人狼議事


216 宵闇駆けるは天つ星

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視点: 人


トリ5人が投票した。
余四朗1人が投票した。

トリは村人の手により処刑された。教会の鐘が厳かに鳴り響き、法の執行を宣告した。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?


トリ村人のようだ。


村人達は自らの過ちに気付いた。
人狼達は最後の食事を済ませると、新たな犠牲者を求めて無人の村を立ち去っていった。


【人】 ひとづかい トリ


 
[力と力の交差の場]

[そこを閉ざす力はゆるりと薄れ、消えてゆく]

[阻むもののなくなった空へ向け]

[紅の翼は、飛び立った]
 
 
 

(0) tukineko 2015/02/15(Sun) 21時半頃

ひとづかい トリは、メモを貼った。

tukineko 2015/02/15(Sun) 21時半頃


【人】 武家の娘 沙耶

[>>*34男が結界を渡るも見る事無く、沙耶の身体は波間に飲まれて沈み行く。
春近く、温泉が湧き出る地盤とはいえ海の水は冷たく、重い。
健常ならばある程度妖気で遮断できていただろうそれを、今の沙耶に耐える術は無い。
本当の本当に、身に残っていた力全てを使い切ってしまったから]


(あぁ)


(もう ほんとうに)


[人の写し身すら保てなくなり、手も足も無いただの蛇の姿に戻る。
波に逆らうことすら出来ず、沈みながら沖へと流されるを感じる。
何かにぶつかった感覚はあれど、それを確かめる為に瞳を開く力すら残ってはおらず]

(1) nadia 2015/02/15(Sun) 22時半頃

【人】 武家の娘 沙耶



(さやは)


(しぬのか)


[思う心に、後悔は無い。
力の限り戦って敵わなかった、ならばこうなるが自然の摂理。
このまま沙耶の命は海に棲むもの達の糧になり、務めは最後まで果たされよう。
ただ、今までの生を振り返る胸の内に浮かぶ、一つの思い]

(2) nadia 2015/02/15(Sun) 22時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

[気がついた時から、沙耶はずっと独りだった。
人間と約束を交わし、その通りに岩場と海だけを自分の世界として生きてきた。
言葉交わす者が居た時間もあったけれど、心の触れ合いと呼ぶには短すぎて残ったのはそれまで以上の虚しさだけで。
何時からだろう。沙耶から声をかけることすら、止めてしまったのは]


(あぁ)


[腹を空かせて、それでも人間を待っていたのは何故なのか。
あの場に来た芙蓉の言葉を、何故あんなにも素直に聞いたのか。
答えは、たった一つだけ]


(さやは)

(さみしかった)

 

(3) nadia 2015/02/15(Sun) 22時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

[沙耶を恐れながら、それでも沙耶の居場所を認めてくれた人間を失ったことに気付きたくなかった。
ずっと独りだと思っていた、居ないと思っていた目の前に現れた初めての仲間が嬉しかった。

だから沙耶は、この場所を譲れなかった。
芙蓉を護りたかったから、なりふり構わず戦った。
護れただろうか。負けてしまったけれど、もう確かめることも出来ないけれど]


(だから)

(ふようにあえて)


(うれしかったんだ)

 

(4) nadia 2015/02/15(Sun) 22時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

[沙耶とは違う、けれどこの村と同じ匂いがしていた彼女。
知らなかっただけで、知ろうとしなかっただけで。
本当はずっと、沙耶の近くに仲間は居た。独りじゃなかった。
もしももっと早く、沙耶が他の世界を知ろうとしていたら、何か違ったろうか。
あの男に負けないことも、あの男の話を理解することも、出来ただろうか。
それを確認する術など無い、あるはずもない。でも、もしもそれが、叶うなら]


(あぁ)

 

(5) nadia 2015/02/15(Sun) 23時頃

【人】 武家の娘 沙耶



  (もっと)

          (しりたい)


 (ひとを)



      (せかいを)


[声成らぬ呟きが、こぽり小さな泡を作る。
波打つ最中、それを確認できるものなど居はしないだろう。
ただ、切実な願いを込めたそれは、最早浮かべぬ沙耶の代わりに上へと浮かびあがっていった*]

(6) nadia 2015/02/15(Sun) 23時頃

【人】 薬売り 芙蓉

― 岩場 ―

[呼び掛けに返る声はない。
 岩場に手を着き覗き込んだ海は底が知れず、林の妖は思わず息を呑む。
 果てを見ようと顔を上げた先、空間を隔てる結界が、少しずつ薄れていくのが見えた>>0]

 もう、仕舞いかねえ……。

[は、とゆるく息を吐く。
 己は林の主、生かすも殺すも己次第と思っていた。
 しかし、それはあくまで殺す側に立った時の話だ。
 生かす側に立った時、妖はあまりに無力だった]

(7) suzukake 2015/02/15(Sun) 23時半頃

【人】 薬売り 芙蓉

 退魔師と妖がやりあえば。
 こうなるが必然、かねえ。

[祓うと決めた妖を見逃す方が稀有であり、その息子を生かした樹怪もまた、確実に彼の影響を受けていた。
 沙耶はあの退魔師からは逃げおおせたけれど、長くは生きられぬ傷を負ったのは確実であろう]

 でも、意地が悪いじゃないか。
 人喰いのあたしがこうして生き延びて、何も知らないあの子が死んでいくなんてさ……。

[波立つ水面を、覗く。
 衣の切れ端一つでも、見えるものはないだろうかと]

 沙耶、あんたは本当に、これで良かったのかい……?

(8) suzukake 2015/02/15(Sun) 23時半頃

【人】 薬売り 芙蓉

[――それに気付いたのは、全くの偶然だっただろう。
 波間にこぽりと、それまではなかった泡が浮かび上がる>>6]

 沙耶……?

