人狼議事


313 【完全RP村】朝焼けの穹に、さあ一杯。

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羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/13(Sat) 09時半頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

──VSバッカルコーン戦──

[やがて風が吹き抜けて>>3:127、霧の禍を祓っていく。]

ニャあぁァァ……ァゥゥウウウ……

[まだ薄く残る霧の中で、狐は高く呻く。
狐は最早言葉すら忘れ、太古の姿に戻っていた。
兎人を組み敷いたまま、四ッ足を低く伏せた、
いつでも飛び掛かれる姿勢で
咢を大きく開き、水晶のように白い牙を見せつけて
新たに表れた敵を威嚇する。]

(1) 2022/08/13(Sat) 11時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[空を飛ぶ現地生物も、いつまでも黙ってはいない。
頭部を割り、暮れなずむ空に向かって、触手を伸ばす。
一番星を飲み込まんとしていた触手は
天に届くよりも早く、進路を変えた。
あるいは空を翔る天狗鷲へと。
あるいは死してなお戦う兵器へと。
あるいは本能に囚われた狐へと。]

ァァァアアアッ! ギャッ ギャッ!

[唸りを上げて、触手が迫りくる。
狐は組み敷いたままの兎人を強く蹴り、
触手に向かって飛びついた。]

(2) 2022/08/13(Sat) 11時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[肉を食い千切るための鋭い牙を
柔らかい、ぶよぶよとした、
夕陽の光を取り込んだ触手に深く食い込ませる。
粘性を伴った、苦く生臭い体液が
牙を突き刺した場所から泉のように溢れ出し、
口を伝って喉元の白い毛を汚した。

昂った感情をそのまま巻き散らすのは酷く気分が良い。
今感じている己の感情こそが絶対の正義であり
この怒りと衝動を妨げるものは
何をもってしても排除してやりたくなった。]

(3) 2022/08/13(Sat) 11時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[黄玉の瞳の中で、瞳孔は、満ちた月の如く開ききり
総毛立った尾が、誰の目にもはっきりと
狐が興奮していることを伝えていた。
命の水の脈動が、牙を通して伝わってきて
そのことがさらに狐を昂らせる。
だから、気づかなかった。

たった一つの触手に気を取られている間に、
幾本もの触手達に取り囲まれていたことに。]

(4) 2022/08/13(Sat) 11時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[花開くつぼみを逆再生するように
触手達が収縮し、噛みつかれた一本もろとも
狐を体内へと取り込んでいく。
狐が異常に気付いたのは、
口の中に取り込まれてからだった。]

ごボ、……ッ!

[悲鳴を上げようとした喉から、
空気が泡と成って立ち上る。
透明な消化液の中では、
悲鳴を出すこともできなかった。]*

(5) 2022/08/13(Sat) 12時頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/13(Sat) 12時頃


羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/13(Sat) 12時半頃


羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/13(Sat) 21時半頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

──inバッカルコーン──

[悲鳴を上げたのは失敗だった。
貴重な酸素が泡と成って逃げていく。
薄れゆく意識と共に、
頭に昇っていた血がすゥと引いていった。

まとまりのない思考が泡のように、
消えては浮かび、浮かんでは消える。]

(57) 2022/08/14(Sun) 00時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

──お許しください。
戦いを己が勤めとしている貴方に
もとより勝てるなどとは思っていませんでした。
けれど、勝てる勝てないではなく、
やらねばならなかったのです。
ソルフリッツィ様の理性が失われつつあるならば
この命と引き換えてでも貴方をお止めしたいと、
力も無いくせ傲慢な私は願ったのです。

味方同士で傷つけあう姿など
弱い私には見ることができませんでした。
誰かが傷つく姿に、己の無力さに胸を悼めるよりも
自分の体を傷つけてしまう方がずっと楽ですから。
その結果の誰かの胸が悼んだとしても
己の心が楽になる方を選んだのです。

