、それとはまるで違うように、色の違う2対の瞳が見つめあいます。
手を伸ばした先の銀、懐かしい羽根の飾りに瞳が揺れました。]
(111) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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お兄様の為なら幾らでも捧げましょう。
私はお兄様の為にあるのだから……
[兄の目的など知らぬまま
言葉どおり受け取り]
それでは手を増やすために
誰かを私と同じにしてしまうの……?
[兄を誰かに取られてしまいそうで
少しばかり不安げな聲が漏れた]
花売り メアリーは、水商売 ローズマリーの言葉にゆるく首を振り──
2010/06/21(Mon) 01時半頃
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…………、お兄さまの言う通りね。
大好きな、わたしのマリーねえさま。
───時を、どこに置いて来たの…?
[兄も同じ気持ちであったのでしょうか。 不安に揺れる翡翠を見つめ、伏せた瞳から一筋涙が零れ落ちました。]
(114) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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嗚呼……そんな聲を零すな。
私のローズ
幾度も血をわけてきただろう?
お前は特別だ。
[人としての記憶が薄れるほどに、血を分け続けた
彼女は純血ほどの力は無くとも、ただ眷属となった者よりも
魔力に秀でているはずで]
お前と同じにするためには
幾年もの時間が必要だ。
そう簡単には、選ばぬよ。
[其の為従者は何時までも人のまま。
彼らを人である身から解き放つのは容易いと言うのに]
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───イアン。
[振り返り、睨むように強い視線を向ける記者へと僅かに微笑みます。 優しい青年へと笑みを送る様は、僅かに窓から差しいる黄昏の光に照らされていました。]
……わたくしは、お兄さまとは違います。
[その言葉の意味は、通じたでしょうか。 案ずるようにその場を離れない青年へと、静かに言葉を向けたのです。]
(116) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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[つと、翡翠の瞳が伏せられるのに哀しい微笑みが過ぎります。 そ…っと指先は銀の羽根飾りを、そうして亜麻の髪を撫でるように滑り落ちて、力なく身体の横へと下ろされました。]
…マリーねえさま。 仇打ちを、サイモン兄さまは……「望んでいない」わ。
望んで…いないの。
[兄の死に顔が安らかなのは、その所為でしょう。 いくら逃げよと促されても──決して自らは逃げようとしなかった、兄の想いは量らずとも自ずと知れます。]
───のぞみは。
[言葉を切り、黙って揺れる白い顔を見つめました。]
(130) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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………。
[ありがとう、と。
迷うような声に告げた言葉は、背中の越しに。>>120 大きな息が溜息のようにも聞こえて、僅かに目を伏せました。
そうして鈴を転がすような懐かしい声が、己に言い聞かせるように紡ぐ言葉をじっと黙って聞いたのです。>>127]
(133) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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――…私はお兄様のモノ。
[ふ、と繰り返すのは記憶が蘇る事を怖れて。
特別、と囁かれると安堵の色が宿る]
嗚呼、早くお兄様のもとへ行きたい。
[花飾りの少女と話しているとこれまでの自分が揺らぐ]
お兄様に選ばれた者はしあわせね。
だって、私も……
お兄様の傍に居られて、しあわせ、だもの。
[それは幼子が甘えるような口振りにも似て――]
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──…それが、ねえさまの ほんとうの望みなの…?
[言い聞かせるかのように紡がれる言葉に、目を伏せます。
死した兄が抱くのは、愛しい白薔薇の花。 目前の彼女の翡翠の瞳が哀しげに揺らぐのを見、同じように哀しげな笑みが仄かに顔に浮かぶのでした。]
………。望みは……。
(142) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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[その先の言葉を告げることはなく、ただ黙って微笑みだけを向けたのです。
兄を奪った者に、兄が向けたのだろうときっと同じ、 ──懐かしく愛しく慕わしく──…
哀しいひとへと向けた、微笑みを。]
(143) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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そうだ、お前は……大切な妹。
特別なのは、言うまでも無いだろう?
[閨で囁く子守唄のように、甘く低く聲を届かせる]
嗚呼、私も早くお前の顔が見たい。
其処へ行こうか、私のローズ。
[永遠とも思われる虚無を彩る華の名前を呼び
城主はつと気配を向ける]
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────…。
[やがてゆるく首を振り、再び兄の元へと向きなおります。 死した獲物の向かう先、それはどのような場所なのでしょう。
黙って白薔薇を見つめ、小さく息を落とします。]
…マリーねえさま。
[呼びかけは、変えぬまま。]
お兄さまを…葬っては…いけないこと?
[無防備に背を向けて、それだけを *問いかけたのです。*]
(145) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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お兄様との逢瀬には
此処は少し無粋だから……
部屋に戻ってから、と思ったのだけど。
[存外早く兄に会えた事に喜びながらも
ぽつぽつと言い訳染みた言葉を紡ぐのは
手を煩わせてしまったかという心配から]
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