[見間違いと言われても頷ける程の、小さな泡。
 それでも、妖は、それが小さな小さな、沙耶の叫びだと信じることにした]

 諦めない、って、言っちまったからねえ……!

[岩場と塩水は、樹と相性が悪い。
 その身を植物へ変じれば、残り少ない妖力を急速に削られると承知で、妖は人に似せた身に再び妖力を呼び起こし、下腕から蔓を生み出し海中向けて垂らす。
 もう掴む力もないかも知れぬから、触れた物をこちらから絡ませては引っ張り上げる。
 それを、何度も何度も――見付からねば力尽きるまで、何度も繰り返した*]

(9) suzukake 2015/02/16(Mon) 00時頃

薬売り 芙蓉は、メモを貼った。

suzukake 2015/02/16(Mon) 00時頃


鬼丞は、/*(_xx)_バタッ…

fuka 2015/02/16(Mon) 23時頃


村の更新日が延長されました。


【人】 真剣師 鬼丞

とう、りょう...

[退魔師の長の強い「命」の力に触れただけで、鬼丞は、掠れた声を出すだけの力を取り戻す。それと引き換えになったように、風の結界は解けて消えた**]

(10) fuka 2015/02/17(Tue) 01時半頃

真剣師 鬼丞は、メモを貼った。

fuka 2015/02/17(Tue) 01時半頃


【人】 座敷守 亀吉

 ……とりあえず、俺は死にかけるまでは行ってませんけどー。

[外傷だけなら、だが。
ともあれ、向けられた言葉>>*24にそんな物言いで返した直後。

紫影の結界は、お役目御免と言わんばかりにかしゃん、と、音を立てて砕け散った。**]

(11) tasuku 2015/02/17(Tue) 10時頃

【人】 野伏り 余四朗

わしぁ死にかけとらんき。

[この場に残る二人の退魔師よりはマシだ、と。
亀吉と同じ言葉を頭領へと向けた]

頭領、村ぁ滅ぼしち元凶は居らんようじゃ。
居った妖も、………人喰うとらんき。

[厳密には芙蓉は喰らったことがあるが、今回目の当たりにはしていない。
鬼丞を瀕死に追いやりながらも、止めは刺さず己の力にもせず去っていった。
故に余四朗は現時点では祓う必要は無いと考え頭領に声を投げる*]

(12) rokoa 2015/02/17(Tue) 21時頃

【人】 真剣師 鬼丞

『ああ、そうかい』

[死にかけてはいない、という亀吉の言葉を聞いた>>11頭領の返答は明らかに聞き流したと言わんばかりの素っ気なさ。
代わりに、傍に寄って来た小鬼を、よしよしと撫でる。
その手から伝わる命の力は小鬼を通して亀吉へも流れたか]

『まあ、お前と丁助の事はいい。おっつけ氷刃のが着くだろう』

[闇星二人の師である退魔師が、こちらに向かっている事を、にんまりと、音がするような笑みを見せて伝えてから、視線を半ば獣と化した妖に移したのと、余四朗の言葉が届いた>>12のは同時]

『...なるほど。人は喰っていない、とね』

[じっと少女の顔をした妖を見つめる老退魔師の視線は鋭い*]

(13) fuka 2015/02/17(Tue) 22時頃

【人】 団子屋 たまこ

ふぅ、………あっけないもんじゃのう。


[そうして結界の砕け散る音を聞くと、>>11
その場に背を向けて小走りに動き出した*]

(14) Akatsuki-sm 2015/02/17(Tue) 22時頃

【人】 団子屋 たまこ

[もちろん、こちらを見つめてくる老いた退魔の者から、
思いっきり目をそらしたうえでの移動である。>>13

この状態では村から出るにも出られず、
ひとまず雑木林にでも身を隠そうかと考えているが、
さてどうなることやら]

(15) Akatsuki-sm 2015/02/17(Tue) 22時半頃

【人】 真剣師 鬼丞

[視線が交わる前に、しっかり気配を感じていたらしい妖は背を向けて駆け出している]

まあ、かまわんか。

[ふと目を細めて、退魔師は、とん、と、軽く地面を踏みならす。地に残っていた妖の力が命の力と混ざって小さな光の珠になり、駆け去るその背を追ってふわりと溶け込んだ。
身を隠す力に使えとでも言うように*]

(16) fuka 2015/02/17(Tue) 22時半頃

【人】 半の目 丁助

――…あ。

[退魔師を束ねる頭領。
置いても尚、強い命の力の気配は少し離れた男にも伝わって来た。
>>10>>11風と影の結界が消える。]

…兄さん方のお蔭で俺は…。

[男が殆ど疵を負っていない事は見れば分かるだろう。
未熟故に無事だった。
情けなくて、戦いの痕の残る地面に視線を落とす。

>>12元凶は村にはいなかった。
村にいた妖も人は喰らっていない。
頭領にそう告げる雷の使い手の邪魔はしない。]

(17) 蒼生 2015/02/17(Tue) 22時半頃

【人】 半の目 丁助

…え、おっしょさんが?

[>>13兄弟子への返しにはぱちくりと目を瞬かせ。
師匠の代理として参じた依頼。
とてもではないが上出来な動きだったとは言えないので、うろうろと視線を彷徨わせる。

結界が消失すると同時、その場を立ち去ろうとした妖に頭領の意識が向くのを見て無意識に拳を握り締めた。
じわりと背中に汗が滲む。

頭を過ったのは、己の事を>>*27おかしな奴、と評した言葉。
離れる間際に向けられた笑顔が祓われるのは嫌だったから。

けれど彼女に害が及ばぬようであれば、男はそっと安堵の息をついた。]

(18) 蒼生 2015/02/17(Tue) 22時半頃

【人】 座敷守 亀吉

[実際の所、外傷だけならば死ぬほどの傷は負ってはいない。
が、使役する式を失い、自身の分身とも言える影に幾度も打撃を受けた事で、内面的な消耗はかなりのものとなっている。

命の属持つ頭領には、その辺りを隠し遂せるものでもなく。
ちょこまかと寄って行った小鬼を介して伝わる力>>13が内に残った痛みを消していくのにほっと息を吐いた──のも、束の間]

 ……は?
 なんや、御師さんも来るんか!?

