人狼議事


17 吸血鬼の城

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小悪党 ドナルド! 今日がお前の命日だ!


……っ……

[「喰わせたくないのならお前が喰うと良い」咬まれたときの言葉を思い出す。城主にドナルドを咬ませるのは確かに嫌だ。だけど、かといって友人を吸血鬼になどさせたくない――]


【人】 小悪党 ドナルド

>>6:210
[ベネットからも一歩歩み寄られ
後ずさりしかかる自身を叱咤する。
ベネットだ、目の前にいるのはベネットなのだ。

何故こわがるのだ。

怪我をしてるか聞かれても、答えられず首を何度も振った。
貧血のせいで振る度にクラクラして
思わず後方へと下がり扉にもたれかかる。]

(2) birdman 2010/06/25(Fri) 23時頃

 どうする、ベネット?
 ……そうだな

 お前が其の男にうまく血を分け与えられたなら
 イアンは逃がしてやっても良いが。


[唆す為の囁きは、酷く甘く]


……!?

[囁かれる、甘い誘惑。2人とも大切な友人で、どちらを選ぶこともできない。それに、約束など守るかどうかわからないではないか]

……それはつまり……ドナルドを眷族にしなければ、イアンさんも逃がすつもりはないと……そういうこと、ですか。

[漂ってくる甘い香りが 甘い 美味しそうな匂いが――喉が渇きを訴えている。ごく、と唾をのみこみ。そんなものでは渇きは癒えない]


 嗚呼、飲み込みの早い子だ。


[闇の底から湧く虚無
眷族の聲が其れを遮る。
城主は恐ろしくも妖しげな微笑を浮かべ、肯定を返す]


 お前のすべきことは一つ。
 ……わかるな、ベネット?

 ドナルドは永遠の生を得、イアンはここを無事に出る事が出来る。
 お前の望みどおりだろう?
 

[ドナルドは人としての生を失い
イアンとは恐らく二度と会う事も叶わなくなるだろうけれど]


[頭がぼーっとする。だけど眷族の、城主の声はしっかりと耳に届く]

……そんなの、僕の望みじゃ……――


[囁く声音は甘く
惑わせるように優しく語り掛ける]


 お前の望みは、二人無事でいきること
 ……そうではないか?


[まやかしと
何より傍で香る強い血の芳香
狂わせるに足る其れ等を前に、果たして何時まで我慢のきく事か]


【人】 小悪党 ドナルド

>>10
[友人は友人のままなのだ。何故怖れる。

思考とは裏腹に体は言うことを聞かない。
猫が獲物を食べる前に甘噛みするような、そんな仕草を思わせる友人の行動に]

…っぁ、
ベネット、やめろ
[友人の頭に手を起き、少し力を入れて。
噛みちぎった親指から以前血は流れていることに男は気付かず、その手を用いて距離をとろうと]

(15) birdman 2010/06/25(Fri) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

>>18
[吐息が、首筋にかかる。
ただそれだけなのに生娘のように背筋がぞくりと反応する。顔が赤らむ。]

ふ、…ぁ?なんつっ
…!? がはっ げほ
[絞り出した声音は強い力で扉に押さえられ途切れる。
そして首筋に感じた痛みと、それに続く快楽。

意識が朦朧とするなかで、とうとう死ねるのだと誰かが嬉しそうに告げた。
よくよく聞いたら自分の声。
友が生きるために必要ならばこのまま死んでもいいかと男も思った。しかし]

(24) birdman 2010/06/26(Sat) 00時頃

【人】 小悪党 ドナルド

>>19
[薄まる片目の視界に映るのは泣きそうな表情で男の名を呼ぶ友人の姿。
そして再びの首筋に感触。

先ほどとは違う、何かが入り込んでくるような感触に声を上げて。
そして腕を持ち上げる。それだけのことなのに全体力を必要とする行程に、目指した友の頭に手を置くころには疲れ果てて。]

…ばか、なんで泣きそうなんだよ?
[そう言って最後に笑いかけると意識を手放した。
男が目覚めるのは、ほんの僅かな時間を置いてから]

