人狼議事


159 せかいのおわるひに。

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【人】 薔薇∴十字 ススム

 ― 校門 ―

[そのままベルトをかける。
そして弾く。語りもなしに、弾く。
音楽と言えるのか解らないけど、それでも弾く。

始めは静かなものだろう。
キャンプファイアーの横で座って聞くような。
マグカップを持って、語るような、そんな音。]

(1) 10347 2014/01/24(Fri) 01時半頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

[そんな折にふと、叫んだ。
その後は時折叫ぶ。
言葉が言葉にならないほどに叫ぶ。

火の前で叫ぶことがこんなに楽しいことか。
今なら手でエレキギターも演奏できそうだ。
柔らかな旋律とどこか力の足りない咆哮が絡み合う。

どんなに使っていても自分の体には、まだエネルギーが残っていたようだ。というより次々に体力が充填されるような気分だった。

一生分使ってるのだろうか。
それでもいいやと、汗を弾いた。
守るものなんて、初めから無かった。]

(2) 10347 2014/01/24(Fri) 01時半頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

 ― 現在・校門 ―

[息をつけないくらい、自分では長いことやっていたつもりだ。タイムアップまで、その一つだけの思考になっている。

ふと、携帯を見てみる。
結局家族からの返信は返って来ていなかった。

喧嘩したわけじゃない。戻るつもりではあったのだ。
タイミングを失っただけで。次が無かっただけで。]

(21) 10347 2014/01/25(Sat) 11時半頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

[数日前家を飛び出したのは、中学の同級生に呼ばれてのことだ。友達が助けを求めている、行かなくちゃ。そんな3流のドラマにもありそうな言葉で家を飛び出した。

合流した後、語り、宥め、落ち着かせ、一晩共にすごし、翌日自殺した。それだけのこと。行動に移した友達に、羨望の視線を送って。]

(22) 10347 2014/01/25(Sat) 11時半頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

[音の切れ目から再開する。
静かな音なので、近くにいないと聞こえないかもしれない。

もう炎を少し近くで見ようと、校門の中に入っていく。
周囲に人の姿がいくつか見えるのかもしれない。
だが今は思考の外に追いやっている。]

(23) 10347 2014/01/25(Sat) 11時半頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

 ― 現在・タイムリミット近く ―

[時間も大分過ぎた。めーちゃんの公演は近いだろう。まだ学校に火はついている。祭りが終わったとしても片付けはない。こんなとき大人なら酒でも飲んでるだろ、と呟く。

モニカさん以外にも人影はあったのがわかった。

同じように学校にて最期を迎えたい人だろうか。またはもう死んでいるのかもしれない。

自らは確認しない。]

(47) 10347 2014/01/26(Sun) 18時頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

[火の近くという悪条件も重なり、声はとう渇れていた。疲れに座り普段の練習曲をゆっくり弾く。

ふと、1ヶ月くらい前のことを思い出したりした。

めーちゃんのワンマンライブが企画されていない頃の話。

モニカさんの店に行ったり、商店街で変わり種の中華まんを食べたり。

バンド組み始めた連中に引きずられギターサウンドがハードロックに流れかけたり。部室から音が漏れすぎて怒られたり。

そんな、日常。
遥か遠い昔のこと。]

(48) 10347 2014/01/26(Sun) 18時頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

 最後ばアレだ。
 ごもりうだだ。
 びんばぼやすび、また会いましょう。

[枯れきったラストナンバーの紹介。レクイエムではなく子守唄。

僕を呼び先に死んだあの子。両親。友人たち。学校。画面の中のヒーローと子役。

あの店の店員さんたち。盲目の青年と保護者とおぼしき男性。ジョーさん。芙蓉さん。そこの人影。

モニカさん。
そして自分に。]**

(49) 10347 2014/01/26(Sun) 18時半頃

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