人狼議事


17 吸血鬼の城

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[言葉を途切れさせると、傍らに佇む血を分けた相手へ
薄く笑みを向ける]


 勿論、お前も愉しむと良い。
 渇きのままに、欲望のままに
 もう……
 我慢する事は無い。


[語りかける声音は低く甘く
されど其れは人の耳には届かぬ波長を持って響く。
元は人間であった彼女が人間の血を啜るさまを見るのは
城主の愉しみのひとつでもあった]


 望みがあれば、何でも叶えよう。
 ……私のローズ。


[くすくすと人間には聞こえぬ聲で笑う]

私もお兄様を楽しませられると良いのだけれど。

[城主を愉しませる為の宴と客人に告げた者に
女は控えめな態度の儘言葉を返し]

渇きのままに、欲望のままに
お兄様は私に甘くてらっしゃる……。

[兄の笑みに嬉しそうに細まる女の眸]

優しい、私のお兄様。
大好きよ……。

[睦言を交わすかのように甘く囁き
切なさを隠すように胸元でぎゅっと拳を握った]


 私のローズ……お前は客では無いだろう?
 傍に居るだけで、充分私は満足している。


[人間の中では類稀な美しい薔薇を
この手で手折ったその瞬間と
変じた彼女が作り出す新たな犠牲者と
其れを眺める事こそ、城主を愉しませているのだが]


 愛しいローズ。
 お前に甘いのは、仕方が無いだろう。
 永遠に続く孤独の中で漸く見つけた同胞なのだからな。


[人の言う愛は、城主には当てはまらない。
けれどその薄い唇は愛しいとそう何度も彼女へ呟くのだった]


客人ではないけれど……
私はお兄様の為だけに存在するの。
お兄様に喜んで貰える事が無上の喜び……。


[目覚めて初めて目にした美しい兄に心酔していた。
長く共にあれど其れは変わる事無く]


愛しいお兄様。
貴方の孤独を私の存在が少しでも埋められたなら……


[薄い兄の唇が紡ぐ言葉に女の心は満たされる。
それは先ほどまでの飢えさえ忘れさせて呉れる魔法の言葉]


 私のためだけに……


[存在する。
鸚鵡返しに囁き、ちらりと視線を投げた。
其れは彼女が真に望むことか
其れとも、己が与えた力によるものか
其の先を考える事はしなかった]


 永遠に続くこの命がある限り
 孤独が消える事は無いが……そうだな、
 お前が愉しむその姿が傍にあれば
 私は満たされる。

 ……喉が渇いているのだろう?
 先ずはどれが欲しい。
 あの粗暴な男か、其れともこの女が良いか?


お兄様のためだけに。

[同じ言葉を繰り返す。
過去を失った女は彼の同胞になることを自ら望んだのか
望まぬままそうなったのか知らないけれど
今は望んでそうなったのだと思っている]

貴方に与えられたこの命が尽きるまで
私は貴方の傍にいます。

[満たして差し上げたいと思いながらも
傍にいて愉しむだけで本当に良いのか女には判断がつかない。
渇きを指摘され恥ずかしげに眸を伏せる]

――…お兄様は何方をお気に召したの?

[答えを用意できぬ女は質問を返した]


花売り メアリーは、メモを貼った。

2010/06/20(Sun) 01時半頃


 愛しいローズ。
 ……私は、多くを望まない。
 ただお前が傍に居るだけでも、充分だ。


[まるで己は生ける死人のようだと、常々思うようになった。
刹那に生きる人間達の傍で暮らすうちに。
彼らが己の存在に踊り、狂い
破滅――若しくは自滅する様を観察するのが唯一の愉しみ。
其の後に襲う虚無からは、どう足掻いても逃れられはしないのだけれど、同属が傍に居ると思えばいくらかは紛れる]


 ――…そうだな、私は
 

[彼女の問い掛けには汚れたチーフを振り、目配せを一つ。
その血の持ち主に幾らかの興味を抱いたのだと、暗に告げた**]


【人】 花売り メアリー

─少し前:サイモンの部屋─

…ローズマリーさまが、どうしても「あの」マリーねえさまだと言うの?


そんな…信じられないわ。
時を、超えた───…?

[兄は頑固に、ローズマリーが記憶の中のその人だと言うのです。
気だるげに首を振り、けれどそれ以上は教えてくれようとしませんでした。]

(115) 2010/06/20(Sun) 01時半頃

【人】 花売り メアリー

────?

[首筋に2つ、赤い傷跡が見えます。
指摘しますと、慌てたように掌でそれを覆って「虫に刺された」とだけ言いました。]

え……。
わたくし、たちだけでも逃げろ?

