54 CERが降り続く戦場
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うん、どういたしまして。
[腕から離れ、ふわりと浮かぶアリスに、薄く笑い返して]
ツェツィーリヤッ!HERO! そっちは平気!?
[突然の浮遊感に見舞われ、二人は大丈夫だっただろうか。 だが、フィリッパの心配はしていない。 そもそも彼女は巨鳥に頼らず自分で飛んでいたし、何と言っても超上位種《エルダーロード》であり、そして運命《フォルトゥナ》でもあるのだから]
(123) 2011/06/14(Tue) 21時半頃
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ヤニ……ミスティア? マハールで竜巻を破ったと思ったら見当たらなくなったけど、一体どこに行ってたの?
[ファサッ――]
[柔らかに六翼を羽ばたかせ、槍真もまた、環火山地帯《モンス・イグニフェール》の入口へと降り立つ。 丁度その時、アリスの手元に飛翔んできた『夢の欠片』は形を為し、ミスティアの姿が現れた事にキョト、と眼を瞬かせ>>127]
(130) 2011/06/14(Tue) 21時半頃
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……ここって、仮にも『火山地帯』なのに。 この≪雨≫は遠慮もしてくれないんだね……
…疲労感……じわじわ体力を吸い取られてく様な。
[悪趣味な≪雨≫、と絶望と混沌の雨降り続く闇空を睨み付ける。 火山が誇る灼熱に蒸発する事無く、一行の身体を打つそれは、雨足をより強くさせ、闇をより強く孕み、混沌をより強く深める>>78
――雨の影響か、奥から何か強大な悪魔の気配がする]
(135) 2011/06/14(Tue) 22時頃
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そう遠くはないよ!
[アリスの言葉に肯く。先程の気《アウラ》はそう遠くは無い>>136 だが背後からは疵を癒された悪魔達が大挙して群がり来る。 翼持たず地上から闇の念を送るだけだった悪魔も加わり、とてもではないが抗えそうにもない]
――突き進もう!
ヒーローは後ろの方をお願い! 僕とミスティアが先行する!
[夢の力を迸らせ、悪魔を眠りに絡め取るミスティアと共に。 彼女の『眠り』に抗う強力な悪魔は、槍真が熾天魔槍の一撃の元に穿ち刈る。
だが、まだ居ない。 前方にこれらの数段上を行く悪魔の堕気も感じる]
(148) 2011/06/14(Tue) 22時頃
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『セカイ』の記憶が壊滅……!?
ちょっとまってミスティア! 僕は超上位種《エルダーロード》についてそれほど詳しくは無い。そもそも僕達天界の熾天使《セラフィム》と彼等彼女等とは基本的に仲は良くないから……。
――でも今が怖ろしくヤバい状態くらいは解るよ!?
[獣《ベースティア》の来襲がそれ程の壊滅状態を生み出したと言う事と。 槍真でも理解できる怖ろしいその危険性に付いて、眼を剥きつつ。 だが、まだ『彼』がどうなった事かを知ることは無く……]
(154) 2011/06/14(Tue) 22時頃
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[HEROのブーツが加速の唸りを上げ、凄まじい速度で一行が奥へ奥へと進む。 時には、悪魔を捌く必要すら無く遥か後方に置き去りにもする]
――この闇……! 皆気を付けて!もうすぐだよ!!
[目前の空間が崩れ、濃密な闇が辺りを覆う。 だが、先の方には以前、更に濃密な闇と、先程からずっと感じている、神聖に思える気《アウラ》が感じ取れる。
もうすぐ、目的地《封印地》だ――! そう思った刹那]
(160) 2011/06/14(Tue) 22時半頃
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ミリオン・ゼブルリット ≪- 囀る幾兆の闇蠅軍 -≫
(161) 2011/06/14(Tue) 22時半頃
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[ ウワァアンッ! ]
[墨を撒き散らされたかの様に一行に襲い掛かる『ソレ』。 『ソレ』は、その一匹一匹が微弱ながらも≪闇≫を携えた、その数数えきれない程の。
――『蠅』だ]
………っ……!! 熾せ――熾天領域《セダヴィックフィールド》!
