24 明日の夜明け
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−屋上→−
……何で私、走り続けてるの? あは。何かもう、限界……。
[最後まで諦めないと、絶対帰ると誓った。 自分に。ホリー先輩に。 だけど。 なんだか身体も心も、とても疲れていて。 自嘲気味に笑うと、そんな言葉が漏れてしまうけれど]
先輩……? 帰って、一緒に本物の夜空を見る。約束。
(94) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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花売り メアリーは、本物の夜空を、想った。{3}
2010/08/11(Wed) 00時頃
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ズリエル、テッド バカッ! 赤ん坊が落ちてしまうじゃないか!
[テッドの片腕では赤ん坊は掴みきれなかったのか放物線を描いて赤ん坊が飛んでいくのを慌ててキャッチするために走り出す]
(95) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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[ポツリと零して、こくりと頷いた。その時]
『ルォオオオオオオーーーーーン』
[狼の吼える声が聞こえて、びくりとする。 ――……もう、赤い月が来てしまったのだと]
(96) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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―― 回想 屋上 ――
[誓うか、離れるか、どちらかを選べといわれた]
……っ
[口ごもる。だって、知ってる。 焦げ臭い匂い。人形みたいな体。否定した神。
何故だか説明は出来ない。誓うのは簡単だ。 嘘をつけばいい]
……ちかっ
[去ろうとするメアリーに決定的な裏切りの言葉を口にしようとしたそのとき、皆が入ってきた]
[メアリーが、去っていく]
―― 回想終了 ――
(97) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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[狼がほおリ投げたもの、それが怪しいモノだと思っても 形が赤ん坊の態をとっていれば乱暴な扱いはできなかった。]
痛んでいた足の事を忘れて両手を伸ばすと滑り込みで赤ん坊を抱きしめた
[25%の確立でまた足を挫くだろう]
(98) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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/* いや、しかし、報われねぇww 素敵過ぎる。
っていうか、メアリーはそれで切れるならほんと襲撃してほしかっ……、 エピったら、メアリーに縁故申請したこと謝ろう、うん。
(-63) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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つい、じゃねぇよ、つい、じゃっ!
[ぼそりと呟くズリエルに、突っ込みを入れる。 右手の上を跳ねた赤ん坊を、カルヴィナが追う>>95のが見えた]
先輩、ちょ、待って! それ、なんか、ヘン……!
[右手が赤ん坊に触れた瞬間、左腕に走った痺れ。 それは、よからぬものを感じさせた]
(99) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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良家の息子 ルーカスは、店番 ソフィア笑うソフィアの口元をぬいぐるみでふさいで、曲に眠るように目を閉じた。
2010/08/11(Wed) 00時半頃
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[足は捻ったが大した事はなく。落すことなく抱きかかえられた赤ん坊を抱きしめる。 『ほぎゃあ ほぎゃあ ほぎゃあ』 泣きじゃくる赤ん坊]
怖かったね、でも大丈夫 よしよし…いい子ね。泣き止んで…
[あやせばあやすほど 泣き声はひどくなるだろうか]
怖くないから、もう狼はあーっちにいっちゃったよ
[遠くを指差す…そういったとき赤ん坊が指をギュッと握った。 小さな手が自分の指を握る様子をにこりと笑ってみつめる]
(100) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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なにが?
[笑いながらテッドのほうを見あげる]
えっ…
[笑い顔が凍りつきそして苦悶の表情となる]
ちょっと…こら…はなし て
[赤ん坊はにこにこと笑いながら人差し指をぎゅっと握る]
い…いたい…ってば
[思いもよらない強い力。油汗が額に滲む]
それ以上はっ おねがい やっ・・・やめてっ!
(101) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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―― 回想 屋上 ――
[ズリエルやテッド、カルヴィナの軽蔑した視線。 走り去るメアリー]
………っ
[テッドが言葉を募らせる。理解は出来る。 なんで、自分は前を向けないのかと、はがむ]
[それが、守護神を否定する言霊を吐いて以降、徐々にこの世界によって奪われてしまった力だと知らないままに]
[泣きたくなった。それでも、必死で生きている。 自分の代わりみたいな泣声が聞こえて来てのは、そんな時]
(102) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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鳥使い フィリップは、生き延びたい、と思った{5}
2010/08/11(Wed) 00時半頃
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あっ…あぁぁああ… 痛いっ!離して!
