17 吸血鬼の城
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[吐き気がするくらい嫌な臭いだったはずなのに、何故今はこんなに良い香りなのだろう。 甘い、甘い味と共に感じるのは血を分け与えられたときに感じたあの痺れるような快楽]
[ああ、美味しい。渇きが癒えてく――夢中で血を啜って……はっと我に返る。]
……っ、い、イアン、さんっ……?
[慌てて全く力の入っていないイアンの胸に耳を当てる。鼓動が聞こえる――]
よかった……大丈夫、だ……生きてる……!
[ごめんなさい、ともう一度小さくつぶやいて抱きしめて。涙が零れ落ちる。 ああ、飲んでしまった。ヒトの血を……同じ。これで同じ。自分も、姉を殺した化け物と同じ――あきらめのような笑みをうかべ]
(116) 2010/06/25(Fri) 03時半頃
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良家の娘 グロリアは、奏者 セシルの言葉はもう耳に入らず、一心不乱に演奏を続けた。
2010/06/25(Fri) 03時半頃
良家の娘 グロリアは、記者 イアン達の存在すら忘れ、自欲のままにその時を過ごす。
2010/06/25(Fri) 03時半頃
良家の娘 グロリアは、水商売 ローズマリーへの望みの話の続きの事も、求める事が無いままに…**
2010/06/25(Fri) 03時半頃
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>>113 [女が口ずさむ、 同じ傷を負うことを願うその詩句を。 置き去りにされた罪深き者――
白薔薇はただ、それが選ぶ選択に興味があった。 告げられた言葉に、ふと赦しの言葉を思い出す]
――自分からは死なない。 つまり、自死を選ばずに生きる。
それが、罰だと仰られるのですか?
[しかし問いに答えは返らない]
(117) 2010/06/25(Fri) 03時半頃
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― 書庫 ―
――…求められていたのは同胞として。 何を錯覚していたのかしら。
[独りになった零れたのは情けない声。 きっと今自分は情けない顔をしている。 はぁ、と溜め息交じりの吐息を零し 忍ばせていた花の髪飾りをその胸に抱く]
これを私が持っている資格なんてないわね……。 せめて貴女の形見をこの城の外へと思ったのだけど
[誰かに託す以外術など見つからず されど託す相手も、思い当たらずに。 全てを裏切った女はごめんなさいと小さく謝罪を繰り返す]
(118) 2010/06/25(Fri) 03時半頃
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水商売 ローズマリーは、良家の娘 グロリアの奏でるオルガンの音色に思わず泣き出しそうな顔をして。
2010/06/25(Fri) 03時半頃
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……イアンさんをこのままにしておけない。
[影に命じて自分の血に染まってしまったシーツを取り替えさせて、その上に寝かせる。同じく吐いたときに汚れてしまった服をどうしようかと思案しているところにベットの脇においてある服に気がつく。]
……。
[服の代えは持ってきていない。あまり窮屈なら着られないと思ったが、そうでもないらしい。白いシャツと、黒いベスト。スラックスと、それからリボンタイ。]
……ちょっと黒の従者さんの格好に似てる、かな。動きにくいよりはいいけど……
[どうやら自分は鏡には映るらしい。……似合わない、とぼやいて――首の火傷の痕に気がつく]
……従者さんたちの首輪みたい。
[先ほど自分で自分を咬んだときの傷跡はすっかり消えている。この分では消えないか、消えてもかなりの時間がかかるのだろう。手荷物の底の方から包帯を引っ張り出してきて首に巻く。]
(119) 2010/06/25(Fri) 03時半頃
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水商売 ローズマリーは、本屋 ベネットという新たな眷属に一瞬思いを馳せ――
2010/06/25(Fri) 03時半頃
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……うん?!何、これ。
