人狼議事


241 線路上の雪燕

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【人】 薬屋 サイラス

 ジャン、です  ………あ

[今朝は、と言われてたっぷり3秒はイアンの顔を見つめてしまった。
あ、と声にはしたものの、結局はその服装を見てからようやく思い出す。
鞄にしまった新聞。
食事を取ることすらしていない身には過ぎた贅沢。
イアンのシャツを眺め、それからもう一度顔を見上げた]

 今朝は ……どうも

[返して、通り過ぎるには狭い通路に少し困った顔をして………]

(5) 2015/12/02(Wed) 00時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[響く悲鳴に似た何か、そして、突然のブレーキ。
身体にかかる重力に、サイラスは壁に手をついて、背中を丸めた。

――普通ではないことが起こっている。



サイラスは、後方車両へと向かう彼らの後ろを行き、けれどいつしか、追い越すこととなるだろう。
ラウンジ車で足を止めることはしない。
腹は空いているが、朝はもうすぐそこまで。
終着駅までは、今までの自分を見失わずに行きたかった**]

(13) 2015/12/02(Wed) 00時半頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2015/12/02(Wed) 00時半頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2015/12/02(Wed) 22時頃


【人】 薬屋 サイラス

 ― ブレーキがかかる前 ―

[サイラスは自分に面白みが欠けていることを自覚している。
たいていのことをシリアスに考えすぎることも知っている。
だから、「面白いね」なんて言われても>>34
それこそ面白い反応をすることも出来ず、イアンがきっと予想しただろう引きつった笑みを返すことしか出来なかった。

宜しくするつもりは勿論ないし、
新聞代を押し付けてやろうかとも思った――が、勿体無いし余裕はない。
イアンにとっては、たいしたことではないだろうに。
真面目に考えすぎて、そのことが馬鹿らしくなって、
そしてやがて、世界は一度、動きを止めたのだった*]

(88) 2015/12/02(Wed) 22時半頃

【人】 薬屋 サイラス

 ― そして、雪燕は動きを止める ―

[痛い、と声をあげる者。
他に手を伸ばす、余裕のある者。
サイラスはそのどちらでもなく、少し身体をよろめかせた後、黙って列車を後ろへと向かう。
途中、声がした。
窓の外、走る影はよく見えなかった。
夜に霞む目は、やはり白目がやや濁っている。
狼、と聞こえた声に、サイラスは自分でも理由がわからない震えを感じた。

やがて、細くなる廊下で、サイラスはルーカスの声に顔をあげる。>>23
何処に、と問われても外に出ないのであれば行ける場所は決まっている]

 ……あんたが、俺に
 何を頼みたいって?

[不自然な状況。不安の篭る空気。
今までで一番警戒心を灯らせた目で、ルーカスを見上げた]

(94) 2015/12/02(Wed) 22時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[にやり、とした表情は貴公子然とした振る舞いからは外れているのに、妙に板についていた]

 俺の、話? ………つまらないぞ

[小さく首を振り、背を向けようとする。
半分ばかり、身体をルーカスから背けた時、名前、と囁き声が聞こえた。唇を噛んで、少し迷っていれば、ごわついた髪を乱暴にかき回され、振り払いながら一歩引き、ルーカスを見た]

 ルーカスは、ほんとの名前?

[興味があるわけではない、はずだ。
ただ、サイラスは知っている。
疑いを持つ者、相手の嘘に気づいてしまう者は、自らの中にそれを持ち合わせているのだと。問われてようやく思いついたほどの頭の回らなさだった。
気づいたのは、ひとつのこと。
どうやら、この見せ付けられている余裕は――それ自体が、演技なのではないか、と]

(114) 2015/12/02(Wed) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス

[答えが返ってくるとは思っていない。
またな、の声には当然のように何も返さず、今度は無事、壁にぶつけなかった手を引いてようやく背を向けた。

深夜――否、明け方のラウンジ。
人の姿は、まばら。零ではない。
今、この瞬間に安らかな眠りの中にいる者はどれだけいるだろう]

(117) 2015/12/02(Wed) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス

 ― 二等車両 ―

[扉のいくつかは開け放されている。
部屋の中、窓を開いて身を乗り出す者。
廊下に出て立ち話をする者。
ぎっしり詰まったボックス席。
ぽつねんとした席、からっぽの席。

多くの人がそこにはいた。
誰の顔も目に留まらない。
誰の姿も、サイラスは通り過ぎていく。

此処でならば、サイラスの身形もそう飛びぬけて奇異にはうつらない。
もしかしたら、ボックス席のひとつに収まってゆっくりと車窓を眺める人生もあったかもしれない。―――そんなこと、ないのはわかっているけれど。
列車の外、喧騒も血臭も構わずに、サイラスは後方へと向かっていく]

(123) 2015/12/02(Wed) 23時半頃

【独】 薬屋 サイラス

/*
軽率に中身がときめくからほんとやめてほしいすき

(-58) 2015/12/02(Wed) 23時半頃

【独】 薬屋 サイラス

/*
やめてほしい、ってのはあれな
くそ!すき!!ちくしょー!!!このやろー!!!
ってかんじのなにか

(-61) 2015/12/02(Wed) 23時半頃

【人】 薬屋 サイラス

 ― 三等車両 ―

[少し密度の和らいだ三等車両。
酷い匂いは相変わらず、それでもやはり、この中が一番サイラスの影を薄くさせる。
誰もサイラスを見ようとしない。余裕のない者ばかりだからだ。好奇心がある者は、いくらかは外に出て、いくらかは囁きあっている。

誰もサイラスを笑ったりしない。
蔑まれることには慣れていた。
勿論、笑みにはプラスの感情が篭ることも知っている。
どちらもない、曖昧なものも知っている。
雪燕で向けられたいくつかはどれだろう?
それは、サイラスの目的を助けるものだったろうか?]

(134) 2015/12/03(Thu) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス

[三等車両の隅に座り込む。
図らずも、そこは人狼たる少年が座り込んでいた壁際だった。
それと知らず、サイラスは背中を壁につけ、意地でも鞄はどこにも触れないよう膝に抱えたまま、深く息をついた。

―――人狼、と声がする。その単語は、一瞬だけサイラスの心で跳ねて、すぐに通り過ぎていった。

夜行列車は、夜を通り過ぎるものだ。
早く通り過ぎて欲しかった。
早く、遠く、サラグニッドより遠く、遠い地へ逃げ出したかった]

 まだ ……何も、見つからないけれど

[抱えた膝の間に顔を埋める。
夜明け前の最後の暗闇。
列車は、夜に通り過ぎられようとしていた]

(139) 2015/12/03(Thu) 00時頃

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