― おそらくは和平の特使が旅立つ日 ―
[きっとその前までにはぶつくさいいながらも、9師団に出かけていき、艇の点検を頼んだことだろう。
トリ人間がいやとのたまっても、心の中で、ぶつくさ言いながら頭を下げたりする。
それでも駄目なら、その副官になんとか説得(脅迫?)してもらい、グロリアを最高の状態に仕上げる。]
――…ああ、ランドルフ陛下の手腕が試される和平の大切な仕事だ。
ノルデンの最高の飛空挺をしっかりお披露目せねばな?
[そんなことを言って、迎えた朝
天気を気にし、やはりまた点検をするなど、かなり気の入った様子に、副官はじめ、乗組員も気合が入ったか。]
――…弾は飛んでこないと思うが、
大切な特使を死なせるようなことだけはあってはならん。
全員、足並み乱すな よ?
[そして、煙草に火を点けた。]
(332) nostal-GB 2011/04/06(Wed) 00時半頃