人狼議事


24 明日の夜明け

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【人】 鳥使い フィリップ

―― 保健室 ――

……ヴェンネッタ?

[死ぬとか、殺すとか、不穏な単語が聞こえる。
 ガタガタ揺れる保健室の中、心配になって上へと足を引きずりながら行こうとしたその時]

[高い、狼の遠吠えが聞こえた]

………なん、でっ!?

[駆け出そうとして、直後、とさり、と何かがグラウンドに落ちた。目を見開いて、窓に張り付く]

[固まった]

……ヴェンネッタ。ヴェンネッタ!!

[そういえば、八つ当たりしてまだ謝ってないとか。
 そういえば、次の大会、頑張れよって言おうと思ってたとか。
 ……いろいろなことが、一気に頭の中で爆発した]

(6) 2010/08/08(Sun) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

なんで、なんでだよ!!
そんなこというなら、連れてくなっ!!

[窓から身を乗り出して、人形に、叫んだ。
 隣で、メアリーがグラウンドに飛び出していく]

メアリー!! ダメだ!!

[背筋をぞっと冷たいものが走った。
 消えかけている人形。それに触れたら、メアリーも消えてしまうような気がして]

[追いかける。思うように、足が動かない。
 構うもんか。壁に手をついて、無理矢理に、走った]

[追いついて、ただ、じっと隣に立つ]

[同時にそのとき、大切な友人が、誰よりも頼りにしていた相手が、恋人と共に溶けてしまったことを、知らない]

(8) 2010/08/08(Sun) 00時半頃

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鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 00時半頃


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― 回想 赤い月の世界 ―
[マーゴが斃れてその場には緑ではなく、赤が広がった事だろう。
しかし赤い月に照らされるグラウンドに彼女から広がる赤は溶けるように、一つになるように、静かに染みて行く]

マーゴ‥‥‥ちゃん‥‥‥。

[大粒の雨が降る、それは無表情な人形のガラス球から毀れているようで]

泣いて――いるの‥‥‥?
そう、あなたも、悲しいのね?

[『敵』と称されていた人形はまるで小さな子供のように泣きじゃくっていた、その光景に胸が痛む]

なんで、こんな事になっちゃったの‥‥‥?
どうして‥‥‥?

連れ去られるのは、緑色になる事じゃないの?
だとしたら、ソフィアちゃんは――

[チカチカと赤と青が点滅を繰り返し、そして青の世界に――]


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― 回想 青い月の世界 ―
[マーゴの遺体を優しく掬いあげる人形、最後の悲痛な言葉は耳に焼きつき、心がいつまでもチクチクと痛んだ]

あの子は、『敵』だけど、『敵』じゃなかった。
ズリエルさんの格好を見れば、そんな気がするわ。
きっと、ただの小さな子供が大きくさせられてしまっただけ、そんな存在だったのよ。

[大きいと言う事はそれだけで恐怖となる、その内面や想いを見る事がなく人は巨大なものには畏怖するものだ]

‥‥‥あれ、なん――

[ドクンと体の芯が脈動するのを感じる、息が出来ない]

こ、れ‥‥‥何‥‥‥ラル、フ‥‥‥

[ドクンドクンと何かが芽吹くような強い脈動、もしも心臓が破裂したならばこういう痛みなのだろうかと思いながら胸を押さえてズリエルを引く手にも自然力が入る]

苦し‥‥‥やだ、痛い‥‥‥

[最後に強く大きく何かが弾けたように胸の中で脈動する、それと同時に緑色に染まり溶ける体]


― 精神世界 ―
[体がバラバラになるような痛み、よく形容されるその言葉。
本当に体がバラバラになってしまうなんて思いもしなかった、正確にはバラバラどころかドロドロなのだが。

体が溶けて行き、心だけになってしまうのが妙にはっきりと分かる、けれど心だけでもマーゴと人形との邂逅が心に刺さったまま痛みを発していて]

痛い、痛いよ‥‥‥。
なんで、こんな目に遭うの‥‥‥。
私、悪い事何もしてないのに‥‥‥。

ラルフ、ごめんね、私‥‥‥。
一緒に、居られないのかな‥‥‥。

[心だけになって最後に思うのも愛する人の事、体が溶けたように、心もまた溶けて、青い光を超えたその先の白い光へ吸い込まれるように光の泡となって消えて行く]

―――‥‥‥。


― 3A教室 ―
『―――‥‥‥レイ。
 ‥‥‥バークレイ。

 アイリス=バークレイ!』

は、はいっ!
はれ‥‥‥?