[冷静に考えたなら、送り出した弟子の様子を見に来るのは当然の事。
うわあ、こら厄介……などと考えつつ。
頭領の視線が向いた先に見えたもの>>14にあ、と短く声を上げかけて]

(19) tasuku 2015/02/17(Tue) 22時半頃

【人】 座敷守 亀吉

 …………。

[頭領の零した短い言葉>>16に、上げかけた声は飲み込んで。
ふる、と首を軽く振って立ち上がる。
戻ってきた小鬼が、ぴょい、と肩の上に飛び乗った]

 ……次こそきっちりどつくで、覚悟しとけ。

[距離的に届かぬだろう呟きをぽつり、零した後。
少し歩いて、拾い上げるのは楽琵琶と撥]

 ……ん、紫苑も無事、か。

[『紫苑』というのは、楽琵琶の目立たぬ所に記された言葉。
それが、楽器の銘ではない……というのは、薄らと察しもついているが。
その『名』にまつわるものを追う心算は、今の青年にはなく。

四弦の張りを確かめた後、撥を当てて音色をひとつ、響かせた。*]

(20) tasuku 2015/02/17(Tue) 22時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

[春近しとはいえど、まだ海の水は重く冷たい。
妖力を湛えていた身でこそ耐えられたものを、今の沙耶が耐えられる訳がない。
人間との戦いで、身に備えていた妖力もそうと知らず取り入れた烏の妖力も使い果たした。
今の沙耶の身体は、人の子ほどの大きさのウミヘビでしかない。
その身の感覚も殆ど失われ、小さな泡すら生み出す力も底を尽き。
後はただ音の無い闇に沈み行くのみ。

その、はずだった]

(21) nadia 2015/02/17(Tue) 23時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

[何かが沙耶の身体に引っ掛かった、と微か感じ取る。
けれどそれが何かを確かめるまでの力は、沙耶には残っていなかった。
きっと木の根か何かが波に浚われて海底に沈んだのだろう、そう思ったのだが]


(────……?)


[引っ掛かったにしては、何かがおかしい。
まるで引き寄せられている様な力を感じる、けれど海の中では匂いも音も解らない。
解らないまま、それに逆らう意思も力ももう持ち得てはいなかった]

(22) nadia 2015/02/17(Tue) 23時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

[何がどうなっているか、それを確かめるより先に沙耶の意識が落ちる。
その意識を取り戻したのは、沙耶の鼻を擽る匂いに気付いたから]



(────…… 、  …)


[妖として力尽き、名を呼ぶことも出来なくなったこの身では、もう彼女には伝えられないかもしれない。

それでも、芙蓉、と。
小さく、小さく名を呼んだ後。
口を動かし、ちろり舌を出してその匂いを確かめた**]

(23) nadia 2015/02/17(Tue) 23時半頃

武家の娘 沙耶は、メモを貼った。

nadia 2015/02/18(Wed) 00時頃


【人】 薬売り 芙蓉

― 岩場 ―

[冷たい海水に触れた蔓は、妖力を送る傍から枯れていく。
 それでもどうにか保ち続けたそれに、引っ掛かるものがあった>>22
 人の大きさほどの、滑らかな表面を持つそれを、蔓を巻き付け引き上げていく]

[姿は変わってしまっていたが、間違えるはずもなかった]

 沙耶……!

[くたりとして動かぬウミヘビを、それでもその名を呼んで抱き締める。
 熱い血潮は持たぬが、それでも少しでも冷たい体を温めようと]

 良かったよ、間に合って……。

[呼び掛けに答える声はない。
 それでも、微かな吐息とちろりと見えた舌が、確かに彼女がまだ生きていることを教えてくれた>>23]

 でも、このままでは凍えてしまいそうだよ。
 少しでも、傷を癒さないとねえ。

(24) suzukake 2015/02/18(Wed) 00時半頃

【人】 薬売り 芙蓉

― 村外れ ―

[沙耶を抱えたまま、ゆっくりと、土のある方目指し歩き始める。
 それは必然的に退魔師たちへ近付くことにもなったが、今は気にしている余裕はなかった。
 ようやく片足が土を踏んだ所で、どさり、と頽れるように座り込む]

 ああ……あたしも今日は、派手に動き過ぎたよ。
 少し……眠くなってきた……ね……。

[沙耶の頭を膝の上に乗せ、見守る妖の首がうと、と傾ぐ。
 樹怪の身は本来、土を離れ長く動き回るようには出来ていない。
 妖気が尽き、再び微睡みの刻が来た――そう、妖は解釈する]

 大丈夫……沙耶をこのまま放っておきは、しな……い……。

(25) suzukake 2015/02/18(Wed) 00時半頃

【人】 薬売り 芙蓉

[座り込んだ妖の周囲から草が芽吹き始める。
 妖気孕むその草は、人にとっては毒だが、妖にとっては傷を癒す薬草であり、柔らかな寝床ともなるだろう。
 それが少しでも、沙耶の回復を早めればいいのだが――樹怪が意識を保ったまま、それを見届けるのは難しかった]

 すまないね……気が向いたら、起こしておく……れ……。

[沙耶に覆い被さるようにして眠りに就く妖。
 やがてその身は地へ根を張った、小さな樹へと変化する。
 妖気が満ちれば、再び人型を取り動くことも出来るようになるだろう。
 しかし――もう人が訪れることもない、滅びた村の片隅で。
 人喰いの妖に、妖気が満ちるはいつのことになるのだろう*]

