人狼議事


164 天つ星舞え緋を纏い

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【人】 ひとづかい トリ



[ぱたたたたた、と]

[羽音響かせ、鳥は空を翔けて行く]
 
 

(1) 2014/02/15(Sat) 00時頃

[迷っている暇は無い。
演目を行う時の集中力はここでも発揮され、一時、周囲の音が聞こえないような感覚に陥った。
間近にある拍動に対し扇を振り上げると、周囲に居た蝶は奔流となって壁を作り為し。
異形のものの爪の軌道を遮り華月斎を護る。
パチン、と扇を閉じ、その場で一回転。
閉じた扇の切先の軌道に半紙の蝶を乗せ、左から右へと振り抜くと、撓る荒綱の如き動きで蝶は異形のものを打ち据えた。
更に蝶は飛礫となり異形のものを打ち抜いていく]



ゆうがおは、たすけるのね。

わたしのことは、たすけてくれなかった、くせに。



[唇が、勝手に言の葉を紡ぐ。
身の内から、抑え切れないチカラが、溢れた影が。

祖父を包み、飲み込み、息を奪う。

止めたいのに、声が、出ない。]


あさがおを、たすけてくれなかったおじいさまは。

いらないのよ。

[勝手に言葉を紡ぐ唇が、笑みを描いた]


[足許がさらさらと柔らかな砂地に変わっていた。
一瞬にして一平太の身体を沈め、呑み込んでしまう程に。
それは追ってきた異形も同じ事で、襲いかかった時の勢いのまま爪から頭から呑み込まれて行く。
但しそちらが三分の二も埋もれぬうち、砂地は元の固い地面に戻ってしまった]


  じゃまを、しないで。

[言うなり、足元の影が伸びる。
獣達の数だけ先が分かれ、くるり、縛り付ける様に纏わりついて。]

ゆうがおは。

おじいさまのそばに、いたいだけ、なの。

[ずるり。
影の中へと、引き摺り込む。]


……冬の夜寒の 朝ぼらけ

[口をついたのは、出掛けに母の前で舞った今様舞に沿う謡の、冬の節]

契りし山路は 雪深し

[それに応じるよに、笛が淡い銀の光を宿す]

心のあとは つかねども

[それと共に宿るのは、冬の厳しさにも似た、刃の鋭さ]

思いやるこそ あわれなれ

[刃の鋭さ帯びた笛を手に、ゆるり、辿るは舞の動き。
優美さと鋭さと、二つ併せ持つ舞は、飛び掛る異形を断ち切った]


[ぐるりぐるりと、錫杖が空を切り、大きな焔の環を造る]

『ノウマク サラバタタギャテイビャク

  サラバボッケイビャク サラバタタラタ

    センダマカロシャダ ケンギャキギャキ

     サラバビギナン ウンタラタ カンマン』

[韻を踏み、唱えられた真言の響きに応じるように、焔は大きく燃え上がり、螺旋を描いて広がると、目の届く範囲に転がる骸全てに燃え移り、燃え上がり、焼き尽くす]


[右手が――あの日母に包まれた手が、熱い。
 長屋の屋根を飛び越えた先、異形もまた地面から宙へと飛び上がらんとしている所だった。
 耳障りな羽音が響き、蟷螂に似た前脚が振り上げられる]

 邪魔、……するな。

[日向の目には、振り上げられる前脚に絡む風の帯が"視えて"いた。
 だからそれに右手を伸ばし、実体ある帯の如く下に引く。
 果たして均衡を崩した妖魔は、失速して再び地に落ちた]

 退け。

[右手を振るう。
 常ならば手団扇程度のその動きが、今は突風を生み異形の動きを阻む。
 そうして異形の傍を通り抜け、その先へ向かおうとして]


[近づいたのは親切心でしかなかったのに。]

『ば……化け物っ!』

[投げつけられたのは拒絶の言葉。
女の表情が一瞬だけ酷く歪み。]


……そ、か。
私って、出来損ないどころか、化け物だったんだ……。

じゃぁ、仕方ないよね……。

[座り込んだままの老婆を無表情で見下ろして。
そうするのが当然のように老婆の胸を刀で貫けば、断末魔が迸った。]


[貫いた刀を引き抜けば、傷口は凍り付いていて、血が滲むこともない。]

ああ、そういえば……。
この着物、気に入ってたんだけどね……。

[首をめぐらせ、先に怪我した左肩に視線を向ける。
裂かれた肩は、血の色に染まっているものの。
今はもう血は止まっている……正確には、凍り付いているのだが。]

……否定、出来ないよね。
どれも、これも……人間に出来ることじゃないもの。

[ふらり、木の幹に身体を預け、真っ暗な空を仰ぐ。]

ほかにも化け物はいるの?
それとも私だけ?

ま、どっちにしろ、一度手当しなくちゃ、かな……。

[正確な状況はやはりわからないなら、万が一に備えればいいだけ、と女は自宅へと足を向ける。]


[―― どちらでもなくて、その真下。
人々と異形の立つ地面が、ぱくりと割れた]

[下へ落ちゆく者たちに思考する暇があったとして、きっと周りを囲む化け物共の仕業だと思っただろう。
だからその刹那の父と目が合ったのは、偶然だったのかも知れない。
それでも]


[向けた表情は、いつかのように感情の伺えないもの]

いま止めたら、そいつら逃がしちまう。
そうなったら、もっと沢山の人が、痛い思いすっから。

[今のこれを、己が起こしているものだと自覚しながら、その中に幾つも知った顔があるのを知りながら。
地が全てを呑みこみ閉じるのを、止めようとはせず]


[やがてそこから“要らないもの”だけが吐き出された]


― 畦道 ―

殺されとうはないのなら、わしを殺すかい?

[ぶん、と両腕を交差して、回した錫杖の環が鬼火を纏い、紅く燃え上がった]


─ 畦道 ─

殺されたくはないですし、放っても置けない、から。

[いいながら、懐に収めた笛に手を伸ばす]

だから……鎮め、ます。

[掴んだ笛をくるりと回し。
しかと握り直した後、舞扇を払うが如き動きでゆるり、弧を描いてぴたりととめた]


― 畦道 ―

鎮める、とな?

[腰の太刀には手を伸ばさず、懐に手を入れた明之進の言葉に、坊主はぱちりと瞬いた。
笛を取り出すその腕の、舞うような美しい動きに、目を奪われたは、ほんのひととき]

ほう、そうか...鎮められるものなら

[言いざま、ぶん、と錫杖を前方に振り下ろせば、焔が一筋の帯となって、明之進へと走る]

やってみるがいいさ...!


─ 畦道 ─

[鎮める、と言い放ったのはごく自然なこと。
内にある銀の光が、より強く求めるのはそれだと思えたから]

……言われずとも、やってやる!

[何故そうしなければならぬのか、はわからぬけれど。
それが自分の成す事と思うから]


……っ、と!

花橘も 匂うなり
軒のあやめも かおるなり
夕ぐれさまの 五月雨に
山ほととぎす 名のるなり!

[駆けて来る炎の帯は、寸での所で横に飛び、避ける。
着地の直後にくるりと身を返し、紡ぐのは今様歌。
本来の歌い方とは程遠い、早口のものではあるけれど。
笛には確り、気が宿る。
夏の日差しの、苛烈な光。
それを宿した横笛を手に、己が身の『時』を速めて踏み込んで]

……はっ!

[短い気合と共に、横一閃に振り抜いた]


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