164 天つ星舞え緋を纏い
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─ 広場 ─
見返り十分やんな。
[ちらちらと、鍋を気にする様子>>0:106を見遣りつつ、子に掴まれた蝶から手を離して]
おぅ、当日はとっときの披露したるで。 楽しみにしときぃ。
[本番の話には、自信ありげに笑みを浮かべる。 喜ぶ子の頬をちょいちょいと突いた後、鍋へ戻ると言う日向に頷いて]
なぁに、お安い御用や。 ほなまたな。
[礼にそう返して鍋の方へ向かうのを見送った]
(2) 2014/02/15(Sat) 00時頃
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─ 広場 ─
[日向と別れた後は子供達の傍でその出来栄えを眺める。 手伝いをしっかりと行った者に手妻を見せると約束した以上、そこから離れることは出来なくなっていた]
…………あ。
[それ>>5が目に入ったのは周囲を見回していた時のこと。 会釈までは目にすることは出来なかったものの、立ち去る後姿は判別出来た]
おったんかぁ……。
[気付かなかったのは良かったのか悪かったのか。 弟からの芸名呼び。 数年経った今は慣れたと言えるが、その態度に壁を感じずにはいられない。 言葉を交わす時は繕ってはいるものの、以前から戸惑いが消えることは無かった]
(6) 2014/02/15(Sat) 00時半頃
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ん? あぁ、なんでもないで。
ほれ、そこ歪んどるやないか。
[呟きが聞こえたか、子供が華月斎を見上げ声をかけてくる。 指摘は軽く流して、子供の手元を示して作り方の指導をし始めた。 そうしてその日は子供達と手伝いをして、約束通りにちょっとだけ手妻を披露してから里長の家へと戻るのだった**]
(7) 2014/02/15(Sat) 00時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/15(Sat) 00時半頃
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─ 祭り当日 ─
[山車が里を練り歩き始めた頃、華月斎はまだ里長の家に居た]
────………ぃよっしゃ!
[赤と黒を基調とした着物を纏い、額には赤い飾り紐を当て。 懐には金の扇を差し、演目に必要な道具を一纏めにして持ち上げる。 気合の声を響かせると、凛とした立ち姿で祭りの場へと足を運んだ]
[華月斎の出番は儀式が終わった後。 お祭り騒ぎを更に盛り上げるのが彼の役目だ]
(17) 2014/02/15(Sat) 21時頃
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おぅおぅ、景気ええなぁ!
[外へと出るのは遅れたが、山車を目にするには間に合ったようだ。 美しく飾られた山車が通りを練り、人々はその姿に歓声を上げる。 その様子をしばし見遣った後に、華月斎は持ち場となる場所へと移動を始めた]
(18) 2014/02/15(Sat) 21時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/15(Sat) 21時頃
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─ 祭り当日/通り ─
[出番までもう少しあるからと、祭りの雰囲気を楽しみながらゆっくりと歩いていたのだが]
…………どわぁあ!?
