66 【突発】世界滅亡のお知らせ。
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【人】双生児 オスカー 10/04 00時頃
(1)
[アイリスが自分の言葉で悩み始めたなど気付くわけもなく。
マーゴの返事を待っていたが、ふとフィリップに視線を向けて。]
…そういえば。
僕のこと、髪が短いからオスカーだって言ったよな。
てことは、あんた。
ホリーのこと、識ってんの?
[ホリーは此処に来ているのだろうか。
そんなことを思いながら、フィリップに*問いかけた。*]
【人】双生児 オスカーは、メモを貼った。
10/04 00時頃
【人】双生児 オスカー 10/05 00時頃
(54)
フィリップとミスタ、ね。
よろしく。
[ >>8金髪の少年と鳥の名を聞いて、軽く頭を下げる。
自分のことだけでなく半身のことも何度も見たと言われると流石に気分は良いものではなかったけれど、顔には出さない。
だから来たんだろうと言われると、曖昧に頷いてみせた。
彼が見守りに来たのだろうと言っていたら頷きはしなかっただろうけれど。
>>25トニーからも名を聞けば同じように頭を下げて。
>>38僕に嘘をついたかも、というアイリスには緩く首を傾げた。]
別に、嘘つかれてたって構わないけど。
[どうせ世界はじき終わるんだし、ただ此処に集まっただけなんだから。]
【人】双生児 オスカー 10/05 00時半頃
(55)
[まるで何かを指揮するようなフィリップの仕草に、目を細める。
終焉を導いているようなそれを、見つめて。]
…終わりには、始まりが付き物、だけど。
この世界が終わったら…その後には。
何が、始まるんだろうな。
[何の気なしに思ったことを呟く。
何が始まろうとも、きっと僕という存在はもう無いだろうからそれ自体にあまり興味はないけれど。
なんで僕は此処にきたかったんだろう、とも過ぎった。]
【人】双生児 オスカー 10/05 00時半頃
(57)
[思案は途中で止めた。
失くした記憶を探るなんて無駄なことをしても仕方ない。
思案の代わりに、今だ手を繋いだままのマーゴを見て。]
ところでマーゴ。
あんた、手、離さないの?
[首を傾げて彼女に再度問いかける。
離さない理由も無いが離したい理由も特に無いから、別にこのままでも構いはしないけれど。]
このままだと、僕と手繋いだまま終わっちゃうことになるよ。
此処にこなきゃいけないと思った理由、探さなくていいの?
【人】双生児 オスカー 10/05 01時頃
(61)
別に謝る必要はないけど。
あんたが迎える終わりが僕と一緒じゃあんまりだろ。
[ >>60今まで繋いだままだった手をひらりと振って肩を竦める。
首を傾げる様子には、ふぅん、と小さく洩らして。]
此処にいたから、いかなきゃいけないんだと思ったとか?
【人】双生児 オスカー 10/05 01時頃
(62)
ま、どんな理由だって良いさ。
僕よりはマシだよ、きっと。
[どうせ滅ぶなら見届けたいと思ったことだけ覚えている自分。
大切な半身の手を離した理由すら忘れてしまったけれど、きっと自分はろくでもない人間だ。
半身と離れた時には記憶はまだあったはず、半身を追いかけることだって出来たはず。
それでも今自分が半身と共にいないということは、自分の意思で半身よりもこの景色を選んだということで。]
僕はきっと、何もかも捨てたかったんだ。
[終わりを見届けたいという願いは、きっと全て無くしてくれるそれを見届けたかったから。
ホリーは、きっとそうじゃなかったんだろう。
だからきっと、僕と彼女は一緒に居られなかった。
今、彼女が此処に来ているなんて、僕はまだ、*知らなかった。*]
【人】双生児 オスカーは、メモを貼った。
10/05 01時頃
【人】双生児 オスカー 10/05 21時半頃
(71)
…嬉しい?
