人狼議事


17 吸血鬼の城

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【人】 薬屋 サイラス

>>268

[こっちを見る視線が、どのようなものだろう。
 ただ、セシルの言葉を否定することはできない。

 でも……]

 ――…マーゴ、
 君は毒をもつべき人じゃない。

 だから、ここからは出るんだ。

[彼女の目的は果たすことができないのだと…伝えたく……。]

(274) 2010/06/23(Wed) 22時頃

 ふふ……
 私はお前の拗ねた貌が見たかっただけかもしれぬ。


[白薔薇の声音に、くすくすと笑み混じる囁きが返る]

 
 そう、私のローズが言う通り
 獲物はまだ幾人も残っている。

 宴はまだ続いているだろう?


【人】 薬屋 サイラス

>>276

 ――……セシル?!

[彼がマーゴに寄ろうとすれば、その先を塞ぐように出る。]

(279) 2010/06/23(Wed) 22時頃

 ――……ここは、下がってもらおう。

[白薔薇が拗ねた声を出すのとは対照的に、
 暗い声を出して……。



 そう、彼らにとっては、なんでもない、余興の一つ、きっと自分のことも滑稽にみえているのだと、わかっていても。]


 ―――お嬢様、
 この狩りのこの“獲物”はそれのみ、ではありませんか。

[宥める声に答えるは、まるで道理を諭すように]

 ああ、旦那様まで、
 意地の悪いことを仰られて……
 

 ですが、我らが同属は“獲物”に逃げろなどと。

[声音には冷笑の混じる]


【人】 薬屋 サイラス

>>282

[セシルが動く様子がないのを見て、
 方法が一つしかないのを知る。]

 ――……マーゴ……。
 君の存在意義は、      ある。
 吸血鬼を葬ること、それが勤め、なのだろう?

[そして、マーゴに振り返り、歩み寄った。]

(285) 2010/06/23(Wed) 22時頃

 喰らわぬのですか?
 ―――毒花を。

 いらぬのならば、もらいますよ?

[恐らくその毒は、己が身にも効くだろう。

予感していながら、囁きは流れて]


 まさに
 度を越えた執着、だな。


[なるほど。
薬師の様子が
丁度部屋で話すイアンの喩えに当てはまる気がして
呟きを洩らす]

 
 白薔薇
 今宵の狩りは、薬師が勝ったのだから 
 あれの好きにさせて遣れば良い

 ……しかし、其の娘がひとり逃げるかどうか


 いや、
 彼女を、


 いや、獲物を、


 捕らえれば、いいの  だろう?

[白薔薇の言葉にそう返しながら…。]


薬屋 サイラスは、長老の孫 マーゴの華奢な身体を捕らえようと手を伸ばす。

2010/06/23(Wed) 22時頃


――…お兄様もそう仰っているのだから、
別の“獲物”になさい、セシル。


……逃げろ?
この宴から本当に逃げられるとでも思っているの?
逃げられなどしないわ。
そうでしょう……? お兄様。


嗚呼、けれど……
お兄様への捧げものに逃げろ、だなんて……
いけないこ、ね。


[絶望など消えたはずなのに――]


あれが良かったのです。
あの、毒が。


【人】 薬屋 サイラス

>>287

[ナイフを握りしめた娘にそのまま、近寄って、
 ナイフは取り上げることなく、その両肩を掴もうとする。]

 マーゴ……君の毒が吸血鬼にきくのかどうか…。
 自分もわからない。
 だけど、

 私も、吸血鬼、なんだ。


           わかるね?

[その眸が紅に変わっていくのが見えるだろう。]

(289) 2010/06/23(Wed) 22時頃

 っふふ……宴から逃れる方法は幾つかあるぞ?


[ローズマリーに]


 ひとつは、魂だけで逃げる方法
 ひとつは、身代わりを置いて逃げる方法


[前者は死を意味し
後者は犠牲を意味する。
魔物狩人と名乗った男が選んだ道を思い出し、
薄く笑いながら告げた]
 

 後は……我が眷族となる道もひとつの逃げではある、か?
 二度とひとには戻れなくなるがな。


[隻眼の男のぬくもりが
失ったぬくもりを思い起こさせた。

同じようでいて違う。
違うようなのに似ている。

白薔薇の呟きにふ、と息を吐く]


それでも……
あの娘はサイラスの獲物なのよ。


――…そう、なの…?


