人狼議事


48 追試と戦う村

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─前日─

ご、合格!? ほんまに!? ほんまですか!?
ぃやったああああ!!

[採点ミスおおきに! と叫びかけて、慌てて飲み込んだ。合格が取り消されたら大変だ]

そうとなったら忙しなるで!!

[うきうきとこれからの計画に思いを馳せた]


お花見の下見やろ、ケーキバイキングの店も厳選せなあかんし。
遊園地は……。アイリス、二人で行きたいやろか。

[余計なお世話である**]


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[春休みの醍醐味とばかりに朝寝坊を楽しんで、昼近くになってようやく起きた。
朝食とも昼食ともつかない食事をしながら、今日の計画に思いを馳せる]

とりあえず、今日はお花見の下見やな!
やっぱり川沿いの桜並木がええかなあ。


[食事を済ませ、身支度を整えると、家を飛び出した。愛車である赤い自転車に飛び乗って、川を目指す]

んー、風があったかいなー。
やっぱり春なんやね。
追試終了組のみんなも、春休み堪能してるんかなあ?

[風を切って走りながら呟く]


[学校の前を通りがかった。きっと今日も、追試組のみんながいるのだろう。
昨日まで、励ましあった相棒に、自分の声はもう届かない。
それでも]

楽しかった。おおきにな。
良い報告、待ってるからな。

[校舎を見上げて呟いて、自転車は学校を通り過ぎる]


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―河原の桜並木―

[追試中に溜まっていた仕事を粗方片付け、河原の桜の木の下で
煙草を吸って一休み]

あー、大分つぼみが綻んできたな。
見ごろまでもうちょっとかな?

[煙草をくわえつつ器用に独りごちた]


―河原の桜並木―

おおー! ええ感じやん!? これから見頃になる感じやん!?

[自転車をキコキコと漕ぎながら、蕾が膨らんできている桜並木に上機嫌。早咲きの桜は既にいくつか咲いている様子]

トニーにお弁当作ってもろて、みんなで来れたらええなあ!
……あれ?

[見知った姿を見つけて、目を見開いた]

おーい!
プリシラー!!


[聞き覚えのある声に呼ばれて振り返る。そして一瞬躊躇したがまだ半分以上残っていた煙草を地面に押し付けて消した]

よぉっす。ピッパ。今日も元気だな?
追試はどうした?サボりか?

[結構失礼な質問をした]


失礼な!! サボってへんわー!!

[消された煙草には気づかなかった。プリシラの前で自転車を止め、にやりと笑う]

うちも追試受かったで!
採点ミスって素敵やね!

[採点ミスで受かったと信じて疑っていなかった]


へー、ピッパ受かったんだ。とても意外。

[ピッパの答えに心底驚いた。
...は毎回追試にでている為に、このごろは追試のメンツを見て
誰が最後まで残るかだいたい予想が出来るようになっていた。
ピッパは最後まで残るだろう予想のトップツーの一人だったなんて
本人には決して言えなかったけど]

採点ミスでもなんでも受かれば官軍だろう。
つーか、まだ追試受けているヤツとかいんのか。

[結構、特進科組もいたから皆さっさと受かるのではないかと予想していたがそうでもないようだ]


どうなんやろ?
うちが知ってる時点では、アイリス、ポーチュラカ、リンダ、ヴェラ、トニーが残ってたけど。
誰か受かったんかなあ。

[プリシラの質問にはそう首をかしげた。とても意外、という言葉には別に目くじらを立てたりしない。
自分でもそう思っていたからである]

うん、受かってしもたらこっちのもんや!
ってわけで、うちはお花見の下見しにきてん。
みんなが受かる頃にはちょうど満開なんとちゃう?

[そう言って、桜の木を見上げた]


残っているメンツ、ほとんど特進科組の連中だな。
それってどうよ?「特進」というアイデンティティ崩壊じゃねえ。

[ピッパの口から出た名前に顔を顰めた。
先生たちもさぞかし頭が痛いことだろうと内心同情した]

そうだな。桜が満開になるころには追試も終わってるだろ。
「追試合格おめでとう花見」とかすればいい。
各自で酒やつまみ持ち寄ってさ。

[桜を見上げるピッパを目を細めてみた]


酒はあかんやろ、酒は!!

