173 【突発RP村】夢の通い路
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― 格子状の部屋 ―
[部屋の真ん中で大の字になって横になっていた。 いつの間にか、電話ボックスのような格子状の部屋に居た。
真ん中に置かれた低く背もたりのないベンチ。 起き上がると、考える人のようなポーズを取る。
どのくらい時間が経ったのかは解らないが、とりあえず気を保つことには成功した。]
(18) 2014/04/21(Mon) 22時頃
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美術家 ギネスは、メモを貼った。
2014/04/21(Mon) 22時頃
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[いつからそこに居たのだろう。 いや、いつもそこにいるのだろう。 女主人は、ベンチに座っている男の隣に座っていた。 煙管が紫色の煙を吐いて、ゆるく立ち上っている。]
何を考えているのかしら
[ここは夢、ここは幻。 同時にいくつも存在し、同時にいくつも現れる。 そんな場所なのだから。]
(19) 2014/04/21(Mon) 22時半頃
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[何時のまにか女主人が現れていた。 大根役者の如く冴えない表情をくるりと変える。]
見つかった、あまりいいものではないが、見つけたよ。 ―15年越しのとっておきの後悔だった。 [整理がつかない、と言うのを自らの体で避けるような、明るそうな表情でそう言った。]
(20) 2014/04/21(Mon) 22時半頃
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[アイスコーヒーを一口、息を吐く。 ガムシロップの甘さと、氷の冷たさは、心地好い。 気付けばまた俯きがちになってしまっているだろうか。
ドアベルの音がすれば、新たに訪れる者へ、>>+1>>+10 何気なく視線を向けてみる。]
(+17) 2014/04/21(Mon) 22時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/04/21(Mon) 22時半頃
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蛍石…綺麗だな。 俺みたいに身軽…なやつか。 また何処かで出会えたらいいな。
[>>+15彼女にそう伝えて手を洗い先に着く。 そして灰皿を受け取り>>*1 注文を決めようとマスターの顔を見る。]
あぁ…あんただったのか。 そうだな…鯛茶漬けを一つもらえるか?
(+18) 2014/04/21(Mon) 22時半頃
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そう
[とっておきの後悔だと、語る男。 それはそうだろう。 直視したい思いなら、それは忘れたりはしない。 無くしたりしない、失ったりしない。]
でも、取り戻したのね
[それでも、取り戻すべき想いがあるから。 人は、ここへやってくるのだから。]
時間は戻らないわ 戻ったように、錯覚させることはできるけれど 過去は変わらないわ 変わったように、錯覚させることはできるけれど
(21) 2014/04/21(Mon) 22時半頃
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そうだな。 過去は変わらない、それはきっと皆々同じなのだろう。 運悪く、2度掘り起こしてしまったということだ。
[同じように集まってきたのだろう、出逢った皆々を思い出しながら。]
(22) 2014/04/21(Mon) 22時半頃
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ああ、大丈夫だ。過去に戻って変える気は今更無いよ。 自己満足なら、もっと前向きにやりたい気分だ。 戻ったらやりたいことが出来たしな。
[口元を緩ませながら、女主人にそう言って。 お世辞にも美味いと言えない歌の1フレーズを口ずさむ。
無意識の気恥ずかしさの咳払いは忘れずに。]
(23) 2014/04/21(Mon) 22時半頃
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[彼女の言葉>>*1に、ええ是非、なんて返していると現れる男の影>>+10。身なりは怪しいけれど店主が受け入れ、どうやら知り合いもいるようで。遠巻きに見ながら珈琲を口にする。
話している二人も何処か見覚えがある気がしたが、はっきりとは思い出せず。無関心を装いつつ、その姿もどこか楽しげに笑っていた。]
(+19) 2014/04/21(Mon) 22時半頃
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今日日 ファーストフードでも長居は追い立てられるからな。
ルノアールのような旧き喫茶店はそうないって事か。 今はどうか知らないがね。
[期間限定という話>>15を興味深く聞く。元はと言えば別の疑念から産んだ問いであったので聞いた事に深い意味はなかったかも知れないが、疑問が晴れるのは心地が良い。]
(24) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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Ah ふむ、そうなのか。それはとんだ見当違いをば、か。 ひゃっひゃっひゃ、まーあ、 そういう話はせめてリチャード・ギアかブラッド・ピット辺りでないと駄目かね。