[聞きなれた声、世界史のゴドウィン先生の声だ。
辺りをキョロキョロと見回すと失笑しているクラスメイト達の姿、何が起こっているのか理解できずにただただおろおろとして]

『俺の授業で居眠りとは随分とお疲れのようだな。
 まだ夏休み気分が抜けてないってんなら、
 課題1271枚出してやろうか?
 ん?』

[顔はいつも笑顔だけれど、やる事は本当にえげつない先生。
心の中で毒づいてクラスを見回せばラルフも苦笑しているだろうか。
ゴドウィン先生のお小言を(08)分程聞かされた後席に着くよう促された]


[ため息をついて席に着けば隣に座っているシェリーから小さい手紙が送られてきて中を開く]

『なーに、ついにラルフ君としちゃったワケ?
 優等生のアイリスが居眠りなんて珍しいじゃん!
 こりゃ今夜はお赤飯かな?』

[等と囃し立てるのには真っ赤になった、その手紙のやり取りまでゴドウィン先生にみっちり叱られたのは言うまでもない]

―――‥‥‥

[授業中もまったく身が入らない、ミーンミーンともう夏も終わりだと言うのに懸命に最後の命を振り絞って鳴いているセミの声がチョークの音と調和して不思議な感覚だった]

(このクラスってこんなに静かだったっけ――)

[夏休みが終われば受験戦争、ラルフが言っていたような気がする、皆それに向けて動き出していると言う事だろうか]

なぁんか、つまんないの‥‥‥。

[なぜかそう思った、自分も受験生の一人であるにもかかわらず、他の事に気が向いてしまっている気がする。
けれどその事が思い出せなくて、ただぼんやりと窓の外を見つめている**]


―回想 伝説の樹付近―

[人形の手から、落ちる人影。
 何でもない事のように重力に従って、そして]

 見るな! ……見なくて良い……っ

[アイリスの顔を覆いたかったが、叶わなかった。
 強くなる地面の揺れに、立っている事も難しい。

 雨が降って、泣きじゃくる人形の少女は、

 落ちてしまったらもう元には戻らない体を手にとって、

 消える]

 …………――なんで、こんな事に、
 ならなきゃいけなかったんだ。

[悔恨の声はとても小さい]


―回想 伝説の樹付近―

[月が青色にその色を変えた途端、聞こえた声に振り向く]

 アイリス!

[叫び、手を伸ばす]

 ……――行くなッ!!

[溶ける腕を掴んだら、

 それは思いの強さで、己をも侵食して]

 ぐうっ……あ、――――!!

[繋いだ手から広がる苦痛は全身が破裂するよう。
 肩から肺に達したらもう息も出来ない。
 喉から漏れた、音。
 身の裡から何か、芽吹くように拍動して、溶け落ちる]


―3-A―

[ぱっ、と。
 視界は意識に気付かせない速さで反転した。

 世界史教諭の指名に答えない彼女にはらはらして。
 小言を聞かされて恨めしげな視線と目が合って、
 つい、苦笑してしまう。

 ――暢気なんだからなあ。

 性懲りもない小さな紙片の遣り取りも、
 後方に席がある自分の位置からは良く見える。
 そしてそう言うのは大概教壇からも見えているのだ]

 もう、夏も。終わりだね。

[4時限目終了のチャイムと同時、窓の外に呟きを向けた。

 良く晴れて、月は見えない**]


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―― 赤い月が青い月に変わる時 ――

[好きだった人形が。涙を流す姿を、見たような気がした]

……。ヒミツ。ヒミツは。ヒミツのまま。

[人形と共に、『そこ』から姿を消した後。
それだけは、大事なことだ、と、自分に呟いて。
泣いている人形に、行こう、と言って。
その意識を、心地よい闇にゆだねた――]


―― 保健室 ――

……。あれ?