誰が傷ついても待つしかできない
無力な己を受け入れられずに、
怯懦と虚栄心故に起こした愚行でした。

(58) 2022/08/14(Sun) 00時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

その結果がこれです。
臆病な私は、自分自身を奮い立てるため
古の本能に頼りました。
瞋恚のほむらは己の心を焼くばかりだから
身を明け渡してはいけない。
耳に聞いただけの知識に、全くその通りだと、
想像だけで悟った気になっていました。
いざ自分がその場に置かれれば、
安易な本能に己の智慧を明け渡し、
まんまと炎に吞まれてしまったのです。
元来感情の起伏に乏しい私は
多少なりとも己の瞋恚のほむらを
抑え込めるだろうという慢心がありました。
いや、無いものとさえ思い上がっていました。
それ故に、僅かな火種があっという間に燃え広がっても
消す術を持たなかったのです。
お許しください。あれほど慈悲心を気取っておきながら
今や、味方同士で傷つけあうことよりも
このような怪物を己が胸の内に飼っている自分が
恐ろしくて仕方がありません。

(60) 2022/08/14(Sun) 00時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

実のところを言うと、
少しばかり安堵しています。
ここで果ててしまえば、
己の醜悪さと向き合わずに済みますから。

(61) 2022/08/14(Sun) 00時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[その時、体液に侵され、
ほとんど聞こえていない耳が
迫りくる飛行体>>13に向かってぴくりと動いた。]*

(62) 2022/08/14(Sun) 00時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[お守り>>13が届いたのは、
ツェン>>@13とヤツデ>>44>>45によって
クリオネが切り結ばれた後か。
地に落ちた生物は、まだ自分が切られたことにも気づかず
幾本かの触手をびくびくと痙攣されている。
断面からどろりと流れ出す体液に交じって
ぼろ雑巾のようになった狐が吐き出された。]

…………。

[狐はすっかり濡れそぼっていた。
ふわふわの毛が貼りついている分、
厚みがいつもの半分程度しかない。
尻尾で顔を覆い、くるりと丸い格好のまま
気絶している。

もしも顔と手を隠す尻尾を解きほぐしてみれば、
その両の手には、しっかりとお守りが
握られていただろう。]*

(74) 2022/08/14(Sun) 00時半頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/14(Sun) 01時頃


羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/14(Sun) 01時頃


羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/14(Sun) 01時半頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

──気絶中──

[とうに現地生物は息絶え、倒す敵のいないはずの場で
金物の打ち合う音が激しく響く。
相殺された風の輪>>86が千切れ、
辺りの地面へと突き刺さる。
跳ね上げられた砂がぴしぴしと狐に当たっても
丸まったまま微動だにしない。
狐の体の下から、じわ、とクリオネの体液が広がり
地面を黒く染めていく。

だが、その朗々とした声で名前を呼ばれれば>>87
ぴくりと耳が動いた。
それでもまだ体を動かすことは叶わなかった。
濡れたせいか、霧の名残か、
頭が鉛のように重たくて仕方がない。
明朗なヤツデの声でさえ、
未だ水の中にいるかのようにくぐもって聞こえた。]

(104) 2022/08/14(Sun) 13時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[聡明なヤツデが距離を置いた後
ソルフリッツィの手が、狐へと触れた>>88
鋼鉄の感触が、貼りついた毛越しに伝わってくる。
すぐにその手は離れ、甲高い風切り音>>87の後に
二人の戦士が肉薄した。>>87>>88

その音に叩かれたかのように狐の尻尾がはた、と解かれ
激しく咳き込みながら、萎えた手で半身を起こした。]

ゲホ、ゲホ、……ぐ、

[飲んでいた消化液がびちゃびちゃと地面に落ちる。
お守りごと地面を掴むと爪の間に土が入り込んだ。]*

(105) 2022/08/14(Sun) 13時半頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/14(Sun) 13時半頃


羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/14(Sun) 14時頃


羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/14(Sun) 14時半頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

[まだ二本の足で立つことはできず
霞んだ視野のまま、辺りを見渡す。

辺りは惨憺たる有様だった。
クリオネの首と数え切れぬほどの躯が落ち、
立ち上る湯気と共に、あたりに死臭を振りまいていた。
ツェンも負傷してしまったのか
(まさか空腹のせいとは思わない)
ぐったりとした様子で倒れている。>>@14
不穏な空気故か、バーからはモイ>>64
ソランジュ>>@21がこちらに向かってくるのが見える。
が、まだ遠いか。

ヤツデが構える錫杖は、打ち合ったばかりなのだろう>>87
耳鳴りのような共振が、細く空気を揺らしていた。
金物の軋りの消えぬひまに、向かい合う相手は。]

(106) 2022/08/14(Sun) 17時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ


ヶ、ほ…… ソルフリッツィ、様?

