人狼議事


17 吸血鬼の城

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視点:


本屋 ベネット! 今日がお前の命日だ!


水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 23時半頃


[彼女は記憶を取り戻してしまったのか
あれほどに血を幾度も交わしたのに
あれほどに魅了し縛り付けておいたのに
今度こそ
全てを忘れるほどに、血を交えねば――

毀れる心理が
永遠を生きる純血たる城主の孤独と絶望の深い闇が
甘美な甘さを伴い、目前の青年へと流れ込む。

ヘクターが見た片鱗よりも、濃密に
伝えるのは
この世の果てにある光景]


【人】 水商売 ローズマリー

― 書庫 ―

[俯く女の肩が震える]

――…私は間違ってしまった。
如何して貴女たちの事を忘れていたのかしら。
覚えていれば……若しかしたら……

[過ぎた時を戻す術などないのに
紡いでしまうのは悔恨からか]

嗚呼、でも………
覚えていても帰れないの。
帰れなかったの。
あのひとを、独りになんて出来ないから……

[ごめんなさい、と繰り返される謝罪の言葉]

(18) 2010/06/24(Thu) 23時半頃


――旦那様、
そちらの方のご友人達が……

「お友達に会いたい」

と、そのように仰っていられるのですが、
如何なさいましょう?


名を……
呼んではいけなかった……?


[闇の帳が下りる白薔薇の庭園でその名を教えられながらも
この城に来てからは呼ぶことの無かった名を紡いだ女は
城の主に微かな聲で問う]


 ――…嗚呼、件の二人か
 構わぬぞ?

 あれは黒薔薇が部屋へ連れて行った。


[未だ目覚めの聲は聞こえて居ない]


 ……お前は、最早私の手を離れたのだな。


[妹として傍に置いた娘が
己の名を呼び、対等に聞こえる位置から問いかけてくる。
其れがどういうことなのか
終末を感じ、聲を投げた]


 好きに呼ぶが良い。
 お前を咎めるものは、最早此処には居らぬ。


――…私のローズ、とは
もう呼んでは呉れないの?


[妹であった頃よりも柔らかな聲で城主に問う]


嗚呼……、尋ねてばかりね。
子供みたいだと呆れられてしまうかしら。


[別段対等を望んだわけではなく
ただ名を呼びたかっただけ]


貴方はこれまでも咎めなどしなかったじゃない。


【人】 水商売 ローズマリー

― 書庫 ―

[ふと気配を感じた。
紛う事なき城主の気配にゆるく扉を振り返る。
影を下がらせただけで開け放たれたままの扉。
その向こうには城主の後ろ背――]


ヴェスパタイン……
逢いに来て呉れたの……?


[緩く首を傾ぐ。
これまでと違っていたのは城主への呼び方]

(40) 2010/06/25(Fri) 00時半頃

 お前は、ローズマリー
 私のローズは、もう居らぬ。


[低く冷たく突き放す]

 
 ……そうか?
 嗚呼……そうだったかもしれぬ。

 咎めるようなことなど、しなかっただろう
 ただ一度を除いて。


[薔薇は2人のこえを聞きながら]
[あらたな眷属の気配に、そっと囁く]


おはようございます。
ご気分は如何?

[耳元を羽でくすぐるような囁く]


ああ、あなたのお友達が
あなたのことを心配なさって、
お部屋へと向かわれたことか、と。


――――喉は 渇いては おられませんか?


【人】 水商売 ローズマリー

― 書庫 ―

[アメジストを思わせる銀糸に女は微かに目を細めた]

――…そう。

[僅かに気落ちするような声で呟き
影が少女へと這い寄るのに気づけば
花の髪飾りの一つを手に取り握り締めた]

でも、本当にそれだけ……?
それだけなら……
何時もなら態々足を運んだりしないでしょう?
ロビンを呼ぶか……影だけに片付けさせるのに……

[冷たい声が怖いとは思わない。
ただ寂しくて哀しい。
やはり思い出してはいけなかったのだろうか。
涙に濡れた女の表情がまた翳る]

(47) 2010/06/25(Fri) 00時半頃

[傍にいるわけでもないのに聞こえた囁きにはっとする。]

……僕は……

[今の気分など……こんな気持ちをなんと言い表せば良いのだろう。]


――…私は、もう必要ないの?


