………un chaton?
[木の裏を覗けば、どこから迷い込んだのか、小さな子猫が一匹。あわてて駆け寄り、雨に濡れて衰弱しきっている様子の子猫を抱きしめた。]
(※以下フランス語でお楽しみください)
『こんな所で何しているんだ、君は……、
わあ……ひどく弱っているじゃないか!
どうしよう、早く温めないと。
でもしまったな! 寮の中に連れ込んだら、
ディーンやケイト、は今いないんだっけ、に確実に怒られる。
温かいものを飲ませるにも、レンジが使えないし、
ええと……コンビニも営業していないよね。
そもそも戻ったらみんなの邪魔になるし、
ええとええと、どうしよう!』
[死角になる木の陰で、ぶつぶつとひとり問いかけるのであった。
正面から見えるのは、風に吹かれ幹にべったりくっついた赤いパーカーと、ふよふよと揺れるリキシだけ。**]
(21) 2011/08/30(Tue) 10時半頃