[兎人もまた、戦闘態勢のままだった。
低く構えたままの体制で、聞こえるのは呟きだろうか。
だが、いまだ視力が戻りきらないのか、
彼の頭上が奇妙に歪んで見えた──いや。
視力は、すでに戻っている。
ソルフリッツィの頭上は、実際に歪んでいた。>>92

地平線に、名残惜しむような夕陽が残っていた。
月がぽっかりと色づいて、反対に空は色を奪われ、
光を映す闇が、するすると敷かれていく。

その昏闇の中に、白く一つの光が迸った。
自然を全く排除した、毒々しい人工の光。
ピシリ、パシリ、と玻璃にヒビの入るような音が
時を追うごとにさらに強く、鼓を鳴らす。
うす月の雲をどよませ、新しい星雲を燃やし
覗く銀河に向けて、篝を巻き上げ渦巻いた。]

(107) 2022/08/14(Sun) 17時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[表れては千切れる稲妻に
夜風は轟き、死臭は乱れ、濡れた毛を靡かせる。
死体にぬるまった空気に晒されてなお
ひやりと背筋が冷えた。]

駄目です──げホ、

[しわがれた声に、喉を灼かれたのだと気づく。
肌を腐蝕と土に削らせながら
夜風と稲妻のぞめきの中で
狐はひとつの命を燃やし、声なき声で叫んだ。]

お止めください、ソルフリッツィ様──!

[握りしめたお守りから、光が滲み、溶けた。]*

(108) 2022/08/14(Sun) 17時頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/14(Sun) 17時頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

[──やがて。
冷たい月明かりを宿す武器が
ゆっくりと下げられた。>>113
ゆらりと破壊との境界が閉じて
逢魔が時は過ぎ、静かな宵口の気配が戻ってくる。
どこかで、夜告鳥が鳴いていた。

軽い跳躍音と共に、兎人が距離を詰める。
猛る闘気こそなりを潜めても、未だ残響を残している。
やがて、まともに動かぬ体へと手を伸ばされれば
汚れてしまいます、と声をかけようとしたが
空咳しか出なかった。

泥と体液にまみれた体を抱き寄せられ
狐は案じるように兎人を見つめた。
その赤い目と視線が交錯することは無く。]

(126) 2022/08/14(Sun) 22時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ


ソルフリッツィ様……

[かすれる声で囁くのと、
ヤツデが錫杖をかき消すのとは同時だったか。>>119
言葉が無くとも、赤い目が閉じられ
穏やかに顔が摺り寄せられれば、
狐は安堵の溜息をついた。]

お疲れ様でございました。
……帰りましょう。

[故郷を失ったラントの青年。
彼が降り立てなくなる星は、母星だけで十分だ。]

(128) 2022/08/14(Sun) 22時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[──そろそろ、店内の光の輪は、
十分に熟している頃だろう。]*

(129) 2022/08/14(Sun) 22時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

──まだまだ続くよハプニング──

[兎人の暴走が収まった後、
ヤツデに話しかけられ>>130、狐は「はい」と答えた
──が、試しに足に力を入れてみて
すぐに「いいえ」と言い直した。
ましてや密着したソルフリッツィ様を支えて歩くのは
さすがに無理。]

(136) 2022/08/14(Sun) 22時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[やがてソランジュとモイが、薬も兼ねた食料を届けてくれた。
>>@21>>64。]

モイ様、ソランジュさん……ありがとうございます。
……ツェン様にも召し上がっていただきましょうか。

[暴れる兵器>>@24へと喫食を促した。
その頃には、察しの良いモイが
既に闘牛士のように寄せ餌を試みていたか。>>133
あのキョンシー、ほかのどの客よりも
一番ボリュームあるメニュー食ってたのに。]

(137) 2022/08/14(Sun) 22時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ


ソルフリッツィ様。食べられますか?

