156 カイレミネ島の雪
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[だからあたしが奪うのは、この莫迦な男だけでいいのよ] [いとしいひと。愛をくれたひと。あなたはあなたの在るべき処へ]
(+17) 2013/12/25(Wed) 02時頃
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/* 予想外のトレイルに大慌てしたのがこちら…。 なにこのあざとかわいいこ…!
(-10) 2013/12/25(Wed) 02時頃
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うん……頑張ります
[それはとても痛い言葉で、その通りに出来るのかも自信が持てない けれど「まだここに居て欲しい」互いの顔もよく見えない夜更けに聞いた懇願するその声を自分は覚えていたから曖昧に濁すことはしない
ーー本当に自分を望んでくれる人が傍にいてくれるなら、もう少し俺は生きられるのかもしれない。 微かにそんな想いが胸に芽生えていた]
お願いします。あはは、マユミの小言もちょっと聞かないと寂しくなっちゃいますね
いってらっしゃい
[なんだかすっかり普段の先生への接し方を忘れてる自分がいた。少し違和感があり、気恥ずかしい 撫でられれば嬉しそうに目を細めて笑み、玄関まで見送った*]
(30) 2013/12/25(Wed) 02時頃
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うん、行こう。海を見に行こう、一緒に 他に誰か居るかもしれない
[行き方なんて分からないけれど、どうにかなるだろう。 ここにどうやって辿り着いたかも分からないのだ。願えばきっと行ける。 実家の近くの、あの海辺へ。依り代が早く眠ってしまったが為に、会いに行けなかったと悔しがった“こいつ”が焦がれた歌が聴こえたあの日の海へ。 手袋で包まれた手のぬくもりがいとしくて、目を細める。 ちょうど自分の手に馴染む手袋。これが自分の為に編まれたものだと、分かるから。 幼いあの日は、叱られて連れ戻されたけれど。 今度こそは手を繋いだ君を、窓から外へと連れ出してみせるから**]
(+18) 2013/12/25(Wed) 02時頃
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/* 先生と登場時間が被るw しかし酒が入ってて文章が よろよ ろ すんませ…
め、めりーくりすます!>モニカメモ追従
(-11) 2013/12/25(Wed) 02時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/12/25(Wed) 02時頃
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ーー それから ーー ……よし
[手首の袖に隠れる部分に“ご飯、毎日食べる”と書き満足そうに笑う。 なんとも間抜けに見えるが忘れてしまっても思い出せるようにと考え付いたことだ 忘れないようにするなんて今まで思いもしなかったのに、そんな変化に悪い気分にはならなかった]
……遅いなあ
[先生がここを出てからどれぐらい経っただろう、その内来ると思ってたマユミはいっこうに訪れない。**]
(31) 2013/12/25(Wed) 02時頃
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[相変わらず降り続けている雪を踏みしめながら歩く。 視界はすっかり真っ白だ。 溶ける前に、更に降り積もる雪。それは、消えることのない寂しさに似ていると思う。]
……マドカの家、寄ってみるか。
[探すとしても、どうしたもんか。 一番最初に思い当たるのは自宅である。 もし本人が居なくても家族がいて何か聞けるかもしれない。診療所に向かう道から逸れ、マドカの家へ寄ることにした。]
(32) 2013/12/25(Wed) 03時半頃
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……、静かだな。
[マドカの家を見上げる。ノックをしたが、返ってくる反応はなく。しんと静まり返って人の気配がしない。 首を傾げている所に、魚屋のワンダが通りがかった。]
ああ、こんにちはワンダさん。 いや。この間会った時マドカ具合悪そうだったんで、どんなもんかなと。
あいつの親御さんは……今いない? いつもそう?
[手招きされるまま、少し離れた路地の隅でマドカの家の事情を聞く。子供に無頓着な両親のこと。家を空けていることも多く、そんな時は大体従姉妹のマユミの家で預かっていること。
――――あれじゃあ、寂しいだろうに。
そんな言葉で締めくくったワンダの声が、雪に吸い込まれて消える。 ひんやりと、それでいて優しく撫でるような冷たさは、冬将軍の心か。それともマドカの心か。
ワンダに礼を言い、診療所に向かって再び歩き出した。 思ったより長く立ち話をしていたらしい。腕の時計は、昼過ぎを指していた。]
(33) 2013/12/25(Wed) 03時半頃
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― 診療所前 ―
………おわっ!!?
[一日ぶりに診療所の前に立った瞬間、扉が開いて驚きの声をあげた。>>22 飛び出してきた弾丸のような体を受け止めれば、滑りそうになった足元に慌てる。 昨夜といい今日といい。今度は誰だとばかりに腕の中を睨みつければ、モニカがいた。]
……おい、どうした? 何かあったのか?