[十二年の記憶も確かにあるというのに
居ないといわれた女は途惑う]


お兄様、と呼ぶべきだったの……?
ずっと、思い出さずにいるべきだったの…?


[縋るような聲が城主に向けられる
ただ一度を除いて、その言葉の意味が分からず
女は柳眉を寄せた]


 お前に紡いだ夢は消えたのだろう?
 思い出したのならば何処へなりと
 お前の望む場所へ行けばいい。

 日の下に出ることは叶わぬが
 もうお前を縛るものは何も無い


[柳眉を寄せるローズマリーの姿が目前にありながら
城主は彼女を見ようとしない]


 ――…嗚呼、目覚めたのか……ベネット?


[新たな聲。彼に対する白薔薇の語りかけに薄く笑みを零した]


2人が、ここへ……?

[起きたばかりで混乱していたのと、強烈な喉の痛みでいままで気がつかずに居られたのに、指摘されて気がついた喉の渇きが襲ってくる]

……っ。

[今は、不味い。2人を、部屋に入れないようにしなくては――]


【人】 水商売 ローズマリー

――…最後?


[ことりと女の首が傾がれる。
信じられない。
信じたくはない、と翡翠の眸が揺れた]


如何して此方を見て呉れないの?
如何して……如何して……
傍に居ていいって言って呉れたのに……


[女を襲うのは更なる絶望。
ぎゅっと胸の上で両の手を握り締め
翡翠は城主の姿を見詰め続けた]

(51) 2010/06/25(Fri) 01時頃

夢は消えていないの。
お兄様と呼んだことも
此処で暮らした日々も覚えているのに。

失くしてなどないのに……。


私が望んでいるのは貴方の傍なのに。
他の場所など望んでないのに。


[震える頼りない聲が城主へと向けられ]



――ええ、お二人も。

よろしかったですね、
どちらから先にいただかれるのです?

ああ、殺してしまうのがお嫌でしたら、
すこしだけいただけばよろしいのですよ。

――ご友人なのでしょう?
きっと喜んでご提供くださいますでしょう。

もっとも、加減を損なうと――
命までいただいてしまうことになるやも、しれませんが。

[白薔薇の囁きは渇望を煽るように、
ねっとりとその耳元に、響く]


 ……可笑しな事を言う。
 ローズマリー


[溜息と共に囁きが落ちる]

  
 縛り付けられる生活に未練があるのか
 未だ私の傍を望むのは
 此処ならば途切れぬ贄が届くからか?

 ならば今まで通り宴を開くが良い
 お前を城主とし、この城を任せてやっても……


【人】 水商売 ローズマリー

― 書庫 ―

[美しいひと。
初めて出逢った時と同じ事を思った。
城主から滲む虚無をさびしいとも思う。

魅せられたのは何時からか。
そんな事を考えていれば亜麻色の髪がさらと揺れた]


私にとっては大事なこと、なのに。


[僅かに拗ねるような音色]


哀しいと思ったことはあるけれど
憎いと思ったことは一度もないわ。
――…憎まれているのは私の方だと思ってた。

(59) 2010/06/25(Fri) 01時頃

いた、だく……?

[ぎり、と唇を噛む。少しだけいただけばいいと、その言葉が余計に渇きを酷くする。けど、加減の仕方なんて分からない。忘れようとしても白の薔薇の言葉はどろりと耳に絡みついたように耳に残っていて]

……嫌だ、血なんて飲むもんか……!
あの二人は咬みたくない……!


[確かに城主の甘い囁きは女を縛っていた。
けれど女はふるふると首を振るい]


縛り付けられる生活だなんて思ってなかった。
贄が欲しくて傍にいたいんじゃない。

違う、違うの……。
ヴェスパタイン、貴方が居るから……
貴方と一緒に、居たいだけ、なのに……


[如何すれば伝わるだろう。
頑なな心に向き合う聲には切なるものが混じり]


[咬みたくないと頑なに拒む新たな眷族の聲
其れを心地良いと感じる事で幾らかの余裕が生まれる]


 失った記憶を取り戻してなお
 私の傍に居たいとは酔狂な事だ。

 其れが望みなら
 傍らで咲き続けるが良い
 ――…白の薔薇と共に


[切なる聲に、城主は顔を歪めそう告げた]


【人】 水商売 ローズマリー

[憎まれていた訳ではないと知れば過る安堵。
歪む城主の表情を認めれば女はゆらと立ち上がり
ゆっくりと、僅かに覚束ぬ足取りで彼に歩み寄り]


貴方が時間を与えてくれようとしたのに
怯えて拒んで……貴方を傷付けて……
ごめんなさい……


[白く儚い手が、城主の頬へと伸ばされる]


私も貴方の傍が心地好かった。
傍に居てくれる事が、嬉しかった。

(69) 2010/06/25(Fri) 01時半頃

あの2人 は?