[目が覚めたら保健室だった。
見渡すと、数人のクラスメイトが、ほっとしていて]

『よかったー』『よかった、起きたよー』

あれ、わたし、どうした…かな。

『覚えてない?』『ドッジボールしてたら』『ごめん、思いっきりぶつけちゃって』『マーゴ、後ろにこけて、頭打ってさ。気失ってたんだよ』

[矢継ぎ早に声をかけられる]


そ、そうなんだ。ごめんね。心配かけて。
そういえば、メ――――。メ…? あれ。ごめん、名前、ど忘れした。

『メって誰よー。あたしはアリスでしょー』『ちょっと、大丈夫?』『あー、でもそのくらいがいつものマーゴっぽい』『陸にあがるとぼんやりだからねー』

そこまで言わなくてもいいのに。

[ぷう、と頬を膨らまして。ベッドから降りる。保健の先生が、『ん、ヴェンネッタ、もう大丈夫か? もし、気持ち悪くなったりしたらすぐ誰かに言って休めよ』と言ってくるので、お礼を言って、保健室を後にした]


―― 休憩時間 ――

[隣のクラスに、ふと遊びに行って]

ソフィアちゃん。こんにちは。

[もし、何か元気が無さそうなら『どうかした?』くらいは言ったかもしれない]

……。あの。ごめん、ね?

[言ってから、自分で首をかしげて]

……なんだか、謝らないといけない事が、あった気がするんだけど…。なんだっけ。

[えへ、と笑う。そんな*日常*の断片]


メモを貼った。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 06時頃


【人】 鳥使い フィリップ

―― グラウンド ――

[マーゴがいたはずの場所で、泣くメアリー。
 そっとその背をさすっていた]

………ごめん

[何もない空間に謝った。
 何に対しての謝罪かは自分でもよく分からない。

 強いて言うなら、自分がここにこうしていることへの、謝罪]

………?

[目をあげた。伝説の樹の下、人が集まっている。
 目を凝らして……サイモンがスコップを持っているのを見れば、体を硬くした]

……ごめ、メアリー……
ちょっとだけ、行ってくる

(41) 2010/08/08(Sun) 06時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[手を止めて、離れる。
 彼女が付いてくるなら、とめない。
 ただ、足をひきずってふらふらと、そちらの方へ。
 早く進めないことが、酷くもどかしい]

ルーカス! ロッセリーニ!
……何が……あった?

(42) 2010/08/08(Sun) 06時頃

【人】 鳥使い フィリップ

―― 伝説の樹 ――

……みど り
ソフィアちゃんと、おなじ……

[それは、ちょうどルーカスがそこから去ろうとしていた時。
 埋めようとするサイモンに、力なく左手を挙げて、とめた]

……悪ぃ、ちょっとだけ、待って

[その緑が誰だったのか。
 その場の誰かからきくことが出来たろうか?

 それがラルフとアイリスだと聞けば、かくりと膝を地面についた。しばらく、無言で凍りつく]

(43) 2010/08/08(Sun) 06時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

――― っぁあああ!!

[色々な思いを込めた、叫び。
 ぐ、とグラウンドに爪を立てた]

[本当にこれがラルフたちなのかとか。
 でも、違うなら何故マーゴのいた場所にいないのかとか。
 どっちかがどっちかを命を捨てても守ろうとしたんだろかとか]

[瞼の裏に、色々な景色が蘇る。
 2人の付き合いを周囲よりも遅れて知った昼休みの教室。
 練習が終わった夕方、体育館側の水道で聞いた楽器の音。
 ズリエルに土下座して、悔しくて泣くかと思ったときに追いかけてきてくれた足音。狼に襲われて恐慌状態の中ようやく逃げ込んだ体育館で、懐中電灯に照らされた彼らの姿]

[手をぐっと握り締め、立ち上がった。
 表情には疲れたような色だけで。
 サイモンがそれらを埋める続きをするなら、淡々と手伝っていた**]

(44) 2010/08/08(Sun) 07時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 08時頃


【人】 鳥使い フィリップ

―― 伝説の樹 ――

[さく、さく]

