人狼議事


313 【完全RP村】朝焼けの穹に、さあ一杯。

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視点:


【見】 キンジン ソランジュ

─温泉、ぎるてぃ蒸しパンを食す─

[並べられた料理の中から、ふかふかの蒸しパン>>5:6を目ざとく見つける。

ふわふわと焼かれた素朴な味は好ましいものだけれど、はちみつの鮮烈な甘さを知っている身としては、やはり物足りなく感じるものだ。

むにむには、大変に罪深い生き物なので。

パンを半分に切ってもらい、そこにたっぷりの甘味をのせる。
はちみつとザラメ。バターはまた別だ。なぜなら。

トースター?何を!ここには鉄板があるじゃあないか!

バターを引いた鉄板に、パンを逆さまにして、じゅわり。
やがて星屑のザラメは融け焦げて柔らかい黄色の蒸しパンを彩り、それでも星屑の余韻を残して所々が煌めいている。

渡されるのを待ちきれずに鉄板からひとつ摘み取った]

(@0) akayume 2022/08/17(Wed) 16時半頃

【見】 キンジン ソランジュ

[多少熱いが、軟体がダメージを受けるほどではない。

鉄板から取るときに、掬い上げ纏わりつかせるようにしたキャラメルがとろりと滴った。
熱く溶けた星屑の煌めきは、水色に散ることはなく淡く消える。

たっぷりと感じられて広がるのは、少し焦げの交じる良い匂いと、強烈な甘さ。
しかし散って消える星屑のように、鮮烈な味はすぐに終える。

そうして最後に残るのは、バターを吸い込んでより引き立つ、柔らかくほのかなはちみつとミルキーウェイの優しい甘さだ。

瞬く間に消えた蒸しパンは、1つでは足りず。

やっぱり、そのままよりも、何か作ってもらう方が良い。
イナリに感謝しつつ、罪深い蒸しパンをまたひとつと味わうのだった*]

(@1) akayume 2022/08/17(Wed) 16時半頃

【見】 キンジン ソランジュ

─回想・その生き物は意思を持つ>>0:@3

[店員に拾われた水色の不定形生物は、そのうち、掃き掃除をする傍らで自分の身体にゴミを集めてはひとまとめに吐き出したり、落ちそうになった食器を受け止めて差し出したりと、店員の仕事を手伝うようになった。

見た目よりもたいぶ賢そうなその生き物は、お手伝いの直後には近くによって何かしらの食物をねだる仕草を見せた。

あげられる物の大半は、店では出せないと店員の口に入ったり、時には廃棄されたりするような部分なので特に問題とはされなかったが。
施される食物の味を覚え、だんだんとおねだりの頻度が増えていくのは誰からもわかったことだろう]

(@5) akayume 2022/08/19(Fri) 01時頃

【見】 キンジン ソランジュ

「お?なんだ水色、また来たのか?」

[すっかりキッチンの隅に居座るようになった水色の塊は、自分のことを呼ばれた事に気が付いたのか、声をかけた店員の方に寄っていく。

むにむにと這いずって、声をかけた相手に寄っていく様はどこか微笑ましく見えるだろうか。

留まる水色の上にぱらぱらと落とされたのは、ナッツの欠片。
ちゃんと食べられるものではあるが、砕けて箱の隅に溜まっていた、お客様には出せないものだ。
更に砕いてアイスなどのトッピングにしたりはできるが、店員達のつまみになる事も多い。

餌を貰って蠢く軟体生物に、様子を見たのか通りがかった他の店員も声をかけてきた]

(@6) akayume 2022/08/19(Fri) 01時頃

【見】 キンジン ソランジュ

[そうやって一日バックヤードを動いていれば、様々なものが水色に溶けるのを見られたはずだ。

うっかり崩れたスプラッシュピーチの実を半分。
皿に残されたチーズ片を1つ。
フライパンに余った黒星パスタソースをひと掬い。

それから、お客様から頂いた差し入れの菓子を一粒。

それが落とされた時に、不意にその動きが固まったことに気がついたのは、どれほどいたか]

(@7) akayume 2022/08/19(Fri) 01時頃

【見】 キンジン ソランジュ

[ゆっくりと、うごうご蠢いて。

じゅわり。

小さな菓子は、水色の身体に拡散することなく小さく直ぐに融け消えた]

「もう食べたのか。お客様からの頂き物だし、俺の分もいるか?」

[完全な善意から落とされた、追加の菓子。
それはいつものようにぽとりと水色に落ちていくと思われた]

むにょり

[凹んで、そのあとひょいと出っ張る。
落とされたそれは、落とした店員の元に逆戻り。
予想外の反応をされた店員は、わたわたとどうにか菓子をキャッチした]

(@8) akayume 2022/08/19(Fri) 01時頃

【見】 キンジン ソランジュ

……美味しくなかった。要らない。

[拗ねるようにむぎゅりと床に広がる姿は、列車で初めて披露したものだった。

どうやら美味しいものだけが貰えるわけではない。
けれど、このままペット風に振る舞ってたら、選り好みはできない。

そんな事を察した軟体が本性?を表し、意図的に店員とコミュニケーションを取るようになったのは、それから直ぐの話*]