[ >>66自分の頬に手を当てるマーゴを不思議そうに見て。]
……本当にあんた、変わってるな。
[呆れたような声音で呟きながらも、ふ、と微かだが柔らかく笑う。
が、彼女の続けた言葉にその笑みをすぐに潜めて緩く顔を横に振った。]
捨てたかった、だよ。
少なくとも今の僕には、捨てたくないものがある。
[僕は自分の過去なんか失っても痛くなかったんだろう、だから頭の中がほとんど空っぽになっても平気なんだ。
でも、こうなってようやく、ただ唯一持っていたいものがあると知った。
大切な半身の記憶。
ホリーの存在だけは、忘れたくないと。]
【人】双生児 オスカー 10/05 21時半頃
(72)
…何、どうかした?
[何だか泣きそうな顔をするマーゴに首を傾げ、ぽふ、と彼女の頭に手を乗せた。
彼女の返事はどうあれ、頭を軽く撫でてから手を下ろす。]
…ん?
[ >>67新たな男の声に、視線を向けて。
男の傍らにいる存在に、目を見開いた。]
【人】双生児 オスカー 10/05 21時半頃
(73)
……ホリー。
[名を呼ぶ。
ずっと一緒だった半身。
自分と同じ、でも違うと知った半身の名。
その後に続ける言葉を、探して、探して。]
…君の名前。
忘れないでいられて、良かった。
[この言葉を、*選んだ。*]
【人】双生児 オスカー 10/05 22時半頃
(76)
うん。
此処に来たかったのは、僕の方だし。
[自然に駆け寄って、半身の前に立つ。
零れた涙に指を添わせて、拭って。]
…ごめん。
[自分のせいで泣いているのだろうと思うと、胸が痛かった。]
【人】双生児 オスカー 10/05 23時半頃
(78)
あんたが、ホリーを連れてきてくれたのか。
ありがとう。
[ホリーからイアンへと視線を向け、軽く頭を下げ礼を言って。
またホリーへと視線を戻し。]
…僕を、怒ってる?
それとも、恨んでる?
[僕は彼女の気持ちも確認しないままに連れ出した。
もう覚えてはいないけれど、彼女の手を離したのも多分僕だ。
そんな身勝手をした僕を怒るか恨むかしても不思議じゃないからと、そう問いかけた。]
【人】双生児 オスカー 10/05 23時半頃
(81)
[けれど、ホリーの答えを聞く前に目に入った光景に、意識を奪われた。
遠くに見えていたはずの瓦礫が、消えていた。
さらさらと音を立てるように、崩れていく世界が見えた。]
───…嗚呼。
消えるんだ。
[何もかも。
世界も、自分も、ホリーも。
そう思った時、さっきのマーゴの言葉を思い出して彼女の方を振り返り。]
【人】双生児 オスカー 10/05 23時半頃
(82)
…マーゴ。世界が消えるよ。
終わりが来る。
君、さっき、僕と一緒なら嬉しいかもって言ったろ。
だから…一緒に、消える?
[そう、手を差し伸べて*微笑んだ。*]
【人】双生児 オスカーは、メモを貼った。
10/05 23時半頃
【人】双生児 オスカー 10/06 00時頃
(94)
[マーゴの手を強く握って、笑う。
ホリーよりも世界の終わりを選んだ、その理由を忘れるまでは孤独はむしろ心地良かったんだろう。
だからホリーを追わなかった、求めなかった。
でも、理由を忘れてからは半身がいないことが辛かった。
視て探すことは出来ただろうけれど、引き換えに半身を忘れるかもしれないと思えばそれも怖くて。
だからずっと、一人でいた。
笑うことも、驚くこともなかった。
マーゴに会うまで、ずっと。]
【人】双生児 オスカー 10/06 00時頃
(95)
…僕も。
君と一緒が、嬉しいみたいだ。
此処で君にあえて良かった。
ありがとう、マーゴ。
君のおかげで、―――
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