[探し物に関して、そう言われれば>>16、手のひらで自分の目元を隠して大口を開けて笑う。]
オーケイ。わかった。 探し物を見つける事は得意ではないが、此処で見つけられるのなら他所でも見つけられるだろう。
[彼女の言う現世のお店、探し物、その言葉>>16について納得の受ける説明を受ければ腑に落ちたとばかりに何度も頷いた。目元には興味の色を前以上に湛えていたが。]
(25) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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おや、これは可愛らしい花だな。 なるほど。花火みたいだ。
[忘れるという選択肢はないかのように、当然と言う顔をしながら、その伸びやかな光沢を帯びた桃色の花弁の花束を受け取った>>17。それがネリネの花とは知らなかったが、自ら問いかけはしない。]
んじゃ、ま、日曜午前八時(ヒーロータイム)は閉店終了。 名残惜しいがディナータイムも、お開きとするとするか。
[そう言って立ち上がると、わざわざジェニファーの部屋のドアの方まで花束を抱えたまま歩き出し、ドアを開ける。]
お付き合い、ありがとうな。 また、会うわ。
[ドアを潜る際、一度だけ振り返って]
(26) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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どっかで、な。
[歯を零しながら、笑ってドアを閉めた。**]
(27) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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そう、それならいいわ
[過去を変える気がない、という男に笑って。 彼が口ずさむフレーズを聞きながら。]
もしも、過去を変えずにやり直したいのなら 行ってみるといいわ、直接 案外、出会えるかもしれないわよ
[そんなことを、呟いてみる。]
何か持って帰りたいものがあるのなら 持ち帰らせてあげるけれど
(28) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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ん、あぁ…悪い。 でも何か食べたくなって、な。
[謝りながらも手際よく用意してくれている彼女を見つつ、材料があることに少し謎の感動を覚える。 ホカホカの茶漬けが置かれる。スプーンでひとくち…]
うん、あつうま。
[ふと視線を感じ>>+17こちらも視線を向けてみる]
(+20) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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うーん、絶対に面白いと思ったんだけどなぁ。
[映画の帰り道、隣にいる誰かと話している。 その手に握られたパンフレットには『仮面ドライバー』と書かれていた。 外国の人気特撮ドラマをリメイクした上でアレンジにアレンジを加えたものらしい。 候補に挙げられたいくつかの映画の中から、ピンときたから選んだと言うのに、自分も、隣にいる誰かも、評価はいまいち。]
たぶん、元の方が面白かったんだよ。 不発、よくあるよね、うん。
[なんとなく必死に取り繕った。 絶対面白いはずだった。 間違いなくそうだと、信じていた。]
(+21) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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[隣にいるのは"あの人"。
あの後、起きてから『もう少し待って』と伝えた。 気持ちの整理が付かなくて。 でもどうすればいいかわからなくて。 逃げ出してしまったから、ちゃんと自分の気持ちを素直に説明した。
少し困ったような顔をした彼は、もうすぐ都会に引っ越すのだと笑った。 今までのように頻繁に会えなくなる、だから告げたのだと。
『会えないのはやだ』
口から出たそれは単にわがままだったけれど。 彼はそれだけで十分だって言ってまた笑った。]
(+22) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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それじゃぁねー、ばいばーい!
[用があると言われ、駅に着く前の交差点で別れる。 今日は1人で彼の街に遊びに来ていた。 映画を見る約束で。 電車に揺られて1時間半の街。もう、何度か来ている。 兄からはデートかとからかわれるが、いつも真っ赤になって違うと言う。 …実際は違わなくはないのだけど、恥ずかしいのだ。
髪はまだ短いまま。その方が落ち着くから。 服装も相変わらずのズボン。彼が好きになったのはそのままの"僕"だから。
でも、花の髪飾りに合うように、服の色見を明るくしたりして。 ちょっとだけ、気を使う。 似合うだろうから、って言ってくれた髪飾りはお気に入り。]
(+23) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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[駅へ向かう途中、不思議な感じがして、店の前でふと立ち止まる。]
ひまわり?