[こちらはこちらで、薬入りのウエハースを
茫洋としている兎人の口元に近づけてみただろう。]*

(139) 2022/08/14(Sun) 22時半頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/14(Sun) 23時頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

[クリオネの体液に濡れた毛を
ソルフリッツィに舐められて>>135
狐はしばし動作を止めて沈黙した。]

……ありがとうございます。
不味かったでしょう。

[やがて動き出すと、
モイからウエハースを受け取り>>146
兎人へと与えたか。
クリオネの体液の不味さは身に染みて分かっている。
口直しにはぴったりだろう。
多少薬の味が感じられても
クリオネの方がクソ不味いから余裕だと思う。]

(150) 2022/08/14(Sun) 23時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ


はい。

[ヤツデの言葉>>144に頷いて
自身の分もウエハースを受け取った。
なんと、あんなに食料に溢れた機関車に居ながら、
この星に降り立って以来初めて口に入れるものな気がする。
クリオネの体液はノーカン。

別にマスターの過労死対策が至らないわけではない、
きちんと食事と休息を促されていた、
だが愚かな狐はそれを怠った。
過労死の本当の敵は上層部ではなく
休むべき時に働き続ける社員だということわざが
どこかの星にあっただろう、狐がまさにそれだ。]*

(151) 2022/08/14(Sun) 23時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

──祝☆初食レポ──

[ウエハースを齧ると、さく、と軽い音がした。
爽やかな苦味と酸味を持つマーマレードのおかげで
薬由来の苦味や酸味が目立たない。
狐は静かに香ばしい香りを嗅いでいた。
死臭に慣れた鼻に、その香りはいかにも美味かった。
じっくりと咀嚼して飲み込むと、小さく呟いた。]

……蜂蜜が使われていますね。
おいしい、です。

[その言葉は、もはやしわがれてはいなかった。
しばらく喉に手を当てて、思慮深く考え込んだ後、]

誰かがとってきてくれたのですか?

[そう、ソランジュに尋ねたか。
他ならぬ彼が採取者だと悟れば、
穏やかな笑みで礼を伝えただろう。]

(156) 2022/08/14(Sun) 23時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[その遠くの方で、モイが>>152
ウエハースをキョンシーに投げまくっていた。
対応が完全に熊から逃げる時のそれ。]*

(157) 2022/08/14(Sun) 23時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[その後も、仕事のできる同僚が
暴れるツェンを拘束したり>>@36
そこにモイが間髪入れず籠の中身を突っ込んだり、
先程までの緊迫した空気が嘘のように
穏やかな空気が流れていた。
狐は静かに目を伏せると、]

……ふ、ふっ。

[小さく息を吐いた。]

(160) 2022/08/15(Mon) 00時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[やがてクリームサンドを完食した
ソルフリッツィ>>159に、
ヤツデが狐を送るよう促した。>>161

……ご迷惑をおかけします。

[立ち上がった兎人から差し出された手を掴み
起き上がろうとしたものの、立ち上がることができない。
おそらくは、万病を癒す蜂蜜でも
安堵のせいで抜けた腰は直せないのだろう。
奮闘することしばし、足と背中とに腕が回され
抱き上げられた。
生涯触りたくない様々なるゾルにまみれた狐は
言葉も無く体を強張らせたが、
やがて観念したように体軸のぶれぬ首に腕を回したか。
この体勢は、下手な遠慮をして身を離せば
抱き上げた方に負担がかかる。

そうして、一足先にその場を後にしただろう。]*

(172) 2022/08/15(Mon) 00時半頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/15(Mon) 00時半頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

──おまけ・クリオネバーベキュー?──

[ジェルマンが厳正なる解析の元>>186
クリオネの外側は食用にもできそうだと告げると、
狐はプロ精神でしばらく考え込んでいたが]

……申し訳ありません。
私にはあれを料理することはとても……

[言いにくそうに断った。
なんならゼリー系もしばらくは作りたくない、
色々思い出してしまうから。
きっとクリオネは他の店員や
マスターが美味しく料理してくれる。]*

(189) 2022/08/15(Mon) 01時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

──兎人との帰路──

[兎人と二人で帰る折。
狐はしばらくの間思慮深く沈黙していた。
聞きたいことはたくさんあった。
労いたいこともたくさんあった。
謝りたいこともたくさんあった。
けれどそれらを口にするのは憚られた。]

……このお守りに、随分助けていただきました。

[狐はソルフリッツィの背中に腕を回したまま
掌の中の二つのお守りを見据えた。
ヒビが入ったり、投げつけられたり、
紐を引きちぎられたり、投げつけられたり。
散々な扱いをされたお守りは
対の二つともが同じようにぼろぼろだ。
だが、役目を果たしたお守りは、
壊れる前よりも愛おしく感じた。]

(200) 2022/08/15(Mon) 02時頃

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