人狼議事


246 朱桜散華

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【赤】 半の目 丁助

───今は昔の物語。

山奥にひっそりと小さな小さな村があった。

獣を狩り、小さな畑を作り、皆が力を合わせて生きていた。

ある日、そんな小さな村を災いが襲う。

夜半から降り続いた雨は大地を崩し土砂が村を襲った。

生き残った者たちはその災厄に”マガツヒ”と名を付け、畏れ敬いそして奉った。

歳月と共に幾度も襲う災いの度、人は荒れ狂う神”マガツヒ”に祈りを捧げた。

(*0) 2016/04/28(Thu) 20時頃

【赤】 半の目 丁助

そうして人々の祈りを捧げられ”マガツヒ”は災厄の神であると同じく、豊穣の神としての顔を持つようになる。

時に人々は”マガツヒ”を畏れ、鎮魂の祈りを。

時に人々は”マガツヒ”を敬い、豊穣の祈りを。

人々は祭りを催し自らの神を崇めた。

(*1) 2016/04/28(Thu) 20時半頃

【赤】 半の目 丁助

だが、伝承は少しずつ姿を変える。

畏れと敬いを以て奉られた神も、人々はそれ魔と呼び忌避した。

そして不幸が起きる度に魔に怒りと悲しみをぶつけるようになる。

幾月幾年の刻を経て、人は様々な”呪”を用いて災いを封じるようになった。

時にそれは天の災害であり、時に流行病であった。

そうして幾重にも封じられた”マガツヒ”は人の望むままに”魔”へと変貌していく。

人に害を成すだけの存在に。

(*2) 2016/04/28(Thu) 20時半頃

【赤】 半の目 丁助

───もう、やめようや。

(*3) 2016/04/28(Thu) 22時半頃

【赤】 半の目 丁助

───もう、やめましょう。

(*4) 2016/04/28(Thu) 23時頃

【赤】 半の目 丁助

災いは何度でもやってくる。

それを覆い隠し忘れるならばいつか大きな災厄となる。

人の子らよ、それを避けたいと思うなら目を背けるな。


───また会おう。
 
 

(*5) 2016/04/28(Thu) 23時半頃

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