[すかさず突っ込んだ]

せっかく追試受かって進級できるのに、お酒で停学とか、下手したら退学とか勘弁やで。
それより紙飛行機やろ、紙飛行機!!
ここ、紙飛行機飛ばすのにも良さそうやない?

[上機嫌でぐるりと河原を見回した。ずうっと教室で缶詰だったので、開放感が半端ない]

せやねえ……けど、特進科には、うちらにはわからへん苦労があるんやない?

[なんとなく、赤点の守護者だったリンダを思い出した。あの時のリンダはとても楽しそうだった。
いつものリンダより、ずっと]


さり気なく言ったのに、耳ざといな。
しかたねーな。そこまで言うんだったら今回は酒抜きで我慢してやる。

[と言いつつ、そこまで残念そうな顔はしていない]

まあ、紙飛行機飛ばすのには最適だな。
遠くまで飛ぶだろうし。
でも、お前紙飛行機なんて持ってるん?

[追試会場にはプリントと言う名の紙飛行機の材料は大量にあったけれど、流石に追試が終わった今となっては何も持ってない]


じゃーん!!

[そう言ってポケットから取り出したのは、紙飛行機。追試のプリントで作った紙飛行機第一号である。
保健室でサボっていたテッドの頭に刺さった、思い出深い一品]

この紙飛行機はうちの原点やからな。持ってきた。

[そんな大層なものではないが、この紙飛行機をきっかけに同好会にまで話が膨らんだのだから、原点といえば原点かもしれない]

酒抜きで健全でもきっと楽しいって!
追試終了祝いやしな!

[そう言って、紙飛行機をひょいっと飛ばしてみた。
飛距離44(0..100)x1メートル]


持ってんのかよ!
お前、どこまで紙飛行機好きなんだよ。

[誇らしげに紙飛行機を出すピッパに突っ込まざるを得なかった]

まあ、酒がなければ楽しめないって言うのは全くねーけども。

お前、あの紙飛行機大事なモノじゃねーのか?
向こう岸まで飛んでいったけど。

[「ピッパの原点」が遠くまで飛ぶ様子に尋ねた]


うわ!!

[思った以上に紙飛行機は良く飛んだ。壊すのが嫌で、新しくプリントをもらいなおしたほどの、自分の原点であるはずの紙飛行機は、向こう岸にまで行ってしまった]

ど、どないしよ。
ここから一番近い橋って……4キロ先ちゃうん!?


紙飛行機を1:拾いにいく 2:諦める2ことにした。


……4キロ先か。無理やな……。

[がっくり。しょんぼりと向こう岸を見つめた]

……けど。あの紙飛行機は追試のプリント。
追試をクリアした今、うちの手を離れるべきやったんかもしれへん。

[うんうん、と頷いて]

いつまでも過去にしがみついてたらあかん。
ここから新しく始めるんや……!

[なんか理屈をつけた]


ドンマイ。

[向こう岸まで飛んでいった紙飛行機を、無理矢理諦めようとする
ピッパの肩をぽんぽんあやすように叩いた。
効果があったかどうかは知らないが]

わりい。アタイこの後用があるんだった。
これで失礼するぜ。

あ、花見の正確な日時わかったら教えてな。

[ピッパに自分の携帯のアドレスを教えると、
建ちあがってひらひらと手を振ってその場を後にした**]


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[プリシラに肩を叩かれて、はっはっは、と笑ってみせる]

紙飛行機同好会はこれからやしな。
よろしく頼むで!

[用がある、というのに頷いて、携帯のアドレスを交換すると]

りょーかい!
また連絡するわー!

[ぶんぶんと手を振って見送った]


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んー。

[プリシラが去った河原で、桜の木を見上げてしばらく考えた]

どうしよ、かな。

[お花見の下見はこれでいいだろう。後こなす予定のイベントは、買い物、ケーキバイキング、遊園地、カラオケ]

ヴェラとアイリス、上手くいったかなあ。

[自転車のスタンドを立てて、河原に座って目を細めた]

アイリス、二人で遊園地デートに憧れる、とか言うてたなあ。
うち、留守番やろか?


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