(26) suzukake 2015/02/18(Wed) 00時半頃

薬売り 芙蓉は、メモを貼った。

suzukake 2015/02/18(Wed) 00時半頃


村の更新日が延長されました。


【人】 座敷守 亀吉

[四弦の音色を確かめつつ、ふと、思い馳せるは遠い日の事。

自身が師によって見出されたのは、妖に滅ぼされた村。
他には動くものは何一つなく、ただ、深手を負った自分とこの楽琵琶だけが残されていたという。

当の自分には何故そうなったのかも、自分が誰なのかの覚えもなく。
ただ──喰らわれかけた記憶と、それにまつわる恐怖だけを抱えて、接する全てを拒絶していた]

 ……思えば、昔はよぅ逃げ回っとったなぁ。

[力を持ちながら、それを制する術も知らず。
唯一残った記憶に脅かされる子供を、師は甘やかす事無く、現実へと向き合わせた。
その厳しさ故に反発し、幾度となくその許から逃げ出そうと試みたものの、何故かいつも先回りされていて。
なんで、と聞いたら、「お前みたいな危なっかしいのは、野放しにできん」と返されて。

その言われ方が何だか悔しくて、いつか認めさせてやるんだ、と。

退魔の技を学ぶと決意させたのは、そんな意地と反抗心だった]

(27) tasuku 2015/02/18(Wed) 22時頃

【人】 座敷守 亀吉

[そんな在り方に変化が齎されたのは、とある煌星の退魔師と出くわした時。
制御の覚束ない闇星が、ほんの小さな切欠で弾けて暴れて。
闇と影に呑まれた果て、人とも妖ともつかぬ鬼へと変貌した。

その勢いのまま、文字通り煌星を喰らおうとしたのを押し止めたのは、殺さないでと訴えかける、声。
か細いそれは、微かに残る記憶を揺り動かし── 一瞬だけ、我に返った。

そこに師の放った一撃が叩き込まれ……そして、始まったのは大立ち回り。
それまで抱えていたものをぶつけるが如く食らいついたこちらの攻撃は、何故か、悉く師を捉えていた]

(今、思えば。
 受け止めてくれてたー、て事なんやろなあ)

[言葉で表せなかった諸々や、持て余していた激情。
それらを全て受け止めて。
その上で放たれた鋭い一撃に崩れた所に投げられたのは、端的な問い]

(28) tasuku 2015/02/18(Wed) 22時頃

【人】 座敷守 亀吉

 ……人として生きるか、魔として死ぬか……か。

[突きつけられた二択の内、自身が選び取ったのは、前者。

魔道に堕ちかけてなお、人の道はある、と。
そう、示してもらえたから。
その道を進み、生きる意思があるならば、と。
伸ばされた手を取れたから──自分は、あらゆる意味で死なずに済んだ。

あらゆる意味で自身を救い、導いてくれた師への恩義や敬意は、言葉で言い尽くせるものではない。


……ない、のだが]

(29) tasuku 2015/02/18(Wed) 22時頃

【人】 座敷守 亀吉

 あー……。
 色々と、うるさいやろなぁ……。

[ぼやきを乗せた音色が大気を打つ。

久々の顔を合わせる機会、思う所は多々あるというのに。
そんな物言いになってしまうのは、最早性分としか言えぬもの。*]

(30) tasuku 2015/02/18(Wed) 22時頃

座敷守 亀吉は、メモを貼った。

tasuku 2015/02/18(Wed) 22時頃


鬼丞は、==)Zzzz

fuka 2015/02/18(Wed) 23時頃


【人】 半の目 丁助

あー…。

[兄弟子の奏でる琵琶の音色が聞こえる中、男は首筋を掻きながらうろうろと彷徨う。
妖達は既にこの場から立ち去っており、星をその身に宿す者のみが残っていた。

頭領の力を受けて風の使い手も無事に命を長らえそうな今、する事はない。
元々師匠の代理として入った仕事だ。
当然その結果を報告する義務がある。
隠し事など出来よう筈がないし、誤魔化す心算はないのだけれど。

――それは師匠の待つ宿場町での事だと思っていたので、心の準備が出来ていなかった。

取り敢えず頭の整理をしがてら荷物の片付けを始める。
とはいっても、余った薬草を仕舞ったり、空になった軟膏の器を片付けたりするくらいしかないのだが。]

(31) 蒼生 2015/02/19(Thu) 00時頃

【人】 半の目 丁助

はあああー…。

[不出来を叱られるだろうか。
実際、未熟だったのだけれど。

口から零れるのは近くにいれば聞こえる程の溜め息で。
そんな時、ひやりと冷たい空気が首筋を撫でる。

海風とは違う感触のそれは、氷の]

「ったく、何て情けない顔してんだい、お前は。」

おっしょさんッ?

[いきなり背後に現れた気配に、男は顔を上げて目を剥く。]

(32) 蒼生 2015/02/19(Thu) 00時頃

【人】 半の目 丁助

「何だい、幽霊でも見たような顔をして。
隠形の術だよ。教えたろう。」

[白いものの混じる頭。
鴇浅黄の着物に砂色の袴に腰に提げた太刀。
腕を組んで目を眇める師匠は普段接している姿そのもの。
男はあたふたと両手を動かして]

い、いやァ、そのォ、
…ッ…。

[唇が震え、じわりと視界が滲んだ。

己は大した事は出来なかったけれど。
――生きているのだ、皆。命を損なわれる事なく。

命の灯火が消えそうになるのは、とても怖かった。
恐ろしかった。
己を見失ってしまう程に。]

(33) 蒼生 2015/02/19(Thu) 00時頃

【人】 半の目 丁助

[己にとって揺るぎない存在を目にして、緊張の糸が解ける。]

――ッ、おっしょさぁん…。

「全く。しようのない奴だよ。」

[べしりと背中を叩かれ、男は零れる涙を裂いて短くなった小袖で拭う。
一度堰を切った涙は後から零れて銀朱の色を濃くしていった。]