[首にばかり目が行っていて、気がつかなかったらしい。目の錯覚かと鏡を凝視する。が、やはりそのままで]
……髪の色が……
[瞳の色が血の色へ、髪が城主のような銀色へと変色している。銀で火傷したばかりなのに銀色とは、何の皮肉か。しばらく見ていれば徐々に髪色も瞳の色も元に戻っていき、ほっとする。]
……なんだろう。
[髪を一房つまんでみるが、やはり今は何時もの茶色だ。]
わけがわからないよ……
[ため息をつくとイアンの隣に椅子を移動させて座り。目を覚ますまでは其処に居ようと*決めた*]
(120) 2010/06/25(Fri) 03時半頃
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[手にした記憶はとても大事だったもの。 思い出すだけで胸が苦しいのは 戻れぬことを嘆いてのことか それとも、罪の意識からか――。
銀細工の羽も幼馴染の妹姫と同じ場所に眠る]
――…嗚呼。
[壊れてしまいたいのに壊れることも選べずに。 愚かな魔性はゆるゆると首を振る。 それは子供がいやいやと駄々をこねる仕草に似ていた]
(121) 2010/06/25(Fri) 03時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/06/25(Fri) 04時頃
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[それは魔の聖堂にて響くには、 いささか不釣合いなほど甘く切なげな旋律。
けれど白薔薇は恋など知らず、 淡く、少年の日、年上だった彼女を思い出せば、 あとはただ、残された我が身を思う。
ひと時だけでも救えたのかもしれなかった友人を、 憎しみのようなものを残していったあの男を、 そして立ち並ぶ墓標に知った深い孤独を思って――]
お役に立てたのでしたら、何より。 ――あなたに慈悲が訪れますように。
[彼女には届かないと知りながら告げて 白薔薇は御堂を後にした――狂気の揺り篭を手にすべく]
(122) 2010/06/25(Fri) 04時頃
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−墓場>>90− ああ。そうだ。 ヒトは殺すわ、ヒトは死ぬわで、何時だって大騒ぎさ。
……そうやって殺し合って生きてくうちに、いつしか俺は「死の瞬間」ってもんに興味を持つようになってな。
死ぬ程の痛みってのは何だ? 血が失われていく瞬間は?意識が途切れる瞬間は?肉が貫かれるってのは?……挙げたらキリが無いくらいに不思議で堪らないモンで渦巻いて来るんだ。
[従者は、ドナルドに入れ墨を触らせながら、熱を帯びた声色で話し続ける。]
そして……ある日、偶然、ここの窓辺で見たのさ。 「究極の死の形」をね。
(123) 2010/06/25(Fri) 04時頃
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[城主に望まれたのは 死を望む隻眼を死から遠ざけること。 否、眷属と変わることは人としての死を意味するか。 けれどそれをドナルドが如何受け止めるかなど分からず]
――…如何して、迷うの? 私は……決めたはずなのに……
[自嘲的な笑みが浮かんだ]
嗚呼……、こんな姿、 誰にも見せられない……。
[自らを省みて女は影を伴い部屋へと戻る**]
(124) 2010/06/25(Fri) 04時頃
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−墓場−
その瞬間は、とてもとても「美しい」ものだったさ。俺が齎す死なんざ、ただの作業にしか見えないくらいに。
[一歩、一歩、足を進める。]
薄れゆく血の気、痛みに堪えるような声、それでいて呼吸は熱く、浮かべるは恍惚の笑み……
「死」の瞬間をどのようなものだと想像しては頭がはち切れそうになる俺の頭から、吸血鬼が齎す「死」とはどういうものなのかが離れなくなったんだよ。
ああ、そうだ。 「痛み」は自分が生きている「証」だ。 皮膚に、神経に、粘膜に、刹那の痛みを得ることは、痛みを感じる肉体が今ここにあるということ……そしてそれは、俺にとっての究極の「生きている証」なんだ。
それのデカくてダメージが積み重なったモンが「死」だなんてことはまずありえない。
死には、もっとどうしようもない絶望感があるはずだ。逃げ出したくても逃げ切れぬ恐怖の対象であり、絶対的で、狂おしく、熱の帯びた瞬間……!
それが、「死」…… 己の命を弾き飛ばす、「生涯一度しか味わえない」瞬間なんだ……!