[追いついた子供達>>24に後ろから突撃され、勢いに負けかけて鑪を踏んだ]
(29) 2014/02/15(Sat) 21時半頃
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──── っぶねぇ〜〜。
こぉら、おまえら、危ないやないか。
[ピンピンピン、と突撃して来た子供達の額を指で弾いてやる。 然程力を入れているわけではないため、泣く子までは居なかった。 その代わり、手妻手妻、と囃し立て始めるわけだが]
いーまーはーだーめーや! ちゃあんと演目の時間は決まっとるからなぁ。 儀式終わってからまた来ぃ。
[時間になったら見せるからと、子供達への言い聞かせを試みた]
ほれ、山車も行ってまうで? 手妻は逃げんて。
[その言葉でようやく子供達も動き出し、後で絶対行くから、と約束を残していく]
(30) 2014/02/15(Sat) 21時半頃
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やぁれやれ、元気なこっちゃ。
[本番は流石に集中したいし、勿論準備もしなければいけない。 子供達には悪いが、体良く追い払わせてもらった。 あれだけ熱望されるのは手妻師冥利に尽きるのだが]
さぁて、準備準備。
[持ち場に向かうために儀式までは見に行けない。 それが少し残念ではあるが、これも己が勤めだ。 今はまだ人気の少ない広場へと向かった]
(31) 2014/02/15(Sat) 21時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/15(Sat) 22時頃
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─ 広場 ─
[華月斎の持ち場は簡易的な舞台。 その上に必要な道具を適した場所へと配置していく]
……………
[華月斎。 芸を行う時の名。 本来の名を知る者だっているのに、呼ばれるのはいつも芸名の方だった。 それは家族だけでなく、里の者達からも壁を作られているように思える事柄]
……あー、あかんあかん。 んなこと考えてる場合やない。
─── わいが選んだ道なんや。
[演目前にそんな風に思ってしまったのは、雪客と会った時の態度と言葉遣い>>27>>28から。 名を言い直されたのは、自分で思っていたよりも、堪えたらしい]
(42) 2014/02/15(Sat) 22時半頃
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大掛かりなもんはないし、こないなもんか。
[一度舞台を下りて観客席から配置を見る。 客から見える位置、見えない位置、それを把握しておくのも技術のうちだ]
そろそろ儀式終わる頃かいのぉ。
[腕を組み、神社がある方へと視線を転じる。 神事の音はここまで届かないが、賑わう鼓動は感じられた。 あそこに集まる者達はいずれ、この観客席へと集まることになるだろう。 期待に胸を膨らませ、舞台に上がるために気持ちを切り替える。 大きく息を吸い、吐き出したところで、齎された異変に気が付いた]
(43) 2014/02/15(Sat) 22時半頃
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[頭上から光が、失われていく]
(46) 2014/02/15(Sat) 22時半頃
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…………は?
[咄嗟に見上げた天では異様な光景が広がっていた。 月が陽を喰らう。 光が闇に蝕まれる。 ゾクリと、ドクリと。 背筋が凍り、内なる何かが鳴動した]
(47) 2014/02/15(Sat) 22時半頃
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─ 広場 ─
[ザザ…、と葉ずれのような音がする。 ここは開けた場所、取り巻く木々などあるはずも無いのに]
……なんや……。
なんやねん、こん空気は……!
[声を上げたと同時、周囲に響き渡る断末魔の叫び。 祭りの最後の準備をしていた数名が、一瞬にして何者かに切り刻まれた。 一人、また一人と叫び声は連鎖していく]
───……おる……なんや、おる…!?
[紅が散る度に恐怖を駆り立てられ、手が、足が、身体が震えた。 手足も出ぬ者達を弄ぶかのように方々へと動き回る影。 それを追うように身体を向けると、懐に忍ばせてあった半紙が一枚ひらりと滑り落ちる。 刹那、身の近くで鋭い風が走り、滑り落ちた半紙が目の前で細切れへと変貌した]
(59) 2014/02/15(Sat) 23時半頃
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うわぁ!!
[咄嗟に後ろへとずり下がり、爆ぜる鼓動を抑えるように右手を懐へ。 手に当たった金の扇を握り締めると、懐からそれを引き抜いた]
ほんまに…なにが起きとるっちゅーんや!
[引き抜いた扇を広げ、細切れになって散る半紙を仰ぎ飛ばす。 自棄の一撃だったが、それは一瞬で数多の蝶へと変化。 華月斎の周囲を覆うように舞い始めた]
!?!?!?!?!?
[それに驚いたのは行動を起こした当の本人]
な……わいなんもしてへんで!?
[普段は生きた蝶のように見せかけ扇で扇ぐのだが、この蝶は本当の生き物のように自力で舞い動く。 だが良く見れば素材は半紙であり、作り物の蝶であることは間違いなかった]
(60) 2014/02/15(Sat) 23時半頃
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なんやねん……訳分からんやないか!
