人狼議事


103 善と悪の果実

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【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[背中に感じた衝撃が何か、理解できないまま
少女の意識は急速に流れ
屋敷に満ちた悪意と怨嗟、悲痛の叫びの中へと溶け込んでいく]

 に さま
 守る って

[言ってくれた。
だからきっと、このまま、意識を失ったとて

一人じゃない。一人になるわけがない]

(76) 茄子 2012/10/01(Mon) 22時頃

【赤】 流浪者 ペラジー

/*
ふふ、素直な子は好きですよ。

[ポーチュラカ様、なでなでなで]

…烏様には、ジェフ様がいるではありませんか!
赤には引き込むことが、できませんでしたけれども!

もう少し、お話しする時間が取れればなぁ、と。
烏様に対しては、本当にもだもだなのです。

(*24) nanami 2012/10/01(Mon) 22時頃

【赤】 良家の末娘 ポーチュラカ


 守る って…

[伸ばした手は、赤い手は黒蝶の翅へと伸ばされ
羽ばたこうとするそれを、逃しはしない、と握り締めた]

(*25) 茄子 2012/10/01(Mon) 22時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[全部いらないなんて、嘘。
傍にいてほしいものしかいらないけれど
ひとりになるのは嫌だった。

ひとりぼっちが一番怖くて
恐れる自分は見ないようにしていた。

それを子供らしさだと、認めてくれる人がいれば
少女にも、あるいは未来があったかもしれない]

(77) 茄子 2012/10/01(Mon) 22時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

―むかし―

[薄暗い路地に蹲り、棒のような足を抱えている。
淀んだ瞳は、じっと人の波を観察していた。
今日の獲物は誰にするか。

金持ちからスリをして命をつなぐ日々。
ばれて瀕死まで殴られることなんてざらだった。
それでも神様は意地悪で、
まだ死ぬことができずにいるから、
今日もこうして息をひそめて隙を窺っている。

ふと、声が背中にかかる。
煤だらけの顔が振り向いた。
さらり。ストロベリー・ブロンドが揺れる]

(78) nanami 2012/10/01(Mon) 23時頃

【人】 流浪者 ペラジー

[この掃き溜めの中で、
声をかけてもらうなんて初めてだった。
私を私として誰かが見てくれるのは、初めてだった。

きっと彼にとっては、詐欺の駒にできるとか、
その程度の思い付きだったのかもしれない。

そう、こんな曖昧な世界で、信じてなんていなかったよ。

――――――――…それでも]

(79) nanami 2012/10/01(Mon) 23時頃

【人】 流浪者 ペラジー

―いま―

[ゆらり、ゆらり。
頼りない足取りは、ゆっくりと進んでいく。

その髪に咲く蝶はもういない。

ふわりと揺れるワンピースの裾は、
赤と白の歪なコントラスト]


[やがて赤い惨劇の中、縫いとめられた黒へ辿り着く]

(80) nanami 2012/10/01(Mon) 23時頃

【人】 流浪者 ペラジー


オスカー、くん。


―――――…あのね、林檎、…見つけられなかったよ。
  

(81) nanami 2012/10/01(Mon) 23時頃

【人】 流浪者 ペラジー


私(わたし)は、役立たずだね…。

[亡霊が手にするのは、真っ赤な林檎。
何の価値もない、ただの、林檎。

ずるりと果実が手から零れ落ちるのと同時、
その場に崩れ落ちる]

(82) nanami 2012/10/01(Mon) 23時頃

【人】 流浪者 ペラジー

ごめんね……。


[あの日、言えなかった言葉。
今更それが彼に届いているのかも、分からないのに。

いつものように微笑んだはずの顔は、
なぜか泣き出しそうになっていた**]

(83) nanami 2012/10/01(Mon) 23時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[再び目を開いた"少女だったもの"は
背中を向け、自分を置いてきぼりにする兄の姿を
廊下に座り込んでただ見つめていた]

 兄様

[手は、伸ばさない。
握り締めた黒蝶に、注がれる赤はもうないけれど]

 兄…様

[強く、強く握り締めた少女の髪を
柔らかく撫でたのは――]

(84) 茄子 2012/10/01(Mon) 23時半頃

【赤】 良家の末娘 ポーチュラカ


 グロリア、姉様――?
 

