人狼議事


249 Digital Devil Survivor

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【人】 逃亡者 メルヤ

―御渡神社・上宮―

[どれだけ水を注げども、器の底が欠けていたなら意味はない。
 腕の中の身体に尽くした霊力は
 彼の命を繋ぎ止める事はできなかった]

 ……――。

[魂が肉体を離れた事くらい、理解できる。
 雨と混じって最早判別のつかない涙はいつ、止まったろうか。
 盛りを過ぎた焔は水溜りに溶けて、
 後に残されたのは廃墟と塵と亡骸だけ。

 まだ形を辛うじて残す本殿へと、慶一を運ぶ。
 あの神が祀られていた場所に安置するなど耐え難い。
 しかし、それでも彼は「俺のカミサマ」>>3:319と言ったから]

(4) 2016/06/22(Wed) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

 さよなら。
 西廼の子。

[濡れた手で顔に付いた煤と血とを拭い、両手を組ませる。
 その際、真っ黒に染まった4つのマガタマ>>3:195に気付いた。

 闇より深いその色。
 何故こんな物を、という思いと共に不安が過ぎる。
 それが穢れを溜めている事は薄っすらとだが勘付けた。
 だって、余りに穢れが酷過ぎたから]

 ……こんなモノ、あっちに持って行っちゃ駄目。

[その手からそれらを取り上げて、
 己の角を入れたのとは逆の羽織の袂へ入れる。
 何処か害を及ぼさぬ場所に、これらは始末しよう。
 そう思って]

(5) 2016/06/22(Wed) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[最後に一度だけ、閉じた目許を緩やかに撫でると本殿を辞す。

 鬼の亡骸が燃えていた場所にはこんもりとした灰の山。
 掌ほどの大きさの石を拾うと雨に濡れたそれにそっと載せた。
 墓と言う程のものでもない。
 ただの目印としか言えないようなもの。

 少しの間、目を閉じて。
 やがて、立ち上がって全てに背を向ける。

 重い足取りでこれから何処へ向かおうか。
 そう考えた時、宛てなんてものは街には1つしか
 なかった訳なのだけれども]

(9) 2016/06/22(Wed) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

→未明・BAR『Aqua Vitae』―

[渡背山へ帰れる気力はなかった。
 昨日に続いてびしょ濡れの体を引き摺ってそこへ辿り着くと、
 鍵>>3:216は開いたままだった。
 けれど、人の姿はない。

 勝手に上がり込むには気が引けた。
 しかし、マガタマを4つも持っていたからか、
 この道中だけでも低級の悪魔や人間にすら絡まれた。
 そもそも、生きている人間というのがこの段階で
 もはや普通の人間だったのかというのも怪しいものだが]

 結界、張ってあるって言ってた(>>2:314)、から。

[言い訳めいた事を口にする]

(13) 2016/06/22(Wed) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[外で家主の帰りを待つのを早々に諦めて]

 ……ごめんね。

[ばつが悪そうに、ドアチャイムの調べを聞きながら不法侵入。
 しっかりと扉を閉じるとこそと隅っこで膝を抱える。
 ニコラスが知れば"避難所扱い"だと言うだろうか。

 家主を待つ間に膝に顔を埋めて眠ってしまったのは、
 きっと今日の出来事が堪えたから*だった*]

(15) 2016/06/22(Wed) 01時半頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2016/06/22(Wed) 01時半頃


【人】 逃亡者 メルヤ

―早朝・繁華街―

[幾度か夜の明けない内に目を覚ました。
 その日、家主は帰ったのか、帰らなかったのか。
 帰ったならばどのくらいの頃合いだったか、さておいて。

 言葉を交わせたなら、慶一と小鈴の死を伝えただろう。
 神社での経緯を掻い摘んで話しても、
 小鈴の死については信じられたかは定かではない。
 鳴自身、魂が消える気配を感じただけなのだから]

 ありがとう。

[来た時と同じくドアベルが涼やかな音を奏でる。
 それを聞きながら、一夜の宿の礼を述べて場を辞した]

(44) 2016/06/22(Wed) 20時頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2016/06/22(Wed) 20時頃


【人】 逃亡者 メルヤ

[動く車もなければ早朝の空気というのは綺麗なはずなのに、
 今の御渡の街はそのような清々しさとは縁がないようだった]

 どうしよう。
 この、石達。

[捨てるだけではいけない気がしている。
 これだけ穢れを溜め込んだ状態で破壊するのも、
 果たして害がないのか怪しいものである。

 穢れと関連して思い出す事がある。
 大穴牟遅は果たして、元来あのような性質なのだろうか?
 彼が守護として仰いだ神の凶行]

 そもそも、慶一が制御できない神を喚んでしまったのは。
 慶一に足りない力を埋める何かがきっと、あったんだ。
 もし、この石が"それ"だったなら。

[悪魔達が好んでマガタマを喰らう、その性質。
 この穢れの力を欲しがったからなのではないか?]