[力は発現すれど、頭での理解が追いつかず。 混乱から逃れられないままで居たのだが、間近で鼓動を感じ何かに導かれるように意識がそちらへと向いた。 祓えと、周囲の蝶がさざめきだす]
(61) 2014/02/15(Sat) 23時半頃
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[迷っている暇は無い。
演目を行う時の集中力はここでも発揮され、一時、周囲の音が聞こえないような感覚に陥った。
間近にある拍動に対し扇を振り上げると、周囲に居た蝶は奔流となって壁を作り為し。
異形のものの爪の軌道を遮り華月斎を護る。
パチン、と扇を閉じ、その場で一回転。
閉じた扇の切先の軌道に半紙の蝶を乗せ、左から右へと振り抜くと、撓る荒綱の如き動きで蝶は異形のものを打ち据えた。
更に蝶は飛礫となり異形のものを打ち抜いていく]
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[一瞬の交差。 それが過ぎ去った後にあったのは、蜂の巣となり足元に落ちる異形の姿だった]
───── は……。
……なんや、今の……。
[先程まで異形のものの姿を捉えることが出来なかったのだが。 蝶が現れてからは、何となく気配を捉えることが出来た。 気配と言うよりは鼓動と言った方が正しいか。 今は、近場ならば生けし者の位置が薄ぼんやりとだが、把握することが出来る。 そして自分の意のままに動く半紙の蝶。 手妻とは全く異なる動きに華月斎は戸惑いを隠せなかった]
(62) 2014/02/15(Sat) 23時半頃
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………ちゅーか、ほんまなんが起きとんねや!!
[はた、と我に返り周囲を見回す。 異形は他にも居るようで、先程打ち倒した鼓動と似たようなものが、別の鼓動を奪っていくのが感じられた]
あかん、このままやと…!
[異形に襲われ命を落とすものが増えてしまう。 好ましい鼓動のおとが、どんどん失われていってしまう。 恐ろしい予測にいてもたってもいられず、華月斎は広場の地を蹴った]
(63) 2014/02/15(Sat) 23時半頃
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ゆうがおは、たすけるのね。
わたしのことは、たすけてくれなかった、くせに。
[唇が、勝手に言の葉を紡ぐ。
身の内から、抑え切れないチカラが、溢れた影が。
祖父を包み、飲み込み、息を奪う。
止めたいのに、声が、出ない。]
あさがおを、たすけてくれなかったおじいさまは。
いらないのよ。
[勝手に言葉を紡ぐ唇が、笑みを描いた]
[足許がさらさらと柔らかな砂地に変わっていた。
一瞬にして一平太の身体を沈め、呑み込んでしまう程に。
それは追ってきた異形も同じ事で、襲いかかった時の勢いのまま爪から頭から呑み込まれて行く。
但しそちらが三分の二も埋もれぬうち、砂地は元の固い地面に戻ってしまった]
じゃまを、しないで。
[言うなり、足元の影が伸びる。
獣達の数だけ先が分かれ、くるり、縛り付ける様に纏わりついて。]
ゆうがおは。
おじいさまのそばに、いたいだけ、なの。
[ずるり。
影の中へと、引き摺り込む。]
……冬の夜寒の 朝ぼらけ
[口をついたのは、出掛けに母の前で舞った今様舞に沿う謡の、冬の節]
契りし山路は 雪深し
[それに応じるよに、笛が淡い銀の光を宿す]
心のあとは つかねども
[それと共に宿るのは、冬の厳しさにも似た、刃の鋭さ]
思いやるこそ あわれなれ
[刃の鋭さ帯びた笛を手に、ゆるり、辿るは舞の動き。
優美さと鋭さと、二つ併せ持つ舞は、飛び掛る異形を断ち切った]
[ぐるりぐるりと、錫杖が空を切り、大きな焔の環を造る]
『ノウマク サラバタタギャテイビャク
サラバボッケイビャク サラバタタラタ
センダマカロシャダ ケンギャキギャキ
サラバビギナン ウンタラタ カンマン』