―――ならば、誰ならよろしいの?

[くすりくすり と それは哂う]


好きだから傍にいたいの


[女が城主に抱くのは恋心ではなく
それよりも深い情愛。
仮令それが伝わらずとも――]


愛しているわ


[漸く口に出来た言葉に
女は綻ぶような笑みを城主に向けた]


……あ、

[「誰なら」そうだ。誰なら良いというんだ?自分はあの二人以外ならどうでもいいと、そう考えていた……?先ほどまで思っていたことに愕然とする。]

……それ、は……

[誰も咬みたくなければこの渇きに絶えながら餓死でもするか、或いは殺されるかするしかない――]


[腑に落ちぬ顔をする]


 あいしている……か


[戯れに人へ向けたときに、あの記者は何と言っていたか]


 私は……何かを失ってまで得たいものか?
 そのような強い執着心を与える気でいるのか


 私には
 解せぬな。


【人】 水商売 ローズマリー

― 書庫 ―

私は人だったから……
同じ人の命を奪うことが怖かった。
けれど、私は変わってしまった。
貴方と同じ魔の者になった。


[伸ばした手は城主に触れる事が叶わず
何処か残念そうな表情が過った。
理由を示されればふるりと首を振り]


それもあるかもしれない。
けれど……、それだけではないの。
私に触れられるのは、いや……?


[諦めず触れようと離れた一歩を埋めて手を伸ばす]

(80) 2010/06/25(Fri) 01時半頃

――…執着じゃない。
これは想いよ。

貴方に喜んで欲しい。
貴方に笑っていて欲しい。
貴方に、しあわせになって欲しい。

[純血の魔性である城主に
それを望み伝えるのは難しい事かもしれない。
それでも伝えようとするのは深い想いゆえに]


 其れは私には存在せぬもの。

 ……私を喜ばせたいならば、ひとの絶望をもっと此処へ
 私の笑みが欲しいなら、ひとの恐怖をもっと見せてくれ

 私の幸せは
 人々が苦しみもがく姿をこの瞳に映しながら
 其の血を啜ること


[ひとと魔は相容れぬもの。
望む愛を手に入れたらしいのに
期待していた満足感が得られない。
胸に篭る靄が――目前を曇らせる]


【人】 水商売 ローズマリー

― 書庫 ―

だって、私はもう人ではないもの。
貴方と同じ――…


[たとえ触れてもぬくもりを与えられぬ事を思い出し
伸ばしたその指先が惑うように微かに震え]


苦悩する顔がみたいなら
そういう顔をさせるような事をすれば良いわ。


[それはあまり愉しい事とは言えないけれど
困ったように微笑を浮かべた。
好きに、という声に嬉しそうに頷き
眸を伏せる城主の頬へと繊手を宛がう]

(87) 2010/06/25(Fri) 02時頃

――あの2人でなければ、
誰がよろしいのでしょう。

ほら、耳を済ませてごらんなさい。
ちかくに他の人間の気配はありませんか?

……もっとも、あなたのすぐ目の前に
甘い甘い血の芳香を漂わせている方がいるのでしょう?

とても、とてもいい匂い……

[渇きを誘うように、囁いて囁いて]




――…嗚呼。
分かっていたけれど……
貴方はまた難しい事をいうのね。

……私が人の侭であれば
貴方を喜ばせられることが出来たのかしら。

[悔いても時間は戻らない。
悔いてしまうのは記憶を取り戻してしまったせいか。
思い悩むように柳眉が寄せられた]


[囁く白薔薇の聲が心地良い。
魔とは本来あのようであるものだ
同胞を唆す彼の聲に安堵を覚える]


 ……もう一度人に戻る事など、不可能だ。
 知っているだろう。


[柳眉を寄せた相貌を間近に見ながら]


 ――ベネット
 さあ、そのものの首へ喰らいつくが良い
 乾きは血をもってしか、抑えられぬ


[城主の聲を新たな眷族へ送る。
己の血が彼の内側でざわめき立てるように]


やめろっ……!