[その様子にただならぬものを感じて、問いかけた。]**
(34) 2013/12/25(Wed) 03時半頃
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/* クリスマスイブとクリスマスに、たった一人で恋人同士がイチャイチャしているのを目の前で見せつけられるなんて……最高じゃないか。
(-12) 2013/12/25(Wed) 08時半頃
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/* マユミは勉強はできるけれど、一度思ったら後先考えずに突っ走る残念な子と言うイメージなので。
一度「よし海だ!」と思ったら、ここで一人きりで眠ったら、目覚め云々の前に発見が遅れたら凍死するんじゃない?なんてことは考えずに一気します。(ぐびぐび)
(-13) 2013/12/25(Wed) 08時半頃
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/* 雪の結晶のストラップは、眠るヒューにあげようかとも思ったけれど、「いや、こいつは私んだ!やらぬ!」と抱え込んだ。(ドヤ
…マユミ視点だと、ヒューに贈る理由もなかったしね。両思い同士だって知らないし。
(-14) 2013/12/25(Wed) 08時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/12/25(Wed) 12時半頃
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― 回想:前日昼 ―
わあ、驚かせてごめんね。 もう慌てちゃってて……。
[>>24 ブローリンの声にばつが悪そうな顔になる。 いつも温和な彼も、さすがに眠気をはらんだ様子で]
係りっきり……そうなるよね。 わたし、手伝えなくてごめんなさい。
[眉を垂れるも、ブローリンの笑う様子にほっとした気持ちに>>25 彼がマユミの来訪を伝える言葉にも、これといった違和感を抱くことはなく、関心は”できあがった薬”に向かう。
モニカの期待に反して、机に乗るのは空となった容器。 そして知る。 ブローリンの『 ヒューは 』という窮した呟きに、状況を。 自分が間に合わなかった事実を*]
(35) 2013/12/25(Wed) 16時頃
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/* マドカもブローリンもやりたいことがあったら、 言って欲しいかな〜。 ブローリンも追うだけになってる気がするので、 楽しめているか不安……。 あまり口出すのも余計な気するし。
(-15) 2013/12/25(Wed) 16時半頃
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― 診療所前 ―
ヒューさんだけじゃなくって、 マユミも……マユミまで……?!
[昨日の昼に見かけた時、ムリにでも呼び止めていたら事態は変わったのだろうか? 考えても詮無いこと。 それでも、そんな”もし”がモニカの胸中に渦巻く]
わふっ!!
[考えに集中しながら飛び出したせいで、 全く周りに気を払っていなかった。 目の前にはミナカタが、その腕で自分を受け止めている>>34]
ミナカタさん……で、電話っ。 後で工房に請求してね!
[診療所の電話を使いまくったせいか、 咄嗟に口を出たのはそんな発言]
(36) 2013/12/25(Wed) 21時頃
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じゃ、なくて……! マユミがどこにもいないのっ。 ひょっとしたら薬飲んだかもしれない……。 ジリヤとヨーランダさんに接触したからって、 自分のこと容疑者のひとりみたいなこと、 ヒューさんと話してたって……!!
そうでなくても、マド……冬将軍に 連れてかれたかもしれないし! あと、マユミのことだから、またどこかで転んでケガしてるかも!
[思っていることを一気に口にして、 涙目で見上げる]
どうしよお……どこいるかな。 ミナカタさん、心当たり、ある?
[ミナカタに問いつつも、 他にマドカの行きそうな所は……と、思考を巡らす*]
(37) 2013/12/25(Wed) 21時頃
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― 診療所前 ―
……は? 電話ぁ?
[>>36慌てるモニカに、一瞬呆けたが。 >>37一気に捲し立てる内容の端々から状況がわかれば、顔色を変えた。]
……心当たりっつっても、家にもいねぇ。 図書館にもいねぇ。 あ゙ー…あとあいつが行くとこっつーと。
[涙目で見上げられ、がしがしと頭をかいて考える。ふと、一つだけ心当たりに思い当たった。]
トレイルのとこは――?
(38) 2013/12/25(Wed) 21時半頃
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[まだ確認していないと聞けば、診療所の中に駆け込みトレイルの家に電話をかける。幾度かのコールの後、トレイルは電話に出ただろうか。 しかし出たところで、幼馴染のところにも寄っていないことを知るだけに終わり、乱暴に受話器を置く。]
クソッ。 探しに行くぞ……!
