人狼議事


17 吸血鬼の城

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【人】 水商売 ローズマリー

[城主に望まれたのは
死を望む隻眼を死から遠ざけること。
否、眷属と変わることは人としての死を意味するか。
けれどそれをドナルドが如何受け止めるかなど分からず]


――…如何して、迷うの?
私は……決めたはずなのに……


[自嘲的な笑みが浮かんだ]


嗚呼……、こんな姿、
誰にも見せられない……。


[自らを省みて女は影を伴い部屋へと戻る**]

(124) 2010/06/25(Fri) 04時頃

水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 04時頃


[蝕む絶望は深く]


  翼を、

   ――私にお与え下さい、旦那様。


[こんなにも求めたことなどなかった。
それは、救いを求める祈りにも似て非なる。
白薔薇には宵闇の他、縋るべきものはない。]


 嗚呼、お前の
 望むままに――…私の愛しい白き薔薇


[薄い微笑みを口元に湛え、薔薇の香を其の腕で包む]

 
 堕ちた天使に与えてやろう
 私と同じ
 闇の翼を


[甘い囁きは、呪縛でもあり解放でもある。
やがて彼が意識を飛ばすと、城主は窓辺に向かい空を見上げた。
霧の立ち込めた其処からは、蒼天など見えるはずも無い**]


【人】 水商売 ローズマリー

― 部屋 ―

[湯を浴びた女は姿見を覗き込む。
映る姿は朧でその存在感たるや希薄。
哀しみを消したその相貌に薄い化粧を刷いて
纏うドレスの色は何色にも染まらぬ黒]

今はこれが似合いの色。
……そうでしょう?

[緩く首を傾げ鏡の中の自分に問うように。
ほの暗さを滲ませた翡翠は
医師の宣告を聞いたあの時と同じ色]

――…魂だけとなった貴女は…
貴女たちは如何か此処から逃げて。
これ以上哀しまないように、如何か……。

[逃げる術を知らされていた女は
懐に忍ばせた少女の形見の花飾りにそっと囁く**]

(134) 2010/06/25(Fri) 11時半頃

【人】 水商売 ローズマリー

[ふ、と床に何か光る物を見つけた。
腰を折りそれに手を伸ばせば摘んだ人差し指に奔る痛み。
グラスが割れたあの食堂から知らず運んでしまったのだろう。
硝子の欠片を影に託し、じ、とその傷ついた指の腹を見詰めた。
ぷっくりと赤い雫が浮かんでいる。

人の身と変わらぬ脆弱な魔性がながらえられるのは
その傷を直ぐに癒せる魔力を備えているから。
けれどそれは女の意思が無ければ効力も無く
――治す気の起きぬ女はその傷を塞がぬまま。

赤い舌先が白に咲く花弁を舐める。
血の味が分からない]


――…血を得るのを止めれば
私は灰になれるかしら。


[終焉を望む己に気づき自嘲的な笑みが浮かぶ]

(135) 2010/06/25(Fri) 12時頃

【人】 水商売 ローズマリー

― 城門前 ―

[影から隻眼の男の行方を聞き出し女は部屋を出た。
霧に紛れることなく自らの足で其処に向かう。
此方と向こうを隔てる城門の前に
自分よりも大きな人影とくゆる紫煙]


――…逃げ出そうという気になった?
ドナルド……


[黒のドレスの裾が風に靡く。
攫われそうになる亜麻色をそっと手を押さえ
捕食者たる女はドナルドの言葉を待つ**]

(136) 2010/06/25(Fri) 12時頃

水商売 ローズマリーは、執事見習い ロビンに話の続きを促した。

2010/06/25(Fri) 12時頃


水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 12時頃


[呪いのような甘き囁き、
幾度も聞いた彼女への言葉が、今は己に向けられる]

 ――……、旦那様……

[昂揚に思考を霞ませたまま、白薔薇は不思議そうに首を傾いだ。
未だそこに残る枷のしゃらりと鳴る]


 ………同じ、翼を

[白薔薇は天上が色を映したその双眸を滲ませて、
嬉しげに微笑み、まどろみの中へと耽溺すれば――己が目覚めの時を待つ]


[御伽噺の正しい道筋。
そんな終焉は訪れない。
白薔薇の囁きを思い出し眉を寄せる]


私達は間違ってしまった。

何処から運命の歯車が
狂ってしまっていたのかしら。


[小さな呟きは深い闇に溶けた**]


水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 15時半頃


【人】 水商売 ローズマリー

― 城門前 ―

――…逃げ出すほどの価値…
誰も大切な人、いなかったの?

