[寝ているシメオンの顔を眺めていると、回されたその腕に先輩は俺で本当に良かったのかなと不安が湧き上がる。
それでもこの手は離せないし課題にもあった愛、それを俺で見つけて欲しいなとは思うから、またそっと名前を呼んで甘えるように胸に頭を擦り付けた。
熱が高かった時は気にする余裕すら無かったけれど、落ち着いてくるとどうしても、好きな人と一緒のベッドにいるってことがやっぱりきになってくる。
仕方ないんだ、俺だって男の子なんだし。
シメオンの体に回す腕には、違う熱が上がっているけれど先輩が気がつくまではじっと我慢。]
こんなの、シメオン先輩だけなんだからね。
[今までの相手にだったら、間違いなくすぐに欲望に忠実になって手を出していた。
シメオンにそれをしない(出来ない)のは、直接好きって言ってもらえてないこともあるけれど、やはりどうしても嫌われたくないという思いが強いから。]
(+31) 2013/01/29(Tue) 01時半頃