逃げろって、どういうことですの?
お兄さまは一緒ではないの?どうして。

[陰鬱に兄は打ち黙ります。
そうしてまた、逃げろ。とだけ、繰り返すのです。

ただ彼が、どうあってもかの翡翠の眸の主を置いて逃げ出す気だけは、どうしてもないようでした。]

(116) 2010/06/20(Sun) 01時半頃

【人】 花売り メアリー

───ひとまず、ご城主さまにご挨拶がなくては出るも何もないでしょう?
お兄さま、一緒に……えっ、行かないですって?

…そう。

[首を振る兄に息をつき、そうしてわたくしは部屋を辞したのです。
振り返ったとき、森から獣の遠吠えが微かに聞こえて、静かな兄の姿をひどく不吉に見せたものでした。

雷鳴鳴り響き、城内に「宴」の時は告げられたのは、程なくのこと。]

 ─→白薔薇の広間─

(117) 2010/06/20(Sun) 02時頃

【人】 花売り メアリー

─白薔薇の広間─

…霧が、晴れぬ?
そんな、どういうことなの──…?

[広間にはむせ返るような、白薔薇の馨。
城主たる人の姿は、先にお会いしたよりも一層近寄り難く、冷たく抗い難い力に満ちているようでした。>>10

はしばみ色の瞳に、戸惑いの表情が浮かびます。]

[問いに返る答えはなく、不安げに辺りを見渡しますと、見慣れぬ人々ではありましたが、一様に不安や戸惑いの色を浮かべているようでした。]

(129) 2010/06/20(Sun) 02時頃

【人】 花売り メアリー

マリーねえさま…。

[一段高く、城主その人の妹君としてその傍らにある瑠璃の姿に、そっと小さく呟きます。

ふるり、と一度首を振って再び辺りを見渡しますと、見知らぬ中に見知った有名な顔があることに気付いたのです。]

(130) 2010/06/20(Sun) 02時頃

【人】 花売り メアリー

…あ。バイルシュミットの姫君…?


[気違い令嬢、と称される彼女も「宴」に招かれたのでしょうか。
社交界で幾度か見かけた顔に、そっと口元を手で押さえます。

その傍らには、やはり見慣れぬ人々がいるようでした。]

(132) 2010/06/20(Sun) 02時頃

【人】 花売り メアリー

[ローズマリーの呟きは、人たる耳には届きませんでした。>>141
ただ、どこか寂しげにも揺れて見える表情が気にかかり、つい瞳は彼女の姿を追うのです。

───兄も、やはり彼女に魅せられた一人なのでしょうか。

物思いを打ち払うように首を振り、彼女の傍らに添う白い青年の姿にも視線を向けます。]


きれいな、ひと。

[ぽつり。と、白薔薇のような青年への評が漏れました。

グロリアの名を呼んでしまったのは、どうやら宴の喧騒に紛れて届かなかったのでしょう。
所在なげに賑わいの中心を離れて壁の方へと向かいますと、同じように一人腰掛ける漆黒のドレスの女性の姿がありました。>>146

あの…、ここ宜しくて?

(154) 2010/06/20(Sun) 02時半頃

[兄の聲は女の耳に心地好い]


お兄様の望むままに。
誰よりも、私はお兄様を想っています。


[自分の知る世界の中心である兄の望む者を知れば
伏せた睫毛がぴくりと震えた]


ならばその者には手出し致しません。
お兄様にとって愉しい宴となりますように。


[女は心得ているとばかりにそう紡ぎ
複雑な思いを心の内に留めおく]


花売り メアリーは、メモを貼った。

2010/06/20(Sun) 02時半頃


花売り メアリーは、小悪党 ドナルドの言葉にちらりと視線を向けた。

2010/06/20(Sun) 02時半頃


【人】 花売り メアリー

……?どうかしまして?

[悲しげな表情を浮かべる彼女に、ちいさく首を傾けます。>>158
同年代と見えましたから、少しだけ気安い思いで彼女へと微笑みました。]

ありがとうございます。

[そうして、傍らの従者の男性へも視線を移し、>>160

わたくしはメアリー・トレメインと申しますの。
どうぞよしなに。

黒薔薇さん…そう。
ロビン、とお呼びさせて頂きますわ。

[薔薇を口にしなかったのは、城の随所に飾られた城の薔薇の為か──もしくは、過去の薔薇の園の思い出のためであったか。判然とはせず、どこか曖昧な面持ちで軽い礼を返しました。]

(164) 2010/06/20(Sun) 03時頃

【人】 花売り メアリー

[薔薇は自ずと、ひとりの人の面影を呼び起こします。
ふと其方を見遣れば、かたりとグラスを置いて俯く姿が映りました。>>161

─────。

[儚げなその姿が気にかかり、息を詰めます。
傍に行って慰めたいほど慕わしいのに、「なにか」が足を止めさせるのです。]

『……逃げろ。おまえらだけでも逃げろ。』


[ふと脳裏に過ぎったのは、兄の言葉。
一度目を伏せて再び彼女を見遣ると、思いを振り切ったように嫣然と微笑むローズマリーの姿がありました。>>166

(167) 2010/06/20(Sun) 03時頃

花売り メアリーは、水商売 ローズマリーの姿に密やかなため息を落とした。

2010/06/20(Sun) 03時頃


【人】 花売り メアリー

マーゴットさま、ですのね。
キャンベルというと…キャンベル卿の?