「どうだい、いい経験をさせて貰ったろうが。」

…はい…ッ。

[揺れる声で応じ、大きく何度も頷いてみせる。

己には緊張感が足りないと言われた事があった。
強い妖と剣を交えれば、命を失われる場合もあるのだと。
師匠の後ろで見ていた世界から飛び出して、初めて身に染みて分かった。]

(34) 蒼生 2015/02/19(Thu) 00時頃

【人】 半の目 丁助

[‘氷刃’の二つ名を持つ男は小さく息をつく。]

「その面、少しはまともにしときな。

――亀、久しぶりだな。」

[久々の再会に複雑な思い抱える男の兄弟子の方へ視線を向ける。
にこりとも笑わないが、それが師匠の飾らぬ姿。]

「暫く見ねぇ内に随分と男っぷりを上げたじゃねぇか。
どうだったい。兄弟子になった気分は。」

[そう言って、右の口端だけを上げる。
とはいえ、僅かに歪んだくらいだが。

風の力宿す煌星に比べれば重傷を負ってはいないものの、影の力宿す己の弟子が大技を使う程の闘いに身を置いていた事は悟っていた。*]

(35) 蒼生 2015/02/19(Thu) 00時頃

【人】 座敷守 亀吉

 ……ぉ?

[その気配を感じたのは、ぼやきと音色弾きだした少し後。
は、と振り返れば、弟弟子とやり取りする姿>>33 >>34が目に入る]

 ……御師さん。

[小さな呟きに重なるのは、久しぶりの呼ばれ方。>>35
その下を離れてから五年がたつが、飾らぬ体は己が良く知る師の姿]

 そりゃどうも。
 ……御師さんは、お変わりないようで。

[僅かに口の端上げる仕種に、返すのは笑み一つと]

 相変わらず、あの世の使いは蹴っ飛ばして追い返してるようですなぁ。

[なんて、冗談めかした言葉]

(36) tasuku 2015/02/19(Thu) 00時半頃

【人】 座敷守 亀吉

 ま、それはともかく。
 まさかこんな形で弟分が増える事になるとは、思いませんでしたが、悪い気ぃはしませんよー?

[どこまでも軽い口調で紡ぎつつ、四弦から音色ひとつ、紡いで]

 ……ま、無様晒さんように、ちゃんと精進せなあかん、とは。
 改めて、思いましたけどなあ。

[やや静かな声音で綴るのは、遠まわしに己が未熟を認める言の葉。*]

(37) tasuku 2015/02/19(Thu) 00時半頃

【人】 半の目 丁助

「当たり前よ。
そんなもんに捕まる程、落魄れちゃいねぇ。」

[>>36笑みと共に軽やかな語り口で紡がれた冗談めかした言葉には鼻を鳴らす。

独り立ちして四十年余り。
退魔師としての生の中、死線を越えた経験は両手では足りぬ。
襤褸切れのようになっても生還し、こうして本卦還りに手が届く年まで生きてきた。
体力は後進の若者に劣っても未だ現役の退魔師として任務をこなす男は、杖郷や耳順にはなる心算はない。]

「――ふむ。」

[四弦の音の余韻を感じながら、左手で己の顎を摩る。
弟弟子が出来て悪い気はしない、と応えを返す様子からは
己から逃げ回る背中も、闇星に飲まれかけて己に噛みついた鬼の姿も感じられない。]

(38) 蒼生 2015/02/19(Thu) 02時頃

【人】 半の目 丁助

[人として生きる事。
かつてこの弟子に課した問い掛けは己の師匠に掛けられた言葉。
星の本性と向き合う上で己も通った道。

彼は己の伸ばした手を取り、己は彼に教えられる全ての事を叩き込んだ。
一人前になるまでの道のりは決して平らかなものではなかっただろう。
己が優しい言葉を掛けてやる性分ではない事は知っている。]

「好い心がけだ。
お前の年で精進するのをやめちまったら腐っちまう。
これからも精々勉強する事さね。」

[>>37未熟を自覚した後に進む方法は共に行動している間に教えた心算。
己の手を離れた弟子に訓戒を滔々と語るは性分ではない。]

(39) 蒼生 2015/02/19(Thu) 02時頃

【人】 半の目 丁助

[やや声を潜め、ちらりと見遣るは己について各地を回る弟子の姿。
目を離すと‘遊び’に出掛ける緊張感のなさは、己の指摘するまで力を宿している自覚がなかった所為か。
そういった意味では亀吉以上に手を焼いていた。]

「あれはお前達に迷惑をかけたかい。
いや、かけたろうが。」

[どうだった、と目線で問う。

他の退魔師の仕事っぷりを見て、勉強させて貰って来い。
そんな文句でかつて亀吉を任務に出したのは、彼が独り立ちさせる一年程前の事。
けれどその時にはこんな事態にはならなかった筈と記憶していた。]

(40) 蒼生 2015/02/19(Thu) 02時頃

【人】 半の目 丁助

[頭領に任務中に異変ありと伝えられてこうして現地まで出向いたのは、
丁助の他に亀吉もいると聞かされたのもあった。

己の手で育てた弟子に対して、力尽きて倒れたならば骨を拾って墓を作ってやろうと思うくらいには情はある。
勿論、彼岸で再会する時には先に逝きやがって、と拳骨をくれてやる心算だが。

共に無事な姿を見て安堵したのは、表情の変化乏しい顔からは悟られまいが。]

「――先ずは怪我を治しな。」

[労いの言葉は心の裡で。
べしりと弟子の背中を叩く。*]

(41) 蒼生 2015/02/19(Thu) 02時頃

【人】 座敷守 亀吉

[軽い言葉への返し>>38に浮かぶのは、相変わらずやなあ、という思いと、変わらぬ事への安堵。
常に場に在り、前へと進む在り方から感じたものは数多く。
自身が旅暮らしを選んだ理由も、師の在り方の影響が大きいから。
……もっとも、安堵の方は文字通り、おくびにも出す事はないが]