(25) birdman 2010/06/26(Sat) 00時頃

【人】 小悪党 ドナルド

>>30

ん、……。
[近くで友人が待っていることも知らず
男は死んで、そして生きた。

指先がピクリと動き、数秒遅れて片目が開く。
眠たげな目をして上体を起こした。外見は全く変わりない姿のまま、ベネットをじっと見つめた。
かつて初めてあった時のような冷めた目で。]

誰だ、お前。

(34) birdman 2010/06/26(Sat) 00時半頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

birdman 2010/06/26(Sat) 01時頃


【人】 小悪党 ドナルド

>>36

[煩わしげに首を振り立ち上がろうとしたが
失った血液はまだ完全には戻っておらず、失敗に終わる]

だから、誰って聞いてんだけど。

…ああ、ベネットか。合わせ鏡の間で血をいれた。
[だろ?と言いたげに顔をみて。
今の男の記憶は過去の吸血鬼の記憶が変わりに溢れていて。男自身の記憶は底の方に埋没している]

(38) birdman 2010/06/26(Sat) 01時頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

birdman 2010/06/26(Sat) 01時頃


【人】 小悪党 ドナルド

>>38
[混乱するベネットに、男も何を言っているんだと言いたげな表情をして。
しかし、何か面白いものだと判断して膝の上に肘をつきニヤニヤと眺める。それはいつもの人の悪い笑い。

気紛れに手を伸ばし、ベネットの銀髪を引っ張り口付けを落とす]

バケモノだなんだと楽しそうだな。
俺もバケモノだぜ、お前が血をくれたから。
[一層楽しそうに笑う]

(44) birdman 2010/06/26(Sat) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド

>>46

[己の言葉が、目の前の同族の心を抉っている。
そんな事実が楽しいらしく男は笑みを深くする。

しかしそれも束の間、ベネットがしがみつき泣き始めると男に動揺が生じた。

さまよった挙げ句、手は頭をなで]
…っ
泣くなよ、俺にゃあどうにも出来ねーぞ。
ほら、ワインやるし3流レストラン仕込みの腕前を披露してやんよ。イアンも誘って、久しぶりに。あとお前にまだ見せてない新しい刺青も披露する。

これで元気になるか?
[そうして、何か言った覚えのないようなあるような事が口をついてでたと男は首を捻る。
それはドナルドの記憶が残っていることの証明]

(48) birdman 2010/06/26(Sat) 01時半頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

birdman 2010/06/26(Sat) 01時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

>>48

おお、泣き止んだ。泣かれるの苦手なんだよ、あんま泣かないでくれや。

[地下牢で。その言葉を聞けば]
…そんなこともあった気がする。
でも今はそれどころじゃねーだろ。イアンを逃がさな…

っ!

[城主の持つ雰囲気を感じて動きを止めた]

(52) birdman 2010/06/26(Sat) 02時頃

 ローズマリー


[妹と呼び愛でていた娘へかける聲
海の泡と消えてしまうのだろう、そんな予感を胸に抱きながら
名を呼ぶ]


 お前も――食事に来るが良い。
 よもや、彼女らを逃がそうなどとは、言うまいな?

 同族喰いは、避けたい所だが。


[嘗て白薔薇達に迫った選択と、似ている気がした。
万一ひとの娘を助けたいと思うなら
代わりにその身を差し出せと。
さて、その後の話はまた後ほど語る事としよう]


【人】 小悪党 ドナルド

>>53

[いずこからか現れた城主の姿。
吸血鬼となった身でさえもその存在感は桁違いで]

…覚えていてくれたとは。
コーエイの一言に尽きるな。

[それだけ言って抗うことはせず―否、吸血鬼の血が抗うことの無意味さを伝えているからこそ―城主の言葉にしたがう。]

(55) birdman 2010/06/26(Sat) 02時頃

 ――この世ならざる世界で――

[それは薔薇のかぐわしき香を漂わせ、
かつての薬売りが傍ら、
毒華のさいていようとも、躊躇うことなく歩み寄る。
白手袋を外せば、襟ぐり掴みあげて平手を一発、頬へ]


 ―――さて、あなたの為された所業の数々、

      どのように詫びていただきましょうか?