(@9) akayume 2022/08/19(Fri) 01時頃

【見】 キンジン ソランジュ

─浮かび発つ時、再びの朝焼けの時間に─

[闇夜が薄れ始めた頃。
温泉や食事、ゆったりとした時間を皆が十分に楽しんだのを見計らってか、列車は再び宇宙へと発つ。

宇宙に近付くにつれて水平から弧を描くようになる穹に、この星を照らす恒星の光が再び射し込むのが見えたことか。

降り立って見た時とは異なるが、再びの朝焼けもまた美しい。
珍しい星での1日の後だからか、来てすぐの朝焼けの時間の慌ただしい忙しさ>>1:@33よりも、Barはこころなしか少しだけ静かに感じたかもしれない。

それでも勿論完全な静寂などではない車内を、ときに皿やグラスを載せて水色が這いずる]

(@24) akayume 2022/08/21(Sun) 11時半頃

【見】 キンジン ソランジュ

[皿を下げて来たところで、カウンター越しに声をかけられる。
3番テーブルのお客様に運ぶように伝えられ、トレーに載せられた数杯のカクテルは同じもの。外の穹の色だ。

上から注がれた宇宙の帳。
真ん中に浮く恒星の橙の光。
底はまだ光が届かない暗い大地。

……違う。底が暗く見えるのはグラス自体の色だ。
上手く覗き込めば、薄い緑色の中には、赤と金と白。


少し不思議がるような動きをとらえたのか。
お前に言ってもお客様に説明はできないか、と笑いつつも丁寧に教えてくれる]

(@25) akayume 2022/08/21(Sun) 11時半頃

【見】 キンジン ソランジュ

[光を呑むコスモキュラソーを上から注ぐことで、明星の光をグラスの中に閉じ込めた。
光が綺麗に浮かんで見えるように、新鮮な大気で割った薄いウォッカ。

混ぜたり上部を飲み切ると光が逃げて、グラスから出たらすぐに消えてしまう。
一息で光を飲む人も多いけれど、宇宙を破って光がグラスの外に溢れるのも美しい。
淡い光を好きな楽しみ方で飲めるように。

底に沈められたのは、比重の重いブラックホールの湧き水で抽出したミントン水に、赤い花のシロップと、蜂蜜。それと、半透明の小さなゼリー。

……………。]

(@26) akayume 2022/08/21(Sun) 11時半頃

【見】 キンジン ソランジュ

「それは貝じゃなくて発酵果汁だからな」

[貝じゃないらしい。

濃くも丸く尖らないキュラソーと、
底に沈められた様々な味はミントン水で甘くなりすぎないように纏められて、さっぱりとした後味になるだろう。

度数はそう高くないだろう一杯は、一日楽しく飲んだ客への、酔いを労る優しさもあったかもしれない。

大地があるから朝焼けが見られる。
それならこれも朝焼けの穹に相応しい。

穹の下は楽しかったか?という問いかけに、水色の塊はむにりと弾んで返した。

悪くないカクテルを、車内の他の客にも見せるように宣伝しながら、注文者の元へ届けただろう*]

(@27) akayume 2022/08/21(Sun) 11時半頃

【見】 キンジン ソランジュ

─閑話・小さな空き部屋で─

[また来たの?と、幾度の来訪にも特に嫌そうな様子はなく、ひょっこりお出迎えして。

来訪者が構わずに寝ようとする>>40なら、そこは寝るとこじゃないよ、とマットレスやクッションの上に押し上げようとするか。

元より、軟体が生きる上で休眠はそこまで必要ないのだ。
最初こそ丁度意識を落としかけたところで、うまく覚醒していなかったけれど。
意識のシャットダウン自体は本来十数分だけで済むものだ。

戯れに自分の意識も共に落としてみたり、小さな寝息を聞いたりしながらも、傍らに眠る傭兵が自分の動きで目を覚まさないように。
身動ぐことはなかっただろう。

相手が軟体生物のそんな生態を知っていたかどうかは分からないが。
その来訪によって軟体が眠る時間は明らかに増えていた]

(@28) akayume 2022/08/22(Mon) 03時頃

【見】 キンジン ソランジュ

[幾度目かの目覚めどき、共にいた相手が覚醒したのに合わせて水色も動き出す]

「ここは居心地がいいな。」

[むにむに動いて身体を解していたところにかけられた言葉>>41

むにむにの側がって事か!と、どやった後。
ふと、そういうことじゃあなさそうだと気がついた。

水色の塊は、時に宇宙嵐に飛ばされたり、宇宙船に(気付かれないように)相乗りしたりと、美味しいものを求めて宇宙を放浪していた。

そうやって偶然の末にたどり着いたこのBar。
居る時間で言えば生まれた場所以外だと、ここにいる時間が一番長いかもしれない。故に。

美味しいものだけを求めて、ふらふらと移動して生きてきた生物。
それでも『居心地の良さ』というものを、ほんの少しだけ分かったような気がするのだ。

少しだけ考えて、小さく縦に弾んださまは、人が頷くのと同じに見えただろうか]