(125) 2010/06/25(Fri) 04時頃
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―最上階・城主の間― [御堂を出れば、白薔薇はただ思いのままに駆け出して、 振り乱される髪もそのままに、城主の間へと向かう。 その扉が己が為に、開かれているはずだった。]
―――……、 もう、忘れてしまいたいのです、
死することなど適わないのなら、
己の心乱す記憶など――……
[震える声音の白薔薇、天上の青は濡れた眸に雫を浮かべて、 部屋が主に縋るように闇の褥へとその手を伸ばす**]
(126) 2010/06/25(Fri) 04時頃
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−墓場 >>106−
ただの自分勝手なスピーチに、感謝される覚えは無いが……まあ、アンタが落ち着いたとかいうのは「この城の従者として」は至極幸甚だな。
[煙草の火を揉み消し、吸い殻をズボンのポケットの中にしまった。]
そうか。アンタは大切な人間とかいうものを、先に置いて行くことを選ぶクチか。俺は否定しねえよ。アンタの選択だ。
先にスパっと死んでも、嘆き悲しんだ後でグダグダ死んでも、利己的な人間は利己的なまんまだ。
だから、アンタは己の好きな道に行けばいいさ。
[死にたいと告げて晴れやかな表情になるドナルドを、不思議そうな目で見つめながら、片手を振って見送った。]
(127) 2010/06/25(Fri) 04時半頃
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−墓場−
[男には、「孤独」というものの正体が分からない。家族といったらマフィアの「ファミリー」がそれに近かったかもしれないが、それを照らし合わせてもピンとこない。構成された理由や理屈が違うから、当たり前かもしれないが。]
「おいていく」……「置いて行く」。
[殺し合いの世界で生きる以上、家族のような『後ろ』を取られることはデメリットに近いせいか、彼はそれを得ようというイメージなど持ち合わせていなかったのだった。]
ああ……この墓標は、旦那様にとっての……
[服装を整え、眼鏡をかけ、いつもどおりの「黒薔薇の従者」の姿に戻った。 目の前に並ぶ墓標の全てが、城主の記憶に繋がっているのかもしれないと、彼は朧げに思ったのだった。]
[ほどなくして、樽バケツと雑巾を手にして、墓標を磨く作業に*戻った*]
(128) 2010/06/25(Fri) 04時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/25(Fri) 04時半頃
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―→城門前― [霧の中に聳える門は不思議な程、存在感がない。 これが外界と城をはっきり区切っているのだと理解できないほど。
工夫を凝らした門の装飾の向こうには、相も変わらず霧の海が広がっている。 しかし外海へとでては行けないのだ、吸血鬼に許されない限り。]
皮肉なこって。篭に入れられたカナリヤってのはこんな感じなのかね。 [紫煙を霧に混ぜ込みながら思い返すは、自ら望んで篭に入った黒い薔薇。]
(129) 2010/06/25(Fri) 06時半頃
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―回想:墓場― [>>123>>125 話を聞きながらも表情は苦いものに変わってゆく。 それもそう、男が死を望むのは痛みを知りたいのではないのだから、理解しえるものではなかった。
語る従者は次第に熱が入っていく。 その様子は傍らに座る男には分かりやすい。]
…倒錯的な、死への入れ込み具合だ。 あんた知的好奇心溢れるマゾヒスト? [心なしか皮肉めいた物言いになるのは男の癖。 それ以外紡ぐ言葉は見つからず、男は元マフィアの側を離れることにしたのだ。] ―回想終了:城門前―
理解出来ねー。 [思い返してはまた、そうボヤいた。 煙草を吸い終わるまではそこにいた**]
(130) 2010/06/25(Fri) 06時半頃
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―最上階・私室― [天蓋のベッドに寝そべり、独り城に満ちる絶望の味に酔い痴れる。 其の中でもがくもの 其の中でただ立ち尽くすもの 目的を見出したもの 目標を見失ったもの]
――…嗚呼、ひととはなんと 愚かなのだろうな?
