60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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とおもうと来るのがヴェス先輩なのである。
(-52) 2011/08/11(Thu) 23時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 23時頃
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―屋上― [夏の日差しに目が眩む、 強い風が薔薇の芳香を撒き散らして行く 柵にもたれるように中庭を見下ろせば、鮮やかな濃い緑。 時期はずれの白い薔薇は、その大輪を揺らしている。あれは誰の想いだろう。
摘み取られて踏みにじられた真夏の蕾、 咲くはずのなかった花が咲いている。]
――……、
[あの花を踏みにじることなど、出来ない]
(59) 2011/08/11(Thu) 23時頃
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ヤニクは、ピッパの姿が、薔薇の傍らにあることに気づいた。
2011/08/11(Thu) 23時頃
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[自分と、先輩に絡む茨を掴んで。引っ張る。
それとも、このまま消えるのを望むのなら。叶えたほうがほんとうの、幸せ、だろうか。 迷いは手に、棘は傷を増やし薔薇の香と血の匂いが混じり]
俺じゃ、ダメですか。
(+62) 2011/08/11(Thu) 23時頃
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[耳朶にキリリとした痛みが走れば、 それが嫉妬を示すなら尚更気持ちがいい。
ぶるりと身を振わせれば、今は括っていない髪が揺れる。]
――……奪って。
俺もぉ、奪うからっ
[囁きに、吐息を混ぜながら返しつつ、 くっと胸にあてた手の指先に力を込めるのは、 開かれる後孔への快楽をやり過ごし、移しこむかのよう。
そして、押し付けられる下肢の熱に、 期待をするかのように、爪先を彼の乳輪の端に軽く喰い込ませた。
――……白薔薇の蔦は、そんな2人の嫉妬や浅ましさや 様々な想いが籠った精を密やかに触れて吸い取るけれど、 それは、もう快楽の補助でしかなく。]
(+63) 2011/08/11(Thu) 23時頃
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[ただ、その蔦が、彼を奪おうとするなら。
それこそ、嫉妬という感情において、引きはがそうとはするのだろう。
――……彼を絡め取って良いのは、自分だけだとばかりに。]
(+64) 2011/08/11(Thu) 23時頃
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[頭の芯が痺れる程の快楽の後気懶さの中で目覚めた]
ヤニク…?
[手探りでさっきまで繋がっていた相手をさがすが…いつの間にか薔薇の匂いも弱まっていて、慌てて体を起こした。]
どこに…?
(60) 2011/08/11(Thu) 23時頃
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[手にしたのはオイルと火種となるライター。 点々と続く白は空き部屋から中庭までの間 一度食堂を潜った跡を残していて。
処分が容易ではなかった時の為に持ち出した。 刈り取ることも困難ならば、 その香ごと燃やしてしまおうと。
その白は穢れなきと信じてきた世界の色、 その白の裡に秘められた多くの想い、 眼を背け続けてきた世界の姿が眼前にあるかのようで]
―――…っ
[セピアの奥が大きく揺れる。 浮かぶ躊躇いを何度も打ち消すように首を緩く横に振り]
…私が…やらなければ…
[今一番薔薇に近い場所にいるのだからと言い聞かせる。]
(61) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 23時半頃
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…ディー……
[彼の手に食い込む棘に、滲む血に、ハッと顔を上げる。 痛々しそうに表情を歪めながら、その手を包もうとする手。
棘に傷ついたままの右目から、一筋赤い涙が零れる。]
分からない、分からないんだ…
君をうまく愛せる自信が無い。
[胸にはまだ色づかぬ小さな蕾。 触れれば脆く落ちてしまいそうな、まだ膨らみかけの恋の蕾。
どんな色に咲けばいいのか、水も陽射しも与えられたことがないから分からない。]
(+65) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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[中庭に見える一つの影。 その人の身に起こったことなど知らない、何をしようとしているのかも。けれどその傍には近づけない、薔薇の衝動のままにまた精を求めてしまう。そんなことは望まない。]
『想いのままに』
『望みのままに』
『恋を頂戴』
『想いを頂戴』
『君の命の欠片を頂戴』
(62) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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[ 絶たれた望みと、
実らなかった恋と、
殺し続けた想いと、
それが空虚な命の全て―――、花一輪より価値の無い]
(63) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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いい、よ。奪ってあげる…… 代わりに、俺を、君にあげる、か……ら、ぁっ……!?