[土を掘る]

[あらかた作業を進めたところで目を上げた。
そこにズリエルの姿はあったろうか。あれば、緑にまみれたその姿を見上げて睨みつけ、なければ彼の去って行った方向をねめつけた]

なんでっ………

[言うつもりはないのに漏れる言葉]

なんで、オマエがっ………

[なぜ、ラルフが溶けて、オマエが。言ってはいけない言葉が漏れかけて。無理矢理視線をはがした**]

(45) 2010/08/08(Sun) 09時頃

― 2-C ―

[じぃぃい、じぃぃい、と窓のすぐ外に止まった蝉が、存在を主張していた。
は、と顔を上げれば、もう休み時間。教室の人間は疎らで、少しだけ濃くなった空気に、うぃー、と伸びをして深呼吸]

 ん? やあやあ、マーゴちゃん!
 あっついねぇ、こんな暑いのに頑張れる蝉はすごいと思うんだぁ。

[掛けられた声に、ぶんぶか手を振る。
彼女は隣のクラスの友人だけど、こうしてお互いのクラスで何てことない話をするのだって、良く、]

 あれ、一人?
 ……ん、いや、あれ。何言ってんのかな。ごめん。

[あることなのに。ついと、自然にそんな言葉が出てしまって。
おかしな口を塞ぎながら、気を悪くしないでね、と慌ててぱたぱた手を振っていたら]


 ……? 何で、マーゴちゃんが謝んの?

[きょとんと見つめれば、彼女のほうも、分からない、と首を傾げていて。
ヘンなのー、とけらけら笑って、おあいこだね、と気にしないことにした]

 ん。……なんかね。夢を、見てた気がするんだぁ。
 夢だから、もう起きちゃったら、良く覚えてないんだけど。

 なんかさー…… そんな、全然詳しいこと覚えてないくせに、見たってことがすっごく、落ち着かないっていうか、気になるっていうか……。
 ……ね、顔も名前も覚えてないのに、もう一度同じ夢みて、その人に会いたいなーんて…… 笑うかな?

[夢の余韻か、ぼんやりする頭を押さえながら。
おかしいよね、とにへり笑うのだった]


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

―― 伝説の樹 ――

[作業が終われば、やはり手を合わせることはしない。地面を撫でるのも、しない]

……もっと、いろいろさ。
話をしたかったんだ。アイリスのこととか、いろいろ。

そのうちさ、男同士の話、しようぜ

[もう二度と会えない、とは何となく実感がないのだ。ソフィアや、マーゴにも。話かける]

[それが全部終わってから、自分から喧嘩を吹っかけ、売り返された相手を見た。流石に、作業中にそれ以上を堪える理性はあったから]

……甘えてねぇし、
聞いてもねぇよ

[別に、質問の答が欲しい訳ではない。結果ばかりが、あればいいと思う]

(71) 2010/08/08(Sun) 12時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 12時頃


[ようやく地獄の4限目から解放される、クラスメイトたちはこぞって席をくっつけたりしながらお弁当を出し始めたり、購買にパンを買いに行ったりし始めて]

あうー‥‥‥もう世界史嫌いだよー‥‥‥。

[授業中外ばかり見ていた事もまた叱られてぐったりと机に突っ伏す]

‥‥‥ねえ、ラルフ。
ソフィアちゃん、今日来てるかな?

[がばっと急に身を起こして後ろを振り向く、ラルフの顔を見て急に生徒会の下級生を思い出す]

ソフィアちゃんに急に会いたくなっちゃった、今日はお昼三人で食べない?