 はいな、そこは重々承知。
 ……まだまだ、越えなならんもんは山ほどありますからなぁ。

[かけられた言葉>>39に頷きひとつ、返す。
受け取るべきは、己が道を定めてからの日々に受け取った。
だからこそ、多くの言葉をそこに費やす事はなく]

(42) tasuku 2015/02/19(Thu) 10時半頃

【人】 座敷守 亀吉

[声を潜めて投げられる問い>>40に、緩く首傾ぐ。
肩の小鬼も、同じ仕種で首傾ぎ、二者は最後に顔を見合わせ]

 ……頑張っとりましたよ。
 途中へたばった時も、何とか自前で帰ってきましたし。

 まあ、ちと無茶しぃかなぁ、と思う所もありましたけど。

[こちらも声を潜めて返しつつ、緩く肩を竦める。
自分の時は、実戦への恐怖心に飲まれる事こそなかったものの、場の流れについて行くのが精一杯だったなぁ、と。
ふと、思い出したのはそんな事]

(43) tasuku 2015/02/19(Thu) 10時半頃

【人】 座敷守 亀吉

[師がこの地まで赴いた理由、その一端に自身もあるとは思い至ってはいない。

甘やかす気質のひとではない、と知っているし、変化乏しい表情からはその内面を推し量るのも容易くはないから]

 ……はいな。
 このままじゃ、一座に追いついても足手まといになってしまいますからなぁ。

[怪我を治せ、との言葉>>41に素直に頷くものの。
直後、背に走った衝撃に盛大に眉が寄る]

 ……ったた……ちぃとは加減してくださいよぉ。
 俺は、御師さんほど身体丈夫やないんですからぁ。

[そんな風に文句を言いつつ、けれど。
言葉にならぬ想いの一端は、変わらぬやり取りから確かに感じ取っていた。*]

(44) tasuku 2015/02/19(Thu) 10時半頃

【人】 団子屋 たまこ

[駆ける妖の背を追うようにふわりと溶け込んだ光。>>16
それのおかげで獣じみていた方の腕は徐々にではあるが人のそれに近くなっていった。

幹の太い気にもたれかかりながら細いため息をこぼす]


やれやれ……盛大な借りができてしまったようじゃのう。

(45) Akatsuki-sm 2015/02/19(Thu) 22時頃

【人】 武家の娘 沙耶


(───、 ───)


[>>24沙耶だと解ってくれた、彼女の名を呼ぼうと口を開くも声にはならず。
吐息と呼ぶにも微かなそれを何度も零し、芙蓉の声に応える。
ぎゅうと抱きしめてくれる彼女から、感じられようもないはずの温みを感じ。
何故か泣きたくなった気持ちになって目を閉じた後]

(46) nadia 2015/02/19(Thu) 23時頃

【人】 武家の娘 沙耶


(………?)


[抱き上げられ、芙蓉に運ばれるままになっていた。
それがふと止まり、身体が下がる感覚を感じて何があったのか、と首を傾げた。
>>25目を開けば、眠たげな芙蓉の顔が上に見えて。
程無く、辺りを緑が芽吹き取り巻き始めるのが匂いで解った。
その匂いは、岩場であの人間と対峙していた時に嗅いだと違う、けれど同じ気含むもので]

(47) nadia 2015/02/19(Thu) 23時頃

【人】 武家の娘 沙耶



(ふ、よう)


[今だけでなく、あの時も彼女が助けに来てくれていたのだ、と。
泣きたい気持ちがまた胸に湧いて、けれど零す涙も彼女に応える声も今は無い。
>>26せめて了承を伝えようと、沙耶を覆うように眠る芙蓉の頬に舌を伸ばし、ちろりと舐めた。
妖の気は沙耶の身体を元に戻すまでは及ばずも、彼女が眠りから目覚めるまでの寿命を得る程度には力を与えてくれるだろう**]

(48) nadia 2015/02/19(Thu) 23時頃

【人】 真剣師 鬼丞

[頭領の後を追うように、氷刃と呼ばれる退魔師が現れ、丁助と亀吉に声をかける。
なるほど、これがあの二人の師匠かと、その遣り取りを聞けば妙に納得いって、鬼助は思わず笑みを浮かべていた]

『人を笑ってる場合かい、お前は』

[心を呼んだのかと思うような間で、頭領の突っ込みが飛んで、ぺしりと額をはたかれた。その手からは、回復を促す命の力が、しっかり注がれてはいたが]

面目…ねえ…

[ここで言われるのは仕方がない、と掠れた声で返せば]

『ほんとに判ってるのかねえ』

[と、苦笑を向けられる。そこは自分でも些か自信が無い所だったから、鬼丞としては、黙って僅かに視線を逸らすしか手がなかった]

(49) fuka 2015/02/19(Thu) 23時半頃

【人】 真剣師 鬼丞

[そのうちに、丁助が荷車を探し出し、頭領の力でどうにか動かせるようにまでは回復した鬼丞はその上に乗せられる。荷車を引いていくのは余四朗が請け負ったか]

すまねえな…今度一杯おごるぜ…

[先の手当への礼も兼ねて、とは、言葉にはしなかったが、そう口にして。揺れる荷車の上、一度だけ後にする廃村の方へと目を向けた]

……

[やがて、小さな樹が海蛇を抱いて眠る海岸に、ひゅうと緩く吹き抜けた風は、ただの海風だったか、それとも誰かの置き土産だったのか**]

(50) fuka 2015/02/19(Thu) 23時半頃

【人】 半の目 丁助

[送り出した弟子のように旅支度をしていないのはそれだけ急いだから。
元々そう荷物は多い方ではないが、早く着く事を優先させて主な荷物は木賃宿に置いてあった。
けれど泰然と構えていれば、態々それを突く野暮をする輩もいまいと。