[言葉の最後はただ漏れる音。 胸元に食い込む爪が、甘い痺れを全身に走らせる。 押し付けていた雄の先端。 どぷりと透明な液体が溢れる]
っは……悪戯っ子。 そんな子、には、お仕置きが……必要ですね。
[ずるり、指を引き抜いて。 慣れないながらも大胆に。 自らを押し進め、沈めて行く]
(+66) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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[終わりにしなければ、そう思う。 薔薇の見せる夢はひと時のもの、 眠れる彼らは薔薇の揺り籠の中で、
恋を、悲しみを、痛みを――
あるいは欲望を、情熱を、苦味を、 悔恨を、寂しさを、憧憬を、 注ぎ続けているのだから。 けれど、あの薔薇を散らすことは出来なくて]
(64) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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[それならば、少しくらい、自らの身を痛めつけても構わない。]
(65) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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/* ヘクターーーーーーーーー
うわーん
ヤニク助けにいってくれー! (嫌な予感しかしない)
(-53) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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[悪戯が成功すれば、頬が持ち上がる。 お仕置きの言葉に内腿が震えるのは、期待に。]
お仕置き…くださっ……――んっ、ああああぁぁっ
[引き抜かれれば、刹那空洞を産む切なさに泣き声を一つ。 慾を押し込められれば、空洞を埋められる喜びに喘ぐ声は長く。
ぴんっと乳頭を掠めて、指先は背を求める。 彼の背に蔦が落ちるのが見えれば、軌道をかえ、引き抜くように。 ――……この人は自分のものだと。
けれど拉致があかなければ、指先はそのまま滑り彼の尻のあわいへ。]
セシルのここも、可愛がって…ぁんっ、あげっ、る
[つぷり、と指先を埋めこんで。自分の裡を埋める彼の動きを模倣するように、蠢かし始めた。]
(+67) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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[起き上がって動こうとするとぐらりとする]
感染?…したように思えないが
[自分の手のひらをみたり体に覚えのない文様がうかんでないかしらべてみたり]
感染したら何かわかる事もあるかとか思ったんだが…やっぱり無理か。
[とりあえずぐっしょり濡れた衣服を着替えるために自室へ向かう]
(66) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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/* ――……当社比、凄い頑張ってます。 多分、半年分位の受けエログ書いたぜ。
くそぅ、あえぎ声ってなんでこんなにはずかs
(-54) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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[幾度も己に言い聞かせながら白の薔薇にオイルを撒く。 想いが変わってしまわぬうちに、ライターの火を灯し 火種を投げ入れようとして]
――――…、薔薇…の…?
[ふと、目の前の花からではない薔薇の香。 セピアが見上げた先には何の姿があっただろう。]
(67) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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/* あかん も むり
(-55) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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[乗り越えようとする柵の先、 浮かぶ謝罪は、あの夏のあの人へだけじゃなくて。 薔薇を通して流れ込んだ想いへの、それ]
[この夢から覚めたら、もう少しうまくやれればよいのだけれど。 体に絡まる蔓薔薇の銀は、囚われたままの心を示すようで]
……思うだけじゃなくて、ちゃんと言わないと駄目だな。
(68) 2011/08/12(Fri) 00時頃
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……約束、守れなくてごめんなさい。
(*6) 2011/08/12(Fri) 00時頃
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[着替えればサイモンの部屋の扉をノックして
たぶん感染しているかもしれない事 もしかしたら薔薇が約束を守るなら自分で終わりになるかもしれない事。
―もし何かあったら…薬で眠っているロビンを頼むと告げて
もう一度 眠っている少年たちの顔をみに医務室の方へ]
(69) 2011/08/12(Fri) 00時頃
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/* ちなみに、耽美さんは今回どこかへいっちゃいました。
どこまであざとく書けるかっていう挑戦。 ――……村の趣旨に反してますね、すみませんorz
(-56) 2011/08/12(Fri) 00時頃
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/* もうエピる雰囲気だが明日からまた連勤だし無理しないっていうかもう無理(ばたん
(-57) 2011/08/12(Fri) 00時頃
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っは、あ、つい……ッ! す、ご……溶け、そう……
[かつての相手は決して触れなかった部分。 故に自分でするときもあまり触れることは無く。 粘膜に包まれ、擦れる感覚はあまりにも未知。 本能に突き動かされるまま、腰を揺らす。 相手の体を抱え込み。 白薔薇には触れさせない。奪わせない。 ただ、自分だけが奪い、貪る]
あっ、ぁ、ンッ、一緒、に……っ
[後ろに潜り込む指に。 びくりと身を震わせながら。 一層腰の動きを激しくしていく。 初めて得る快楽に、我慢など効くはずが無い*]
(+68) 2011/08/12(Fri) 00時頃
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……っ、う
[傷口に舌が触れれば、びくりと身を強張らせた。 快楽とは掛け離れたその感覚に、小さく指先を震わせる。]
痛みなんて、もう……慣れてしまって…… ……其れに、この薔薇で傷付く必要なんて、君には、なくて……
[そう言いながらも、伸ばされる両の手を、振り払う事ができなくて。 小刻みに震える掌を伸ばし、傷付いた手を包むその手に、重ねようと。]
……僕は、………
[其の手の暖かさに縋る様に、瞼をそっと、閉じる。]
(+69) 2011/08/12(Fri) 00時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/08/12(Fri) 00時頃
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/* どうでもいいけど私はルーカス右派です。
あれこれヘクターやった時にも言った。
(-58) 2011/08/12(Fri) 00時頃
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[己の手まで壊しそうになりながらぶちりぶちりと戒めを破壊してゆく]
俺だって、どうしていいかわかりません。 全て壊してしまうかもしれない。
……でも。 ここで貴方の手を離して後悔はしたくない。
だから、一緒に始めてみませんか?
[血に塗れた手を包まれる、だめだ先輩の手まで汚してしまう。
赤い涙を汚れていない方の手でそっと拭って、頬に口付けを落とそうと]
(+70) 2011/08/12(Fri) 00時頃
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……痛いの、とんでけ。
[おまじないの言葉を呟いた。 できることなら、みんなの痛みが癒されたらいいと、願う]
(+71) 2011/08/12(Fri) 00時頃
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[風に煽られて、見下ろす先にセピア色の瞳。 闇の中でも肌蹴たシャツの下の銀の茨模様は、 浮き上がって見えただろう、けれどきっと懇願する声は届かない]
薔薇を燃やさないで……!
[手にする火種に叫ぶ。 この身が空に放たれるのと薔薇が炎に燃されると、 果たしてどちらが先になったか]
(70) 2011/08/12(Fri) 00時頃
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