[それが店の名前。 時計を確認すると、次の電車まで時間はまだある。 惹かれるように扉を開けた]
(+24) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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[何気なく耳に届いたやりとり>>+13>>+14に、 テーブルを這っていた視線を天井に投げる。
おかしいな。 新しく増えた顔も、 どこかで会った事があるような気がするし、 彼らの会話も、どこかで同じ様な事があったような、 そんな感覚。]
――――。
[なんだか小説の中の夢物語のような気がして、 吐息ともほほえみともつかないため息。 ただ、少し懐かしいような気がして、口元が緩んだかもしれない。]
(+25) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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ふむ、ここの記憶がある程度持ち帰ればいい。 …いや、そうだな。 こんなこと早々ないし、折角だから我侭言ってみよう。
[思いついたように言う。 チャンスはまた来るとは限らないのだから。]
もし可能なら― これとこれを持ち帰っていいかな?
[一つは、時刻表。ビニールのファイルに入った時刻表。 バスの運転手が前に置いて使うような、そういった代物だ。
もう一つは木苺。 ヘビガライチゴという種類のもの。 自分のハンカチにそっと仕舞われたものだった。]
(29) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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ふふ、時は流れるものよ 古き良き時代は、戻ってこないわ
[追い立てたいわけではないのだけれど。>>24 とどめることは叶わぬと、知ってもいるのだから。 それはそう言う理なのだと。]
美形ならいいわけでもないわよ? 連れて歩くのなら、美しいモノの方がいいけれど 隣にいるのなら、それ以外のものも大事よ
[そんな冗談を飛ばしながら。 彼が受け入れたお願いに、小さく笑う。]
(30) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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ええ、また会いましょう どこかで、きっと
[そうして見送る、出て行く男。]
(31) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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[再び聞こえたドアベルの音>>+24、 あんまり流行ってる様には見えない喫茶店だけど、 にわかに賑わってきたようだ。
それでも、雑多な喧騒というよりは、 どこか、暖かくて優しい。
きっと此処に流れる時間は、緩やかに暖かいものだ。 そして、自分にとって、この時間は必要なものなのだろう。]
(+26) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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記憶は、わからないわ それは貴方自身の問題だから
[それでも、我が儘をと告げられた言葉に。 一つ、頷いた>>29]
ええ、いいわ
[彼がそれを持ち帰りたいと願うなら。 目覚めた時に、それは当然のように。 彼の手元に残るものだろうから。]
好きなだけ持ち帰って頂戴
(32) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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忘れてたまるものか、だ。
[微笑とともに、テイクアウト品を入れる箱を手に取る。 >>32その言葉を受け、椅子の上に置いてあるそれを取る。 年季の入った時刻表、しっかりと手に取る。
もう一つは、力を入れるとつぶれてしまうもの。 そっと手にとって、仕舞いこんだ。]
(33) 2014/04/21(Mon) 23時半頃
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此処に来て色んなものを得ることが出来た。 改めて、礼を言いたい、ありがとう。 それではお暇するよ。
[格子状の窓の先には、街中をバスが走っている風景がある。 ここはかつてバスの終点にあった待合所を模した部屋。 乗り継ぐために、ここに暫く留まった記憶がある。
バス停とは逆側にある扉を開けた。 その先に向かって、一歩歩く。
最後、振り向いてもう一度だけ、窓の外を見る。 視界に最後に映った景色は―]**
(34) 2014/04/21(Mon) 23時半頃
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美術家 ギネスは、メモを貼った。
2014/04/21(Mon) 23時半頃
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お礼を言われるような事ではないのよ
[彼が扉をあけるのをみる。 ああ、これで最後のお客だ。]
これからも、頑張って
[そうかける声。 そして、いつもの静寂が帰ってくる。]
(35) 2014/04/21(Mon) 23時半頃
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[扉を開けると、店内には既に何人かの人が思い思いに時を過ごしていた。 コーヒーを飲む青年>>+26と目が合うと会釈をする
―――今日は、眠くないのかな
ぼんやりとそう思った。 根拠はなく、何故そう思ったのかよくわからない。 だから、口には出さずに。]
(+27) 2014/04/21(Mon) 23時半頃
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美術家 ギネスは、メモを貼った。
2014/04/22(Tue) 00時頃
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こんにちは。
[目が合って、会釈されれば>>+27、にっこり微笑んでみる。]
うん。やっぱり、 そういうのも、似あうね。
[花の髪飾りが目に留まって、 何故だかわからないけど、そんな言葉が口を吐いた。]
(+28) 2014/04/22(Tue) 00時頃
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