[今まで泣いていた赤ん坊がキャッキャッキャキャと嬉しそうに笑う。 細い人差し指がありえない方向へと弓なりにしなる]
イッ・・・・アアアアァアアァァァ!
[ぐきりっ---嫌な音が響いた]
(103) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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−校舎1F−
……ど、しよ。 まだ……。
[まだ『種』を植えていない。焦る心。 屋上に駆け戻ろうとするけれど。思い出す]
……命の実。
[前回の『赤』の時、ルーカスを守りながら見ていた光景が頭に浮かんで、ゾっとして。そして。 4人で居たのだから、今はまだ大丈夫だと自分に言い聞かせて。 グラウンドに向かって走ろうと、するけれど。 何かを考えて、まずは体育館の倉庫へ走った]
(104) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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─屋上─
[カルヴィナと赤ん坊の様子は無邪気にも見えて。 けれど、先ほどの痺れと──何より、連れてきたものが連れてきたものだったから]
先輩、やっぱそれ、離した方が……。
[離した方が、いい、と言うのと。 様子が変わるのは、どちらが先だったか]
……っ! 先輩っ!
[響く、鈍い音。とっさに駆け寄り、赤ん坊を引き離そう、と手を伸ばした]
(105) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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[口元を柔らかな感触に塞がれれば、きょとんとするも。 ルーカスが目を閉じれば、もう一度そっと頭を撫でて、ソファへ戻り。
ホリーの横に、もそりと再び埋まると、目を閉じた。
どこかで、赤ちゃんの泣き声と、誰かの悲鳴が聞こえた気がして。 その表情は、あまり安らいだものではなかったけれど、優しいBGMは、穏やかな眠りに誘ってくれるから*]
(+125) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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ふっ…っぅ ったぁ
[激痛が走り頭の中に赤い火花が散った気がした]
うっそ 何これ…? おかしな方向にユラユラとぶら下がる自分の指
[何がおこったかまだ把握できず赤ん坊を抱いたまま ポカンとした表情で立ちすくむ。]
(106) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 00時半頃
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―― 屋上 ――
[狼がやってきた。赤ん坊を撒いた]
……なんで、これ……
[しばらく、呆然と動けずに、 でも、悲鳴が響けばはっとそちらを見やった]
ドーン!
[赤ん坊を引き剥がそうとする作業を手伝おうとした。 参加させてくれるのならば、だが]
(107) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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[>>105テッドの手が伸びてくるのが ぼんやりとした視界に入った。 それと同時に…
ぐにゃり手の中で赤ん坊がチーズのように柔らかく動いた]
…えっ?
[手の中に抱いた赤ん坊が笑いながら真ん中から裂けていく。]
えっと…クリオネ?
(108) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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[突然屋上にマーゴが犬を伴って飛び込んで来れば大慌てでラルフから離れて]
マ、マーゴちゃん‥‥‥。 ‥‥‥? その子、マーゴちゃんの犬?
なんだか凄く興奮してるみたいだけどどうしたの?
[子犬が低く唸る様子に不思議そうに首を傾げて]
そういえば、犬とか猫とかって人には見えない何かが見えるらしいね。
‥‥‥猫。 そういえば子猫、どこに行っちゃったのかしら?
(+126) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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何これ、じゃないっすよ、もう!
[ポカン、とした様子に舌打ち一つ。 とにかく、これが危険なのはわかった。 よーくわかった。 だから、とにかく引き離さなくては、と思うものの、左腕が思うように使えないから]
あー、も、手がたんないからっ! ぼーっとしてないで、手、貸してっ!