(*26) 茄子 2012/10/01(Mon) 23時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[微笑みを浮かべる、彼女の口から出たのは――**]

(85) 茄子 2012/10/01(Mon) 23時半頃

【赤】 郵便屋 ウェーズリー

――扉をくぐる前に――

[烏の背を追い掛ける目に、殺意と怯えが消え去ることはない。
輪廻の環に囚われるまで。
何度でも何度でも、この運命を抱くのだろう。
扉の向こう側に消える背に、羨望を抱くことは出来ず。

―――女を、子供を手に掛けて。
今はまだ沈んでゆくばかりの輪廻だ。]

 その目。 刳り貫いてしまえば、良かった。

[震える口唇が、小さく呟いた。]

(*27) mo_om 2012/10/02(Tue) 00時半頃

【人】 郵便屋 ウェーズリー

[少年の姿をした"誰か"。

銀の紡ぐ運命に、小さく男は目を伏せる。
魔女の館に置去りにした――銀の環。
男の遺したたったひとつの、くそったれな運命。]

 ―――…ああ。

[溜め息のような肯定は、果たして届いただろうか。

烏の羽ばたく音が、耳元で聞こえた**]

(86) mo_om 2012/10/02(Tue) 00時半頃

ヴェスパタインは、もてたいジェフをつついた。

azuma 2012/10/02(Tue) 18時頃


ペラジーは、グロリア[[who]]をつついた。

nanami 2012/10/02(Tue) 21時頃


コリーンは、グロリア[[who]]をつついた。

incompat1 2012/10/02(Tue) 21時半頃


ペラジーは、コリーン様、なにこれかわいい。もふもふもふ。

nanami 2012/10/02(Tue) 21時半頃


コリーンは、ペラジーさんもふもふ。

incompat1 2012/10/02(Tue) 21時半頃


コリーンは、オスカーさんが縫い止められているのを眺めてによによしている。

incompat1 2012/10/02(Tue) 22時頃


コリーンは、ヴェスさんもこんばんもふもふ。

incompat1 2012/10/02(Tue) 22時頃


【人】 双生児 オスカー

カハッ!?

[脇腹を蹴り上げられる感触に、意識を取り戻す。
筆舌に尽くし難い激痛に肺が持ち上げられ
吐瀉物のように盛大に、勢いよく呼気を吐き出した]

ヒュ

[失った酸素を貪る餓鬼のように
“許し”を待つ貧民の痩せさらばえた手が自らを絞めるように。
指の足りない左手が喉を押さえて、虚空を、掻き毟る]

俺の………女だろう、が。
触るんじゃねえよ、この、”寝取られ野郎”

[装飾品を盗まれた貴族に対しての嘲りと意趣返し。
革靴に磨り潰される薬指と小指の弾けた傷口。
激痛を無理やり我慢して、犬歯を剥き出し、嘲笑の紛い物。
ああ、指輪など嵌める心算も無かったし、大したことじゃない]

(87) occam 2012/10/02(Tue) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

[短剣で縫い止められた頬、横目でしか状況を把握出来ない。
散ばった宝石類、砕かれた釦。
ガラクタかもしれないが、結局欲しいものは全てここにある。
地べたにつけた頬の冷たい感触は、子供の頃から優しかった]

今まで持ってた宝をほっぽってうっかり飛びついたきれーな宝。
実は犬の糞ほども役に立たない。やりなおしは当然無しだ。
宝の代わりに無価値なゴミを両手に抱えて、どうすんだよ。

後悔して自殺? 絶望して自殺? 憎悪して磔殺?

(88) occam 2012/10/02(Tue) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

嫌だね。

[ほとんど動かない顔を無理やり動かして、血唾を吐き捨てる]
潔さの欠片もない、凄絶な艶笑。
まるで自分がまだ、死なないとでも思っているかのように]

誰か優しいやつが、席を譲ってくれるかもしれねーでしょぉ?
ゴミは誰かに押し付けて、さっさと………。



『だからどうか、やりなおさせてください』



[それは生命の蝋燭の芯まで凍える様な、呪いの言葉]

(89) occam 2012/10/02(Tue) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

[嗚呼、血が止まらない。意識が纏まらない。
錆付いた歪な歯車が、ぎちぎちと音を立てて回り始める]

無茶苦茶しやがって、あの貴族野郎。
ザクザクやりすぎだろう、内蔵とか飛び出たら死ぬんだぞ。

[暖かな光に導かれるよう、ステンドグラスの光が差し込む方へ。
鼻腔を擽る鮮やかな血臭は、自らが発しているのか。
釈然としないまま、静寂が舞い降りた邸宅にただ立ち尽くす]

しかし、またあの貴族野郎が居たら面倒だな。


[誰のために生きてますか]


結局、あの林檎はどうなったんだよ。えらく静かだし。


[勿論、自分のために]

(90) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

ペラジーが上手くやってたら、まだチャンスはありそうだけどよ。


[なぜ、林檎を欲しがるのですか]


それにしても、清々しいほどの裏切りっぷりだったな。


[……高く売れそうだから。あと綺麗だから]


