17 吸血鬼の城
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>>79
それのどこがここに来る理由になんだよ。 [思わず突込みを入れて]
吸血鬼に憧れた、から?吸血鬼になりたくて、 だから元マフィアのあんたが従者やってんのか?
それぐらいしか思いつかねーんだけど。
…んでさ。その話ししながらでもいいから、刺青見せてくんね? さっきから気になって気になって。 [そう言って、男は黒い薔薇を指さす]
(82) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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>>81 ボシュ!
[ドアを開けると、黒板消しがトーニャの頭上へ]
え……
[戸惑う彼女に更なる悪戯が待ち構えていた――!
嘘です。
(-28) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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――…執着じゃない。 これは想いよ。
貴方に喜んで欲しい。 貴方に笑っていて欲しい。 貴方に、しあわせになって欲しい。
[純血の魔性である城主に それを望み伝えるのは難しい事かもしれない。 それでも伝えようとするのは深い想いゆえに]
(*23) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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―書庫―
ひとの記憶が戻っても……人を喰らうに躊躇はせぬと? それでは、お前の苦悩する顔が見れぬではないか。
[曇った表情を見遣り、一度首を振る]
……好きにするが良い。
[距離を埋められると僅かな溜息を漏らし 瞳を伏せた]
(83) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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>>77 ……。
[泣きそうに顔をゆがめる。シーツから手を離して膝を抱え]
……分かってるよ……いつまでも耐えられるものじゃないって…… でも、嫌なんだよ……あいつらの言う通りになるのは、姉さんを喰ったバケモノと同じように……血を、飲むのは……
[死なないでよかったと、その言葉はうれしかったけれど――その代わりに得た代償は、大きい]
(84) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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其れは私には存在せぬもの。
……私を喜ばせたいならば、ひとの絶望をもっと此処へ 私の笑みが欲しいなら、ひとの恐怖をもっと見せてくれ
私の幸せは 人々が苦しみもがく姿をこの瞳に映しながら 其の血を啜ること
[ひとと魔は相容れぬもの。 望む愛を手に入れたらしいのに 期待していた満足感が得られない。 胸に篭る靄が――目前を曇らせる]
(*24) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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[>>78 あどけなく笑う女から、 伝えられた曲名にはひとつふたつ瞬いて]
……それは、また楽しい曲、からは遠いものですね。
[御堂へ足を踏み入れれば、 そこは暗い七色の降る空間――
魔性の城の聖堂で、白薔薇は女に向き直る。 それは懺悔を問うが如くに]
悲しみにくれる聖母――
悲しみがあなたの、手放された記憶? 賢ければ、強ければ、と後悔に似た何かと共に。
[薔薇の香はかすか、青は静かに見下ろして]
(85) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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>>82 あいよ、どうぞ。 ……と言っても、腕全部に入ってるから、シャツまで脱がないと見せられないけど。
[そう言って、腰にかかった3つの剣を落とさぬよう慎重に動きつつ、窮屈なベストとドレスシャツを脱ぎ、上半身は袖の無いシャツ1枚の姿になった。
細身ながらも均整の取れた筋肉を晒して、入れ墨を観察させる。]
……ああ。理由ってのはちょっと違うな。 別に吸血鬼に憧れてた訳じゃあない。
彼らが持つ究極……『死に至る痛み』……そいつを知りたくてな。
(86) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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― 書庫 ―
だって、私はもう人ではないもの。 貴方と同じ――…
[たとえ触れてもぬくもりを与えられぬ事を思い出し 伸ばしたその指先が惑うように微かに震え]
苦悩する顔がみたいなら そういう顔をさせるような事をすれば良いわ。
[それはあまり愉しい事とは言えないけれど 困ったように微笑を浮かべた。 好きに、という声に嬉しそうに頷き 眸を伏せる城主の頬へと繊手を宛がう]
(87) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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――あの2人でなければ、 誰がよろしいのでしょう。
ほら、耳を済ませてごらんなさい。 ちかくに他の人間の気配はありませんか?
