人狼議事


156 カイレミネ島の雪

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【墓】 お針子 ジリヤ

―とある子供部屋―

[冬将軍の声は聞こえない。
それでもその想いは鈴の音を通して、確かに届いた気がした]

雪は儚く溶けて、消えてしまう。
でもその欠片は空へ昇って、いつかまた舞い降りる。
それまでは、何処までも続く空をゆっくりと揺蕩う。

空はどんな世界ともつながっている。

…愛すれば、世界はきっと優しいんだ。

[そっと指人形を持ち上げて、抱きしめた]

(+4) 2013/12/24(Tue) 19時半頃

【墓】 お針子 ジリヤ

[こん、こん、と窓を叩く音。
久しく聞かなかった音。ひどく懐かしい、温かい音。
驚いて顔をあげ予想通りの姿を見つけると、少女のようにふわりと微笑んだ]

ヒュー。

[これは夢。冬将軍の見せる夢。
だから目の前の彼が本物の大工の青年かは、分からない。
それでも良かった。ただ、嬉しくて]

…もう、逢えないかと思っていた。

[窓へ駆け寄る。体がいつもより軽い。窓を開ければ冷たい風が吹き込んだが、いつものように咳が出ることもない]

(+5) 2013/12/24(Tue) 19時半頃

【墓】 お針子 ジリヤ

冬将軍は、此処にいるよ。

[ふわり、くるり。中空を舞う指人形は、鈴の音を返すだけ]

君は、ねえ、どうして此処にいるの。

[もしこの夢が現と繋がっていて、彼が冬将軍の眠りに落ちたというのならば。
…何か異変に気づいて、雪雫草を自分自身で飲んだのだろう。彼は、そういう人だ。自らの危険をかえりみることもなく、場合によっては気づきもせず、ただ、馬鹿正直に自分ができることに必死になる人だ。
そんな、強い、人だ]

…本当に、馬鹿なんだから。

[冷えた彼の右手を、暖炉で暖まった手で包み込む。
冬将軍を助けたい。それと同じくらい、島の皆も助けたい。其処には間違いなく、彼のことも含まれていて]

(+6) 2013/12/24(Tue) 19時半頃

【墓】 お針子 ジリヤ

[自分が冬将軍を温めてあげることができたなら、眠りに落ちたヨーランダも大切な人の元へ帰れるのではないだろうか。
雪で覆い閉じ込めてしまわなくても、私は何処へも行かないと信じてくれるならば、きっと。島は冬の不安から救われるのではないだろうか。

それはまるで、
少女のように夢見がちな思考だったのかもしれない]

(+7) 2013/12/24(Tue) 20時頃

【墓】 お針子 ジリヤ


お願いをしても、良いだろうか。

―――…みんなで、海を見に行かないか?

[みんな、とは勿論、冬将軍も含まれる。
そしてポケットから取り出すのは、渡すことができなかったはずの彼へ編んだ毛糸の手袋]


今日は、とても元気なんだ。


[本当は、あの日もそうしたかった。
そんな想いを微笑みに託して、手袋で彼の手を包んだ**]

(+8) 2013/12/24(Tue) 20時頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 20時頃


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