>>42変わらぬ事。手本として己の背中を見せる事。
それは人に物を教える立場の者として当然の事、と博史は考えている。
年若い者の葛藤や衝動を受け止めるには先ずは己がぶれないでいる事が肝要だから。
弟子に影響を与える事は師であれば誉れ。]

「山がある方が張り合いがあるというもんさね。」

[弟子の応えにはそう返す。]

(51) 蒼生 2015/02/19(Thu) 23時半頃

【人】 半の目 丁助

[>>43肩の小鬼の正体を知る故に、小鬼とふたりして同じ仕草をする様は笑いを誘うのだが、
この男は真顔でそれを目に収めていた。
答えにはゆるりと首を擡げ]

「……ほう?
 てっきりぴいぴい泣いてるものかと思ったが。」

[己の顔を見るなり涙を見せた姿にさぞや足を引っ張っただろうと思ったが、
己の予想よりは骨のあるところを見せたらしい。
そう知れば満足そうな気配は声にも僅かに表れただろうか。

この弟子は報告の際には落ち着き払っていたから。
流石に疲れの色は見て取れたが。]

(52) 蒼生 2015/02/19(Thu) 23時半頃

【人】 半の目 丁助

[>>44何にせよ、皆無事であるのならば言う事はない。
年若い者を行かせて何よりも胸に来るのは、道半ばで倒れたのを知らされる時だから。
人前で涙を流すような事はないが、それでもその夜は弔い代わりにその者に思いを馳せる。]

「そっちの方の腕も精進してるかい。」

[彼が退魔の際に音曲を奏でる姿は飽きる程に目にしたが、客として彼の一座での活躍を見た事はなかった。]

「孫くらいの年の癖に情けない事言うもんじゃねぇよ。」

[文句を口にする元気があれば大丈夫だろうと判じ、文句は右から左へと聞き流す。

口にせずとも己の言葉は伝わっているだろう。
伊達に師弟として同じ時を過ごしていないから。*]

(53) 蒼生 2015/02/19(Thu) 23時半頃

鬼丞は、おもんの頭を撫でた。

fuka 2015/02/19(Thu) 23時半頃


【人】 半の目 丁助

[頭領と煌星の若者にはちらと視線を投げて]

「今回はうちのが世話になったな。
 丁の奴はこれから更に仕込むから、何処かで会う事があれば宜しく頼む。」

[負傷の度合いはあちらの方が高そうだが、亀吉の報告から一方的に足を引っ張ったわけではなかろうと。
遜るのも傲慢に振舞うのも、闇星と煌星の関係には相応しくない。

‘祓う’と‘喰らう’。
言葉は違えどその意味するところは同じ。
互いに本性を強く刺激する存在だが、それを身に宿す退魔師は妖を祓う力持つ同志だから。*]

(54) 蒼生 2015/02/19(Thu) 23時半頃

【人】 薬売り 芙蓉

[沙耶>>46の声ならぬ声は聞こえない。
 ただ、微かな吐息や、寄せられる身から、彼女の思いは確かに伝わっていた]

 ……ありがとう……。

[頬に舌が触れる>>48のを感じ、重い瞼を持ち上げ沙耶を見る。
 眠りに就く前の最後の思い出に、彼女の姿を記憶に刻もうとするかのように。
 そして、囁きの余韻が消える頃には樹怪の瞼は閉じられ、溶けるように樹の肌へと消えていった]

[冬の海風とは違うやわらかな風>>50が、妖の樹の枝を揺らし通り過ぎていく。
 血の通わぬ妖の身の内には、消えることのない温もりが確かに宿っていた。
 遠くない春に開く、蕾のように*]

(55) suzukake 2015/02/19(Thu) 23時半頃

【人】 半の目 丁助

[潜めた声で己の事を話しているとは知らないまま、師匠と兄弟子が話す様子を目に収める。
背中を叩く姿は親しげな雰囲気を感じつつ、響いた音は消耗した兄弟子の身にはつらそうだと。

そんな事を考えつつ、男は状況を確認する。
命の力を受けて回復に近付いても風の使い手は目的の場所まで歩けないだろう。
男はそろりと足音を忍ばせると、荷車を探しに向かった。

ふたりの妖が温めた絆は知らず。
傾きかけた家の傍に荷車を見つける事が出来れば、動く事を確認し]

…結局、元凶は見つからないまま。
何時か何処かで遭う事はあるのかね…。

[村一つを数日で滅ぼした妖。
己一人で出会ったらどうなるか。
海風に首筋を撫でられればぶるりと震え、それを引いて元の場所へと戻る。]

(56) 蒼生 2015/02/20(Fri) 00時頃

【人】 半の目 丁助

[荷車の立てる音で、接近は分かっただろう。]

みなさーん。
ありましたよォ、荷車。
雷の旦那、手を貸して下さい。

[そうして風の使い手を荷台に寝かせて。]

皆さん、お疲れ様でした。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
次にお会いする事があれば、必ず精進した姿をお見せしますンで。

[>>54師が彼らに向けた言葉は知らず。
謝罪をしながら深々と頭を下げて]

(57) 蒼生 2015/02/20(Fri) 00時頃

【人】 半の目 丁助

――皆で帰れそうで本当に良かったです。

[顔を上げてからふにゃりと笑う。
それは‘緊張感がない’と師匠に言われる顔だ。

五体満足とは言えない。
けれど皆が無事で本当に良かったと。

雷の使い手が荷車を引くようならば任せようか。*]

(58) 蒼生 2015/02/20(Fri) 00時頃

【人】 座敷守 亀吉

[師が旅姿でない事には、最初は気づく余裕もなく。
落ち着いてから違和を感じた者の、態々それっをつつく事はしなかった。
下手につつくと面白いけど後が怖い、というのもあるがそれはそれとして]