[韻を踏み、唱えられた真言の響きに応じるように、焔は大きく燃え上がり、螺旋を描いて広がると、目の届く範囲に転がる骸全てに燃え移り、燃え上がり、焼き尽くす]
[右手が――あの日母に包まれた手が、熱い。
長屋の屋根を飛び越えた先、異形もまた地面から宙へと飛び上がらんとしている所だった。
耳障りな羽音が響き、蟷螂に似た前脚が振り上げられる]
邪魔、……するな。
[日向の目には、振り上げられる前脚に絡む風の帯が"視えて"いた。
だからそれに右手を伸ばし、実体ある帯の如く下に引く。
果たして均衡を崩した妖魔は、失速して再び地に落ちた]
退け。
[右手を振るう。
常ならば手団扇程度のその動きが、今は突風を生み異形の動きを阻む。
そうして異形の傍を通り抜け、その先へ向かおうとして]
[近づいたのは親切心でしかなかったのに。]
『ば……化け物っ!』
[投げつけられたのは拒絶の言葉。
女の表情が一瞬だけ酷く歪み。]
……そ、か。
私って、出来損ないどころか、化け物だったんだ……。
じゃぁ、仕方ないよね……。
[座り込んだままの老婆を無表情で見下ろして。
そうするのが当然のように老婆の胸を刀で貫けば、断末魔が迸った。]
[貫いた刀を引き抜けば、傷口は凍り付いていて、血が滲むこともない。]
ああ、そういえば……。
この着物、気に入ってたんだけどね……。
[首をめぐらせ、先に怪我した左肩に視線を向ける。
裂かれた肩は、血の色に染まっているものの。
今はもう血は止まっている……正確には、凍り付いているのだが。]
……否定、出来ないよね。
どれも、これも……人間に出来ることじゃないもの。
[ふらり、木の幹に身体を預け、真っ暗な空を仰ぐ。]
ほかにも化け物はいるの?
それとも私だけ?
ま、どっちにしろ、一度手当しなくちゃ、かな……。
[正確な状況はやはりわからないなら、万が一に備えればいいだけ、と女は自宅へと足を向ける。]
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[消えてゆく。 馴染んだ鼓動が一つ、また一つと消えてゆく。 何故それが感じ取れるのか、半紙の蝶は一体何なのか。 何もかもが分からないことだらけだったけれど、広場から駆け出して分かったことは]
くそっ……もう、こないに……!
[あちこちに転がる、数多の里の者達の骸。 それに紛れ、ところどころに転がる異形のものの骸。 誰かが残っていたとしても、その数は数えるほどしかないのでは無いかという推測だった]
…… 一、親父……それに雷門小父…。 皆……頼むから、無事で……!
[仲違いしているとは言え残る片親。 弟と共に身を案じる想いはあり、呟いて骸転がる道をひた走る。 途中、道を塞ぐ異形があれば、蝶を繰り力尽くで切り拓いた]
(110) 2014/02/16(Sun) 03時半頃
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[生ける者は居ないか、探しながら駆け続けて、ふと弱々しい鼓動を感じて足を止める。 方向を定め、早足で近付いて行くと、男女の骸の間に浅い呼吸をする幼子を見つけた。 傷は深く、手当てしても助かりそうには思えぬ様相。 それでも手を伸ばしたのは、弱々しくもようやく見つけた鼓動だったから]
坊、大丈夫か? 今手当てして────
[心の奥では、この命を助けることは出来ない、という諦めもあったかもしれない。 楽にしてやった方が良いのではと思う部分もあったかもしれない。 無意識の想いは思考とは逆の力を齎して]
(111) 2014/02/16(Sun) 03時半頃
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──────…………くそおおおぉっ!!
[手が幼子の頬に触れた瞬間、弱々しい鼓動はぴたりと止まった]
(112) 2014/02/16(Sun) 03時半頃
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