人狼議事


17 吸血鬼の城

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本屋 ベネット! 今日がお前の命日だ!


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 23時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―合わせ鏡の間―

 声も出ぬか。


[くつくつと低く哂う。
其の様が幾重にも映し出される。
其の否応無しに魅了する城主の姿]

 
 ――――…


[つぷりと皮膚を食い破り
鋭い牙が其処から甘い熱を彼へ齎す。
血を吸うだけでなく、分け与える行為。
情欲を刺激する、淫猥な其れが
彼の身を脳髄まで蕩けさせるように広がっていく]

(7) 2010/06/24(Thu) 23時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 23時半頃


[彼女は記憶を取り戻してしまったのか
あれほどに血を幾度も交わしたのに
あれほどに魅了し縛り付けておいたのに
今度こそ
全てを忘れるほどに、血を交えねば――

毀れる心理が
永遠を生きる純血たる城主の孤独と絶望の深い闇が
甘美な甘さを伴い、目前の青年へと流れ込む。

ヘクターが見た片鱗よりも、濃密に
伝えるのは
この世の果てにある光景]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 そう……素直に身を任せれば良い。

[其れは幾時程の時間を要したか
血の循環は滞りなく終わり、>>13崩れ落ちた身を片手で抱きとめる]

 次に目を覚ました時
 お前は最早ひとにあらず。

[彼が体験しただろう痛みと、受け止めきれぬ程の悦楽と
其の先に待つ世界の果て。
受け止めた身がどのように変じるか、此処で待つのも良かったが。
未だ人である従者をちらと振り返る]

 これが目覚める前に
 相応しい服を分け与えてやれ。

 私は――…アレの元へ向かう。

[そういい残し、幾人もの城主の姿が戸口へと向かう]

(20) 2010/06/24(Thu) 23時半頃


――旦那様、
そちらの方のご友人達が……

「お友達に会いたい」

と、そのように仰っていられるのですが、
如何なさいましょう?


名を……
呼んではいけなかった……?


[闇の帳が下りる白薔薇の庭園でその名を教えられながらも
この城に来てからは呼ぶことの無かった名を紡いだ女は
城の主に微かな聲で問う]


 ――…嗚呼、件の二人か
 構わぬぞ?

 あれは黒薔薇が部屋へ連れて行った。


[未だ目覚めの聲は聞こえて居ない]


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 00時頃


 ……お前は、最早私の手を離れたのだな。


[妹として傍に置いた娘が
己の名を呼び、対等に聞こえる位置から問いかけてくる。
其れがどういうことなのか
終末を感じ、聲を投げた]


 好きに呼ぶが良い。
 お前を咎めるものは、最早此処には居らぬ。


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―書庫―

[丁寧な細工の施された扉の前まで来て、足を止めた]


 ……


[ふ、と溜息をつき
踵を返す。
直接会って何を言おうというのか。
自嘲が漏れた]

(30) 2010/06/25(Fri) 00時頃

――…私のローズ、とは
もう呼んでは呉れないの?


[妹であった頃よりも柔らかな聲で城主に問う]


嗚呼……、尋ねてばかりね。
子供みたいだと呆れられてしまうかしら。


[別段対等を望んだわけではなく
ただ名を呼びたかっただけ]


貴方はこれまでも咎めなどしなかったじゃない。


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―書庫前―

[声をかけられ、立ち止まる。
何時しか幾つかの影を従えていた城主は
ゆっくりと振り返った。
揺らめく銀糸が燭台の灯りに、薄く染まっている]


 否、其れを始末しに来たのだ。
 私の城は常に美しくなければ。
 人の屍骸など、何時までも放っておくと腐臭がする。


[冷たい声で言い放ち
銀細工を握らされた少女の身体を片付けろと影を這わせる]

(42) 2010/06/25(Fri) 00時半頃

 お前は、ローズマリー
 私のローズは、もう居らぬ。


[低く冷たく突き放す]

 
 ……そうか?
 嗚呼……そうだったかもしれぬ。

 咎めるようなことなど、しなかっただろう
 ただ一度を除いて。


[薔薇は2人のこえを聞きながら]
[あらたな眷属の気配に、そっと囁く]


おはようございます。
ご気分は如何?

[耳元を羽でくすぐるような囁く]


ああ、あなたのお友達が
あなたのことを心配なさって、
お部屋へと向かわれたことか、と。


――――喉は 渇いては おられませんか?


[傍にいるわけでもないのに聞こえた囁きにはっとする。]

……僕は……

[今の気分など……こんな気持ちをなんと言い表せば良いのだろう。]


――…私は、もう必要ないの?


[十二年の記憶も確かにあるというのに
居ないといわれた女は途惑う]


お兄様、と呼ぶべきだったの……?
ずっと、思い出さずにいるべきだったの…?