[ふと、気配を感じ、振り向くと、白薔薇。
 いや、白薔薇と呼ばれていた、かつての同胞というべきなのか。]

 セシル……

              ――?!

[そして、いきなり頬を張られ、しばし茫然と……。]

 ――……侘び?

[思い出すのは、なぜ、庇ったかと詰め寄られた記憶。]


[一度見遣れば、手袋をはめなおし]

ああ……
貴方はなにもわかってらっしゃらない。
何も知らずに、人をこれだけ好き勝手するとは対したものですね。

フロレスクの名で私を抉り、
血を吸った上に勝手に慰みを施して、
その上、私を勝手に生かした挙句、自分ばかりは自死も同然。
罪悪感の自己満足で亡くなられたのでしょう?

人を殺す罪と 人を生かす罪と 

ねえ、どちらが罪深いのでしょうね?




[茫然としたまま、彼の言い分を聞けば、段々と、表情は厳しいものになる。]

 ――……そんなつもりは……。
 生かす罪……だと?

[その言葉を聴いて、またしばし考え込む。]

 ――……君はやっぱり、死にたかったのか……?


[その問いかけに眇められていた眼差しを、
 投げやりに華やかなあの微笑みにかえれば]

 あなた、私の恥を暴かれておいて――
  今更そのようなことを問うのですか?

[白き薔薇は、その鈍感さに呆れたようなため息を]




[微笑みとため息に、目をそらす。
 彼がフロレスクとして、目覚めることをどこか期待していたのかもしれない。

 いや、その覚醒を男が見ることはなかったのだが…。]

 違う、恥を暴いたわけじゃ……。
 いや、でも、




               すまない。

[目は見ないまま]



[目をそらすのなら、その指先は頤へ]

 たとえ
 あなたがそんなつもではなくとも、なしたことは変わらない。

 
 それに
 だから、よいと……

 ―――吸血の快楽に浸された身の、私なら
 私にならなにをしてもよい、と思ったのでしょう?

[その双眸を青はどこまで追って]



[視線を感じて、チラと視線を戻す。
 貌を掴まれると、苦しげに呼気を整えようと…。]

 そんなことは……あのときは、自分は……

[そうあの時、吸血の魔族になったとき、
 自分からなかったもの、そしてあふれ出していたもの。
 それは、理性と、欲望と……。]

 ――……ッ

[認めざるえない感情にやはり目を伏せる。]

 そうだ、そうだな、
 自分は、君が………

            欲しかったんだ。

[最初に見た蒼穹、そして、フロレスクであるという事実。きっとその時から、彼には特別な感情があった。]



[目を伏せたそれからは、触れた手を離して、
 白薔薇は断罪者の如くそれを見下ろすように]


 ―――…なんて、罪深いこと。


 あなたはつまり、自分の欲望を魔の本性と挿げ替えて、
 己自身をも騙そうとしたのではありませんか。

[青はその眼差しを狭める]

 そのその事実から目を覆い、逃げたのでしょう?
 己の本心を認めたく、なくて。

[足元には広がるは、棘持つ白薔薇、漂う薔薇の香気]




[己さえも騙して、の言葉にはっとするけど、
 また眸を閉じて…]

 ――……

[否定はできず、でも肯定をできる強さもなく、
 ただうなだれた。]



[沈黙が返れども、
 白薔薇は容赦なく断罪の言葉を紡ぎ続ける]


 そして逃げ出したまま、命をも投げ出した。 
 あれはあなたが施したもの、なのでしょう?
 ――…責任でもとったつもりですか。


 さぞ、満足でしょうね。
 醜い己自身の欲望と向き合うことなく、綺麗に死ねたのですから。
 
 ――…あなた自身は、私にフロレスクたる汚辱と、
 己の浅ましさと、向き合うことを強いたというのに。


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