[渇いた、喉が渇いたと。本能が騒ぎ立てる。聞こえてくる白薔薇の声に、収まらぬ渇きに苛々する]


【人】 水商売 ローズマリー

― 書庫 ―

それは……
咽喉が渇いていなかったから……


[城主たる彼に隠し事など出来るはずがない。
理解していたのに躊躇ったそのことを指摘されれば
翡翠は不安げに揺れた]


――…え。あのひとを、眷属に……?


[告げられた言葉に頬に触れた指先が小さく震えて
ゆる、と一度伏せられる眸。
光を受けて煌めくアメジストを見詰めながら紡がれた声は微か]


――…それが貴方の望みなら。

(94) 2010/06/25(Fri) 02時半頃

[苛立ちの混じる叫び
心に暗い悦びが満ちる]

 
 ……止める必要は無いぞ、白薔薇
 お前はなんと同胞思いなのだろうな。


[くすくすと笑みが毀れる。
恐ろしくも妖しい微笑み]


――…嗚呼、忘れていれば良かったの?
思い出さずにいれば良かった?

困らせてしまうだけならば……
記憶なんていらなかったのに……


[独り言ちてきつく唇を結んだ]


[その声音は甘く、優しく]

ああ、もう限界なのでしょう?
なんて苦しそうな声……おかわいそうに。

我慢など、
なさらなくてもよろしいのですよ?
加減さえ、間違えねば良いのです。


あまり渇きが酷くなってしまってからでは……

嗚呼、本当に

加減を間違えてしまうかも しれませんよ?


 私は言ったぞ?
 「早く此方へ戻って来い」と。
 お前は
 私よりもあの娘を選んだ。
 
 事実は消えぬ。


[僅かな呟きを耳に受け
気だるげな溜息を零す]


 汚名返上したければ、我が望みを叶えて来る事だな。


水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 02時半頃



 お褒めいただき嬉う存じます。
 ……旦那様、私はもっと己の魔を深くしたいのです。



 深く、深く。

 忘れてしまえるように。

[それが唯一つの絶望を忘れる縁。
白薔薇は憂いのため息をひとつ]


[自分に血を分け与えた吸血鬼の言葉に、血がざわつく。咬み付きたい、飲み干したい、今すぐにと。
続けて聞こえる白薔薇の言葉に冷や汗が流れる。体が震える。我を忘れて噛み付いてしまえば加減もできない。そうなって、本当に命を奪ってしまったら]

……間違えなければ……

[頭の中でぐるぐるとその言葉ばかりが回り続ける]


 嗚呼、ならば後で私室へ来ると良い
 直接にこの血を循環させてやろう。

 下らぬ世迷い事など、全て消し去るほどに与えてやる。


[憂いを帯びた溜息を零す白薔薇へ
己の領域へ踏み入ることを許す。
未だ決心のつかぬ様子の眷族へは、後押しするように
薄く笑みを零した]
 

 あまりに乾きに囚われ続けると
 血だけを求め続ける……
 理性の飛んだ、人の言うただの化け物に変じるやもしれんぞ?


――……ッ


[城主の指摘に息を飲む。
確かにあの時、彼女を選んだ。
言い訳など出来るはずもなく。

ふ、と過るのは諦めにも似た色]


水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 03時頃


【人】 水商売 ローズマリー

[思い悩むような間があった。
城主に触れていた手をそっと下ろし]


嗚呼、戯れが過ぎたよう。
御気を悪くしないで、お兄様。

――…お兄様の望む姿が
この城で過ごした私の姿だと仰るなら

私はお兄様の望むままにあるだけ――。


[緩く頭を垂れ女は心を殺す]

(108) 2010/06/25(Fri) 03時頃

[眷属が呟く声には微笑う気配]


 ――……旦那様、


[その許可の言葉に、白薔薇の声音は震えて、
今しがた、女の呟きに乱れた心が、ただ闇の救いを求める]

 とても……とても、
 ありがたく、存じます――…


【人】 水商売 ローズマリー

[生粋の魔性たる城主に何かを与えられるはずもなく。
血の色の眸に見据えられ女の柳眉が不安げに寄せられた]


――…私の、悦びは……


[翳る表情。
冷たく重なるその手をチラと見詰め
女は惑うように一歩後ろに下がる]


褒美……?
望む、言葉……?