[文字通り、手が足りなかった]
(109) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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[頭部が割れて二つの顔にわかれる…ひとつの体に二つの頭部
キャッキャッキャッキャ とわらう声が2倍になって]
(110) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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若者 テッドは、赤ん坊の変化に思わず、手が止まる。
2010/08/11(Wed) 00時半頃
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お願い…やめて…
[体が震えて動く事ができない。やがて4本の手が自分にむかって伸びてくる]
赤ちゃん…やめて…
[ただ泣いて懇願する]
(111) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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[テッドに声をかけられる前から動いてはいたが、 その声に、やっていいことなのだとほっとして、引き剥がす]
………なっ
[目の前で、赤ん坊が割れて。 息をのむ。グロテスクな様子に、手がとまりそうになるのを叱咤する]
……早く、捨てろ、それ
[2倍になったそれを、2つとも払いのけるように。 使うのは、焼け爛れた方の手]
(112) 2010/08/11(Wed) 01時頃
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鳥使い フィリップは、小僧 カルヴィンと赤ん坊の間に、自分の腕を差し入れた
2010/08/11(Wed) 01時頃
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[一瞬、呆然としていたものの。 カルヴィナの懇願の声>>111が我に返らせた]
あー、も、本気、手ぇ、たんねぇっ!
[苛立たしげに叫びつつ。 とにかく、赤ん坊の一体を強引に掴んで──]
……へ?
[振り返ったソレと、目があった。 嫌な予感がして、直後、それは的中する]
え、えーと。
[がし、と。 右腕が掴まれた]
(113) 2010/08/11(Wed) 01時頃
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…捨てるって…捨てるって 赤ちゃんなんだよ!
[髪を引っ張られたり リボンタイを引っ張られたり それでも赤ん坊は落せないと両手で抱きしめて]
(114) 2010/08/11(Wed) 01時頃
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−→体育館−
[急いで体育館の中に身体を滑り込ませると、あちこちに散乱した道具が目に入る。 今は動かない、前回の赤で敵となって襲ってきた物達]
……あ、あった! これと。これ。
[倉庫へ行くまでもなく、探していた物が見つかる。 野球のバットとメガホン。 両方とも、前回の赤での教訓によるもの]
[バットは、数での攻撃に対して、減らない武器。 メガホンは、とっさの探し人を呼ぶためのもの。 携帯はあまりあてにならないし、拡声器だとトランジスターを通してまた歪むかもしれないと。簡素な物で我慢した]
(115) 2010/08/11(Wed) 01時頃
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・・・どうしよう 私には落すのも叩くのも無理だ
[ブチブチと4本の手で髪の毛は引っ張られて引き抜かれるるかもしれない]
(116) 2010/08/11(Wed) 01時頃
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[払いのけようとしても、適わなかった。 辛うじて一体はテッドの方に矛先を向けて。
もう一体はカルヴィナに抱きしめられて、手が届かなかった]
……死ぬよ。ドーン
(117) 2010/08/11(Wed) 01時頃
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鳥使い フィリップは、小僧 カルヴィンに、舌打ちした
2010/08/11(Wed) 01時頃
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……じゃあ、貸せっ!!
[叫ぶ。もう一度彼女から引き剥がそうと]
(118) 2010/08/11(Wed) 01時頃
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[とっさに感じたのは、ヤバイ、という事。 先の様子を見ていれば、この赤ん坊の力は容易く想像できる]
って、先輩っ! 縦に裂けて分裂する赤ん坊が、どこの世界にいるんすかっ!
[カルヴィナの訴え>>114に突っ込みを入れながら。 自分の方に来たのは幸い、と、そのまま一体を引きずりながら、後ろに下がる]
……どーするよ、コレっ……。
[このまま屋上から放り出したら、とは思うものの。 さすがに、今の様子を見ては実行もし難く]
……とりあえず、オレ、これなんとかしてくるっ!
[せめて、カルヴィナの見えないところで、と思いつつ。 一階下を目指して、ダッシュした**]
(119) 2010/08/11(Wed) 01時頃
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ねぇ、わたし…どこかの教室に…はいるから
[ギュット目を瞑ってそう告げる。 そうしている間にも赤ん坊は分裂をまた始めるだろうか]
この子達 連れていくから
(120) 2010/08/11(Wed) 01時頃
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