[縋るような聲が城主に向けられる
ただ一度を除いて、その言葉の意味が分からず
女は柳眉を寄せた]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―書庫―
[気落ちするような声が、傍から聞こえる。
宴の序盤に一度触れてから
どれほど時が過ぎたか
城主にとってはほんの瞬きほどの時間であるのに]


 ……嗚呼、最後に一度
 亜麻色の髪を、其の顔を見ておこうと思ったのだ。


[そう言いながらも、視線を上げることは無い。
血の色をした瞳は、
影が運び暖炉の奥の暗い穴へ投げ入れようとしている
少女を見ている]


 ……苦しませて絶望の縁まで追い詰めて
 殺してやる心算であったが……失敗したな。
 是がお前に会う前に、喰らっておくべきだった。

(48) 2010/06/25(Fri) 00時半頃

 お前に紡いだ夢は消えたのだろう?
 思い出したのならば何処へなりと
 お前の望む場所へ行けばいい。

 日の下に出ることは叶わぬが
 もうお前を縛るものは何も無い


[柳眉を寄せるローズマリーの姿が目前にありながら
城主は彼女を見ようとしない]


 ――…嗚呼、目覚めたのか……ベネット?


[新たな聲。彼に対する白薔薇の語りかけに薄く笑みを零した]


2人が、ここへ……?

[起きたばかりで混乱していたのと、強烈な喉の痛みでいままで気がつかずに居られたのに、指摘されて気がついた喉の渇きが襲ってくる]

……っ。

[今は、不味い。2人を、部屋に入れないようにしなくては――]


夢は消えていないの。
お兄様と呼んだことも
此処で暮らした日々も覚えているのに。

失くしてなどないのに……。


私が望んでいるのは貴方の傍なのに。
他の場所など望んでないのに。


[震える頼りない聲が城主へと向けられ]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―書庫―

[屍骸が完全に目の前から消える
城主は漸く顔を上げた。
ぞっとするほど整った相貌には、深い虚無を映して]

 
 如何して?
 それは私の台詞だ。

 下らぬ事を問うのは何故だ。
 記憶を取り戻したなら、私が憎くは無いのか?


[肩を竦めて首を振る。
僅かに血のにおいが漂った] 

(56) 2010/06/25(Fri) 01時頃


――ええ、お二人も。

よろしかったですね、
どちらから先にいただかれるのです?

ああ、殺してしまうのがお嫌でしたら、
すこしだけいただけばよろしいのですよ。

――ご友人なのでしょう?
きっと喜んでご提供くださいますでしょう。

もっとも、加減を損なうと――
命までいただいてしまうことになるやも、しれませんが。

[白薔薇の囁きは渇望を煽るように、
ねっとりとその耳元に、響く]


 ……可笑しな事を言う。
 ローズマリー


[溜息と共に囁きが落ちる]

  
 縛り付けられる生活に未練があるのか
 未だ私の傍を望むのは
 此処ならば途切れぬ贄が届くからか?

 ならば今まで通り宴を開くが良い
 お前を城主とし、この城を任せてやっても……


いた、だく……?

[ぎり、と唇を噛む。少しだけいただけばいいと、その言葉が余計に渇きを酷くする。けど、加減の仕方なんて分からない。忘れようとしても白の薔薇の言葉はどろりと耳に絡みついたように耳に残っていて]

……嫌だ、血なんて飲むもんか……!
あの二人は咬みたくない……!


[確かに城主の甘い囁きは女を縛っていた。
けれど女はふるふると首を振るい]


縛り付けられる生活だなんて思ってなかった。
贄が欲しくて傍にいたいんじゃない。

違う、違うの……。
ヴェスパタイン、貴方が居るから……
貴方と一緒に、居たいだけ、なのに……


[如何すれば伝わるだろう。
頑なな心に向き合う聲には切なるものが混じり]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―書庫―

 ……私が憎んでいたなら
 お前の居場所は、あの墓場となっていただろう

 ローズマリー


[血の色をした瞳に、流れる亜麻色が映る。
太陽でも直視したかのように顔を歪めた]


 お前を傍におくのは、心地好かったぞ。
 私が選び、摘んで来た美しい薔薇のひとつ。

(65) 2010/06/25(Fri) 01時頃

[咬みたくないと頑なに拒む新たな眷族の聲
其れを心地良いと感じる事で幾らかの余裕が生まれる]


 失った記憶を取り戻してなお
 私の傍に居たいとは酔狂な事だ。

 其れが望みなら
 傍らで咲き続けるが良い
 ――…白の薔薇と共に


[切なる聲に、城主は顔を歪めそう告げた]


あの2人 は?


―――ならば、誰ならよろしいの?

[くすりくすり と それは哂う]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―書庫>>69

 可笑しな事を言う。
 確かあの時……
 人を喰らう事を頑なに跳ね除けていたのでは無かったか?


[先刻のベネットの様子に重なる。
望んで受け入れるものなど、ほんの一握り。
欲しいモノは無理矢理に奪うのが常。
与えられる事に不慣れな城主は
伸びてきた手を避けるように、ひとつ後ろへ下がった]


 魔力を分けた相手だ
 傍に居れば心地好いのは、当然のこと。

(72) 2010/06/25(Fri) 01時半頃

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