(@29) akayume 2022/08/22(Mon) 03時頃

【見】 キンジン ソランジュ

[赤い目は、水色の身体につやりと反射して瞳の主を見返すか。

身体の中に沈めたままの通信機から、身体の外に音が漏れることはない。
しかし、その声>>42はしっかりと聞こえている。

思念波を読み取るような装置は、軟体が拒否した。
拒否の意だけを伝えて放り出した事は、一部の店員ならば知ることだろう。

代わりに受け取ったのは、いくつかの小さなボタンが付いた古めかしい仕組みのものだ>>1:@11>>1:@57

設定された相手の波長にしっかりと合わせて、ぽちりと緑色─返事や了解を示すボタン─を押した。
通信先には、小さくその意を表す音がなることだろう。

通信を受けて返事はするものの、自分から何かを発しはしない。
不定形の生き物が傭兵に何かを送ったのは、これが初めてだったかもしれない]

(@30) akayume 2022/08/22(Mon) 03時頃

【見】 キンジン ソランジュ

[緊急手段のためとしてか、一定のボタンを押しながら念じれば声に変換される、という機能も一応は搭載された。

それを説明されて受け取りながらも、水色の塊は何を思うか、何かしらの言語を自分から伝えることをしようとしない。
店で言葉として唯一伝えたのは、自分を示す名前だけだ。

通信の声は聞こえている。
なので、聞こえた、の返事をした。

そのあとに、少しだけ間をおいて。
赤色─取り込み中や拒否を示すボタン─を短く押す。
どう受けられるかは相手次第*]

(@31) akayume 2022/08/22(Mon) 03時半頃

【見】 キンジン ソランジュ

─車両内キッチン、クリオネ調理時─

[いつの間にか隣にいた同僚>>5:102に、意外と悪くなかったよ!と弾む。
ぱたぱたとコンロや調味料、時には似た食材を指して感想>>5:@10を伝えていった。

軟体と疎通がうまい店員が作り上げたスタミナ炒め。
興味深げに覗き込み>>5:103、口に入れる>>5:104
その様子を、水色の塊も傍らからちらちらと見守り。

そうして、何かしら呟いて別の料理を口にする>>5:105のを見てから、自分も作られたばかりの料理を少し取り分けてもらう。

むにむになりに、イナリが食材を避ける様は気になっていたらしい。

その手でつくられたものに、今のところハズレはない。
後にも大量に余るだろうクリオネの身が、近い未来にBarで提供されるのを、その試作品を貰えることを楽しみに思い描いて*]

(@32) akayume 2022/08/22(Mon) 05時頃

【見】 キンジン ソランジュ

─温泉地、湯の傍らで─

[温泉で巻き起こるちょっとした戦闘?の前か後か。
意気揚々と食べ物をもらっていた軟体は、声をかけられて>>5:111ひょこりとそちらを見た。

クリオネだけではなく、焼けた肉や野菜、珍しいところだと菓子なんかが刺された串も確保している。
ご丁寧に皿にのせられて、焼きたてほやほやだ。

………、………。

特に欲しがる様子を見せられたわけではないけれど、少しだけむにむにうごうご。
そうやって迷う素振りを見せて。それから。

よく焼けたクリオネ串と、虹マシュマロ串のふたつを取り、赤い花のお客様へと渡そうとしただろう*]

(@33) akayume 2022/08/22(Mon) 05時頃

【見】 キンジン ソランジュ

─人知れず花は開く─

[ひとつ、またひとつと宇宙をゆく乗り物が、生き物が、店を離れた。
その様子を近くで見送ったり、遠目にとらえたり。

またの来訪があるお客様も、もしかするともう来訪のないお客様もいるのかも。

宇宙から遠ざかった非日常を後にして、その時間を共有した者達をまたにして、Barは再び宇宙を漂う常へ戻る。

変わり続けるが変わらない宇宙空間で、流れるのは心地良くどこか緩やかな日々。
ちょっとしたアクシデントやトラブルなんかも挟みながらも、それは概ね問題とはならないはずだ。

美味を求めて客や店員と接して、水色の塊はまた新たな味を知る。
チップやおこぼれを貰って喜びに揺れ、居心地の良い日々を飽きることなく過ごすのだろう]

(@45) akayume 2022/08/23(Tue) 08時頃

【見】 キンジン ソランジュ

[水色の塊が寝床にした空き部屋。
貰った食べ物やお酒は増減に絶え間ない。
食こそが全ての生態なので、それは当たり前の事だろう。

そんな一山から少し離れた隅に置かれる小さな器の中。
活けられた蕾は、少しの時を経て鮮やかに開いていた。

それに対して軟体が何を思ったのかは、自身だけにしか分からない。
それはもしかすると、何時ものお取り置きの延長なのかもしれない。

置かれた器の中に既に水はなく。
花は水分を失って乾いている。

しかしそれはただそこに放られた結果ではなく、手を加えて意図的に形を保たせたようだ。

不思議と褪せない赤い色合いは、彩りのない部屋の中にほんのりと甘い香りをただよわせている。**]

(@46) akayume 2022/08/23(Tue) 08時頃

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