[この辺りでは有力な、街の領主の家名。
彼女と直接の付き合いはなくとも、その家名に聞き覚えはありました。

慎ましく目を伏せた彼女へ、やわらかい笑みを向けます。]

気になさらないで。
何か悲しいことがおありになったの…?

[黒のドレスへと視線を向け、暫くそうして辺りの様子に耳を傾けました。**]

(174) 2010/06/20(Sun) 03時半頃

花売り メアリーは、メモを貼った。

2010/06/20(Sun) 03時半頃


[城主の妹となった女に記憶がないのは幸い。
何故なら人間であった頃の記憶を持ちながら
人間の血を啜ることに弱い心は耐えられないから。
そんなことは露とも知らず女は人間の血を啜る]

――…私はお兄様の同胞。
私は、ヒトではなく闇に住まう者。

昔のことなんて思いだせなくて良い。

[郷愁も思い出の品も捨てられぬのに
自らに言い聞かせるようにして]

私はあの方の妹。
私は――…私以外にはなれない。

[女の耳朶は拾わずともよい声さえ拾ってしまう。
サイモンの呼ぶ声に物憂げに柳眉が顰められた]


 お前が望むなら、あの客人も与えてやろう。
 ――私の同胞……私のローズ。


[言い聞かせる聲に囁きかける。
暗示にも似た言葉
「私のローズ」
彼女が目覚めてから、そう呼び続けてきた]

 
 お前の美しい顔を顰める者が居るようだな。
 

[影の密告を受け、城主は低く洩らす]


 その憂い、私が晴らすが良いか
 其れとも、お前が喰らうか……?**


[気高く美しい兄の聲に伏せた睫毛が小さく震える。
幾度となく繰り返された暗示のような言葉]

お兄様……
私はあの客人を望んでなどいないのです。

[興味がないと言えば嘘になる。
けれどその興味はあの客人が兄の目にとまったから。
本当に望むものは口に出来ぬまま――]

…………。

[白薔薇の執事が影を通じなされた密告。
兄の問い掛けに妹は逡巡する]

もうあの声を聞きたくはないのです。
お兄様にあの者の処遇をお任せします。

[憂いを滲ませた聲が密やかに囁かれた]


 ――…私のローズ。


[囁く聲に混じる憂い。
まるで彼女に呼応するかのよう]


 お前が望まぬ客人
 けれどあの客人はお前を望んでいる

 ならば、すべき事はひとつ
 お前が楽にしてやるが良い。


[彼女を求めるものが、彼女によって逝かされる
そのとき彼はどのような声をあげるだろう
ざわ、と背筋に走るものを感じ、語尾は甘く震えた]


――…私が、それを為せと…?


[兄の囁きに女の聲が沈む]


意地悪なお兄様。
私の願いを聞き届けては下さらないのね。


[甘い震えを伝える聲の主に女は逆らえない。
望まぬ男の求めに応じる苦痛よりも
兄たる者の悦びを女は優先する]


嗚呼……


[悩ましげな吐息が零れた]


 ……意地悪な私は、嫌いか?


[からかうように吐息混ざる笑みを送る。
彼女が己に逆らうなど、考えぬ風]


 私に、見せてくれ。
 お前に懸想した
 哀れな男が壊れ朽ち行くさまを。


[彼女の沈む様子とは裏腹、愉しげな聲が囁き響く。
先に待つ仄暗い悦びを思い、ひとりほくそ笑む*]


――…嫌いになどなれません。
知っていてそんなことを聞くなんて……


[恥じ入る聲はまるで乙女の如く]


お兄様の望みとあらば……


[静々と了承の意を兄に告げる]


――…違う。
私は……人間のものになんてならない。
貴方のものなんかじゃ、ない。

止めて……
私をそんな風に呼ばないで。


[想いが震える聲となり密やかに響く。
否定の言葉は無論兄に向けられたものではなく
ただ過去に縋る憐れな男へのもの]


私をそう呼んで良いのは……
お兄様だけ――…


[城主には届いている。
彼女に縋る哀れな男の声も、
痛みに揺らぐ彼女の聲も]


 私のローズ


[重ねるように
男の声音を掻き消すように、囁く]


 お前は私のモノ。
 私の為に在る。
 そうだろう?


[城主の聲にはっとする。
紡がれた綴りは同じだというのに
城主からの囁きには安堵さえ覚えた]


お兄様。


[切なく響く聲]


私はお兄様のモノ。
お兄様の為に――…


[そう繰り返しながらも
胸の痛みはなかなか消えてはくれなかった]


 そう、お前は私のモノ。
 ……私のローズ

 人間に惑わされては、ならんぞ?


[囁きながらも、何処か其れすら愉しむ風に]


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