人狼議事

164 天つ星舞え緋を纏い


【人】 子守り 日向

[俯せからどうにか半身を起こすが、立ち上がるには至らずへたり込む。
 手が触れたせいか、風車が帯から外れ床へ落ちていった]

 あ…………

[だが、そのまま転がるかと思われたそれは、床に刺さった訳でもないのに柄を下にして立っていた。
 そして日向の方を向く形でからからと回った後、力を失ったようにぱたんと倒れた]

 かあ……さん?

[思わずそう口にして、風車へ手を伸ばす。
 体の動きが、やけに軽い。そして痛みも和らぎ、未だ氷の残る体に僅かな暖かさすらも感じていた]

 それだけじゃ、ないか……。
 みんな、見守ってくれてた、んだ。

[風車を胸に抱くようにしながら、瞑目する。
 役目を終えたかのように、動かなくなった風車。
 それは日向に、宿命に縛られた刻を終え、先に進めと伝えているようでもあった]

(41) suzukake 2014/02/24(Mon) 01時頃

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