64 色取月の神隠し
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―菊屋傍― >>28 [日向が指し示す休憩椅子に腰掛け、芙蓉と藤之助を待った 顔は少し強張っていたが、日向が来てくれたことが随分力になり 傾げられた首に眉を下げて笑みを見せる それから、焦る心を落ち着けるように、ゆっくり、息を吐いた]
……。 >>31>>35 [こく、こくり、と頷きながら日向の話を聞く 言葉を差し挟むのは憚られ、ひととおり話を聞くまでは 黙って、ただ、息を呑んだり、肩を震わせながら 時折芙蓉と藤之助の顔を見回しりした]
四回。
[そればかりは、思わず口から零れ出るように繰り返す]
(70) 2011/09/19(Mon) 03時半頃
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“邪魔をしよう、とか そんな風には取らなかったけど。 そうじゃなくて…… 愉しそう、かな。 ん 上手く言い表せないけど ”
[人の力を超えた処に居る者が、持たぬ者を眺めるような気配。]
………
[合わせた瞳、その黒の中に飲み込まれて仕舞わぬよう、ひたりと据えたまま覗き込む。 感情を読み取らせぬ声が、表情が、其処に潜む何かの気配を覆い隠しているよう。]
“ふしぎなひと。 本当の藤之助さんは、何処に居るの ”
[随分と長く押し黙った後、 問いとも付かぬ言葉をぽつりと零した。]
(71) 2011/09/19(Mon) 04時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/19(Mon) 04時頃
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/* >>66 あっ
日向しゃべtt
(-19) 2011/09/19(Mon) 04時頃
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[芙蓉は藤之助やたまこが繰り返す日向の言葉を聞いていたろうか その訝しげな顔や、藤之助の難しい表情をたまこは時折見ながら やはり信じられない、という心持なのだろうか、と考える 親友の言の続きを読み進み、ひとつの言葉のところで視線はぴたりととまる]
>>41>>42 …神隠し。 [幻だと思うかと問う、文字は小さく書き添えられて それまで淡々と書き連ねていた日向の表情が焦りに曇る]
ううん。ううん。思わない。 日向ちゃん。
[大きくかぶりを振って、それから慌てて目尻を擦る なにか、じわりと泣きたいような気持ちであった 幼く見える小さな友の、心持ちの自分よりなんとしっかりしていることか]
(72) 2011/09/19(Mon) 04時頃
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>>43>>44 芙蓉さん、藤之助さん、でも。 わたしも見たんです。
日向ちゃん、そうだよ。神隠し、なんだよ。 だけど…雷門さまじゃない。あやかしたちが、人を…連れてゆくの。
[芙蓉と藤之助の反応を、不安そうに伺いながら それでも、きっぱりと、言を切って]
(73) 2011/09/19(Mon) 04時頃
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>>45 [芙蓉の言葉には、こくり、頷いた 全く疑問符だらけである どうなるんだろう、どこへいくんだろう、どうして聞こえるのだろう わからぬことは、恐ろしいことなのだ]
(74) 2011/09/19(Mon) 04時頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2011/09/19(Mon) 04時頃
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/* 向かう方向にうんうん唸る。 見破ろうとか考えを変えて欲しいとかではないのだけど。 正体知るようなことがあったらつい熱血方向な台詞を吐きそうで困ります。( ノノ)
かといって、最早神隠しに怯えるような娘でもないのが……
(-20) 2011/09/19(Mon) 04時頃
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/* なんとかなーれっ
(-21) 2011/09/19(Mon) 04時頃
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藤之助は、たまこの不安げな様子に納得するように頷いた**
2011/09/19(Mon) 04時頃
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>>46>>47 [日向の言葉を見つめ、ああ、と得心したように呟く 消えていく人の本意――あの、まっすぐ消えて戻ってこない気配の感覚は きっとそれであったのかもしれないと でも]
[日向の文字に、”信じる”と書き添えて まだ知り合ったばかりのふたりをまっすぐ見る]
芙蓉さん、藤之助さん。 日向ちゃんは、こんなことで嘘は言わない子です。 ほんとのことです。
(75) 2011/09/19(Mon) 04時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/09/19(Mon) 04時半頃
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/* すんません。 独り言を言ってからずっと寝落ちてました。 というか夜に全く起きられなかった。。。
(-22) 2011/09/19(Mon) 04時半頃
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/* これ、日向ちゃんは一平太ちゃんを呼び戻してくれようとしてるんですよね? だいじょうぶかな、あってるかな ほんとはたまこがあっちに行きたい、とお願いするつもりでしたが 一平太ちゃん呼ぶほうがいいのかな? 一平太ちゃん、呼び戻してだいじょうぶなのかな?