(48) 2016/06/22(Wed) 20時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

 神を、荒御魂に堕とす事が。
 もし、もし、この石を使ってできるんだとしたら。

[今の御渡は思っていた以上にとんでもないのではないか。
 気付いてしまった可能性に眩暈がした]

 こんな、モノ。
 ぬしさまの所に持っていく訳には、いかない。

[初め、蛟に指示を仰ごうと思っていた。
 この穢れを鎮める術もあるのやもしれない、と。
 しかし、もしも大穴牟遅と同じ轍を踏んだなら。

 けれど、どうすれば良い。
 これを壊して無事でいられるのか。
 袂を押さえたまま深く息を吐いた]

(51) 2016/06/22(Wed) 20時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[思案する内にも悪魔の気配を感じ、足早に繁華街の路地を抜ける]

 落ち着く事もできない、か。

[悪魔を相手にするにも、いかんせんきりがない。
 水の気配の濃い所へ身を寄せようと、
 渡背山を流れる川が行き着く先――御渡湖の方へ足を向ける。

 道中、最早出会う人もほとんどなかったけれど]

 ……累?

[どの辺りでだろう、ふとそう遠くはない所に気配を感じた。
 そういえば、彼はマガタマを探していたなと思い出す。

 少し躊躇した、が。
 思い切って気配の方へと歩き出した]

(58) 2016/06/22(Wed) 20時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―御渡湖―

[雄大に水を湛えた湖の畔>>61
 風の通りが良いそこは餌となる人間も少なかったからか、
 街中よりもまだ悪魔達の気配が疎らだった]

 久し振り、だね。

[振り返った彼の様相を見て微かに目を瞠る]

 随分、無理をしてそうだけど。
 無事だったなら良かった。

 ……それ、平気なの?

[ゆっくりと、波打ち際へと歩いていく。
 彼を追い越すと素足でぱしゃりと水を蹴った]

(63) 2016/06/22(Wed) 21時半頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2016/06/22(Wed) 21時半頃


【人】 逃亡者 メルヤ

 まだもう少し、は平気って言って良いのかな。

[踵まで水に浸かりながら彼へ>>67と向き直る]

 気配?

 ……マガタマ、判るんだ。
 探してるみたいだったもんね。

[左腕へと立てられる異形の爪に思わず手を上げたが、
 少しの思案の末、その手のやり場をさ迷わせたまま]

 持ってる、よ。
 死んだ子が、持っててね……それを。
 どうしたら良いのかなって思ってる。

(68) 2016/06/22(Wed) 22時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

 ねえ、累。
 これ、とても怖いモノ、だよね。
 累はこれ、どうして探してたの?

 私、これを何処かに鎮めたい。
 でも、壊して大丈夫なのかも正直怖いし。
 放っておいたら悪い事がまた起きそう。

 この石の事、何か知ってたら。
 教えてくれないかな。

(69) 2016/06/22(Wed) 22時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

 あなたに譲って、悪い事にならないなら。
 それは渡しても良いのかもしれない。
 でも、あなた……。

[慶一と累との接点をまた鳴も知らぬまま。
 視線の揺らぐ様を見詰めていた]

 マガツヒ。
 この穢れはそう呼ばれているの。

[その説明は概ね認識と相違なかったから、
 彼が嘘を吐いているとも思わない]

 奇跡、ですって……?
 あれが?