[カァッ!] [熾気を注ぎ、領域は更にその聖なる気を『結界』と為す。 一行の周囲で、数多の『蠅』が弾け飛び、辺り一面に漆黒の煙がぶしゅわあ!と噴き出す]
(162) 2011/06/14(Tue) 22時半頃
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≪- くけ……秩序《ルール》の豪華なる『餌』が。 『救い』を求めて食卓に並ぶ……くけ…… -≫
[津波が引く様に、闇の『蠅』が引っ込むその深奥から澱む耳障りな聲。 ――奥に感じる、確かに≪闇≫に属さぬ、清浄な気《アウラ》を放つ何かの前に立ち塞がるのは。 まるで王冠を被った巨大な『蠅』の主。
底知れぬ堕気を纏う、冥府の大公爵《グランデューク》]
(163) 2011/06/14(Tue) 22時半頃
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……その≪闇≫を神にまで届かせる冥府の『四闇皇子』…… 『驕慢皇子』、蠅皇帝《ベルゼブブ》か……
≪- ………くけ…… -≫
[立ち塞がるは、冥府でも十本指に入ろうかと言う超大悪魔。 中でも『四闇皇子』とは、無価値、慟哭、驕慢、滅亡、の異名を冠する、《冥王》に次ぐ魔界の覇者だ。
待ち構えていたかのようなその出現に、微かに身構えを取るか]
……僕が相手をする。
[自分一人で大丈夫かもしれない、と。 槍真は皆に振り返り、そう言ってから『弓』を『槍』へと転じさせる]
(165) 2011/06/14(Tue) 22時半頃
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……うん。 僕が隙をつくるから、皆はその間にこいつをすり抜けて。
[背後からは悪魔達が未だ彼方なれど押し寄せてくる地響き。 だが、槍真はそれなりの自信でフィリッパに微笑み返す。 一歩、二歩。 踏み出すと『蠅』が槍真を喰らい潰そうとするが、熾天領域の前に弾け飛ぶ]
≪- …くけ……オスカー…… 我等が哀する咎人《ルール》の天使ちゃん…… -≫
――"五月蠅い"。
[正にこいつの為にある言葉なのだろうと内心苦笑しつつも。 槍真は熾天魔槍を構え、高く跳び上がる。
――大上段に構えられた『槍』が、英雄の慈悲《ヒッサツ》を籠めて、悪を打ち砕く!]
(180) 2011/06/14(Tue) 23時頃
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熾姫都断罪槍技! 殺 界 記 / 氷 砕 禄 !!
(181) 2011/06/14(Tue) 23時頃
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砕け散れっ! ≪光≫の断罪の許に!!
[ザンッ――!]
[まるで、マハールに今も尚あるだろう氷像の多くをその一撃で砕いて仕舞いそうな。 そんな幻影すら見せる慈悲《ヒッサツ》の一撃が蠅皇帝《ベルゼブブ》に降される。
――が]
(182) 2011/06/14(Tue) 23時頃
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―――"丁重に、お出迎えしてあげてね。" ……!?
[一瞬の動揺が穂先を鈍らせる。 にたぁ、と≪闇≫が嗤う音と共に、濃厚な≪闇≫が剣の形を模し、槍真を逆に大上段に寸断しようと]
―――"秩序求める者に粛清を。" ……うっ、わぁっ!?
[辛うじて受け止める。天界の秘宝。光の槍だからこそ砕けずに済んだのだ。 大きく吹き飛ばされ、壁に磔にされるかの様な状態にされ、一瞬痛みに喘ぐ]
っ、ぐ…… ………今の……声は……まさか……
[息も絶え絶えの様相ではあるが、この程度大した疵ですらない。 光の結界を一部が突き抜けて襲い掛かる『蠅』を、槍で薙ぎ払いながら、眼の前の存在。 その『奥深く』に潜む声に視線を注ぐ]
(184) 2011/06/14(Tue) 23時頃
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――いや……それより。 何故、今の一撃でその程度の手傷しか負って居ないの……?
嘗ての魔界戦争では、九合目でお前の足を三本断ち切った筈だ。
[槍真自身の怪我はそう大したことは無い。 だが、今の一撃は、幾ら穂先が鈍ったとはいえ、確実に蠅皇帝《ベルゼブブ》を捕えていた。
もしや、以前戦った時のそれよりも格段に強くなっているのか。 そうもふと考えたが]
(186) 2011/06/14(Tue) 23時頃
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≪- ……くけけけ……我が強くなった………?……くけけ…… 違うな………貴様が脆弱(よわ)くなったのだよ……天使ちゃん…… -≫
……な……に?
[ガキィインッ!] [驕慢皇子が振るう≪闇≫の大剣は、一度刃を通した相手の身体の隅々にまで、その細やかな『蠅』の如き闇が注入される恐ろしさから、『隷闇剣《フライズブレード》』と呼ばれ恐れられている。 叩き込まれる剣の重さと拮抗しながらも、その言葉に槍真が眼を見開く]
≪- くけ……お人形に着せ替えてあげたそのお洋服《ヤミ》を一度着たお前には…… 秩序《ルール》の絶対尊守の心が欠けている……くけ…… -≫
……な………んだって……?