向こうがどうなってるかわからないし、とても悩む。
(-23) 2011/09/19(Mon) 04時半頃
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[自分の不安を払拭するかのように大きくたまこがかぶりを振る。 目尻を擦る仕草を見れば、案じるように友を見詰めた。>>72]
“見た――― たまこちゃん も ”
?
"雷門様では、なかったんだ。"
[思わぬ言葉に双眸を見開く。>>73 たまこは何を見たのだろうか。神でないものを見極められるのだろうか。 あやかし、その単語を唇の形だけで繰り返して、たまこの言葉に聞き入った。]
(76) 2011/09/19(Mon) 04時半頃
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>>48>>51 [藤之助と芙蓉が同じように日向へと向ける問いを 日向とともに、黙って聞いた 眉は寄せられ、ぎゅっと引いた口元は、なにか言いたそうに開きかけて 閉じられた]
[膝に置いた手を、知らず、きゅうと握り締め 日向の言葉を、それに答える藤之助の言葉を、じっと聞いている]
(藤之助さん…?)
[薄く口の端を上げる様子に、ふいに浮んだ違和感は、なんだろうか まるで隠世を知っているような――― けれど、それ、は日向の言葉に気をとられ瞬の間であった]
(77) 2011/09/19(Mon) 04時半頃
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(……あ)
[信じる。そう書き添えられた文字。>>75 たまこの傍に一歩近付いたのは無意識。 非日常な出来事の中で、彼女の存在がどれほど心強かったか。]
“ありがと… たまこちゃん。”
[新しく書き添える言葉は、 何時でも味方になってくれた友達に向けて。]
(78) 2011/09/19(Mon) 04時半頃
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…隠世から戻す。心残りがあるのなら…
日向ちゃん、わたしの話も、聞いてくれる。 おふたりも、聞いてください。
[真剣な表情で、息を詰め、着物の襟を直し、とん、と座りなおした]
(79) 2011/09/19(Mon) 04時半頃
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[次に話すのはたまこの番だ 祭りが始まってから、もうずいぶん長い時間が経ったような気がしていた この長い長い2日の出来事を、伝えようと、思い出す]
[揚羽が現れた満月の次の日 逢魔時が訪れた日 九十九神の霊力が移ったらしいこと、 それから、あやかしと人が消える気配を感じるようになったこと]
これが、その簪だよ。どうしても、抜けないの。 揚羽が自分で出てくるとき以外はね。
(80) 2011/09/19(Mon) 04時半頃
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日向は、たまこに“勿論”と頷いて、話に聞き入っている。
2011/09/19(Mon) 05時頃
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日向ちゃんが見える道、わたしには見えない。 けど、同じことが、おきているんだと思う。 わたしは、ただ、気配を感じるの。 夕ちゃんと朝ちゃんのときも。 秋月先生のときも、志乃さんが…沙耶さまが、消えたのも。
[あやかしと、人が、ともに消えたのだと伝える 日向は、芙蓉や藤之助は、どんな風に聞いたか、表情を伺うこともせず たまこはじっと自分の膝に置いた手を見つめ、話し続けた]
(81) 2011/09/19(Mon) 05時頃
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あのね、秋月先生が消えたとき。 すこしだけ、違ったの。先生はひとりなのに、ふたつの気配があった。 あやかしと、人。
…どうしてかは、わからない。 でも、先生の家にはあやかしについての本がたくさんあった。 …… …日向ちゃん、昔…行った事あるでしょう。
[少しの間言いよどんだのは、その頃は日向の声を知っていたから 膝から目を離し顔を上げると、日向の顔を見て、目を細めた]
(82) 2011/09/19(Mon) 05時頃
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あやかし達は仲間同士、念を通して会話が出来るんだって そんなことが書いてある書物もあったな>>3:38
たぶん、最後に日向ちゃんが聞いた声… 一平太ちゃんだと、思う。
[秋月邸で、一平太が明之進に連れ去られたときのことを話す 記憶は徐々にはっきりとしてきていた 最後に一平太はなんと言っただろうか]
(83) 2011/09/19(Mon) 05時頃
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一平太ちゃんは、わたしを…護ってくれようとしたんだと、思う。 それに、もしかしたら、一平太ちゃんは、向こうへ 隠世へ行くことを望んだかもしれない。
あやかしたちの話も、雷門さまのはなしも… 前から、会いたがってたし、ずいぶん興味を持っていたから。
明ちゃんのことが、載っている書もあったの。 けい…へいさる… へいさるばさら、だったかな。おしろいを、食べるの。 悪いあやかしじゃ、ないんだよ。
悪戯だって、そう言ってた。ほんとに、もしかしたら。 そんなにこわいことじゃないのかもしれない。
(84) 2011/09/19(Mon) 05時頃
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だけど… わたし、一平太ちゃんに、戻ってきてほしい。