(76) 2016/06/22(Wed) 22時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[俄かには信じ難い単語が飛び出してきて、眉を顰める]

 どんな奇跡を、起こすつもり。

 これを持ってた子は……きっとこれが原因で酷い事になった。
 沢山、沢山、関係ない人達が巻き込まれて死んだ。
 そういう奇跡なら、私はもう見たくない。

[>>72、マガタマのある右の袂を押さえて。
 一歩下がれば湖の水は踝を塗らした]

(77) 2016/06/22(Wed) 22時半頃

【独】 逃亡者 メルヤ

/*
自分から背水に入ってた事に今気付いた。

水が恋しかったからって累を追い越して湖側に立ってるって。
いけませんね、いけませんね?

(-17) 2016/06/22(Wed) 22時半頃

メルヤは、ニコラスが戻った際に軽く身動いだものの目は醒まさなかった◇

2016/06/22(Wed) 23時頃


【人】 逃亡者 メルヤ

["お仲間">>80の話に既視感を覚える。
 それが慶一を指している事とは知らねども、
 覚えた感情は憐憫だった。

 それならあなたも死ぬかもしれない。
 そう口にしようとしたが>>81]

 ……分からない訳では、ない。
 力があれば厄介ばかりを押し付けられて。
 けれど、呪いだからと忌避する。
 酷い差別だって、きっと受けた。

[何より、憑きモノとはその身を苛む。
 痛ましいものを見るように瞳を細めて]

(86) 2016/06/22(Wed) 23時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

 ごめん。
 でも、これをあげてはいけないって……私は、思う。

[呼気に混じって散った火の粉。
 制止するように左手を翳した]

 来ないで。
 来たら、ただじゃ済まない。

(88) 2016/06/22(Wed) 23時頃

【独】 逃亡者 メルヤ

/*
末尾に◇を付けたactは飴actです。

飴act選択した状態で自由入力欄に文章を入れると、
その文章で飴を投げれるっていう。

(-19) 2016/06/22(Wed) 23時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―未明・BAR『Aqua Vitae』―

[ブランケット>>79に包まれて温かい、と思ったのは
 この日も結局雨に濡れたからだった。
 柔らかい物が肌に触れて安心したのかもしれない。

 >>92、見知らぬ――厳密には遠くで感じた程度――の
 悪魔の気配にほんの少し眉を寄せたけれど]

 ぅ、ん、……。

[寝言程度にしかならなかった。

 マガタマの気配が手繰れるなら、
 それは羽織ったままの羽織の右の袂の中。
 周囲が見咎めるでもなく、
 疲れているところを起こす程の扱いでなければ
 それを盗み取る事も可能だっただろう*]

(95) 2016/06/22(Wed) 23時半頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2016/06/22(Wed) 23時半頃


【人】 逃亡者 メルヤ

 身内。

[感情の窺えない声音>>99に押し黙った。
 何もしてあげられる事がない以上、所詮は綺麗事だ。

 朝の静かな湖畔に響いた声>>100]

 ……分かっ、た。
 怨みたければ、好きにすれば良い。

[至近から襲い掛かる炎を湖面から巻き上がった水柱が阻む。
 炎から鳴を庇ったそれらは即座に水蛇へと変わり、
 異形の右手を捕らえようと身を躍らせた]

(101) 2016/06/23(Thu) 00時頃

【独】 逃亡者 メルヤ

/*
犬を引っぺがすのは無理だと思うので、
せめて人の部分が残っている内に殺すくらいしか。

という鳴の脳内。
しかし、殺さなくても希望はないのかって
考えるお花畑さがその辺を鈍らせる悪い性質。

(-29) 2016/06/23(Thu) 00時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[細身の水蛇が一斬の元に胴から切り裂かれて湖面に還る。
 湖と距離を取った累とは逆に、
 湖を守りとするように水の中に留まった。

 拾い上げられた物体>>103が何かを認識する間はないし、
 見えたとしてそれは鳴に馴染みのあるものではなかった。
 投擲された空き缶を避けようとは思ったものの、
 その勢いに反射しきる事はできなくて]

 ……、ッ。

[金属の塊が額を掠め、湖面にぱっと鮮血が散った。
 頭蓋を揺らした衝撃に足許が揺れて、水の中へ倒れ込む。

 平衡感覚を失いながらも砂地に方肘を付いた。
 累がいると思われる方向へ右手を指し示す。

 湖の波が途端に荒立ち、局地的な津波が巻き起こる。
 それは鳴の頭上を越えて、累へと押し寄せた]

(105) 2016/06/23(Thu) 00時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[津波は攻撃手段でもあり、身を隠す手段でもある。