[虚ろな翡翠が緩く細まる]

(112) 2010/06/25(Fri) 03時頃

 嗚呼


[在り難いと
震えた声音に、城主は柔かに囁く]


 お前が望むままに、与えよう
 人との境から飛び立てる魔の翼を。

 ……部屋で待っている**


【人】 水商売 ローズマリー

――…心得ました。


[霧に溶ける城主に答える声に温度は消えうせて――]

(114) 2010/06/25(Fri) 03時頃

【人】 水商売 ローズマリー

― 書庫 ―

――…求められていたのは同胞として。
何を錯覚していたのかしら。

[独りになった零れたのは情けない声。
きっと今自分は情けない顔をしている。
はぁ、と溜め息交じりの吐息を零し
忍ばせていた花の髪飾りをその胸に抱く]

これを私が持っている資格なんてないわね……。
せめて貴女の形見をこの城の外へと思ったのだけど

[誰かに託す以外術など見つからず
されど託す相手も、思い当たらずに。
全てを裏切った女はごめんなさいと小さく謝罪を繰り返す]

(118) 2010/06/25(Fri) 03時半頃

水商売 ローズマリーは、良家の娘 グロリアの奏でるオルガンの音色に思わず泣き出しそうな顔をして。

2010/06/25(Fri) 03時半頃


水商売 ローズマリーは、本屋 ベネットという新たな眷属に一瞬思いを馳せ――

2010/06/25(Fri) 03時半頃


【人】 水商売 ローズマリー

[手にした記憶はとても大事だったもの。
思い出すだけで胸が苦しいのは
戻れぬことを嘆いてのことか
それとも、罪の意識からか――。

銀細工の羽も幼馴染の妹姫と同じ場所に眠る]


――…嗚呼。


[壊れてしまいたいのに壊れることも選べずに。
愚かな魔性はゆるゆると首を振る。
それは子供がいやいやと駄々をこねる仕草に似ていた]

(121) 2010/06/25(Fri) 03時半頃

【人】 水商売 ローズマリー

[城主に望まれたのは
死を望む隻眼を死から遠ざけること。
否、眷属と変わることは人としての死を意味するか。
けれどそれをドナルドが如何受け止めるかなど分からず]


――…如何して、迷うの?
私は……決めたはずなのに……


[自嘲的な笑みが浮かんだ]


嗚呼……、こんな姿、
誰にも見せられない……。


[自らを省みて女は影を伴い部屋へと戻る**]

(124) 2010/06/25(Fri) 04時頃

水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 04時頃


[蝕む絶望は深く]


  翼を、

   ――私にお与え下さい、旦那様。


[こんなにも求めたことなどなかった。
それは、救いを求める祈りにも似て非なる。
白薔薇には宵闇の他、縋るべきものはない。]


 嗚呼、お前の
 望むままに――…私の愛しい白き薔薇


[薄い微笑みを口元に湛え、薔薇の香を其の腕で包む]

 
 堕ちた天使に与えてやろう
 私と同じ
 闇の翼を


[甘い囁きは、呪縛でもあり解放でもある。
やがて彼が意識を飛ばすと、城主は窓辺に向かい空を見上げた。
霧の立ち込めた其処からは、蒼天など見えるはずも無い**]


【人】 水商売 ローズマリー

― 部屋 ―

[湯を浴びた女は姿見を覗き込む。
映る姿は朧でその存在感たるや希薄。
哀しみを消したその相貌に薄い化粧を刷いて
纏うドレスの色は何色にも染まらぬ黒]

今はこれが似合いの色。
……そうでしょう?