お前も
[扉を潜り部屋へ踏み入った白薔薇を手招く]
充分に私を愉しませてくれた。 さあ、褒美をやろう。 煩わしいひとの記憶など全て捨て去ってしまえ。
(131) 2010/06/25(Fri) 09時頃
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[腰紐を解き、夜着を乱す。 肩にかかる銀糸を掻き払い、象牙色の肌を、首筋を露にした。 其処に触れるまだ若い牙を感じながら 己もまた目前の白い皮膚に唇を寄せる]
ひとときの夢は終わる。 次に目覚めた時、お前は愚かなひととの繋がりを全て断ち切り 生まれ変わるのだ。
[闇の褥にふたつの影。 妖しく淫らに蠢く其れを、仄暗い明かりが照らしていた**]
(132) 2010/06/25(Fri) 09時頃
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―自室―
[墓地から戻ると、女は自室に向かった。 今、女は机に向かいペンを走らせている。 それは、一通の手紙。 いつかの未来、惨劇に巻き込まれた人に宛てた手紙。 手紙には、女が城で見たこと、感じたことが綴られ、最後はこう締め括られていた。]
『今、この手紙を読んでいる貴方。 どうか、自分を見失わないでください。 たとえ、どんなことが起きようとも。』
[女は、書き終えた手紙を机の引き出しにしまうと、両手を組み、目を瞑って祈り始めた**]
(133) 2010/06/25(Fri) 10時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/06/25(Fri) 10時半頃
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― 部屋 ―
[湯を浴びた女は姿見を覗き込む。 映る姿は朧でその存在感たるや希薄。 哀しみを消したその相貌に薄い化粧を刷いて 纏うドレスの色は何色にも染まらぬ黒]
今はこれが似合いの色。 ……そうでしょう?
[緩く首を傾げ鏡の中の自分に問うように。 ほの暗さを滲ませた翡翠は 医師の宣告を聞いたあの時と同じ色]
――…魂だけとなった貴女は… 貴女たちは如何か此処から逃げて。 これ以上哀しまないように、如何か……。
[逃げる術を知らされていた女は 懐に忍ばせた少女の形見の花飾りにそっと囁く**]
(134) 2010/06/25(Fri) 11時半頃
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[ふ、と床に何か光る物を見つけた。 腰を折りそれに手を伸ばせば摘んだ人差し指に奔る痛み。 グラスが割れたあの食堂から知らず運んでしまったのだろう。 硝子の欠片を影に託し、じ、とその傷ついた指の腹を見詰めた。 ぷっくりと赤い雫が浮かんでいる。
人の身と変わらぬ脆弱な魔性がながらえられるのは その傷を直ぐに癒せる魔力を備えているから。 けれどそれは女の意思が無ければ効力も無く ――治す気の起きぬ女はその傷を塞がぬまま。
赤い舌先が白に咲く花弁を舐める。 血の味が分からない]
――…血を得るのを止めれば 私は灰になれるかしら。
[終焉を望む己に気づき自嘲的な笑みが浮かぶ]
(135) 2010/06/25(Fri) 12時頃
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― 城門前 ―
[影から隻眼の男の行方を聞き出し女は部屋を出た。 霧に紛れることなく自らの足で其処に向かう。 此方と向こうを隔てる城門の前に 自分よりも大きな人影とくゆる紫煙]
――…逃げ出そうという気になった? ドナルド……
[黒のドレスの裾が風に靡く。 攫われそうになる亜麻色をそっと手を押さえ 捕食者たる女はドナルドの言葉を待つ**]
(136) 2010/06/25(Fri) 12時頃
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水商売 ローズマリーは、執事見習い ロビンに話の続きを促した。
2010/06/25(Fri) 12時頃
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―最上階・城主の間― [濃厚に満ちる魔の気配、白薔薇は招かれるまま 歩み寄れば、屑折れるように主が元に、縋りつく]
……はい、 ありがたく頂戴いたします。
[畏怖と崇拝、どこか惧れを伴ってた主が傍らが今は酷く安らいだ。白薔薇の素肌が宵闇に抱かれる、まこと高貴なる血の香り、本能のままに薔薇が棘をさらけ出せば、魔の口唇が皮膚を掠める]
―――ッ、 生まれ 変わる……では、 今度こそ、本当に終わるのですね、 この ゆめ が………
(137) 2010/06/25(Fri) 13時半頃
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―――ぁ くッ……
[掠めたものは忘れたいと願ったものか、 それを手放すべくここにいるというのに何故であろう。 幸せ、不幸せ、狂気より醒めた女の言葉、矛盾。
過ぎる想いはけれど一瞬、 巡る血の齎す官能に、はしたなくも薔薇は啼いて堕ちていく]
(138) 2010/06/25(Fri) 13時半頃
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奏者 セシルは、闇のまどろみの深くに堕ちれば、ただ目覚めの時を待つ**
2010/06/25(Fri) 14時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/25(Fri) 16時半頃
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―城門前―
[息苦しさで近づいてくる人物に気付いていれば声を掛けられたところで驚くべきもなく。] …いいや。 逃げ出す程の価値あるモンを置いてきた覚えはねー。 で、お嬢さんは会いたい人には無事に会えたか?
