151 雪に沈む村
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[それから。ああ、それから。 置いていかれた時間を、埋めるように言葉が溢れた。 返る声は無いけれど。それでも彼に見せたいものが、大切なものが、この村に数えきれない程に。] 随分、村人も増えたよ。もっと寒々しい村だったのに、今は賑やかになった。それに、俺にも────家族が。一緒に居てくれる家族が出来たんだ。 ココアが好きで、くしゃみばかりしてて。撫でると喉を鳴らして、…とてもやさしい、いいこなんだ。今はちょっと、冬眠してるけれど。 きっと、君も気に入る。だから、
[何度も繰り返した祈り。長い長い刻の流れの中に、取り残されるような恐怖。帰ってきて。独りは嫌だ、帰ってきて。帰ってきて。 そればかりを、祈ってきた。 けれど、今は。今のチャールズは──]
だから……『待っている』よ。いつまででも。 君が戻るのを、この雪に沈む村で。ずっと。
[ひとりの『人間』の、新たな祈りを抱いて。 そうして村は、雪に沈む。やがてくる春を待ち侘びて、静かに眠りの刻を迎えるのだった。*]
(85) roki 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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……知ってる。まさか…おまえさん、
[お互いの器の中身を素早く確認したピエールは、ほぼ空なのを確認した。瞬間チャールズのと距離を広げ、雪を両手に掴む。 さっと丸め、身構えた。]
(86) mofmaame 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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/*
お爺ちゃんくしゃみ三連打…
(-260) housenka 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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/* いいオッサンと老人によるピクニックに雪合戦…
(-261) mofmaame 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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/* ろきさんはやっぱりタラシ陣営だなぁ。すてき(しみじみ)(おしおき覚悟)
(-262) momiakina 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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/* そして全員素敵なキャラクターだった…
(-263) momiakina 2013/12/04(Wed) 01時頃
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―???―
(―――ねえ、バルナ。)
[夢だ、とバーナバスは気付いた。 こんなところ、見たこともない。 光り輝く世界の中に、自分とキャロライナ、二人だけ。]
(―――愛しているわ。今でも。)
[それは、叶わぬ再会。 会いたいと願っても、死別という溝で埋まらぬ運命。]
俺は…俺は…!
俺は、今でも、お前を―――
[霞む像。消えゆく魂。 そんな目の前の女性の姿に手を伸ばして―――]
(87) housenka 2013/12/04(Wed) 01時頃
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/* …と、いう事で。安定の冗長な締めも終わりました。
ここでひとつ御挨拶を。 始めましてと前回振りの皆様、お付き合い戴いて有難うございます。 チャールズ役でしたろきと言うものです。 短期出身で現在は汝国、RPは今のところ、こちら議事国のみとなります。 青い鳥、SNS(かろうじて)などに生息しておりますので、御縁がありましたら宜しく御願い致します。
素敵な時間を有難うございました!
(-264) roki 2013/12/04(Wed) 01時頃
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ヒッキシッ…!へっしょーぃ…!
[目を覚ました。どうやら春は近いようだった。]
(88) housenka 2013/12/04(Wed) 01時頃
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俺は、一緒に来ないかって言ってもらえて、嬉しくて、 でも、俺は何も返せてなくって……。 なんにも、できにゃいけど、
[分け合うこともできる、とサイラスは言っていたけど。>>0:45 自分はいつも、誰かにわけてもらってばかりな気がする。 うまく形にならない言葉はどんどんと、小さなものになっていく。 ポケットにいれた手をぎゅっと握って、振り返る。]
ねぇ、でもさ、もうちょっとでいいから、 一緒にいてもいいかなぁ。
[チャールズはどんな表情をしていただろう。 少し見るのは怖いけど、それでも見上げた青年の表情はひどく心許ないものになっていただろう。]
(89) maru 2013/12/04(Wed) 01時頃
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/* はい、というわけで私もご挨拶を。
malco(マルコ)と申します。 ガチに戻りたいと思いながら最近はRP村とかネタ村に入り浸ってます。 同じ名前でツイッターやSNSやmixiにもいますのでよろしければ仲よくしてやってください。
世界観もみなさんのロルも素敵で、すごく楽しかったです。 村建てさん始め、みなさん、本当にありがとうございました!
(-265) malco 2013/12/04(Wed) 01時頃
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/*
もうお爺ちゃんくしゃみ放つくらいしかネタがないよ… 終わりだよ…
(-266) housenka 2013/12/04(Wed) 01時頃
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雪は、音を吸い込みながら降り積もる。
そしてそのまま、小さな村をすっぽりと覆いつくし、長い長い冬を告げる。
人の身長ほどの深さの雪だが、それでもところどころに村の建物の面影があった。
まるで雪が時を氷漬けにするようだった。
(#0) 2013/12/04(Wed) 01時頃
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/* おつかれ様でした! ろくに参加できていなかったぶん、終わるの寂しいな…!