[他でもない蠅皇帝《ベルゼブブ》から告げられるその聲に。 槍真が一瞬驚愕の色を見せて耳を傾けてる。
――だが、にたりと嘲笑うのみで、それは槍真を≪闇≫に再び堕天(おと)そうとする物では無い]
(194) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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――!ミスティア?
[戦闘の最中、どの辺りだったろうか。 ミスティアの声に、蠅皇帝《ベルゼブブ》と一瞬距離を大きく取り。
振り向き様に中空を舞う希望《カケラ》は。
輝ける未来を示す如くに光る、『明日色』の欠片。 それが、確かに槍真の胸の内に吸い込まれる]
(195) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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――解った! 絶対にセカイを生まれ変わらせる!!
[胸の内を駆け巡る物。 それは、心の景色《キャンバス》を鮮やかに彩る、『明日色』と言う希望《シキサイ》]
――だからミスティアも生き残るよ!!
[熱く燃える心が、刹那に槍真の心を熱く燃え上がらせる。 だが、世界を再生させる、その時。
その時は、ミスティアも一緒だ、と。 最期にそう言い残し、再び槍を掲げ、飛び込む]
(197) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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オスカーは、ヤニクから託された『明日色』が胸の奥で脈打つのを感じている
2011/06/14(Tue) 23時半頃
オスカーは、ヤニクとも絶対に、『明日』を迎えるのだ、と信じて疑わなかっただろう
2011/06/14(Tue) 23時半頃
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[目障りな『明日色《キボウ》』を投げたか…。 微かにそう≪闇≫が呟く聲が聴こえるが、構わず蠅皇帝《ベルゼブブ》は槍真に『隷闇剣《フライズブレード》』を打ち込み、熾天魔槍を軋ませる]
≪- 理解るか……くけ…… 我等≪闇≫に不要な情持つその翼《ココロ》こそが……くけ…… 誰よりも貴かった貴様の光《つよさ》を鈍らせる事を………くけけ…… -≫
………それは……
[嘗てのオスカーは、≪闇≫を、≪悪≫を、断罪する事に一つの躊躇も容赦も持たなかった。 その強さは、それが当然であり、常識であると言う、ある意味で愚直なまでの熾天使《セラフィム》の道徳観念が為せるものでもあったが。
だが、ネルフェリウスを熾姫都から、天界から追放した迷いを心の内に持った事が、そのまま暴走へと、そして氷結氷河《コキュートス》への封印と繋がった今の槍真には。
微かな"隙間"が生じたのだ]
(209) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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/* 今思ったけどさwwwwwwwwwwwww ヤニクのこれwwwwwwwwwwwwwww 僕とアリスに投げたのwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww これ死ぬなコールな気がしてならんwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 僕はネル蘇生から覚悟してたけどwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww ネル蘇生優先で死に損なったアリスが不憫wwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 芝に喘いでそうwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww ごめんねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-129) 2011/06/15(Wed) 00時頃
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≪- くっけ……"秩序の尊守者"……"歴代最強の熾天使"…… あの栄光《グロリア》の守護を一手に担う、最強の守護天使《パラディオン》足る貴様の真価……
……くけ……守護天使《パラディオン》の強さは心の強さ……故に…… -≫
[ガァアンッ!!] [流石魔界の大公爵《グランデューク》が放つ破界の≪闇≫に、微か槍真の≪光≫が圧される。 く、と呻きながらも、そのギチギチと光と闇が反発の唸りを上げる鍔迫り合いに、それでも決して負けまいと。 しかし、また蠅皇帝《ベルゼブブ》より漂う濃厚な≪闇≫から響く声に、微かな隙が生じて>>207]
≪- …くけ――!今の貴様は我の敵ではないわぁあああ!!! -≫
[その隙を逃す程度の『四闇皇子』、『驕慢皇子』ではない!
鍔迫り合うのと同時に迸る≪闇≫の奔流が槍真を襲う。 身動きを取る事も、回避する事も困難。 万事休すかと、最悪を想定しつつも、熾気を籠めたその時]
(211) 2011/06/15(Wed) 00時頃
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Territory Nelgeuse ― 邪天神域開放 ―
ふぃーるどwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww まさかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 其処取るかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww え、なにwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 僕もまたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww ぱらでぃおんふぃーるどとかwwwwwwwwwwwwww 作らなきゃwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwなんない?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwww
(-133) 2011/06/15(Wed) 00時頃
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≪- It now!......明白な事!この私をPlease call......!! -≫
[心の内より湧き上がるその声に。 咄嗟に、ため込んだ熾気を解放し、発動するは光生臨身《アッキピエンス》の術]
(216) 2011/06/15(Wed) 00時頃
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――カァッ!