[最後に一息、煙を門の向こう側に吹き込んで―男は煙に何を託したのだろうか― 靴の裏で煙草の火を消す。]
(139) 2010/06/25(Fri) 18時頃
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― 城門前 ―
――…逃げ出すほどの価値… 誰も大切な人、いなかったの?
[ドナルドの吐き出した紫煙だけが外に逃れる。 問い掛けて如何するというのか。 もう、彼を逃す事など出来ないのに]
会えたけれど、会えなかった。 少し、気づくのが遅かったみたい。 私は結局、――…あのこを苦しめるだけの存在だった。
[血の気を失った可憐な少女の相貌を思い出せば 女の表情は翳り溜め息まじりの吐息が零れる。 距離を保ったまま男の隻眼を見詰める。 ――魔性たる力は滲ませず**]
貴方は人みたいだって言ってくれたけど やっぱり私は人にはなれない。
(140) 2010/06/25(Fri) 18時半頃
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[それが目覚めるは闇の中]
(141) 2010/06/25(Fri) 18時半頃
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>>140
それなりに楽しい毎日だったよ。 [問いに対する直接的な答えは言わないが、十分伝わるように言葉を選び、男は応える。] もとから考えてたんだ、年取って体中にガタがきて死ぬのは嫌だって。 つまらなくなったら死のうと決めて、熱愛なんて起こりようもねー。
…会えなかったのか。 [女を拘束した己のせいで会えなかった可能性が頭に浮かべば、それ以上は何も言えず。
女の目から片目を逸らす事はせず、人になれないと言う言葉を受け止めた。 その真意を測るべく促すようにして、次の言葉を待つ]
(142) 2010/06/25(Fri) 19時頃
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[瞬き思い目蓋を開ければ、くらり、思考は揺らいだ。 確かに何かが欠けた気がする、何が欠けたのだろう。わからない。わからないと思ったけれど、わからないと思う己自身がわからない]
――……あ、わたし は……
[ゆると、顔をあげる。高貴なる魔性の血色の眸を探す。 ただ、その声だけを覚えている]
私は、白薔薇 ――あなたの白い薔薇……
[躯を何かが脈動している、それは時に己自身を引き裂きそうなほど。強い魔の血、同化を拒絶する祈りの血が己の中が蠢いている**]
(143) 2010/06/25(Fri) 19時頃
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―私室―
……嗚呼
[重く暗く篭る闇が幽かに揺らぐ。 同胞の目覚めに視線を投げた。 肌蹴た夜着を着なおすでもなく、寝台の上 彼の髪へに冷たい指先を伸ばす]
そう、お前は私のもの。 愛しい私の――白き薔薇……
[甘い囁きはつい先刻まで、幾度も血を交えた彼女に与えていたもの。其れを同じ調子で、白薔薇へ向ける]
さあ――…人を喰らい、美しく咲き誇れ。 お前の其の姿が、私を悦ばせるだろう**
(144) 2010/06/25(Fri) 19時頃
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――…そんな風に言える貴方が少し羨ましいわ。 私は、ずっと、後悔してばかりだったから。
歳を取らずに…… ずっとずっとそのままの姿で居れると言ったら 貴方は、――…死にたくなくなる…?
[ドナルドが如何思おうと それを為すことを命じられているのに。 赦しを求めて卑怯な物言いをする自分に嫌悪する。 ――何に対してか、ゆるゆると首を振り]
これから、私は貴方の、人としての生を奪う。 貴方を私と同じ……、吸血鬼に……してしまうの。
[途切れ途切れに囁く口許には白く小さな牙が覗く。 彼に逃げる事を望んだ口で告げる言葉は残酷なもの]
(145) 2010/06/25(Fri) 19時頃
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