(-267) momiakina 2013/12/04(Wed) 01時頃
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それでも時が過ぎれば、その深い雪も徐々に少なくなり、溶け。
ぬかるんだ大地からは根雪を掻き分けて、春の賑わいを引き連れて緑が芽吹くだろう。
それまで、ほんの少しだけ、村は眠りにつく。
やがて来る春を、未来を、待ちわびながら。
**
(#1) 2013/12/04(Wed) 01時頃
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[雪化粧した村を散策して、どれくらいの時間が過ぎただろうか。 いつしか、太陽は地平線近くへと傾き、空は暗く沈みはじめていた]
あらまぁ、もうそんな時間なのねぇ……。
[吐き出す息は白く濁り、寒さもいや増してくる。 村はずれの道端でぼんやりと足を止め、色を変えてゆく空を眺めた。 こうしてずっと佇んでいると、舞い降りる雪が積もって、雪像になってしまいそうだ。 そこまでは行かずとも、きっともう既に髪に絡む白い花に雪が被さり、その輪郭をぼかしているのに違いない]
(90) MissLied 2013/12/04(Wed) 01時頃
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/* 村建てロルに割り込んでしまったとか恥ずかし(
(-268) momiakina 2013/12/04(Wed) 01時頃
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でも、本当に綺麗だわ。 ……きっとそろそろ見納めでしょうから、きちんと堪能しておかないと。
[薄闇の中に舞う雪片は、白い色が際立っていつも以上に目を惹きつけられる。 疎らに並ぶ住宅の奥に、雪との対比のように森が黒いシルエットとなっているのがなおさら心に響いた。 ジリヤには風景を描く才はないけれど、画家がキャンバスの上に留め置きたくなる風景とは、きっとこんな景色だろう。 時の流れとともに移り変わってゆく景色を惜しむよう、じっくりと風景に見入る。 風邪を引かないように気をつけて、なんて言い聞かせたりしている癖に、美しい風景の事となるとすぐこれだ。 冷えると分かりきっているはずなのに、根を生やしたように動けなくなってしまう。 我ながら、聞き分けのない子供のようねとクスリと笑った]
……こんなだからきっと、雪に埋もれて凍えてしまったのよねぇ。
[ぽつり、と呟くのは“かつて”の話]
(91) MissLied 2013/12/04(Wed) 01時頃
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[冬の間際に生まれた蜘蛛が、雪景色の美しさに心を絡め取られてしまった。 ひらひらと舞う雪に。白く染まりゆく無垢な世界に。 精緻な砂糖細工のよう、繊細で儚い風景を一目見たきり、虜になってしまったのだ。
――ずっとこの景色を眺めていたい。
初めて見たその景色に焦がれるあまり、蜘蛛は巣を張ることも忘れ、ずっと木の枝の上に佇み続ける。 晴れの日も、曇りの日も、どれほど寒さに晒されようと、一切気にとめなかった。 ……やがて、再び白い欠片が世界を覆い、自身もその中に埋没して行こうとも]
(92) MissLied 2013/12/04(Wed) 01時頃
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[愚かな蜘蛛を哀れに思った樹の精が、春になって村の中に根を下ろし、芽吹いたばかりのサンザシに、微かに残った蜘蛛の魂の欠片をあずけた。 かれこれ、155年ほど昔の事だろうか。
愚かな蜘蛛の記憶と心を引き継いだサンザシは、いつしか自我を持ち、美しいものに焦がれながら人里に住まう、風変わりなドリュアスとなる]
……やっぱり、冬の美しさは格別だわ。 でも、百花繚乱の春も素敵。
[今でも、雪景色にはどうしようもないほどに心惹かれる。 けれど、美しいものはそれだけでない事も知った。
移りゆく季節の中には、それぞれに掛け替えのない一瞬がある。 春には春の、秋には秋の、瞼の裏に焼き付くような美しさが存在しているのだ]
(93) MissLied 2013/12/04(Wed) 01時頃
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[それに、美しいものは風景ばかりではない。
心を込めて丁寧に淹れたお茶の、白いカップを彩る鮮やかな緋色。 熟練の料理人の手によって作られる、美術品のような料理の数々。 厳格な職人が打ち上げた剣には、使い手の癖まで考慮した配慮と機能美が同居する。 多少出来は歪でも、暖かな気持ちが篭ったチャームはそれだけで掛け替えのない代物だ。 蒼穹を悠々と横切るドラゴンの飛翔は力強く、なのにどこか繊細で。 朽ちかけた墓石にも、ジリヤの知ることのない密やかな物語があるのだろう。
……そう、それから人の心の中にも美しさが住まう事を知った。 ささやかな恋心を育む少女の姿は、微笑ましくも尊いものだ。 他者を想い成される神父の暖かな心遣いは、心を温める暖炉の炎や、乾いた土を潤す慈雨のよう。 意外と心配性の青年の背に生えた一対の翼には、密やかな影と、それを乗り越えた力強さがあるように思う。 互いを思い合う少年達の友情だって、時にハラハラするけれど、心に清々しい一陣の風を運んできてくれる]