[緩く首を傾げ鏡の中の自分に問うように。
ほの暗さを滲ませた翡翠は
医師の宣告を聞いたあの時と同じ色]

――…魂だけとなった貴女は…
貴女たちは如何か此処から逃げて。
これ以上哀しまないように、如何か……。

[逃げる術を知らされていた女は
懐に忍ばせた少女の形見の花飾りにそっと囁く**]

(134) 2010/06/25(Fri) 11時半頃

【人】 水商売 ローズマリー

[ふ、と床に何か光る物を見つけた。
腰を折りそれに手を伸ばせば摘んだ人差し指に奔る痛み。
グラスが割れたあの食堂から知らず運んでしまったのだろう。
硝子の欠片を影に託し、じ、とその傷ついた指の腹を見詰めた。
ぷっくりと赤い雫が浮かんでいる。

人の身と変わらぬ脆弱な魔性がながらえられるのは
その傷を直ぐに癒せる魔力を備えているから。
けれどそれは女の意思が無ければ効力も無く
――治す気の起きぬ女はその傷を塞がぬまま。

赤い舌先が白に咲く花弁を舐める。
血の味が分からない]


――…血を得るのを止めれば
私は灰になれるかしら。


[終焉を望む己に気づき自嘲的な笑みが浮かぶ]

(135) 2010/06/25(Fri) 12時頃

【人】 水商売 ローズマリー

― 城門前 ―

[影から隻眼の男の行方を聞き出し女は部屋を出た。
霧に紛れることなく自らの足で其処に向かう。
此方と向こうを隔てる城門の前に
自分よりも大きな人影とくゆる紫煙]


――…逃げ出そうという気になった?
ドナルド……


[黒のドレスの裾が風に靡く。
攫われそうになる亜麻色をそっと手を押さえ
捕食者たる女はドナルドの言葉を待つ**]

(136) 2010/06/25(Fri) 12時頃

水商売 ローズマリーは、執事見習い ロビンに話の続きを促した。

2010/06/25(Fri) 12時頃


水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 12時頃


[呪いのような甘き囁き、
幾度も聞いた彼女への言葉が、今は己に向けられる]

 ――……、旦那様……

[昂揚に思考を霞ませたまま、白薔薇は不思議そうに首を傾いだ。
未だそこに残る枷のしゃらりと鳴る]


 ………同じ、翼を

[白薔薇は天上が色を映したその双眸を滲ませて、
嬉しげに微笑み、まどろみの中へと耽溺すれば――己が目覚めの時を待つ]


[御伽噺の正しい道筋。
そんな終焉は訪れない。
白薔薇の囁きを思い出し眉を寄せる]


私達は間違ってしまった。

何処から運命の歯車が
狂ってしまっていたのかしら。


[小さな呟きは深い闇に溶けた**]


水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 15時半頃


【人】 水商売 ローズマリー

― 城門前 ―

――…逃げ出すほどの価値…
誰も大切な人、いなかったの?

[ドナルドの吐き出した紫煙だけが外に逃れる。
問い掛けて如何するというのか。
もう、彼を逃す事など出来ないのに]

会えたけれど、会えなかった。
少し、気づくのが遅かったみたい。
私は結局、――…あのこを苦しめるだけの存在だった。

[血の気を失った可憐な少女の相貌を思い出せば
女の表情は翳り溜め息まじりの吐息が零れる。
距離を保ったまま男の隻眼を見詰める。
――魔性たる力は滲ませず**]

貴方は人みたいだって言ってくれたけど
やっぱり私は人にはなれない。

(140) 2010/06/25(Fri) 18時半頃

 愚かな情など捨てるが良い、同胞達よ
 ……お前たちは最早ひとではない
 同じものを見る事など叶わぬ

 
[淡い微笑みを白の薔薇に見る。
意識が戻るまえ、耳の傍で戯れに囁くこえ**]


 ひとの思う幸せとやらは
 我等には訪れぬ。
 我等は我等の歯車があろう。
 
 間違えたと言うならば、其れは私に見初められた事と思え。


[白薔薇は恐らく初めて人を憎んだ。

信仰と祈りを礎となし、善美を求めたその心の博愛、
それは生ける者に区別なく平等に齎されるべきもの。

無為なる日々の中、罪を犯しながら己のあり方を捨てられぬ。
自死に至らなかったのは、己の本質に染み付いた嫌悪より。
既に信仰も祈りも失くしたのだから、形だけ戒律に沿うても意味などないとわかっているのに――そう、どこかで捨てきれぬ何かがあった。それが己の血ゆえかどうかは、知らない。

罪深き優しさ。案ずることも優しく接することも、それはそのように造られているのだから当たり前のことなのだ。本質を失った紅茶のように、優しいだけの欺瞞。

けれど、白薔薇は初めて人を憎んだ。]


[そして憎しみという糧は白薔薇を生かした。
対象が失われれば行き場のない感情だけが残った。

―――ただ、それだけのこと]


【人】 水商売 ローズマリー

――…そんな風に言える貴方が少し羨ましいわ。
私は、ずっと、後悔してばかりだったから。

歳を取らずに……
ずっとずっとそのままの姿で居れると言ったら
貴方は、――…死にたくなくなる…?