 ……ええ、そうですねぇ。

[越えねばならぬと見なすものには、目の前の師も入っているが、それには触れない。
最初に抱いた幼い意地は、やや形を変えつつも未だ、己が内にあるから。
ただ、相槌一つ打つに止めて]

(59) tasuku 2015/02/20(Fri) 00時頃

【人】 座敷守 亀吉

[小鬼と仕種が重なるのは、魂の双子とでも言える存在であるが故。
その辺りの事情を知る師が、何を思うかは知らぬまま]

 まあ、ないとる暇がなかったー、ってのもありそうですけどなぁ。

[声から感じる想い>>52に微かに笑み浮かべつつ、冗談めかした口調でさらり、と返す]

 でもまあ、土壇場には強いようですし。
 ……そうそう、折れやせんでしょ。

[それだけの経験は積んでいるだろう、と思うから、そこは真面目な口調で告げて。
四弦からひとつ、音を紡いだ]

(60) tasuku 2015/02/20(Fri) 00時頃

【人】 座敷守 亀吉

 ……ええ。
 これは、俺が見つけた、自分の生きる道、ですからねぇ。

[独り立ち直後、どう生きるかの選択肢は色々とあったが。
その中から選び取ったこれが、『人』としての自分の生きる道である、と。
そう、見なすが故に返す言葉は真摯な響きを帯びる。>>53
旅芸人の一座に人としてある事、一座の皆との間にある絆が、闇星の疼きを抑えているとは言葉にせずとも伝わるか]

(61) tasuku 2015/02/20(Fri) 00時頃

【人】 座敷守 亀吉

 ……俺がひ弱いんは、御師さんが一番よぅ知っとるでしょに……。

[なんて、口では言ってはみるが、冗談半分なのは表情から伺えるもの。
それから、は、と一つ息を吐いて]

 ……っとに。
 気ぃ抜けたら呑気やなぁ。

[戻ってきた弟分の言葉と表情>>58に、く、と小さく笑み零す。
肩の上の小鬼が同意するようにキィ、と小さく鳴いて頷いた。*]

(62) tasuku 2015/02/20(Fri) 00時頃

【人】 野伏り 余四朗

[亀吉と対峙していた妖はどうにか逃げ遂せたよう。
余四朗の進言が功を奏したのかまでは知れぬが、頭領は後を追うようなことはしなかった。
感情を込めない短い息だけ吐いて、余四朗は他へと意識を向ける。
頭領に続いて亀吉や闇星の青年の師と言う人物が現れ、彼らに小言やら何やら言っていた。
師か、と思いながら余四朗は視線を頭領へと向ける。
彼が放つ覇気めいた波動は鬼丞の生を繋ぎ、余四朗には体力の回復と言う形で影響を及ぼした。
余四朗は動けるのを確かめるように握り拳を作る]

旦那、わしん補助もしとったけぇ。
勘弁したってくなんせぇ。

[苦笑する頭領>>49に事実を一つ付け加えた。
それが鬼丞への助けとなったかは定かではない]

(63) rokoa 2015/02/20(Fri) 00時半頃

【人】 野伏り 余四朗

おぅ、あんがとなぁ。

[荷車を見つけてきた青年>>57に礼を良い、鬼丞を寝かせる手を貸して。
続けられる言葉には首を緩く振る]

おんしはおんしのやれるこたぁやったじゃろう。
…ゆぅても、わしぁおんしの戦いっぷりは見ちょらんがのぅ。

[やや揶揄いめいた言葉が出たのは、緊張が解けたことの表れ。
彼の師からの言葉>>54には、機会があれば、とだけ返していた]

(64) rokoa 2015/02/20(Fri) 00時半頃

【人】 野伏り 余四朗

へへ、楽しみんしときぃわ。

[荷車からの声>>50には笑いながら言葉を返す。
荷車を引く体力は戻った。
余四朗は引き棒をしっかりと握り、適切な速度で歩み出す。
離れ行く村を振り返ることは無かった*]

(65) rokoa 2015/02/20(Fri) 00時半頃

【人】 団子屋 たまこ

………あーあ、よくわからんうちに村は滅びとるし、
おまけに戦いには巻き込まれるし、……。

[きっと己はこの日を思い返して災難と呼ぶのだろう、いつか。
けれど今は。
この日のことを素直に災難と呼べない思いがわだかまっている。
これもすべて未だ残る疲れのせいにしてしまおうか。
そう思いながら座り込んで目を閉じる]


………ふん、そう簡単にどつかれてなんかやらんからの。

[距離が邪魔して届かなかった言の葉を拾ったかのように、>>20
ぽつりと、それだけを呟いて*]

(66) Akatsuki-sm 2015/02/20(Fri) 00時半頃

【人】 半の目 丁助

―道中―

[前方に煌星の引く荷車が見える。
師匠の後ろを歩くのは癖のようなもの。
‘これだからお前は緊張感がない’と、師匠にぺしりと叩かれた頭を抑え涙目になったのは何処に行ったやら、今はへらりと笑っている。

村を振り返る事はない。
温泉に入れなかったのは少し残念には思うけれど。]

おっしょさん、今日は随分と軽装ですねぇ。

――あいたッ。
何するんですか、もー。

[うっかり地雷を踏みぬいた男は叩かれた頭を押さえ、唇を窄める。]

(67) 蒼生 2015/02/20(Fri) 00時半頃

【人】 半の目 丁助

「ったく。細かい事は気にしないでいいんだ。詳しい話は帰ってから聞かせな。」

はぁい。

「明日っからはまたたっぷり扱いてやるから覚悟しときな。」

[うへぇと言いながら肩を竦める男はそれでも笑っている。
そうして]

兄さん、兄さん。
またご一緒する事があったら宜しくお願いしますねェ。

[嬉しげに兄弟子に笑みを振りまくのだった。*]

(68) 蒼生 2015/02/20(Fri) 00時半頃

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