その人が望むなら、とは思えない。 自分勝手なんだけど、わかっているんだけど。
[再び膝に目を落として、ぎゅ、と着物の前を掴んだ**]
(85) 2011/09/19(Mon) 05時頃
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― どこか ―
[目覚めたのは木の傍らだっただろう。寝ぼけているのか、居ないのか。ともあれ、視界には明之進の姿は見えず。]
そっか。 鈴、落としたっけ。
[懐を探ればそんなことを言う。長年に身に着けていたものであるから、無いとそれなりに違和感があった。]
いや、残したんだっけ…。
(+21) 2011/09/19(Mon) 05時頃
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/* よしきた合点承知!(ぐ
(-24) 2011/09/19(Mon) 05時頃
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/* 5dのラストの一言なかなか。 ミステリー・サスペンス系だと「彼は何かを見たために」ですかね。いや間違いじゃないのか。
(-25) 2011/09/19(Mon) 05時頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2011/09/19(Mon) 05時頃
たまこは、日向に、先生に、戻ってきてほしいと思う?と*尋ねた*
2011/09/19(Mon) 05時半頃
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“つくもがみ…… 付喪神、九十九神。 揚羽さん 霊力”
[たまこの言葉を整理するよう、紡がれた単語を 音も立てずゆっくりと足元に並べてゆく。
たまこは簪、自分は櫛。 似た物が霊力を宿すのは、偶然なのだろうか。 たまこの力が気配を感じる物だと知れば、なるほどと得心したように小さく頷いた。]
(86) 2011/09/19(Mon) 06時頃
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[たまこが消えた者たちの名を挙げてゆく。 ひとりめ、ふたりめ、さんにんめ、よにんめ、ごにん……徐々に瞳は細くなり、仕舞いには伏せられた。]
“うん。 やっと分かった 私が聞いた声は、確かに皆のもの だったって。”
[一人一人を思い浮かべて、たまこへと向き直る。 仁右衛門に感じた気配が他の者と違ったことには、首を振る。 暫し過去に思いを馳せるよう宙を眺めるけれど、自信がない。]
“先生が、ひとりで、ふたつ…… どういうことかな。 うん あの頃は難しくて分からなかったけど、何となく覚えがあるよ。色んな本が並んでた。 先生は あやかしの何を研究していたんだろう、ね”
[たまこの視線を受けたなら、言わんとしていることを察し、大丈夫だよと微笑する。>>82]
(87) 2011/09/19(Mon) 06時頃
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“一平ちゃん―――”
[最後に消えた者の名に、思わず息を呑んだ。 菊屋の屋台を訪ねた時のたまこの表情の理由はこれであったのかと。 へいさらばさら。幾度か土をなぞって]
“明之 進さん、かな その人のことは私、知らないのだけど。 おしろい、か。何だか可愛いあやかしだね。 そう あれ、一平ちゃん、だったんだ……”
[広い好奇心と知識を持つ一平太のこと、たまこの言う通り興味の赴くままに向かったかも知れない。 しかし、奏でる声音が他のものと違って感じられたのは、たまこを護ろうという意志の残滓か―――とも。]
(88) 2011/09/19(Mon) 06時頃
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[周囲を見渡せば。]
空気は違うような気もする。 でもそんな変わらない。 もっとこう、どろどろした感じを思ってたんだけど。
[花が咲き乱れる場所はあっただろう。 しかしながら彼が想像していたのは、書物でみた地獄に近く、そのギャップで気にならなかった。]
(+22) 2011/09/19(Mon) 06時半頃
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[暫くの間、たまこを見詰めていた。 着物を握る手の強さからその胸中を推し量る。 ならば、友としてすべきことはひとつ。] “自分勝手なんて、思わないよ”
………。
“たまこちゃん。 どれだけ出来るかは分からない、けど。 その気持ちと力、貸してくれるかな。声、掛けてみる”
[取り出した柘植の櫛は、飴色から白色へと転じている。 すう、と息を吸って瞳を閉じた。 声を掛ける、自らの表現が可笑しいが、文字通り。 現世と隠世を繋ぐ道の上では、この喉は音を取り戻しているのだから**]
(89) 2011/09/19(Mon) 06時半頃
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日向は、直前の問いには“名前を思い出したことは伝えないと勿体無いかもね”と、少し笑った**
2011/09/19(Mon) 06時半頃
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/* 間違って他の人呼んだらわらいます、のでしっかりセット確認。 おっけい。
(-26) 2011/09/19(Mon) 06時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/19(Mon) 06時半頃
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