[ドナルドが如何思おうと
それを為すことを命じられているのに。
赦しを求めて卑怯な物言いをする自分に嫌悪する。
――何に対してか、ゆるゆると首を振り]


これから、私は貴方の、人としての生を奪う。
貴方を私と同じ……、吸血鬼に……してしまうの。


[途切れ途切れに囁く口許には白く小さな牙が覗く。
彼に逃げる事を望んだ口で告げる言葉は残酷なもの]

(145) 2010/06/25(Fri) 19時頃

水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 19時半頃


【人】 水商売 ローズマリー

[ドナルドの浮かべる笑みにそわりと眼差しが揺れる]

薬なら良かったのだけれど……
きっとこれは毒。
私は貴方から全てを奪おうとしてる。

貴方のぬくもりも
貴方の人としての心も
私が貴方の血を吸えば貴方も、変わってしまう。

[女は動かず、少しだけ柳眉を寄せたまま]

――…貴方からぬくもりが無くなってしまうのは
とても……、残念、ね。

[人肌まで、とぬくもりを呉れたあの時の事が過り
殺したはずの女の心を苛んでいた]

(147) 2010/06/25(Fri) 20時頃

水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 20時半頃


 
 
[漂うは虚無感。
女はただ静かに聲に耳を傾けるのみ――]
 


【人】 水商売 ローズマリー

[目の前にいる隻眼の男は変わるのだろうか。
それとも魔性の力に抗うのだろうか。
答えは見えない。
大きな吐息とともに紡がれる言葉に
少しだけ驚いたように瞬きをした]

――…貴方の言うとおりね。
嘘を吐いて騙してしまえば良かった。
次に目覚めた時は――
この関係も変わっているでしょうし。

[ぬくもりだけでなく記憶を失うかもしれない。
こころさえも失って変わってしまうかもしれない。
奪おうとしているぬくもりが頭に触れる。
彼に向ける女の表情が泣きそうに歪んだ]

許してくれる優しい人なんて、いないもの。
――…騙されなくてもいいわ。だから……

[逃げて、と声なく唇だけで紡ぐ]

(154) 2010/06/25(Fri) 21時頃

【人】 水商売 ローズマリー

― 城門前 ―

[――何処かから視線を感じた。
それが誰の視線か、己が目で確かめるべく
女はその気配の方へと眸を向ける]


――…貴女だったのね。
此処に、何をしに来たの? お嬢さん


[トーニャへと微かな笑みを浮かべ問い掛ける。
隙が出来れば隻眼の男も逃げやすかろう。
そんな思いが片隅にあっただろうか――]

(161) 2010/06/25(Fri) 21時半頃

【人】 水商売 ローズマリー

まだあまり変わってなさそうなひともいるけれど。

[誰とは言わずドナルドに緩く首を傾げて]

――…如何してかしらね。
こうして話せなくなるのが寂しいのかしら。
貴方の時を止めてしまうのが哀しいのかしら。

[自分の心に情が残っている事を信じたくはないのか
まるで他人事のような物言いで語る]

そうしなかったら、貴方を襲うんでしょうね。
望まれたのは食事ではなく――…
貴方を眷属にすることだから……
血だけを奪うでは済まないわ。

[ドナルドの前にいる間は涙を見せぬよう堪えながらも
捕食者たる魔性は獲物を前に怯えたような貌をした]

――…行きたいなら行けばいいの。

(167) 2010/06/25(Fri) 22時頃

【人】 水商売 ローズマリー

― 城門前 ―

[まだ幼さを残す少女>>165の言葉に誘われるように
女は城門をチラと眺める。
出ようとも思わなかった外に、抱く思いは――]

――…そう。

[トーニャの声の震えは怯えの証か。
口許に自嘲的な笑みが浮かんで、消えた]

……………。

[彼女のあげた声と共に近付き現れるのは白薔薇。
変えてしまった者の姿に柳眉が顰められる]

