【独】 墓守 ヨーランダ

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――髪なら、切ればいいだけです。

[先も言ったような言葉を、繰り返す。抱えるのが炎から氷に変われば、その身体の違いからか片腕で、とはいかぬようで。
重い枷になっているのを自覚しながらも、下手に動くこともできず留まっていた。
両腕を塞がれたままで、打ち据えられる姿をはらはらと見ながら。
参りました、の声には言わせてしまったような気もした。]

いえ……こちらこそ、申し訳ありません。
もう少し、公平に戦えた、でしょうに。

[椅子に座らせられれば、すまなさそうにうつむいた。*]

(-1614) mmsk 2011/04/05(Tue) 11時半頃