人狼議事


48 追試と戦う村

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トニー! 今日がお前の命日だ!


姉さん…
追試お疲れさん。
姉さんとの会話は楽しかった。
俺の追試が終わってまた会ったら良い報告、出来ると良いな。


― 前日・

え、なんですの。

[言い切った彼女に、先方が一言、そして二言、三言告げた]

そ、それは……
ですけれど……

[言い訳、言い逃れ、言い抜け、そのどれもが通用する相手では元からない]

はい……わたくし、嘘をついておりました。
言葉で、態度で、心で。

[三度の偽りを告白し、懺悔する]

ですがわたくしは――

[そこから、言葉が続かない。暫くの静寂と共に、扉は閉ざされていた]


「御嬢様」

あら、なんですの。

[...は父親の部屋から出てきた処で、控えていたメイドに呼びかけられる]

「忘れ物をなさっております」

ほえ? 忘れ物……ですか?

[小首を傾げる...に、殊更重々しく頷くメイド。そして執事長がなにやら細長いものを持ってやってきていた]

ええ、と……その枝切り挟みは一体。
え、え、え……ま、まさ、か……。

[「こ、個性が取れますわー」とその日叫んだとか、叫ばなかったとか]


―早朝・職員室―

ご、ごめんなさーい!

[数学の老教師に平謝りに平謝る。
自信満々で100点目指すと言った=8にも関わらず、白紙の0点。いつものドジかと呆れる老教師にふるふると首を振った]

……ちょっとね、これには深ーい事情があったりするんです。

[単に気になってる人が合格できそうにないからだなんて口が裂けても、言えるわけもない。説明しない自分に老教師が難しそうな顔をするのが分かる]

数学の課題のプリントはきちんとやってきたんですよ?
ほら、ほら……ね、だから、そんなに怒らずにぃ……

[情けない顔で謝る自分に老教師はやれやれと肩を竦める]

……え、もう数学教えてやらない???うわぁああん、そんなこと言わずに!ね、ね、ね?

[一生懸命食い下がるも、とりあえず世界史をどうにかして来いとぽいっと職員室から追い出された]



ヴェラの前で、変なこと言わないでよぉ……

[真っ赤になった顔でポーチュを見つめ、わたわたする。
何だか色々とばれてる気がして、居た堪れない]


ふふ、今日のわたくしは……
ちょっと意地悪で、意地っ張りですのよ。

[囁くアイリスに、笑顔を向ける]

八つ橋当たりという、奴ですわ。



意地悪はね、いいんだけど。

意地を張るのはあまりお勧めしないかも。
肝心な時に素直になれないと、困ることになっちゃうよ?

[笑顔を向けてくれるポーチュに口を尖らせる]

八つ橋は当たらないと思うな。ポーチュが笑えるならいいけど。

あぁ、でも、八つ橋が当たったら………美味しそうかも。
今日はピッパがいないから、お腹空いちゃった。

[くぅぅ…と小さな音を立てて鳴る自分の慌ててお腹を押さえて、照れ隠しのように笑った]


ええ、そう何度も、いつだって言ってくれましたわね、優しいアイリス。

[...は声を落として、密かに語りかける]

確かに……お陰でわたくし、叱られてしまいましたのよ。

素直なわたくしは……本当に素直過ぎてしまいますわ。



何度だって、もちろん言うに決まってるわ。
ポーチュが言いたくないことはもちろん言わなくても構わないの。

だけどね、だけど。心配くらいはさせて。
だってね、友達だもん。

[密かに語りかけられた言葉にそう返し]

……って、ええええ!あれ、あれ、私のせいで叱られちゃった??
ご、ごめんね、それは全く気付かなかったの。

[続く言葉には慌てて、申し訳なさそうに両手を合わせた]


でしたら、ひとつだけ。

[...はそっと打ち明け話をするように]

リンダ様のことですの。
リンダ様は今、非常にお辛い立場にあるようなんですの。

[...はリンダの席の方に視線を一度、そっと向ける]

わたくしは、リンダ様の心の障りを理不尽なやり方でしか解決できません。
ですが、そもそもそれすらも傲慢で赦されぬ所業……。

[そっと目を伏せる]

本来、わたくしは見守るモノ。
仮に求められたとしても、手を差し伸べる事が難しいですのに……リンダ様は、御自分の中だけで葛藤しておられますわ。今のわたくしには、祈る以外に何もできません。

わたくし、あの方に……して差し上げられることはないのでしょうか。


リンダのこと?