(169) 2010/06/25(Fri) 22時頃

【人】 水商売 ローズマリー

[趣味が悪いというドナルドの言葉>>170
僅かに苦い笑みを浮かべた]

私には理解の及ばぬ趣味をお持ちの方、だけど。
貴方は安っぽくなんてないでしょう?
紳士な、大きな迷子さん。

――…ある意味、殺そうとしているのになんだけど
もう会えなくなるのは哀しいわね。

[ふ、と視線を彷徨わせれば微かな音と共に漂う血の芳香]

……っ、何を、してるのよ……っ
莫迦なひとね。
餞別なんて……、望んでないのに……。

[空を漂うその手を女は両の手で支える仕草。
押し殺していた、魔力が、溢れる。
傷口を塞ごうと親指の傷に女の唇が寄せられる]

(177) 2010/06/25(Fri) 22時頃

【人】 水商売 ローズマリー

[冷ややかな白薔薇の眼差しに女は緩く目を細める]


――…かもしれないわね。
既に私は用済み、なのでしょう。
誰も私に、期待などしていない――…

使えぬ、と。
貴方に言われるなんて……、ね。
本当に……貴方は変わってしまったのね。


……手伝いなど要らないわ。


[つ、と視線を逸らす間際に見えた対峙する
少女と白薔薇の姿に複雑そうな相貌をして]

(183) 2010/06/25(Fri) 22時半頃

水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 22時半頃


[遠く最上階にありながら、
届かぬはずの声を聞き、薄く囁きを零す]


 優しくして欲しいのか?

 ――…此処に居れば、
 本能に抗わずに生きてさえ居れば
 私はお前を傍に置き、愛でよう。
 立派な吸血鬼に育ててやろうぞ。

 この闇の城で咲き誇るといい。
 血縁を喰らった吸血鬼の、傍らで。


【人】 水商売 ローズマリー

想い出になれば……
そうね、綺麗な記憶のまま……
いられれば良かったのに。


[舌先に触れるのはドナルドの鮮血。
それは甘い香りを伴い女を酔わせる酒精のよう。
甘いを感じる自らに感じるのは罪と虚しさ。
それでも女の指は名残惜しむかのように
唇に残る赤に触れた]


――…さようなら。


[背を向けた男を追う気も無く。
その背にメアリーの許へと駆けた自分の姿を重ね
最後まで見詰め続ける事は出来なかった]

(195) 2010/06/25(Fri) 22時半頃

……やっぱり筒抜けなんですか。

[むっとした声で囁き返す]

……。

[もう人間に戻れないことは分かっている。それでも、自分はどうするべきなのか――未だに答えを出せず]


 お前は私と血を分かつもの。
 何処で何をしていようと……手に取るようにわかるぞ?


[其れはドナルドが扉を開くタイミングにあわせて]


 ――…さあ。
 何も悩むことなど、無いだろう

 お前は最早人にあらず。

 本能のままに、貪り喰らうが良い。
 ひとの情など、捨ててしまえ。


[其の後で、あの薔薇のように苦しいと泣き叫び縋り付いて来るならば、其の記憶まで喰らってやっても良い。
思えども未だ口にはせず、揺れる心情を見つめている]


【人】 水商売 ローズマリー

――…貴方はあの方のもの。


[人間であった頃とは違う白薔薇の答えに
少しだけ寂しげな表情を過らせて]


薔薇は存外――…
強い花だったのね。


[ぽつり呟き指先に残る赤を味わう]

(199) 2010/06/25(Fri) 23時頃

 どうした……
 お前まで私の命に背くのでは、あるまいな?

 其れを我が眷族に。
 
 お前が喰らわぬなら、私が――…


[ベネットへ
追い討ちをかける聲]


【人】 水商売 ローズマリー

――…ちゃんと逢えたかしら。
人の逢瀬などみても詰まらないもの。

だから、確かめなどしないけれど

逢えるといい
言葉を交わせるといい

私には果たせなかった事を………


[黒薔薇の笑声を聞きながら紡がれた声は
祈りにも似た響き――**]

(204) 2010/06/25(Fri) 23時頃

ドナルドを、眷族に……?

[声に怯えと、恐怖の入り混じる。友人を、自分の手で吸血鬼にしろというのか。怒りがこみ上げてくる]

……嫌だ。誰が貴方なんかの言うことを聞くもんか。


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