[ドナルドの吐き出した紫煙だけが外に逃れる。
問い掛けて如何するというのか。
もう、彼を逃す事など出来ないのに]

会えたけれど、会えなかった。
少し、気づくのが遅かったみたい。
私は結局、――…あのこを苦しめるだけの存在だった。

[血の気を失った可憐な少女の相貌を思い出せば
女の表情は翳り溜め息まじりの吐息が零れる。
距離を保ったまま男の隻眼を見詰める。
――魔性たる力は滲ませず**]

貴方は人みたいだって言ってくれたけど
やっぱり私は人にはなれない。

(140) 2010/06/25(Fri) 18時半頃

 愚かな情など捨てるが良い、同胞達よ
 ……お前たちは最早ひとではない
 同じものを見る事など叶わぬ

 
[淡い微笑みを白の薔薇に見る。
意識が戻るまえ、耳の傍で戯れに囁くこえ**]


 ひとの思う幸せとやらは
 我等には訪れぬ。
 我等は我等の歯車があろう。
 
 間違えたと言うならば、其れは私に見初められた事と思え。


[白薔薇は恐らく初めて人を憎んだ。

信仰と祈りを礎となし、善美を求めたその心の博愛、
それは生ける者に区別なく平等に齎されるべきもの。

無為なる日々の中、罪を犯しながら己のあり方を捨てられぬ。
自死に至らなかったのは、己の本質に染み付いた嫌悪より。
既に信仰も祈りも失くしたのだから、形だけ戒律に沿うても意味などないとわかっているのに――そう、どこかで捨てきれぬ何かがあった。それが己の血ゆえかどうかは、知らない。

罪深き優しさ。案ずることも優しく接することも、それはそのように造られているのだから当たり前のことなのだ。本質を失った紅茶のように、優しいだけの欺瞞。

けれど、白薔薇は初めて人を憎んだ。]


[そして憎しみという糧は白薔薇を生かした。
対象が失われれば行き場のない感情だけが残った。

―――ただ、それだけのこと]


【人】 水商売 ローズマリー

――…そんな風に言える貴方が少し羨ましいわ。
私は、ずっと、後悔してばかりだったから。

歳を取らずに……
ずっとずっとそのままの姿で居れると言ったら
貴方は、――…死にたくなくなる…?


[ドナルドが如何思おうと
それを為すことを命じられているのに。
赦しを求めて卑怯な物言いをする自分に嫌悪する。
――何に対してか、ゆるゆると首を振り]


これから、私は貴方の、人としての生を奪う。
貴方を私と同じ……、吸血鬼に……してしまうの。


[途切れ途切れに囁く口許には白く小さな牙が覗く。
彼に逃げる事を望んだ口で告げる言葉は残酷なもの]

(145) 2010/06/25(Fri) 19時頃

水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 19時半頃


【人】 水商売 ローズマリー

[ドナルドの浮かべる笑みにそわりと眼差しが揺れる]

薬なら良かったのだけれど……
きっとこれは毒。
私は貴方から全てを奪おうとしてる。

貴方のぬくもりも
貴方の人としての心も
私が貴方の血を吸えば貴方も、変わってしまう。

[女は動かず、少しだけ柳眉を寄せたまま]

――…貴方からぬくもりが無くなってしまうのは
とても……、残念、ね。

[人肌まで、とぬくもりを呉れたあの時の事が過り
殺したはずの女の心を苛んでいた]

(147) 2010/06/25(Fri) 20時頃

水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 20時半頃


 
 
[漂うは虚無感。
女はただ静かに聲に耳を傾けるのみ――]
 


【人】 水商売 ローズマリー

[目の前にいる隻眼の男は変わるのだろうか。
それとも魔性の力に抗うのだろうか。
答えは見えない。
大きな吐息とともに紡がれる言葉に
少しだけ驚いたように瞬きをした]

――…貴方の言うとおりね。
嘘を吐いて騙してしまえば良かった。
次に目覚めた時は――
この関係も変わっているでしょうし。

[ぬくもりだけでなく記憶を失うかもしれない。
こころさえも失って変わってしまうかもしれない。
奪おうとしているぬくもりが頭に触れる。
彼に向ける女の表情が泣きそうに歪んだ]

許してくれる優しい人なんて、いないもの。
――…騙されなくてもいいわ。だから……

[逃げて、と声なく唇だけで紡ぐ]

(154) 2010/06/25(Fri) 21時頃

【人】 水商売 ローズマリー

― 城門前 ―

[――何処かから視線を感じた。
それが誰の視線か、己が目で確かめるべく
女はその気配の方へと眸を向ける]


――…貴女だったのね。
此処に、何をしに来たの? お嬢さん


[トーニャへと微かな笑みを浮かべ問い掛ける。
隙が出来れば隻眼の男も逃げやすかろう。
そんな思いが片隅にあっただろうか――]

(161) 2010/06/25(Fri) 21時半頃

【人】 水商売 ローズマリー

まだあまり変わってなさそうなひともいるけれど。

[誰とは言わずドナルドに緩く首を傾げて]

――…如何してかしらね。
こうして話せなくなるのが寂しいのかしら。
貴方の時を止めてしまうのが哀しいのかしら。

[自分の心に情が残っている事を信じたくはないのか
まるで他人事のような物言いで語る]

そうしなかったら、貴方を襲うんでしょうね。
望まれたのは食事ではなく――…
貴方を眷属にすることだから……
血だけを奪うでは済まないわ。

[ドナルドの前にいる間は涙を見せぬよう堪えながらも
捕食者たる魔性は獲物を前に怯えたような貌をした]

