255 【RP村】―汝、贖物を差し出し給え―
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人は、味を選んで食事をする。 私達の中にも、同じように嗜好を持って食事をするものも居るかもしれません。
だが、私は――、人によって育てられた。
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(+42) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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[触れられた手は温かくて>>50。 それでも少し、震えていたのかもしれないけれど。 今の私はとても勇気づけられたから。
だけど―― ペラジーは私に微笑みかけて>>51 そしてブローリンから出たのはそれらしい、理由>>52] ……そう。なの。 じゃあ、今日は、いえ、今日も、なのかしら。 ブローリンさんは、ペラジーさんを、守ってあげて。
ペラジーさんは、ショクではないと思ってるから。 ――でも
ペラジーさんは、気を、つけて。
[ふたりが、そういうのなら。引き止める理由なんてない。だから私は彼らを残して、部屋に引き上げることにしたのよ**]
(53) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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/* 生き残ってしまったなぁMOBが!!(号泣)
ペラジーさん切ない。
(-73) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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私は、育ててもらった人間の記憶を食べ続けて、 今まで生きてきたんですよ。
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(+43) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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< 君は何を忘れるのかな。 >
[囁いた声は、ヒトならざるそれだ。 もう、誰も、聞く事の無いショクの聲。 ]
<まあ、どうだっていいよ。>
<美味しく頂くだけの話だし>
[真っ直ぐに合わせた視線を、伏せた。 ――有難う、 "ふたりにしてくれて" ]
(54) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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はいはい。 ま、結果もわからないし―― 一緒に待とうか。
ね?
[首を傾げて、ペラジーに微笑みかける。
青い目は、穏やかに細められた。]
(55) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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[告げる声は、静かに。]
――きっと私から貴方が望む理由は、差し上げられません。
[言葉を締めくくった。**]
(+44) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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― ―
[生を受けたのは、今暮らす街よりもずっと都会の、一軒家だった。 青い瞳は母から。プラチナブロンドは父から。 それぞれの特徴を引き継いで生まれたこどもを、両親はたいそう愛した。
ショク。記憶を喰らう魔物。 それが御伽噺などではなく、現実であると、物心つく頃には知っていた。
己がショクであること。 生きる為に、他人が育てた大事な"記憶"を、食べなくてはならないことも。
エサには困ったことがない。 ミスをした使用人。時折出入りする業者。 足がつかないよう、細心の注意を払って、エサを選んだ。 祖の時代からずっと、そこに根を下ろす純血の一家は、下世話な噂話の中にも、たった一度たりとてショクを疑われたことなどなかった]
(*4) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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[親元を離れると決めたのは、特に理由があったわけでもない。 それはまだ、ティーンエイジャーだった頃の話だ。 故郷を離れ、馬車と船を乗り継いで、遠く離れた土地に移った。 覚えている。 まだ少年と青年の間を彷徨うブローリンを拾い愛でたのは、歳を重ねてなおうつくしい、とある女性だった。
――夫に先立たれ、子供は流行病で亡くした。 そう語る目尻には深い寂寥と、変わらぬ愛があった。]
『きれいな髪と眼ね、うちのことは大違いだわ。』
[そうやって髪を撫でる指先がやさしかったことも、覚えている。]
(*5) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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スージ、ありがとう。
また、明日会おうね。
[ひらりひらり、手を振って>>53 明日の約束を根拠もなく交わす。]
……うん。 つきあわせてごめんね。
[前髪に隠れた青い目は、見えない>>55]
(56) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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[きっと、その記憶は、おいしいんだろうな、と思った。]
(*6) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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[真っ赤に染まった月の下で、"彼女"が倒れている。 実家に居た頃は、やり過ごせていた極限まで飢える日。
食事の頻度が落ちたその時は、やり過ごすことも出来ず、そばにいた彼女に手をかけた。
ひとつ、ふたつ。きっとこれは、彼女が大事にしていた、"夫"と"こども"。 食事を終えた恍惚と、多幸感と、自分の手で"狩り"をする悦びと、様々な感情を引き連れて眠る。
――目を覚ましたとき、変わらず彼女はそこに居た。]
『あなたが好きだったのはこの青いマグだったわね。この緑のマグは誰のかしら?』
さあ、お客さん用じゃない?