【人】 鳥使い フィリップ

[近くにいるだろうサイモンに気遣う余裕はない。けれど、樹のしたを少し離れた]

……そんなことなぁ、

てめぇに言われなくても分かってんだよこのド不良底辺野郎がっ

[声音は低い。とても突き刺さった顔をした]

[守りたい。でもその方法が分からない。自分の能力では、出来そうにないとすら思える]

……いいか、

メアリーにもう近付くなよ。
てめぇの自己中は一人でやってろ、いざって時、盾にでも足蹴にでもしやがったら殺す。

[吠えた。自分の中で、未だ彼は法律違反の喫煙を見られたとき、暴力で黙らせたりして平気な精神構造の持ち主に見えているのだ]

[そういえば、ラルフが何かいいたげだったなとか、ソフィアがファンだと言ってたなとか、ぼんやり思って顔がますます険しくなった]

(79) 2010/08/08(Sun) 12時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

―― 伝説の樹 ――

[今、目の前にいる相手が思い込みとは食い違う表情をしているとか、悲しいいろが潜んでいるとか]

[気付く余裕はない。
いつもいっぱいいっぱいになった時同様、八つ当たりの言葉が止まらない]

[その醜さに、自分で自分が嫌になる]

……死ねばいい

[呟く対象は、目の前の相手ではなく、自分]

[ドレスのスカートたくしあげ、くるりと背を向けた]

(82) 2010/08/08(Sun) 12時半頃

鳥使い フィリップは、自分への呪いに、全身がつきりと痛んだ

2010/08/08(Sun) 12時半頃


メモを貼った。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 13時頃


【人】 鳥使い フィリップ

―― 伝説の樹 ――

……ああ、言っておくさ

[背後から投げかけられる言葉。
痛みにまるめそうな背筋を伸ばす]

[振り向かないまま吐き捨てた]

……そんときゃ、殺しにでも来いよ

[鈍い頭の中でズリエルの思いを何か一人で勝手に納得した。単なる友情とメアリーには聞いていたが]

[彼の真意と覚悟は知らない。少し俯いて、相手が去る音がすれば、顔を横にむけた。サイモンはまだそこにいるだろか]

……悪い

[謝罪して、足を引きずりながら、歩く]

(92) 2010/08/08(Sun) 13時頃

―3-A―

[昼休み、先生から再三注意されてぐったりのアイリスの席へ]

 言われてるのに余所見するからだろ。

[突っ伏した頭をぽむり撫でると、それは突然起き上がった]

 ソフィア? 来てるんじゃないかな。

[携帯を取り出す。アンテナは3本、バッテリーも3つ表示。
 電話も、掛ければ程なく繋がるだろう]

 あ、ソフィア? 良かった。
 ん。……いや、今日の昼、一緒に食べない? ってだけ。
 アイリスからソフィアにデートのお誘いだよ、
 『急に会いたくなった』ってさ。

 場所、生徒会室でも良い?


【人】 鳥使い フィリップ

―― グラウンド ――

[ずりずりふらふらと歩く。
目的は、グラウンドに振り落とされた自分の制服]

[サイモンから話しかけられれば、名分にして立ち止まりながら]

……ここにいるのは、皆、一緒だからな

[小さな自嘲。青の月をふりあおいだ]

さあなあ。
例えば30秒後に死ぬと分かってて、でも、今、死を振り払うしかない、みたいな。
諦めないのは、その30秒に価値を出すだけに思える

[近くにルーカスやテッドがいるなら、騒がせたことを目礼して]

……俺はどっちも勘弁だ

[身も蓋も無い。ずりずりとまた歩きだした**]

(100) 2010/08/08(Sun) 13時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 13時半頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 13時半頃


[ラルフに頭を撫でられて少し気は紛れるけれど、窓の方を見て]

だーって、なんか違うって気がするんだもん。
何かは分からないけど、何か足りないって言うか‥‥‥。
なんだか寂しいんだよ、今の学校。

[伝説の樹に茂る葉が風に煽られてサワサワと音を立てる、蝉の声と風の音。
伝説の樹の下にぼんやりと小さく人影が見えた気がして眼を擦る。
改めて見返すとそこにはやっぱり誰も居なくて]

何か、大切なものを忘れてる気がする。
それが人なのか、物なのか、それすらも分からないけど‥‥‥。

[ラルフがソフィアに電話をかける様子にはっとして自分の携帯を取り出す、ぱかりと開いて液晶画面を見ても別段おかしなところはない]

あれ‥‥‥。
なんでだろう、携帯が使えるのが不思議な事に感じる‥‥‥。
うーん、ゴドウィン先生の言う様にまだ夏休みボケしてるのかなぁ。


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