……もっとも、あなたのすぐ目の前に 甘い甘い血の芳香を漂わせている方がいるのでしょう?
とても、とてもいい匂い……
[渇きを誘うように、囁いて囁いて]
(*25) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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/* せしるんが素敵。ていうかやっぱりえろいっt
(-29) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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ああ、そうだな。 嫌だよな、あんな奴の言う通りになるのは――
[月並みな台詞ではあるけれど。 そんな事しか言えなくて、膝を抱えるベネットの頭にゆっくりと手を伸ばす。 拒まれなければ、くしゃりと撫でたかった]
でも、俺は。 お前がそれを拒んで死んでいくのを見るのが、嫌だなあ。 やっぱりさ、俺は――お前とドナルドには、生きていて欲しいんだよ。
(88) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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―書庫―
お前はあのものを喰らう事…… 躊躇っているように、見えたが?
[同じだと言う相手に冷やかに告げる。 離れてはいても、見えていたのだから ドナルドとの逢瀬も知っている]
そうだな、では お前はあれを咬んでくるが良い。 死にたいと言うあれを、生かし苦しめろ
[苦笑を浮かべた彼女が頬に触れるのを ただその場に立ち尽くし受け入れる]
(89) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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>>86 サンキュー いやさ、身体改造が趣味でさ 刺青とか大好きなんだよ。 [少し弾んだ声音になり、服を取り払った元マフィアに近寄り いそいそと側に座り込む。 肘を持ち、右手でゆっくり茨を花弁の輪郭をなぞり上げる。 その手つきはごく優しく丁寧なもの]
死にいたるいたみ。 …それは直訳して死にたいってことでいいのか? マフィアの暮らしだって、死に面してんだろうに。
(90) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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狂気という優しい揺り篭に揺られながら、 私は今日迄過ごしてきたから。
[...は過去をなぞりながら、思い出を再構築していく。大きく見えた建物も、自分とはかけ離れて思えた多くの人達も、何もかも記憶から蘇らせる]
かの神の下、 自ら求めた己の死が大罪であるのなら、 多くの人を狂気の元、人ならざる者として扱ってきた私は――
[元より懺悔を請う資格もない。だからこそ、ただ思い出すがまま口を開き、所定の椅子に座った]
Cujus animam gementem contristatam et dolentem pertransivit gladius.
[そしてその指先はおぼつかない手つきのまま、たどたどしく鍵盤を滑らせていく]
(91) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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/* ローズに食われるか ベネットに食われるか どちらも非常においしいので迷っています(*ノノ)
(-30) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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[びくりと顔をあげる。部屋に居るのはイアン一人。漂ってくる甘い匂い。銀糸の吸血鬼が噛み付いた際の残り香か、それとも渇きが酷いから敏感になっているのか。強くて、濃くて、とてもおいしそうな、]
っ、……!
[嫌だと、首を横に振って耳をふさぐ。そんなものが効果が無いことくらい分かっているけれど]
(92) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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>>*24
――…嗚呼。 分かっていたけれど…… 貴方はまた難しい事をいうのね。
……私が人の侭であれば 貴方を喜ばせられることが出来たのかしら。
[悔いても時間は戻らない。 悔いてしまうのは記憶を取り戻してしまったせいか。 思い悩むように柳眉が寄せられた]
(*26) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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/* 全っ然、頭廻らない…orz ここまで機転と諧謔が聞かない自分だったとは(汗 */
(-31) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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[囁く白薔薇の聲が心地良い。 魔とは本来あのようであるものだ 同胞を唆す彼の聲に安堵を覚える]
……もう一度人に戻る事など、不可能だ。 知っているだろう。
[柳眉を寄せた相貌を間近に見ながら]
――ベネット さあ、そのものの首へ喰らいつくが良い 乾きは血をもってしか、抑えられぬ
[城主の聲を新たな眷族へ送る。 己の血が彼の内側でざわめき立てるように]
(*27) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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やめろっ……!