まぁ、俺も同じようなこと考えてたけど。

(91) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃

【人】 双生児 オスカー


[なぜ、生きているのですか]


誰だって自分が一番大事だ。
そう、だからこれは何かの間違いだ。やり直せる。


[      (無回答)      ]


―――――――――――よう。ペラジー。

[死んじまったのか]

(92) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

―過去―

[オスカーと言う偽名を使うことにしたのには特に意味は無い。
日を跨ぐごとに名前を変えるのが日常で、それはただの偶然だった。
貧民街、そこは貧困という名の圧倒的暴君が支配する世界だ。
光の射さない曲がりくねった路地に、濁った瞳、血の臭い。

どうして声を掛けようだなんて思ったんだろう。

未だによく解らない。
後ろから見た髪の色が一寸気に入ったとか、そんな理由だった気がする。

最初はなんて声を掛けただろうか。

嗚呼、きっとこうだったに違いない]

(93) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃

【人】 双生児 オスカー


犯られたくなきゃ、顔は拭くなよ。
 

(94) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

[酷い台詞。

“どこか高貴そうな”髪色が
詐欺に向いてるのかもしれないと思うのはもっと後。

俺が他人に同情なんてするわけないし。

  カモ
金を払う相手以外に、自分から声掛けることも普通無い。

どうみても金の無さそうなやつなのに、それでも]

いいから早く来いよ。面倒臭ぇ。置いてくぞ。
えーと、お前、名前は? 今日からなんて呼べばいいんだよ。

[冗談のような曇天の下、蒸気と煤煙に塗れた少年は
蹲ったままの少女の手を、強引に引っ張ったのだった]

(95) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

―現在―

これだから嫌なんだ。
こんなに深く入り込むつもりなんてなかったのに。

[毒づく台詞が自然と口から出た。
結局、どちらも手に入れられなかったなんて。
今ならぼんやりと見える善と悪の果実]

見つけられなかったのか。まあしゃあない。
どっちかが見つけたら、見せびらかす約束だったからな。

[大広間の片隅の暗闇に転がった、禁断の果実。
ソレから視線を外し、ペラジーの倒れ伏す傍に腰を下ろす。
そして、彼女の手から零れた筈の、真っ赤な林檎を手に取った]

まあ、これで許してやるよ。美味いから。

[薄く淡い笑みを浮かべ、音を立てて唯の林檎を齧ると
謝罪の言葉を吐く彼女の目蓋の縁を、そっと指で撫でた]

(96) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

[なぜ、生きているのですか]

……なぜって? そりゃあ……。

[砂漠のような乾いた顔色に、ふてぶてしい笑みが浮かぶ。
自嘲と諦観、享受、全てが綯い交ぜになった凄絶な笑み。
唇に刻まれた刃傷を引き攣らせて、認めよう、今こそ]

毒林檎食っちまったクソ家出娘を
目覚めさせる(口づけ)するためさ。

[毒袋を貰ったときに話した白雪姫。酷い冗談だ。
ゲラゲラと笑い出したいような、仄暗い高揚感のような]

そこにてめーが倒れてると、俺が帰れねえからだ!

[嗚呼、浅ましい、愚かしい。
声帯の無い喉は大気を振るわせる事は二度と無く]

(97) occam 2012/10/03(Wed) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

ああ、俺、もう死んでるんだった―――――――――。

[がしゃん、と壊れた音を立てて、歪に歪んだ歯車は止まる。

文字盤の硝子が粉々になった懐中時計と、解れた真鍮の鎖。
鈍い光沢がきらきらと黄金の残光を曳いて飛び散っただろう。
真っ黒いベルベットクロスに、黄金の粉を刷き散らしたように]


金は金でも、もっと宝石とか、金目のモンにし ろよ……。


[  It lost sight of 「Oscar」 **]

(98) occam 2012/10/03(Wed) 01時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ― 数日後 ―

[楽園の事件が明るみになった後、帰る者もいなくなったブロワ邸が、国に買い上げられることとなった。
明け渡す為に入った業者が、地下室で見たのは

半死半生の、腐りかけた――"人間"

けして人には許されぬ研究の成果か
父を殺したことを認めたくなかった少女の我儘か

もはや言葉を解さぬ生きた死体となったそれは、闇から闇へと葬られた]

(99) 茄子 2012/10/03(Wed) 02時頃

【赤】 良家の末娘 ポーチュラカ

[楽園で永遠を過ごす少女と]

(*28) 茄子 2012/10/03(Wed) 02時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[永遠に生き続ける父親]

(100) 茄子 2012/10/03(Wed) 02時頃

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ポーチュラカ
9回 (5d) 注目

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ウェーズリー
4回 (4d) 注目
オスカー
12回 (5d) 注目

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