 息を止め、掌中へと力を込めた。
 生成したのは短刀というには大振りで、
 しかし脇差と呼ぶにも控えめな片刃の短剣。

 しっかとそれを両手で握り締める]

(106) 2016/06/23(Thu) 00時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[津波の余波は大きく周囲を水浸しにして引いていく。
 水が開けてこちらの姿が露になる瞬間が狙いだが、
 それよりも早く水達の悲鳴が伝わってきた>>116]

 (さっきよりも、大きな)

[炎が来る。

 迎撃すべく水面から一際大きな水龍が姿を現した。
 牙を剥き出しに、火炎へと大口を開けて喰らい掛かる。
 焔の中心へと突撃した水龍は盛大な水蒸気となって散り、
 焔もまた幾つかの塊へと四散して水面を焦がした。

 火炎の触れた水温が急激に上昇するのを感じ、
 平衡感覚を取り戻した脚を叱咤すると、
 短刀を右手に携えて湖から飛び出した]

(120) 2016/06/23(Thu) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

 ……何処へ、っ。

[水で視界が遮られていたのはこちらも同じだった。
 累が木の上>>115へと逃れている事に気付くのに数秒。

 無防備になる事を見越して水面の上、
 水龍が水蒸気となって散った後には
 鋭い嘴を持った小さな水鳥が5羽待機していた*けれど*]

(121) 2016/06/23(Thu) 01時頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2016/06/23(Thu) 01時半頃


【人】 逃亡者 メルヤ

[水と炎が鎬を削る中、風が僅かな旋律を運んだ。
 それがいつ始まっていつ止んだかを認識する暇はない。

 水鳥は1羽、また1羽と新手の火>>135にぶつかっては
 威力を相殺する代わりに融けて消える。
 熱い水蒸気が辺りを包んでいた。

 木の上に累の姿を認めるもそれはすぐ炎と蒸気が邪魔をする。
 構えたまま一歩踏み出して、次の瞬間]

 いない。

[ひゅ、と喉が動揺に嫌な音を発てた。
 寄せる気配>>136に水を操る余裕なく。

 焔と蒸気を裂いて現れた鋭い爪先の軌道の先へ、
 渾身の力で切っ先を突き上げる。
 それは累の右手を真下から貫く動作で]

(144) 2016/06/23(Thu) 18時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[しかし、勢いは殺し切れない]

 い、っ……、……く……。

[爪が左肩を抉る痛みに呻いた。
 額を濡らす血が頬を伝って首の包帯を染める。

 間合いを取ろうと身を捩ると、
 累の鳩尾目掛けて渾身の力で踵を蹴り出した*]

(145) 2016/06/23(Thu) 18時半頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2016/06/23(Thu) 18時半頃


【独】 逃亡者 メルヤ

/*
嗚呼、妖精が人間の子供を取り替えっこする奴……。

(-43) 2016/06/23(Thu) 19時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[蹴りが直撃した勢いで水刃が累の腕から抜けた。
 くるりと柄を翻らせ、刀身に滴った血を散らす。
 ぴっと幾筋もの紅い飛沫が湖面に華を咲かせた]

 本当に、獣のようだね……。

[左肩を上げようとすると激痛が走った。
 ぎり、と奥歯が擦れる音が顎に響く。
 だらっと左腕を下ろし、水刃を真っ直ぐ累へと向けた]

 近寄らせたら、きっと。

[容易く喰い殺される。
 ごうと唸りを上げて水面が逆巻き、収縮した]

(159) 2016/06/23(Thu) 20時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

 まだ、ッ――!!

[累との間に分厚い水の壁が立ち塞がる。
 氷のような硬度を持ったそれがぎぃん、と歪な音を立てて
 彼の爪を受け止める――けれど。

 びし、と入った皹]

 そんな、……っ。

[咄嗟に右腕で身を庇う。
 打ち割られて砕けた壁もろとも、
 左腕の一撃をまともに受けて軽く身体が吹き飛んだ。
 浅瀬に強かに打ちつけられて背を丸くして激しく咳き込む]

 う、げほ、っ……うぐ、…………はッ……――。

[衝撃で弾け飛んだ水刃は右手にはない。
 滲む視界で累を探る。
 ゆら、と弱々しく霧が揺らめいた]

(160) 2016/06/23(Thu) 20時半頃

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