[渇いた、喉が渇いたと。本能が騒ぎ立てる。聞こえてくる白薔薇の声に、収まらぬ渇きに苛々する]
(*28) 2010/06/25(Fri) 02時半頃
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[限界に来ているのだろうか。 首を振るベネットの様子を――結局ただ見ている事しかできない自身が悔しい。出来る事ならば、変わってやりたい。変わってやりたいが、現実は変わらない]
無理はするな。 ……下手に葛藤して、下手に絶望することも、あいつの思う壺なんだ。
[せめて声をかける。 再び己の首筋を触る。 部屋の中に踏み入れてしまった以上、見捨てる事は出来ない――出来るわけがない]
(93) 2010/06/25(Fri) 02時半頃
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― 書庫 ―
それは…… 咽喉が渇いていなかったから……
[城主たる彼に隠し事など出来るはずがない。 理解していたのに躊躇ったそのことを指摘されれば 翡翠は不安げに揺れた]
――…え。あのひとを、眷属に……?
[告げられた言葉に頬に触れた指先が小さく震えて ゆる、と一度伏せられる眸。 光を受けて煌めくアメジストを見詰めながら紡がれた声は微か]
――…それが貴方の望みなら。
(94) 2010/06/25(Fri) 02時半頃
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/*
迷走しすぎてる。 突き放された時に方向転換すべきだったかなぁ。 お兄様、めんどくさいこでほんとごめんなさい。
(-32) 2010/06/25(Fri) 02時半頃
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>>91
狂気へと至る道は如何程に?
[狂気を自覚した女はなるほど、 正気であらば耐えがたいものを手放したのだろうと、 思考を繋ぎ、続く言葉に白薔薇はゆるやかに目を細める]
己が罪人たる自覚があるのならば、 ――裁きを待つが、よろしいのでは?
[たどたどしい指先の紡ぐ旋律、 謳われるその歌詞に白薔薇は小さく嘆息する]
それとも 慈悲を お求めか
[天上の青は憐れみ深いその眼差しを女へと落とす]
(95) 2010/06/25(Fri) 02時半頃
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[苛立ちの混じる叫び 心に暗い悦びが満ちる]
……止める必要は無いぞ、白薔薇 お前はなんと同胞思いなのだろうな。
[くすくすと笑みが毀れる。 恐ろしくも妖しい微笑み]
(*29) 2010/06/25(Fri) 02時半頃
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/* あはれとも 言ふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな
(-33) 2010/06/25(Fri) 02時半頃
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――…嗚呼、忘れていれば良かったの? 思い出さずにいれば良かった?
困らせてしまうだけならば…… 記憶なんていらなかったのに……
[独り言ちてきつく唇を結んだ]
(*30) 2010/06/25(Fri) 02時半頃
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>>88 ……!
[伸びてきた手から腕へ。腕から肩へ。肩から――首筋へと視線があがっていく。鼓動の音が、聞こえてきそうで。首筋から目を離すことができない。]
あ、うう……っ!
[口が開く。端から伸びた犬歯がのぞき――無理やりその矛先を変えて自分の手に噛み付く。]
……っ!!!げほっ、苦っ……!
[口に入った自分の血をベットの上に吐き出す。どうして、イアンの血はあんなに美味しそうな匂いがするのに、自分の血はこんなにも苦く感じるのか]
(96) 2010/06/25(Fri) 02時半頃
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/* あなたに身捨てられた私を、 同情してくれそうな人はいないでしょう。 私はこのまま、あなたに焦がれながら、 むなしく消えて死んでいく日を、 どうすることもできずに ただただ 待っているだけ
百人一首 だってさ。いい歌だね
(-34) 2010/06/25(Fri) 02時半頃
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