(94) MissLied 2013/12/04(Wed) 01時頃
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私は本当に、この村にいられて幸せだわ。
[誰にともなく呟いて、そっと口元を綻ばせる。 数え切れないほど沢山の美しさが日々を彩り、華を添えてくれる。 決してこの地から離れることのできない身である事に、不満を感じる余裕すらないほどに。 眠りが訪れ、そうして春を迎えたら、きっとまた数々の美しいものが心を躍らせてくれるだろう。
――その時まで、冬のこの儚い寂しさを大切に温めていよう。 ひと時のその寂しさが、春の祝福をよりふくらませてくれるのだから。
目を伏せて、密やかにそう思った**]
(95) MissLied 2013/12/04(Wed) 01時頃
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[チャールズはなにかいっただろうか。 青年は握っていた手をチャールズへと差し出してその手の中に真鍮細工を握らせる。 そこに描かれているのは、歪な形をした竜。]
作ったんだ。 俺が寝てる間、チャールズを守ってくれますように。
[ここで過ごさないか、と言われる前から作っていたそれは、寝ている間に大事な人を守ってくれますようにと祈りを込めたもの。 ジリヤとウォーレンが手伝ってくれたことも、添えて。]
ジリヤも言ってたけど、多分俺良い夢みるよ。 チャルがいてくれるし。
[へらりと笑って。 そうしてもうしばらく話していたけれど。ぱちぱちと暖炉の火が爆ぜる音を子守唄に、やがて抗いがたい深い眠気に誘われて行った。 時折優しい春の夢を見ているのか幸せそうに笑いながら、長い冬の眠りについたのだった。*]
(96) maru 2013/12/04(Wed) 01時頃
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/* ま、間に合った……! 空気を読まずに連投ごめんなさい、時間がなくて例によって例のごとくやっつけ仕事……っ(項垂れた)
ともあれ、慌ただしくご挨拶を。 MissLiedと申します。 元はガチ村出身ですが、最近はすっかりRP村の住人です。 TwitterやSNSにも生息しておりますので、気が向いた方は構ってやってくださると幸いです……!
短い間ではありますが、皆さんと素敵な村を共有できてとても幸せでした! またどこかでお会いできる事を祈りつつ、改めて有難う御座いますと心から感謝を申し上げます。
(-269) MissLied 2013/12/04(Wed) 01時頃
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/* ジリヤの〆ロルに泣いた…
皆さん本当にありがとうございました。
(-270) momiakina 2013/12/04(Wed) 01時頃
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/* あっかん!!!!!!!!! ぐっでぐで!!!!!!!!!! しまらん!
最後駆け足でしたがありがとうございましたー! またどこかで
(-271) maru 2013/12/04(Wed) 01時頃
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/* お疲れ様ー!最後は赤でわおーん♪
(*3) MIZ 2013/12/04(Wed) 01時頃
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/* 本当に、終わってしまうのがさみしいわ……! 皆さんお疲れ様でしたー!
(-272) MissLied 2013/12/04(Wed) 01時頃
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/* っていうかもっと返したかったのに時間ねええええええ
チャールズ素敵な縁故をありがとう!
アリス大好きだ!!!!!!!!!!
(-273) maru 2013/12/04(Wed) 01時頃
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……「安心して、生きて大丈夫。」
[ぽつりと言葉を落とした。クシャミの柔らかな髪を指で梳く。 いずれ独りになる自分を、心配してくれているのだろう。 届くだろうか。チャールズは思う。 なにひとつ忘れはしないから、その生に寄り添いたい。 何も生み出せはしない自分の、精一杯の。 神では無く、例え世代が変わっても、共に歩んでくれるこの村の人々に向けた祈り。]
……別れがさみしくないといったら、勿論嘘になります。 けれど、一緒に居られない寂しさのほうが、何倍も辛い。
[頼りな気な表情のクシャミに、そっと笑い掛ける。 髪に触れるこの手が温かいように、彼にも伝わればいいのに。] 何時だって、見守ってます。 君の傍に、この村に、ずっと居ます。 だから、許されるなら君も、どうか──。
[今しばらくは、私の家族で。
(97) roki 2013/12/04(Wed) 01時頃
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