216 宵闇駆けるは天つ星
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『何度死にかければ懲りるかね、お前達は』
[自ら張った結界を渡って、その内に現われ、満身創痍の二人の退魔師と、傍に居た余四朗を呆れた様子で見下ろしたのは、彼等をこの村へと送り込んだ張本人。
鬼丞にとっては、命の恩人でもある相手だった]
……よう動くなぁ。
[治療のためにと動き回る弟弟子の様子に、ぽつり、とこんな呟きを落としつつ、ぐるりと周囲を見回す。
合わせるように、式たちもぐるりと周囲を見回して]
……ん、そこか。
[先に放り投げた楽琵琶の位置を確かめるのと、結界に触れる気配を感じたのはほぼ同時]
……げ。
[それが何か誰のものかを覚り、思わず短い呻き声を上げた]
頼むけぇ。
[荷車を探しに行くと言う青年を送り出し、余四朗は短く息を吐く。
万全な時ならまだしも、現状で闇星と対するのはやはり余計に気を張ってしまう。
少しだけ警戒を緩めて気を休めていると、座り込む余四朗の頭上から声が降って来た]
……………あ。
[見上げ、短く零れる声。
言い返す前に周囲を覆っていた結界が解けていく]
[駆けつけた退魔師に投げっ返した視線は、
若干、興が削がれたと、言いたげなものだった。
もっともそれもほんの一瞬のこと。
こちらの首傾げを受けひとつ頷き笑ってみせた退魔の者には、]
………おかしなやつじゃな。退魔の者にしては。
それに、……別に礼を言われるためにやったんではないわい。
[やはり、どこかそっけない言葉が最初に飛んだ、が。
ゆるりと立ち上がり退魔の者達ともう少し距離を置こうとする間際、
一度だけにやりと笑ってみせたのだった]
[影の力による結界の端の端、ある程度距離を置けたところまでくれば、
地面を平らな台の形に盛り上げそこに座す。
どれほどたった頃か。
ふと空を見上げれば、頭上を横切る、紅の翼。
この村を覆う呪が解けるように消え行くのを感じて一息つく]
さて、と。
誰か後始末に来そうな気もするんじゃがなあ……。
[とはいえまさか頭領自身が赴くとまでは思っておらず。
また、どうももうひとつ(いや二つか?)の結界はまだ解けていないようなので、
引き続き座して虚空に視線を向けていたが、
何らかの力の鳴動を感じると少しだけ身震いした。わけもわからず]
[いつ時を操る力が必要となるか分からない。
怪我人を運ばねばと走って結界を出ようとして]
ン?
[村に張られた結界と同質の力の接近を察知し、男は足を止める。
それと同時にその力の主の声が聞こえてきた。]
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[春近しとはいえど、まだ海の水は重く冷たい。 妖力を湛えていた身でこそ耐えられたものを、今の沙耶が耐えられる訳がない。 人間との戦いで、身に備えていた妖力もそうと知らず取り入れた烏の妖力も使い果たした。 今の沙耶の身体は、人の子ほどの大きさのウミヘビでしかない。 その身の感覚も殆ど失われ、小さな泡すら生み出す力も底を尽き。 後はただ音の無い闇に沈み行くのみ。
その、はずだった]
(21) nadia 2015/02/17(Tue) 23時半頃
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[何かが沙耶の身体に引っ掛かった、と微か感じ取る。 けれどそれが何かを確かめるまでの力は、沙耶には残っていなかった。 きっと木の根か何かが波に浚われて海底に沈んだのだろう、そう思ったのだが]
(────……?)
[引っ掛かったにしては、何かがおかしい。 まるで引き寄せられている様な力を感じる、けれど海の中では匂いも音も解らない。 解らないまま、それに逆らう意思も力ももう持ち得てはいなかった]
(22) nadia 2015/02/17(Tue) 23時半頃
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[何がどうなっているか、それを確かめるより先に沙耶の意識が落ちる。 その意識を取り戻したのは、沙耶の鼻を擽る匂いに気付いたから]
(────…… 、 …)
[妖として力尽き、名を呼ぶことも出来なくなったこの身では、もう彼女には伝えられないかもしれない。
それでも、芙蓉、と。 小さく、小さく名を呼んだ後。 口を動かし、ちろり舌を出してその匂いを確かめた**]
(23) nadia 2015/02/17(Tue) 23時半頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
nadia 2015/02/18(Wed) 00時頃
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(───、 ───)
[>>24沙耶だと解ってくれた、彼女の名を呼ぼうと口を開くも声にはならず。 吐息と呼ぶにも微かなそれを何度も零し、芙蓉の声に応える。 ぎゅうと抱きしめてくれる彼女から、感じられようもないはずの温みを感じ。 何故か泣きたくなった気持ちになって目を閉じた後]
(46) nadia 2015/02/19(Thu) 23時頃
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(………?)
[抱き上げられ、芙蓉に運ばれるままになっていた。 それがふと止まり、身体が下がる感覚を感じて何があったのか、と首を傾げた。 >>25目を開けば、眠たげな芙蓉の顔が上に見えて。 程無く、辺りを緑が芽吹き取り巻き始めるのが匂いで解った。 その匂いは、岩場であの人間と対峙していた時に嗅いだと違う、けれど同じ気含むもので]
(47) nadia 2015/02/19(Thu) 23時頃
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(ふ、よう)
[今だけでなく、あの時も彼女が助けに来てくれていたのだ、と。 泣きたい気持ちがまた胸に湧いて、けれど零す涙も彼女に応える声も今は無い。 >>26せめて了承を伝えようと、沙耶を覆うように眠る芙蓉の頬に舌を伸ばし、ちろりと舐めた。 妖の気は沙耶の身体を元に戻すまでは及ばずも、彼女が眠りから目覚めるまでの寿命を得る程度には力を与えてくれるだろう**]
(48) nadia 2015/02/19(Thu) 23時頃
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