[ブローリンが驚いた顔をしていたら、事情は後で話すと告げてモニカがついてくるようなら共に診療所を飛び出した。]*
(39) 2013/12/25(Wed) 21時半頃
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― 町の中 ―
ちっとすまん、マユミかマドカは見なかったか? ああ、見てない…いやそんならいいから、ありがとな。
[すれ違う島民に片っ端から捕まえて聞いていく。 知らないと首を横に振り落胆する中で、で何人か目の島民が、そういえばと言葉を漏らした。]
……マユミが、あっちの方へ行ったって? あっちって海しかねぇぞ。
[しかも、今は凍っている。 訝しげに顔を顰めつつ、それでも何か手がかりがあればと。モニカが隣にいれば、視線を交わし。島民の指さした方向に向かって走り出した。]
(40) 2013/12/25(Wed) 22時頃
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/* マドカ大丈夫か? っつか、間に合うかなーとにかくマユミ回収までやっちまおう。
(-16) 2013/12/25(Wed) 22時頃
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[>>39 祈るようにミナカタが電話をかけ終えるのをまったが、 トレイルの元にもいないことがわかれば肩を落とす]
うん……っ。 じゃあブローリンさん、またねっ……。
まだ、薬、必要だと思うから、任せていいかな。 きつかったら、わたし帰ってから続き見るのでそのままにしといて!
[ミナカタに強く頷いて、ブローリンに声をかけると、 一緒に診療所を後にする]
(41) 2013/12/25(Wed) 22時半頃
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― 町中 ―
[ミナカタとふたりであちこちを駆け回る。 公園、ティモシーの店、知り合いの家。 マユミのことだから、山登りなんてことはしないだろう。 前に図書館で会ったときのことを思い出して、推測する。 山でなければ……]
海?
[>>40 シンクロするようにミナカタの声。 島民の情報に思わず目を合わし、一瞬後同時に走り出した]
(42) 2013/12/25(Wed) 22時半頃
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― →海 ―
――マユミ!!
[どこまでも白く、砂ももう見えない海辺。まだ新しい足跡を見つけて追いかけて行けば、雪に埋もれかけ倒れている少女がいた。>>4:81]
冬将軍の仕業か? ……いや、これは――。
[傍らに落ちている空の小鬢。 静かに眠ったまま、揺すっても目を覚まさない体に。冬将軍と薬のどちらの効果であろうとも、間に合わなかったことを知る。]
…………畜生。 冬将軍は他にいるってのに、それがわかってたのに…っ。
(43) 2013/12/25(Wed) 22時半頃
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[マドカのことをマユミへ告げるのを迷ってしまったことを今更後悔する。告げていれば、何か変わっただろうか。
ジリヤの時と同じだ。 あの時ああしていればという後悔ばかりが募っていく。
悪態と共に、拳でまだ柔らかい雪を殴りつける。衝撃も、音も、すべてを吸収してしまう雪は、ただそこに小さな穴を作り。その上にまた、新しい雪が降り積もって消して行った。]
『…だから。私、行かなくちゃ。』>>3:108
[最後に会った、マユミの声が脳裏に蘇る。 トレイルになんと告げればいいだろう。 今朝のマユミの来訪を待っている姿を思い出し。重い気持ちで、口元を引き結んだ。]
(44) 2013/12/25(Wed) 22時半頃
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………戻ろう。 ここじゃ、寒ぃよな。
[モニカがいれば、そう声を掛けて促す様に肩を叩き。 いなければ、自分に言い聞かせるように呟き。
起きないマユミの体を背負うと、診療所に向かって来た道を戻って行った。]*
(45) 2013/12/25(Wed) 22時半頃
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― 海辺 ―
[凍った海はモニカの見慣れたものではなかった。 遮るもののない海辺は町中よりも風が冷たく、 両腕で自らを抱き締めるようにして辺りを見渡す]
(ああ、)(ここでスキーするんだったのにな……)
[スケートとの特性に気付いていない少女の思考は、 一瞬そんなことを掠め、 そんな場合ではなかったというように首を振る]
マユミーーーー。 マドカーーーー。 いるのーーーー?!
[声を張り上げながら、目を凝らす]
(46) 2013/12/25(Wed) 22時半頃
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/* モニカ合わせてくれてありがとう!ありがとう!!
(-17) 2013/12/25(Wed) 23時頃
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/* しかし、このミナカタはただのブラコンだよな。
(-18) 2013/12/25(Wed) 23時頃
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/* あっ。あっ。 ジリヤの赤いスカーフ回収しようとして忘れて、た…。
(-19) 2013/12/25(Wed) 23時頃
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― 海 ―
マユミ…………。
[果たして、そこに彼女はいた。 >>43 先に足跡を見つけ走っていたミナカタの後を追って、 人形のようにくったりと少女を揺する様子を見守る]
(マユミ、泳げないからって……、) (氷の海なら、なんとかなるとでも思ったの?)
……バカ。
[必死の鍛錬の末、泳げるようになったことは知らない。 滲む目を擦って、診療所への道を辿る。
風の音。飛ぶ海鳥と、すっかり凍った南国の木々の陰――、 去り行く三人を見つめる姿には気付かなかった*]
(47) 2013/12/25(Wed) 23時頃
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