――…行きたいなら行けばいいの。

(167) 2010/06/25(Fri) 22時頃

【人】 水商売 ローズマリー

― 城門前 ―

[まだ幼さを残す少女>>165の言葉に誘われるように
女は城門をチラと眺める。
出ようとも思わなかった外に、抱く思いは――]

――…そう。

[トーニャの声の震えは怯えの証か。
口許に自嘲的な笑みが浮かんで、消えた]

……………。

[彼女のあげた声と共に近付き現れるのは白薔薇。
変えてしまった者の姿に柳眉が顰められる]

(169) 2010/06/25(Fri) 22時頃

【人】 水商売 ローズマリー

[趣味が悪いというドナルドの言葉>>170
僅かに苦い笑みを浮かべた]

私には理解の及ばぬ趣味をお持ちの方、だけど。
貴方は安っぽくなんてないでしょう?
紳士な、大きな迷子さん。

――…ある意味、殺そうとしているのになんだけど
もう会えなくなるのは哀しいわね。

[ふ、と視線を彷徨わせれば微かな音と共に漂う血の芳香]

……っ、何を、してるのよ……っ
莫迦なひとね。
餞別なんて……、望んでないのに……。

[空を漂うその手を女は両の手で支える仕草。
押し殺していた、魔力が、溢れる。
傷口を塞ごうと親指の傷に女の唇が寄せられる]

(177) 2010/06/25(Fri) 22時頃

【人】 水商売 ローズマリー

[冷ややかな白薔薇の眼差しに女は緩く目を細める]


――…かもしれないわね。
既に私は用済み、なのでしょう。
誰も私に、期待などしていない――…

使えぬ、と。
貴方に言われるなんて……、ね。
本当に……貴方は変わってしまったのね。


……手伝いなど要らないわ。


[つ、と視線を逸らす間際に見えた対峙する
少女と白薔薇の姿に複雑そうな相貌をして]

(183) 2010/06/25(Fri) 22時半頃

水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 22時半頃


[遠く最上階にありながら、
届かぬはずの声を聞き、薄く囁きを零す]


 優しくして欲しいのか?

 ――…此処に居れば、
 本能に抗わずに生きてさえ居れば
 私はお前を傍に置き、愛でよう。
 立派な吸血鬼に育ててやろうぞ。

 この闇の城で咲き誇るといい。
 血縁を喰らった吸血鬼の、傍らで。


【人】 水商売 ローズマリー

想い出になれば……
そうね、綺麗な記憶のまま……
いられれば良かったのに。


[舌先に触れるのはドナルドの鮮血。
それは甘い香りを伴い女を酔わせる酒精のよう。
甘いを感じる自らに感じるのは罪と虚しさ。
それでも女の指は名残惜しむかのように
唇に残る赤に触れた]


――…さようなら。


[背を向けた男を追う気も無く。
その背にメアリーの許へと駆けた自分の姿を重ね
最後まで見詰め続ける事は出来なかった]

(195) 2010/06/25(Fri) 22時半頃

……やっぱり筒抜けなんですか。

[むっとした声で囁き返す]

……。

[もう人間に戻れないことは分かっている。それでも、自分はどうするべきなのか――未だに答えを出せず]


 お前は私と血を分かつもの。
 何処で何をしていようと……手に取るようにわかるぞ?


[其れはドナルドが扉を開くタイミングにあわせて]


 ――…さあ。
 何も悩むことなど、無いだろう

 お前は最早人にあらず。

 本能のままに、貪り喰らうが良い。
 ひとの情など、捨ててしまえ。


[其の後で、あの薔薇のように苦しいと泣き叫び縋り付いて来るならば、其の記憶まで喰らってやっても良い。
思えども未だ口にはせず、揺れる心情を見つめている]


【人】 水商売 ローズマリー

――…貴方はあの方のもの。


[人間であった頃とは違う白薔薇の答えに
少しだけ寂しげな表情を過らせて]


薔薇は存外――…
強い花だったのね。


[ぽつり呟き指先に残る赤を味わう]

(199) 2010/06/25(Fri) 23時頃

 どうした……
 お前まで私の命に背くのでは、あるまいな?

 其れを我が眷族に。
 
 お前が喰らわぬなら、私が――…


[ベネットへ
追い討ちをかける聲]


【人】 水商売 ローズマリー

――…ちゃんと逢えたかしら。
人の逢瀬などみても詰まらないもの。

だから、確かめなどしないけれど

逢えるといい
言葉を交わせるといい

私には果たせなかった事を………


[黒薔薇の笑声を聞きながら紡がれた声は
祈りにも似た響き――**]

(204) 2010/06/25(Fri) 23時頃

ドナルドを、眷族に……?

[声に怯えと、恐怖の入り混じる。友人を、自分の手で吸血鬼にしろというのか。怒りがこみ上げてくる]

……嫌だ。誰が貴方なんかの言うことを聞くもんか。


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