[打ち明けられた話に何度も瞬く。
何故、リンダがこの場所にいるのかずっと不思議だった。
口数が少ないのは分かっているし、話したがらない気がしたから、尋ねなかった]

辛い立場ってどういうこと??補習を受けてるのが辛いのかな?勉強が大変なのかな?
高校に入ってからね、特進クラスにいるから、あまり話しかけられなくて。
だけど、職員室でたまに先生方から、噂を聞いていたの。

[優秀な生徒だと期待されているのは分かる。だけど、その期待は過度のように思えた。
何故リンダがそこまで期待されるのか心配には思っていた]

リンダが笑えないのは嫌だわ。何か、悩んでいるなら私力になりたい。

[ポーチュの事情の半分も理解できたとは思えない。
だけど、目を伏せる様子にぽんぽんとその頭を撫でて上げる]



してあげられることがないってことはないと思うな。
祈って、心配してるじゃない。

[ポーチュを励ますように1つ頷く]

今はそれだけで十分じゃないのかな。
友達って、いてくれるだけで力になったりすると思うもん。

リンダの事情は分からないけど。
でも、分からないからこそ…まず、聞いてみよう?

それからね、お互いできることないか一緒に考えよう?
ポーチュにはポーチュの事情があると思うし、できる範囲が違うかもしれないけど。

でも、きっと何かできることがあると思うな。

[ポーチュにふわりほほ笑んで、リンダを心配そうに見つめた**]


そうですわね……ありがとうございます。Dear My Friend.
わたくしの大切な――


姉さん。
良い報告が出来そうだ。

「教室の窓から外を眺め、春休みを満喫しているだろうピッパに向かって呟いた」



(リンダのこと、宜しくね……)

[見守るモノと言っていたポーチュラカの真意はよく分からない。
だけど、そのポーチュラカがリンダに問いかけ始めたことを嬉しく思う。
リンダにも特進クラスに親しい友達ができたのかなと勘違いかもしれないが、そんなことを思った。

参考書を捲る手を止めて、祈るように手を組む]

(全てが上手くいきますように……)

[心配して祈ることしかできない自分が少し歯がゆいけれど、無理に会話に割って入るものでもない。
リンダとポーチュラカ。大切な2人の友人の言葉を聞きもらすまいと、ただ耳を傾けた]


(いいえ、アイリス)

[...はアイリスの視線を受け取れば、内心で首を横に振る。

したいことをする素直な自分は、きっと優しくない。
残酷で、身勝手で、無責任だ。

だからこそ、そちらには顔を向けなかった]


[ポーチュラカの内心に気付けるわけもない。
それほど聡くもなければ、人の善意を疑うこともない。

自分ではきっとリンダが不機嫌な顔をすれば、一歩でも二歩でも引いてしまう。
だから、ポーチュラカの言葉から、リンダの真意が見えればいい。

そう思っていたけれど、リンダを追い詰めているようにも思える言葉が続くのを見て、どうしたものか少し悩む。
言葉を挟むべきか、聞き入るべきか。
単純な二択なのに選ぶことはとても難しい]


(リンダ………)

[リンダの悲痛な声を聞いて、英語のプリントから顔を上げてぽつりと口の形だけでその名を呼ぶ。

気付いて上げられなかった自分がすごく悔しい。
今まで友人として何を見てきたのだろうか。
上手く行くように祈ること、今やその行為も自分にできないことを誰かに押しつけるように思えてできない。

英語の問題に視線を戻すも、とても集中できず、ポーチュとリンダ2人のやり取りを固唾を飲んで見守った]


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