『そうだったかしら……大事なものだった気がするんだけど』
[ひとつ。]
(*7) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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『ブローリン、この靴、誰のものか知らない?あなたには小さすぎるわよね』
知らない。 ぼくのじゃないよ。
『そうよね……誰のかしら……』
[ふたつ。]
『……ブローリン、わたし、何か忘れてる気がするの』
――そう?
『大事なことを……とても大事なことを、忘れてしまったような……』
(*8) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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["見たことのない"持ち物。 "あるはずのない"服。
"誰かわからない"写真。
そのどれもに、彼女は心を壊して――そして、居なくなってしまった。]
(*9) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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/* ところで占い師だれだったんだろう ブルーノおじちゃんかな
(-74) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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[少年は知る。 記憶を喪った人間に、してはならないことは忘却の肯定だ。
知っているはず、忘れた気がする。 それを自覚すればするほど、喪失感に苛まれるのだと。 行き着く先は、昏く深い、終わりの闇の中だと。
人のこころは斯くも脆いのだ]
(*10) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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/* あと10分
分って打とうとしたら真っ先に糞って変換された。箱なのに。
(-75) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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[一度食事を摂ったら、二度と会わないと決めたのは、其の頃だ。]
(*11) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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[それからは。 場所を変え、相手を変え、あちこちを渡り歩いた。
近づいてくる女性の、"いちばん大事な記憶"に、自分が成る。 そうして、自分を忘れさせてから去る――
卑怯で安全な手段を、取りながら。]
(*12) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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[やがてあの山小屋に根を下ろし、彼に出会うまで。*]
(*13) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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/* ニコラス君かっこいい!!
えーと、ブルーノさんが育ての親だったりする?←
(-76) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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/* ひえ
待って時間が足りない読めない
(-77) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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なあに、お安い御用だよ。
[スザンナを見送って、前髪を払う。なんでもないことのように、その一房を摘んで、鬱陶しげに避けた]
さっき言ってたことだけど――
ショクはあと一人。 そういう家系なの?
[自分が紡いだ"嘘"の流れなら、口にしやすい問だ。 探るような色でもって真っ直ぐに、顕になった蒼の視線を彼女へ向けて。]
(57) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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/* ブローリン;;;;;;;
それにガストンの締めくくりが美して好き…。
(-78) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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/* あと3分。
エピ来るの怖いなぁ。 怒られたり揉めたりしないといいなぁ。
(-79) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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…………う、
[どうしてこんなに、"ショク"と"ヒト"の間に走る亀裂が恐ろしいんだろう。
出所不明の感情に連鎖して、頭の中のごみ山が雪崩れていくみたいだ。 どうして僕は、あの二人を庇おうと思ったんだっけ。 半分だけではあったけど、"仲間"を助けたかったから。 ……だけど、それだけじゃなかったはずだ。
『■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■ ■■■■■■■■■■。 "■■■"■■■■■■■■■■■■、■■■■■■。』
……今となっては、穿たれた闇でわからない中身。 それは容赦なく僕の片脚をぐらぐらと揺らした。
立ち続ける為の何かがあったはずなのに、そこにはもう、何も、ない。]
(+45) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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[皆既月食は過ぎた――。 今夜は綺麗な弧を描いだ月が館を照らし出す。]
(-80) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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[僕はどうしてこの街に居るんだっけ。
僕は、僕は、――――どうして、生きているんだっけ。
このがらんどうなごみ山の隅で、 泥水を飲んでまで生き延びた理由は、何だ―――― ]
(+46) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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…………っ、
[咄嗟に身を折って口元を覆う。 僕までこのざまじゃ、いけない。 ショコラが弱ってるし、――彼に、申し訳が立たない。]
……ブロー、リン。
[ずるくて優しいきみに、ただ、会いたい。]
(+47) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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例え、誰かの手に堕ちようとも――、
生かしてくれるものが居る限り、 私はショクであることを誇りに思う。
(-81) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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