[兄の囁きに不思議そうな聲。
けれどそうだとしたらサイモンの魂は逃げられただろうか。
それともまだ城の何処かに囚われたままなのだろうか。
あの優しい男のこと。
魂だけの存在となっても妹の事が心配で逃げずにいそう。
そんなことを思いながらも緩く首を傾げ]


如何してそんな話をするの、お兄様。
私は、逃げる為にお兄様と同じになったのでは、
ない……、でしょう……?


 ……そうだな
 お前は望んで、私の妹となったのだから。


[無理矢理与えた真実を隠し
城主は彼女の聲に同意を向ける]


 中には、そのような者もいた、と言うだけの事。


【人】 薬屋 サイラス

>>292

[ナイフの切っ先を自らに向けるマーゴの手を即座に掴む。]

 駄目だ。
 貴女は、死んではいけない。
 マーゴ……

[そして、先ほど用意していた薬瓶を取り出し、それを差し出す。]

 これを…

(296) 2010/06/23(Wed) 22時半頃





 ――ああ、また。


【人】 薬屋 サイラス

 あと、言いたいことがあるんだ。



 マーゴ……君のことを

[その眸を見つめて……それだけいうと、マーゴを抱きしめる。それは、強い、吸血鬼である力も借りて…。]

 だから、君を、
 自分は…………

[食らいたい……そう告げるのは紅の眸]

(302) 2010/06/23(Wed) 22時半頃

【人】 薬屋 サイラス

>>300

 これを飲めば、毎日……飲めば、
 君の身体の毒は、かなり薄くなる、はずだ。

[抱きしめたまま、その耳に囁く。]

 そしたら、もっと君は、笑ったり歌ったりできるから……。

[そして、唇はその首筋に…。]

(303) 2010/06/23(Wed) 22時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[そして、つぷりと、マーゴの首筋に牙をたてる。
 流れてくる血液は、あたたかく、でも、確かにそれは、死の味をもっていた。

 だが、構わず、死を呼ぶそれを啜って飲み込んでいく……。]

(312) 2010/06/23(Wed) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス

[そして、唇を離して、マーゴの貌を覗き込むと、]



   これで、貴女は、
   私の………………



[そして、微笑んだ、と同時に、
 その毒素が、全身に回り始めたのを感じ、

 言葉は唐突に途切れ……。]

(314) 2010/06/23(Wed) 23時頃

私が望んだから……
お兄様が与えてくれた。


[疑う事なく記憶のない女は兄の言葉を受け入れる]


……そう。


愛しいお兄様……
如何か私を遠ざけないで……


[切なる聲が微かに紡がれる]


薬屋 サイラスは、本当に、呆気なく、その場に沈んでいく。

2010/06/23(Wed) 23時頃


 ――………あ




[最後は、本当に呆気ない、呻きが一つ……。]


――……、


[眷属たる男の呻きに女の翡翠が微かに揺れた]





 ―――……、

[無言の気配はミセリコルディアを握る]


【人】 薬屋 サイラス






[その身体からは白薔薇が香ってはいるだろう。]





      

(329) 2010/06/23(Wed) 23時頃




 白薔薇に求めたのは、何だったのか。


 白薔薇をそれでも、護ったのはきっと…


    


 そう、お前の望みのままに。


[甘く幾度も同じ言葉を繰り返す。
其れが真実なのだと、惑わせるために]

 
 遠ざけることなど、あるはずもない。
 ……私は何時でも、お前の傍に――…


[紡ぎ終える前に混じる眷族の呻き。
城主は暫し沈黙し]


 ――――解せぬ、薬師


[一言、零した]


【人】 薬屋 サイラス




 それは紅く、染まるけれど。



  

(332) 2010/06/23(Wed) 23時頃

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