(217) 2011/06/15(Wed) 00時頃
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≪- Bad...! 私に勝てぬ等明白な事よ!『糞山』のKing! -≫
[ふわっ――] [槍真の身体に降臨した熾天使《セラフ》が顕現させるは、幾輪物の、純白に咲き誇る真白の百合の花。 無垢にして穢れ無き花弁が、槍真を呑み込もうとした≪闇≫を忽ちに掻き消し、百合の花は≪闇≫と融け合う様にして散りゆく]
≪- ...Oh......この恐ろしき闇は明白な事…… 夜闇の領域……ネルフェリウスのDespair...... これが拡がらぬ今のうちに……! -≫
[圧倒的な『夜』は、然し熾天使《セラフ》の放つ百合を徐々に蝕み始める。 このまま無為に時を過ごせば、やがてその力は太刀打ち出来なくなってしまう。
だからこそ、完全に邪神の領域が広がるその前に決着をつけようと]
(218) 2011/06/15(Wed) 00時頃
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ブレイブマカブレス ガブリエルの瞳 / 熾姫都ノ近衛兵
(233) 2011/06/15(Wed) 00時頃
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[突如宙に≪光≫の門が開こうとする。 『夜』の領域に支配された空間は、門を開くことを拒もうとするが。
――しかし、多くの≪光≫を集わせた存在が、無理矢理に内側の扉を開こうとし]
≪- Come on...! 天の誉れ『聖律裁師団《ヴァイスリッター》』! 世界の秩序《ルール》と『明日色《ヒカリ》』を護る為!! -≫
[ バァァアンッ! ] [≪光≫の門が『夜』の領域に蝕まれ消失するのと、門の内より、数百の優美な武装を施した天使達が飛び出すのはほぼ同時だった。
――そう、彼等こそが、今や世界に遺された天界の天使達の生き残り。 聖なる女神の徳と恩寵の元断罪の槍振り翳すは、『聖律裁師団《ヴァイスリッター》』。
そして、彼等を統括する、百合《タクト》を今蠅皇帝《ベルゼブブ》へ振り下ろすは…… "百合の熾天使"――"ガブリエル"]
(235) 2011/06/15(Wed) 00時半頃
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A s s a u l t ! ! ≪- 咲 戦 開 始 -≫
(236) 2011/06/15(Wed) 00時半頃
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≪≪≪- オォォオオォオオオォオオオ!!! -≫≫≫
[熾天使《ガブリエル》が降す突撃に指揮に従い、≪光≫の絶える劣悪なる環境であるにも関わらず、天使達はその手その手に武器を手に取り、蠅皇帝《ベルゼブブ》へと突撃を敢行する。
幾らかは手傷を負わせることが出来ただろう。 『みんな』で力を合わせると言う数の力は単独の絶対なる暴威《カリスマ》に勝る。
――しかし、≪光≫の潰える『夜の領域』では天使達はただ弱まり行くばかりで。 次第に、蠅皇帝《ベルゼブブ》が幾多の天使達を血祭りに上げ始めるか]
≪- Protect...! 彼等は貴方に隙を作ってあげた! ここからは貴方の出番よ!"鋭槍の"……!進む先は...Future! -≫
[熾天使《ガブリエル》がそう言い残し、"器"の支配権を槍真に戻す。 蠅皇帝《ベルゼブブ》は今、槍真から気を逸らしている]
(242) 2011/06/15(Wed) 00時半頃
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オスカーは、アリスは無事に『笛』を手に入れる事が出来ただろうか、とふと考えるか
2011/06/15(Wed) 00時半頃
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――届け……この≪光≫……!!
[槍真の手に携えられた『槍』は、その身を『弓』に転じさせる。 ギリリ、と音を立てて軋む光の矢が、正確に蠅皇帝《ベルゼブブ》目掛け標準を合わせる]
どれだけ脆弱くても良い! どれだけ弱小くても良い!
ただ、皆を護る事さえ出来たら―― それでいいから!!
[『夜の領域』が槍真を覆い、光の矢が眼に見えて絶え行く。 チャンスは一矢……
この一矢に、放てる限りのありったけの熾気《ヒカリ》を]
――熾姫都断罪弓技……!!
(253) 2011/06/15(Wed) 00時半頃
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